1 :
名無しさん?:
海老が旨い!書こうぜ?
2 :
名無しさん?:2007/05/26(土) 20:46:06 ID:???
これはこの俺が大魔王にのしあがるまでの物語である
まず俺は悪魔だった
悪魔であるからこその誇りがあった
しかし俺は悪魔でい続けるつもりはなかった あくまで上に上り続けるのだ
あるひ転機がきた
それは今の魔王 いいかえると仙台の舞おうを暗殺するのだ
そのみsっほnはmずかしすぎて俺にはできねえとおもった
しかしなかまがいたんぼだ
俺の仲間はみな見方
たとえ魔王でも俺の味方をしてくれた
みかtがいるからこそ狙えrうあの玉座
それから俺は腰淡々とあの玉座をねらっていたのだ
3 :
名無しさん?:2007/05/26(土) 20:47:27 ID:???
あるひ偵察係の同僚が魔王に怒られていたのを見た
俺の味方には偵察などこまごまできる仕事できるやつはいない
これは仲間に取り込むべきだと思った
偵察係が仲間になった後
俺はただ単に
そして魔王になったのだ
4 :
名無しさん?:2007/05/26(土) 21:05:42 ID:???
一方、宇宙ステーションでは
5 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/26(土) 21:08:01 ID:OR2zgGQF
シャープペンシルを使った
6 :
名無しさん?:2007/05/26(土) 21:42:10 ID:???
ほほう
7 :
みゆる:2007/05/26(土) 21:43:03 ID:???
ヾ(´ε`*)ゝ
8 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/27(日) 06:23:38 ID:DybW5oG1
子供の頃、俺等は道を歩いてると、よくウンコを踏んだ
それは遥かなる未来を、希望を、夢見て空を見ながら歩いてだからだ
やがて俺等は大人になった
最近、俺達は道を歩いててもウンコを踏まなくなった
でも、その分ウンコよりも大切な何かを踏みにじってしまったのかも知れない
9 :
名無しさん?:2007/05/27(日) 08:08:04 ID:???
そう感じ始めて8年
俺はウンコ観察調査を続けている。
洋式トイレではよく観察できないので、某高級百貨店で購入した
景徳鎮のオマルを使い、鋼鉄製の箸とスプーンを使って
様々な角度からウンコを見つめている。
毎日、用をたしたあと、俺はそのオマルを抱え
三畳ほどの研究室にこもり、出したばかりのウンコを隅々まで調査する。
色つや、重量、長さ、太さ、硬さ、柔らかさ、
粘り気、とろみ、水分、味はもちろん、
血の付着の有無、未消化物の標本化、
寄生虫の捕獲、玉になっているウンコの中身、
輪切りにして見られるウンコ層から形成過程について等等。
その他、道端に落ちているウンコ達の蒐集や、
人気の無い山肌にひっそりと残されたキジ撃ち後のウンコの採集と
使用されたちり紙の鑑定。
駐車場の車と車の間に産み落とされ、表面がうっすら固まった下痢便の調査。
駅の男女トイレに残された、流れない巨大ウンコの寸法採取と写真撮影。
流れる事のができず、ゆらゆらと洋式トイレから突き出る「一本グソ」の硬度調査と写真撮影。
そしてそれらのウンコがいかなる人物から産み落とされたモノか確認する追跡調査。
正直、俺1人ではやっていけない作業だ。
だが、やらねばならない。
おっと、時間だ。
俺はもう行かなければならない。
10 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/27(日) 22:32:40 ID:DybW5oG1
【この世は無情である】
ちっちゃい子がお母さんに買ってもらったソフトクリームを嬉しそうに持っスキップしていた
次の瞬間俺の目の前で段差に躓いてソフトクリームをぶちまかした…
この世は無常である
どんなに綺麗で美しい人も、やがて年をとり醜く朽ち果てる
この世は無常である
六年ぐらい土の中で一生懸命生活して、やっと地上に出てきた蝉さんは、大半がチェリーボーイで死んでいく
この世は無常である
滅茶苦茶苦労して七つ集めた何でも願いが叶うというボール
七つ集めて見ても言葉が違うから願いを叶えられなかった
宇宙も無常である
極悪非道、残虐無常を謳っていて、ダサいペインティングを顔にして毒きりを吐けば盛り上がると思っている悪役プロレスラーザ、グレートムタ
中身は武藤である
まあ、この世がこんなに無常なのはオクラの性である
だから、俺のサラダにオクラを入れた奴は何人たりとも決して許さん
細切れにしてミンチにしてぶっ殺す!!!!!!!
