ラウンジ三国志NET2030

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185名無しさん?
せいじか日記 その5

私が市況国に歩いて仕官してから、早くも4年の歳月が過ぎていた。
登用文をもらわずに仕官したことに、多少の歯がゆさは残るものの
淡々と米を撒く姿に、心の中で「ありがとう」と言ってくれてる人は
いるんじゃないかと妄想することで、自分のプライドをなんとか保つことができた。

いつものように越後の町で米蔵を開放していると、パチスロ男爵と言う武将に呼び止められた。
越後近郊の堀合戦で懐が潤っているのか、首や手には伽羅やら真珠の数珠がじゃらじゃらと付いていた。
『おう、いつもありがとな、おまえさんもたまには兵器雇ってガツンと一発どうだい?』
「いえいえ、こっちは歩いて仕官している身、武官さんをサポートするのも悪くはないですよ。」
『ははは、そうかそうか、まぁ俺みたいに知力が高いと出兵せざるをえないんだよな、
 それでも兵回復が使えるから統率バカより治安には優しいんだがな、がはは』

武官という職業はこれくらいのあさましさがないとやれないんだろうなと心の中で思っていると
男爵は去り際に、使わないからと獣骨の数珠をくれた。私も使わないのだが。

今のところ町は平和に見えた。
だがしかし、織田がひたひたと越後に近づいてきているのがわかった。
軍事と羅運寺一向宗に挟まれた越後、伊豆の時と同じ匂いがする。
兵器を雇ってガツンと一発・・・織田の顔面に放つことができたらどんなに気持ち良いだろう。

復興ばかりじゃオフ手抜きと思われそうなので、軽く東北の偵察をして1607年12月を終えた。