ACT.449

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544名無しさん?
俺は椅子に座って眺めている。
跪き、真田が狂ったように貪るその様を。
俺は名を呼ぶ他に何も言わない。言わなくたって分かる。
真田も何も言わずに俺の足元に膝をつく。
無骨な手にダラリと投げ出した足を捕らえられた。
今日はそっちか。そんなことを思っている間に靴紐を解かれ、
あっという間に真田に右足を隠す全てを剥ぎ取られた。
テニスシューズも、靴下も、すべて床に投げ捨てられ。
几帳面な真田らしからぬ行為にその余裕のなさが伺える。
そして愛おしむ様に真田は俺の脚を撫でると、そっと口付けた。
まるで忠誠を誓うかのような唇に、俺は微かに笑みを浮かべた。
繰り返される啄ばむような口付け。そっと赤く熟れた舌が覗く。

「……っ」

熱を持った舌が這わされ、瞬間、思わず息を呑んだ。
触れたところからビリビリと感じてしまった。
その舌は的確に俺の感じるところを責めてくる。相変わらず飲み込みの早い奴だ。
最初の頃は、ただの舐めるだけの行為にくすぐったさともどかしさしかなかったというのに。
最初の頃は、行為を強いるだけで酷く嫌がられたというのに。
泣きそうな表情で許してくれと請う真田の姿を思い浮かべた。