せいじか日記 その2
軍事が攻めてくる・・・その噂に甲斐の町は大騒ぎだった。
市況に仕官して早4ヶ月、忠誠の気持ちはあるのだが、その数値は
依然として低く、私は、混乱する甲斐の住人たちを
都市復興でなだめ、甲斐に留まるように説得するのが精一杯だった。
武蔵に突撃して負傷した武将たちが次々と運ばれてくる。
羅運寺の一向宗は依然、武蔵で強い抵抗を続けていた。
脚にプロシュートの知力攻撃を受けた武将が叫ぶ。
「もう無理だ、武蔵は落ちない・・・早く逃げるべきだ」
1603年10月はもう間近に迫っている。
織田は果たしてどういう出方をするのだろう。
悔しいというより、また防戦か・・・そんな暗い気持に包まれながら
東北への道を目指した。