11 :
名無しさん?:2007/05/27(日) 22:57:44 ID:???
アイグー
12 :
名無しさん?:2007/05/28(月) 18:51:05 ID:???
13 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/29(火) 19:04:47 ID:ytJ71lRg
...so...suck!
14 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 19:59:55 ID:6X5Ua4g8
サザンクロススレか?
15 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 20:38:06 ID:6X5Ua4g8
サ サ ゙ンのト リビア
16 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 21:10:16 ID:6X5Ua4g8
ドモ〜
17 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 21:15:26 ID:???
あっ、そこじゃない、もっと上よ!
18 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/29(火) 21:47:42 ID:ytJ71lRg
『なまえのないかいぶつ』
彼には名前がなかった
ただ、不老不死の体を持つ、人を超えた生物だった
水を飲まずとも、物を喰わなくとも、死ぬことの無い完璧な生命体だった
ある日、怪物は怪我をした
とても大きな怪我だった
それを見かねた一人の少女が手当てをし、名前が無い怪物に名前を付けた
怪物はそれから、その少女と親しくなり、いつも一緒に遊んだ
自分に名前を付けてくれた、その少女が好きだったのかもしれない
だが、ある日を境に少女は彼の元に来なくなった
彼は待ち続けた、、、何年も、何十年も、気が遠くなるような年月を、、、
19 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/29(火) 21:54:54 ID:ytJ71lRg
続き
彼は待ち続けた、、、何年も、何十年も、気が遠くなるような年月を、、、
更に、長い永い時が流れた、、、
彼は、その頃、人を喰う化け物として、人間から恐れ、忌み嫌われていた
別に彼は人など喰わなくとも生きていけるはずだった、、、
人を喰い始めた理由など当の昔に忘れていた
それほど長い長い年月が経っていて、彼にはどうでもいい事だったのだ
やがて、さしものの彼も遂に人間に捉えられ、処刑される日が来た
不老不死だったはずの体も、人間の執拗な攻めにより崩れ落ちる日が来た
自分の体が崩れ落ちる音と共に怪物は全てを思い出し理解した
自分が人を喰い始めたワケも、不死の体が崩れ落ちていく訳も
彼は人間になりたかったのだ...
そして、自分に初めて名前を付けてくれたあの子にもう一度逢いたかったのだ
そして、彼は理解した。
名前を付けられた、あの日、自分も死に捉われてしまったという事を、、、
彼は理解したのだ、、、
『死に、名前を呼ばれる瞬間に、、、』
おしまい
20 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/29(火) 21:59:37 ID:ytJ71lRg
携帯から書くと文字制限があってだめだな
21 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 22:24:39 ID:6X5Ua4g8
サ・ザンノート・リビア!!!
22 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 22:42:30 ID:???
サガットのは小説とゆうか詩に近いな
23 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 22:58:49 ID:6X5Ua4g8
おまいらすごすぎ。このスレに光あれ
24 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 23:22:57 ID:6X5Ua4g8
ぬるぽ
25 :
名無しさん?:2007/05/29(火) 23:55:06 ID:6X5Ua4g8
サザンのトリビアをNGにしてる
26 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 00:19:14 ID:u0od5tl0
名スレの予感…
27 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/05/30(水) 00:54:35 ID:+lS7XJP0
∞
(・∀・)切ない系の話し好きだよどんぐりの精
28 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 22:40:51 ID:UAD3F3Kz
「どんぐりころころどんぐりこー♪
