圧倒的な質量のものが俺の中に…。
やっぱり最初はものすごく痛くて、痛いなんて口にしたら余計にそんな気がしてきて。
どうしようもない、逃げたい気持ちでいっぱいになっていく。
そんなつもりなんて無くて、だけどこの時ばっかりは自分の身体が自分だけのものじゃなくなる感覚。
痛いとか、それだけじゃなくて…何となく満たされる感覚。
痛いだけじゃなくて……
段々と動きがかみ合って、伴って波の様にうねる快楽に身を任せるままに身体を揺する。
いいところに掠る度に上がる上ずった声に煽られノせられる。
肩にかけた足が突っ張る様に痛いほど緊張してる。
流される様に俺の口からも吐息交じりの声が漏れる。
ぴったりと身体と身体が合わさる感触。
上り詰める、相手の訴える様な俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
相手の背中をかき抱くと密着する体温がキモチイイ。
片腕が俺の手に絡み付いて掌を重ねられる。指と指、絡めて…。
相手の声と身体に誘われる様にお互いが高まっていく。