ACT.449

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707名無しさん?
シャツの前ボタンを寛げていく。
規則正しく上下する胸に伴って吐かれる吐息が熱い。
指先を辿らせると、俺の身体の下に居る相手の手が俺の洋服の裾から手を滑り込ませる。
止せばいいのに、行為の時にはとみに不器用になる指先が震えている。
無理しないでよ兼ちゃん。
そうじゃないって分ってはいるけど、嫌なのかなって思っちゃうじゃん。
でも、そんな震えてまでもちゃんと応えようとしてくれてるんだね。


少し冷たい手が俺の肌を擽る。ボタンをゆっくりと…相手のペースで解かれていくのに、
まだ全然慣れる事のない俺の身体が意図せず緊張してる。
王子が服を着てるままだから、緊張する自分を隠すようにその服に手をかけるも…上手く脱がす事が出来ないでいる。
わき腹を辿る指が時折俺のくすぐったい部分に触れて…直接前にクる。
やっぱり…何時まで経ったって慣れない。


胸の突起に唇を落とした。
舐る様に舌を這わせる。身を捩る相手の動作に、片足に体重をかけてズボンの上から前を掌で撫でる。途端に息を呑む音と俺の服を脱がせにかかっている指が途中で止まる。
動き辛いGパンのファスナーの上から指先で業ともどかしい刺激を与えていく。
何時も何か言いたそうにするんだけど言葉にはしてこない。
だけど言いたい事を口にしない。感じてる事、どうしても隠そうとする。
一度位はセックスの時に思ったまま感じたままの兼ちゃんを見せて欲しいと思う。
だけど俺も言葉にしない…お互い様かもしれない。