お池にはまって、さあた・・」
「もうかえるわよー!」
公園の外から母親の声が聞こえてきた。
僕は隣にいたみよちゃんに「ばいばい」と告げてその場を去ることにした。
もうあたりは暗闇に包まれる一歩手前という感じだ。
公園には僕とみよちゃん以外もう誰もいなかった。
みよちゃんは明るく
「また明日ね」
そう言ってにっこり笑った。
僕は母親と手をつなぎながら公園を出た。
公園を2歩ほど出たところで1度だけ振り返ると、みよちゃんはまだ砂場で遊んでいた。
次の日のことだ。
みよちゃんが、行方不明になったという知らせを聞いたのは・・・
29 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 22:44:51 ID:UAD3F3Kz
僕と母親が最後にみよちゃんの姿を見たということで、
警察からいろいろ聞かれた。
しかし、みよちゃんの行方など知る由もない・・。
「公園の砂場に残されていたこれだけが手がかりです」
そう言って警察の人が僕に差し出したもの、それは昨日
僕とみよちゃんが遊びに使っていたどんぐり5個だった。
「唯一の手がかりがどんぐりか・・まったく訳が分からなねぇぜ」
「バカヤロウ!こういった小さな手がかりを無視していたら事件は解決しねぇんだよ!」
警察の人がいがみ合っている中、僕は昨日のことを出来る限り思い出そうとしてみた
30 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/30(水) 22:49:28 ID:RDROvDvF
〜歪んだ愛〜
あるところに少し心が歪んだ少年が居た…
少年は母親に甘やかされて育ち、どんどん歪んでいった
ある日、少年の父親が身重の母親を置いて、前々から親密な関係にあった女と駆け落ちした
それ以来、少年の母親は、愛した男の面影の残る少年をますます溺愛していった
そんな状況に陥った少年が歪みきるまで、それほど時間は要らなかった
ある夏の暑い夜、少年は暑さでイライラしていた
その夜、いつも以上に、幼い妹の夜泣の泣声が少年の癪に触った
母親は仕事でいなかった…
だから少年は泣き止まない幼い妹を、その日、殺した…
死体は家の井戸へと捨てた
次の日、さすがに多少気になり、少年が井戸へ死体を見に行くと死体は消えていた…
そして、五年後、少年は些細な喧嘩で友達を、殺した…
死体は又、井戸へと捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた…
十年後、少年は酔った勢いで孕ませてしまった女が邪魔になり殺した…
死体は井戸へと捨てた
次の日、見に行くと死体は消えていた…
十五年後、少年は嫌な上司を殺した
死体は井戸へと捨てた
次の見に行くと死体は消えていた
二十年後、若くして呆けてしまい介護が必要になった母親を殺した
死体は井戸へと捨てた
次の日、死体を見に行くと、死体は消えていなかった
次の日も次の日も死体は永遠に消える事は無かった
少年はその時、初めて、ムシケラだと思っていた母親の、歪んだ深い深い愛情を知った
少年はその日初めて心の底から泣いた
...少年は...泣いたのだ...
31 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 22:49:47 ID:UAD3F3Kz
昨日・・・小学校が終わってみよちゃんに一緒に遊ぼうと誘われて・・・
そんで公園に行って・・・どんぐり拾って・・・砂場で遊んで・・・
「あっ、そういえば・・変な男の人がいたかも・・」
僕がボソっとつぶやいた言葉を警察の人たちは聞き逃していなかった。
「ぼく、それはどんな男だった!?」
必死に思い出そうとした。しかし、思い出せたのは・・
「えーとね、どじょうみたいな人だった・・気がする・・」
「どんぐりにどじょうか・・
これはまさに『どんぐりころころ誘拐事件』ですね、山さん!」
「バカヤロウ!そんな呑気なこと言ってる場合か!」
警察の人がいがみ合っている中、僕は昨日のことを出来る限り思い出そうとしてみた
32 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/30(水) 22:50:58 ID:RDROvDvF
ごめん、割り込んだ形になった
33 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 22:51:52 ID:UAD3F3Kz
童謡 どんぐりころころ
どんぐりころころ どんぶりこ
お池にはまって さあ大変
どじょうが出て来て 今日は
ぼっちゃん一緒に 遊びましょう
どんぐりころころ よろこんで
しばらく一緒に 遊んだが
やっぱりお山が 恋しいと
泣いてはどじょうを 困らせた
通常はこの2番までで歌詞は終わりのはずだった・・。
しかし、この歌にはまだ続きがあったのだった
34 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 22:53:51 ID:UAD3F3Kz
>>32 ノープロブレムです
恐るべきことが発覚した・・。
原曲には三番の歌詞はないのだが、、
