ラウンジ三国志NET2030

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402名無しさん?
中嶋日記 その6「一斉前夜」

練兵所の横にある軍の連絡板に人だかりがあった。
武将生活に慣れてくれば、時期的に何が告知されているのかはだいたいわかる。
ウエスト2mはあるかと思われるホッピーの巨体を押しのけながらのぞくと、
そこには真っ白な紙に、達筆な文字でこう記されていた。
『1575年10月−1月−4月 能登一斉』。

ホッピーが私に気づいて、ニコニコしながら話しかけてきた。
『なかじま、おで、さらに武力あがったど、今なら素手でも300人、ヘシ折れる!』
「でも今は武将アタック封印が多いでしょう、辛くないですか?」
『ぜんっぜん、平気!』
ホッピーはケタケタと笑うと、アラブ馬のほうを指差した。
『封印されると、馬、死ななくてすむ、おで、馬、だいすき!』
勝率30%、馬想いの勲章。

1575年を逆算したところ、私の忠誠も100に届くことがわかった。
ベストさえ尽くせれば、あとは運負けしたっていい。
そこから先はふぁらの乱数が駄目なんだし、実際、女にも振られている。

雑賀衆の泣き虫最高齢・三郎を呼びつける。
「三郎、いまさらだがロッソストラーダ軍のステータスの統計が知りたい」
『はいはい、平均武力が高いですね。武特対策が大事でしょうな』
「ということは・・・とりあえず先制・武将アタック封印でロッソ軍は」
『しにます』
ある日突然、私のはちまきから海賊大将の文字が消えたことで三郎も生き生きとしている。

外で、登用拒否数No.1の怒声が聞こえた。
『あーあ、燃えすぎて、やることひとつない!雪まで溶かすことないだろう、かけやしねぇ!」
相変わらず越後の街は何もかもが燃えていた。

●【焼き討ち】ラウンジ再生省国の越後の街の鉄盾が破壊されました!(25日21時1分)