ラウンジ三国志NET2030

このエントリーをはてなブックマークに追加
400名無しさん?
中嶋日記 その4「海賊大将」

『おい中嶋、速報!速報!』
戸がガラリと開く。褌一丁の速報屋が玄関先で呼んでいる。
『やったな、おまえ海賊大将に決まったよ!』
「海賊大将?」
『ああ、おまえラウンジ板で嘆願してたろ』
この時点でだいたいの察しはついた。
誰かが私の名前を使って「海賊大将をくれ」と頼んだのだろう。
だが「それは偽者の仕業です」なんて無粋な言い方はしたくなかった。
「ありがとう、がんばります」
私がそう告げると、速報屋はわざと緩く結んでいた褌をはだけさせて
そのまま走り去った。止めても無駄だ、彼はこうすることで、不可抗力、
つまりアクシデント的に陰茎をむき出しにしているのだ。

『大将、なんかあったんですかい?』
奥の部屋から、ニュー速時代からの付き合いになる雑賀衆達が駆け寄ってきた。
「あーいやなんでもない、戦争前の守備入れ確認だとよ。」
『隠さないでいいですよ、はちまきに書いてありますよ、海賊大将って』
「・・・・」

重い空気をかき消すように古参の雑賀衆が言った。
『ニュー速時代にもらった祐筆よりいいじゃないですか!』
「あの時は、さすがにアルカパに勝手につけ替えたがな、ははは」
最高齢の雑賀衆・三郎がたまらず声を荒げる。
『しにます。中嶋さんに仕えられないなら、しにます。』
「船を雇うのは先の話・・だから、な・・」

あちこちですすり泣く声が聞こえる。
統率力215。武特には決して味わえない、この悲しみ、この一体感。

●1月:【上昇】:ラウンジの知識層・中嶋の統率力が1上がった!(24日22時6分)