朝日新聞(大阪・2002/03/20夕刊)の記事「あなたの謎とき隊」によりますと、
次のような作詞者不詳の三番の歌詞が歌われているようだった。
どんぐりころころ ないてたら
なかよしこりすが とんできて
おちばにくるんで おんぶして
いそいでおやまに つれてった
35 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 22:57:35 ID:UAD3F3Kz
「山さん・・これは・・・」
「これはやばいな」
もしも、どんぐりころころの歌を元にした誘拐事件だとしたならば、
2番ばでならまだいい。
誘拐されたみよちゃん(どんぐり)は泣いては誘拐犯(どじょう)を困らせた
という符号で終わる。
しかし、この作者不詳の3番をもしも犯人が知っていたとするならば・・・
「つまり、誘拐犯以外の何者かがみよちゃんをおんぶして
山奥へ連れ去っていってしまうと読み取れる・・。
みよちゃんが危ない!!」
「ああ、そうなるな。すぐにこのあたり一帯の山を調査しよう!」
どんぐりころころ誘拐事件は、あらぬ方向へと発展していった・・
36 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 23:01:52 ID:UAD3F3Kz
37 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 23:06:25 ID:UAD3F3Kz
保育士をしておられる花本さん(23)が、
子どもたちと歌っている「どんぐりころころ」の3番の歌詞は、
次のとおりです。(o^-^o) (2004/11/14)
どんぐりころころ ないてたら
やさしいハトさん とんできて
やままでおくって くれました
どんぐりおれいを いいました
その歌詞を六田が言った直後、みよちゃんは鳩山議員の車で自宅へと送られてきた。
「おじさんばいばい!」
「また遊ぼうね!」
そういって鳩山はどこかへ走り去った。
38 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/30(水) 23:10:03 ID:RDROvDvF
鳩山はロリコンの未成年略奪野郎だと言う事か
39 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 23:11:13 ID:UAD3F3Kz
「じゃあ、どじょうって一体誰のことだったんだ!?」
「そんなの誰でもいいじゃないですか、みよちゃんが無事ならば」
そう言って、探偵六田伍郎は幕を閉じた。
その場に居た全ての人がその言葉に涙を流した。
終わり ¶
40 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 23:12:27 ID:UAD3F3Kz
書いてた飽きた
41 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 23:40:07 ID:UAD3F3Kz
「こんなのこんとんじょのいこ」
そう言ってタバコを吸いながら呟く一人の男がいた。
ガラムノンフィルター10の煙が彼の肺を圧迫する。
しかし、吸殻には15本もの煙草の山が積まれていた。
子役時代から今まで、彼の生きてきた道に立ち止まる
という言葉はなかった。
今までも、そしてこれからもないだろう、彼はずっとそう思っていた。
「ねぇ、カズキ愛してる」
「俺もだよ、yumi」
熱い抱擁を交わし、彼はベッドの上に札束を投げ捨てた。
「これ、今月の分な」
これはカズキの愛と失望の物語である・・
42 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 23:49:25 ID:UAD3F3Kz
彼が自分自身というものを認識したとき、彼はラーメン屋の息子であった。
あれは現実ではないんだよ、お芝居の中だけの話だよ
という人もいたが、彼自身にとって、役者である自分よりも、
ラーメン屋の息子「小島シン」がもっとも自分らしい存在であった。
しかし、一方でカズキという自分は確かに存在し、他の役もこなすようになると
そういった考えもだんだんと薄れていった
「俺は橋田壽賀子ファミリーのカズキ様だ!
俺に逆らう奴は容赦しねぇ!」
43 :
名無しさん?:2007/05/30(水) 23:54:39 ID:UAD3F3Kz
そんな彼に恋をした女の子がいた。
フルート奏者のyumiという女の子だ。
「はじめまして!好きです。付き合って〜」
そんな突然の告白にもカズキは驚かない
「月200万契約でいいかな?」
世の中全て金、名声と思いこんでいるカズキにとって
愛なんてものはわずらわしいものだった。
44 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 00:00:39 ID:UAD3F3Kz
そんなカズキにシングルを出さないかという話が出てきた。
つんく
「yo!えなりくん。
わいの曲で一発当てへんか!」
えなり
「いいよ!
タイトルは?」
つんく
「これはいいでぇ!
おいらに惚れちゃ怪我するぜ
これええやろ?」
えなり
「じゃあ、それで・・」
本当はいやだったが、つんくには断れないえなりであった・・
45 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 00:07:27 ID:881TypmT
で、とある日殺人がおきた。
なんとえなりが殺人犯として逮捕されてしまったのだった
事の顛末はこう
「温泉に行きたい」
いつも渡る世間の収録中、えなりはこう言っていた。
しかし、ハードスケジュールの中、なかなか休みが取れるわけもなく、
えなりのイライラは頂点に達していた
右手には包丁が握られていた
46 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 00:13:52 ID:881TypmT
殺されたのは石井ふく子(渡る世間は鬼ばかりプロデューサー)
動機としては、プロデューサーが死ねば温泉にいけると
踏んだ出演者、つまりえなりの名が挙げられた。
「僕じゃないですよ!
殺すのはこんとんじょのいですよ」
しかし、右手には血のついた包丁が握られている。
誰がどう見ても彼が犯人であることは間違いなかった。
「最近の彼はどうもおかしかったんです」
全てのスタッフがえなりに違和感を感じていた
しかし、実際にえなりは殺人を犯していない・・。
47 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 00:18:46 ID:881TypmT
まーいろいろとあって、事件は解決した。
殺人を犯したのは 彼の別人格「小島シン」ということが発覚。
えなりは無罪であったが、精神病院へと運ばれそこで一生を終えた。
「どうして夏休みも店を手伝わなきゃいけないんだよ!
俺だってたまには羽を伸ばしたいんだよ!」
そう!
仕事に疲れたえなりと、ラーメン屋が忙しくて疲れた小島シンの
心が、殺人の時に入れ替わってしまったのだった。
48 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 00:21:51 ID:881TypmT
フルート奏者のyumiは後のこう語っている
「やっぱり沢村一樹さんはかっこいいです!
えっ!?えなりかずきくんですか?
あんまりタイプじゃないかな・・」
終わり ¶
49 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 00:32:26 ID:???
この失速感がたまらないwwwwwwwwwwww
50 :
(メ○Д・)ノ:2007/05/31(木) 00:36:55 ID:4GIteamq
できれば永く続く良スレにさせたい
51 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/05/31(木) 00:37:09 ID:IH7ybbuq
∞
(・∀・)タイトル
こんとんじょのいですよ
のセンスが光ってる作品ですね
感動しました
52 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 00:39:40 ID:099V2/yv
はえーなw
53 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/05/31(木) 00:41:27 ID:IH7ybbuq
∞
(・∀・)別にタイトルじゃなかったw
∞
(・∀・)どんぐり〜
55 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 21:53:55 ID:???
test
56 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 23:41:55 ID:???
ちょっと小説失礼します。
57 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 23:45:28 ID:???
タンガーデミンザーン物語 最終章 タンガーデミンザーンは光と共にに……
魔王城最上階暗黒の間。光の勇者カインと、闇の大魔王ディストの戦いは熾
烈を極めていた。
『――くっ……!このままでは……!』
カインは激しい闇の魔法の嵐に、ガクッと片膝をついた。体はボロボロで、
タンガーデミンザーンの神殿で清められた光の鎧と光の盾も、所々が傷つき、
欠けている。
『勇者カイン……お前では私は倒せまい。もうタンガーデミンザーンも何もか
も諦めて、永久の眠りに付くのだ……』
黒いローブが風にはためき、魔王ディストの地鳴りのように重々しい声が木
霊する。
『ふざけるな! 俺は必ずお前を倒す! 世界のために、そして、タンガーデ
ミンザーンのために!』
カインの声に呼応するように、最強の剣――光の聖剣だけが、希望の灯火の
ように強く光り輝いた。
『フフフ……愚かな。そんな体で何ができると言うのだ……。世界は、そして
タンガーデミンザーンは私のものとなるのだ!』
魔王ディストの手の平から、闇の魔法が放たれた。黒く輝く魔法の弾丸は、
研ぎ澄ませたタンガーデミンザーンのように鋭く、一直線にカインを襲う。
『くそ……っ!』
58 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 23:46:48 ID:???
×共にに
○共に
59 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 23:49:15 ID:???
その時だった。
『障壁魔法(バリア)!』
透き通った、まるでタンガーデミンザーンを奏でたような美しい娘の声が響
き渡ったかと思うと、光の六角柱がカインの体を包んだ。闇の弾丸が光の障壁
にぶつかり、黒い光が霧散した。
『……! セレア!』
そこにいたのはクレリックの少女、セレアだった。そしてカインを闇の魔法
から守ったのは他でもない、彼女が行使した障壁魔法(バリア)――あらゆる
攻撃を跳ね除ける、清らかに輝く守りの壁。
『セレア……。どうしてここに……』
『カイン、1人で行ってしまうなんて酷いじゃない! 私だって、この世界を、そ
してタンガーデミンザーンを守りたい気持ちは一緒なのよ』
『すまない……。セレア、一緒に戦ってくれるか? 世界と、タンガーデミン
ザーンのために』
『もちろん! 世界を、そしてタンガーデミンザーンを守りましょう!』
2人が笑顔を交わす。そして暗黒の大魔王に、勇ましく向き直った。
『小癪な……。1人増えたところで同じことよ……。タンガーデミンザーンを
手にするのお前達をまとめて消し去ってからだ……!』
魔王ディストの両手の平から、極大の暗黒の柱が放たれた。
『下がって! ……障壁魔法(バリア)!』
かざした杖が輝き、光の壁が2人を包む。黒く輝く光の柱が、聖なる光の壁
に衝突する。タンガーデミンザーンの山に吹き荒れる嵐を髣髴とさせる轟音と
衝撃が、空間を埋め尽くした。
60 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 23:50:54 ID:???
『くっ……! 押される……!』
光の壁が、嵐に震える窓ガラスのようにガタガタと揺れていた。
『この世界と、タンガーデミンザーンは私のものだ!』
氷のような瞳がカッと見開かれた。暗黒の柱が、さらに勢いを付けて光の壁
を襲う。セレアもすかさず杖をかざし障壁の強度を上げたが、強大すぎる暗黒
の一撃には勝てなかった。
聖なる壁が音を立てて砕け散る。光の欠片が、暗黒の風の中で、光の吹雪が
舞った。
『うわああああああああああああああああっ!』
『きゃああああああああああああああああっ!』
激しい衝撃に、2人の体は遠く跳ね飛ばされた。天高く駆ける、タンガーデ
ミンザーンのような美しい放物線を描いて。
『フフフ……。これで分かっただろう。タンガーデミンザーンの恩恵を受ける
に相応しいのは、この私なのだ。』
『くっ……ふざけ、るな……! タンガーデミンザーンは……お前のようなヤ
ツには絶対に渡せない……』
『そうよ……。タンガーデミンザーンは、山から出しては、いけない……!』
『傷ついた体で何を言う……。もうそろそろ終わりにしてやろう……』
61 :
名無しさん?:2007/05/31(木) 23:55:23 ID:???
×中で、光の吹雪が
○中で吹雪のように
62 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 00:01:22 ID:???
サッとかざした手から、立て続けに5本の暗黒の槍が降り注ぐ。2人は間一髪
で直撃を避けたが、もう次の攻撃を避ける自身はなかった。
『このまま、タンガーデミンザーはあいつの手に堕ちてしまうのか……っ!』
カインが怒りに拳を握り締める。
『カイン、諦めてはだめ。もしタンガーデミンザーがディストのものになれば、世
界は大変なことになってしまう』
そう言い、セレアはカインの両肩に手をかけた。サファイアブルーの瞳を固
く閉じ、精神を深く集中させる。金糸のような髪が、聖なる魔力の風に浮き上
がった。
『治療魔法(ヒール)!』
優しい、清らかな光がカインの体を覆う。それはまるで、タンガーデミンザ
ーンのように暖かな光だった。
『……!』
カインの傷付いた体が、見る見る内に癒えて行く。セレアの、渾身の力を込
めた魔法だった。
63 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 00:06:29 ID:???
『セレア……』
『これが私にできる精一杯……。だから、今度はあなたが……タンガーデミン
ザーン、を……っ』
言い終わらないうちに、セレアはガクッとその場に崩れた。
『セレア!』
『私なら大丈夫……。だから……タンガーデ……ミンザーンを……。』
力ない、か弱い笑顔。しかし、それはタンガーデミンザーンの言い伝えに出
てくる、タンガーデミンザーンの女神を思わせる美しさを持っていた。
『分かった……。君はゆっくり休むんだ……タンガーデミンザーンは必ず守っ
てみせる』
セレアの体をゆっくり床に横たえ、カインは勇ましく立ち上がった。セレア
の、タンガーデミンザーンのように強力な治療魔法で、もう傷の痛みも脚のふ
ら付きもなかった。魔王を見据えるその両目は、タンガーデミンザーンの色に
強く輝いていた。
『フン……無駄な足掻きを。』
『お前には渡さない……! この世界も……タンガーデミンザーンも……!』
聖剣が太陽のようにまばゆい光を放つ。勇者カインは大地を蹴り、猛然と駆
け出した。
『黙れ黙れ黙れ……っ!』
魔王の両手から、聖なる壁を打ち砕いた極大の暗黒が放たれる。暗黒の柱は、今
にもカインを飲み込もうとしている。
『ああああああっ!』
カインはタンガーデミンザーンの如く天高く飛翔し、自分を食らわんとする
黒の柱に飛び込んだ。剣を大きく振りかざし、輝く刃を闇に食い込ませる。
64 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 00:18:16 ID:???
『くらええええええええええっ!』
聖剣の聖なる光がが、黒い光の柱を裂いて行く。この世界の希望も、タンガ
ーデミンザーンも、この1人の青年の肩にかかっていた。
『おのれぇぇっ!』
魔王の怒号と共に暗黒の柱はさらに強大なものとなった。膨大な魔力の放出
に、黄金の腕輪が粉々に砕け散った。
黒の激流が、白い光を押し戻し始める。
『くっ……!』
闇の衝撃に息が詰まり、意識が霞んでいく。しかし、ここで諦める訳には行
かなかった。
カインの脳裏に、今までの冒険で出会った人々の顔が浮かぶ。――聖剣を鍛
えてくれた鍛冶屋のザッシュ。孤児のカインにとって母親代わりだった、酒場
のレイナおばさん。タンガーデミンザーンの神殿の巫女、フローラ。タンガー
デミンザーンの真の言い伝えを教えてくれた歴史学者のポップ。タンガーデミ
ンザーンの歌を歌ってくれた吟遊詩人のデイジー。タンガーデミンザーンのお
菓子を食べさせてくれたおばあさん。タンガーデミンザーン模様の犬。
そして、村の幼馴染であり、辛く長い旅路をずっと共にしてきた一番の仲間、セ
レア……。
この人たちの笑顔のためにも、そしてタンガーデミンザーンのためにも、こ
こで負ける訳には行かない!
『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!』
聖剣の輝きが弾ける。眩い光が、闇の激流をどんどん突き進んで行く。
『く……くそぉぉぉっ……!』
暗黒の魔王はもう目の前だった。暗黒の光が、花のように散って行く。
ティナは、息を呑んでこの光景を見守っていた。これはまさしく伝説の再現。
タンガーデミンザーンの言い伝えに残る、<光のタンガーデミンザーンと闇の
タンガーデミンザーンの戦い>そのものだった。
∞
(・∀・)続きと言うか結末はどうなったの?
光と闇は表裏一体って感じ?
66 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:02:13 ID:???
カインは懇親の力を込め、再び光の剣を振り下ろす。
『くらええええええええええええええええええええええええええええええええ
ええええええええええっ!』
一閃。
光の筋を残し、カインが地面に着地した。
『……』
しかし、魔王ディストはピクリとも動かなかった。タンガーデミンザーンの
石のように重苦しい沈黙が、空間を支配する。
その時だった。
『……っ! ……うぅっ……!』
魔王が身じろぐ。すると、カインが貫いた胸の辺りから、幾筋もの白い光の
帯が溢れ出した。
『ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああっ!』
地獄をここまで持って来たかのような恐ろしい絶叫。カインは、ただそれを
黙って見つめていた。
『お……のれ……! 勇……者……! タン……ガーデ……ミン……ザアアア
アアアアアアアアアアン!』
断末魔の叫び声を上げ、暗黒の魔王ディストは眩い光の中に消え去っていった……。
67 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:03:00 ID:???
魔王の間に静寂が訪れる。
『カイン!』
セレアが杖で体を支えながら、こちらに歩み寄ってきた。よろけて転びそう
になったところを、慌てて抱きとめる。
『無理するな』
『大丈夫……。でも、もう終わったのね……タンガーデミンザーンは守られた
のね』
輝くサファイアブルーの瞳がカインを見つめる。
『ああ、もう全て終わったんだ……タンガーデミンザーンは守られたんだ』
カインは優しい眼差しで、彼女を見つめ返した……。
魔王城の屋上。
永遠を思わせた長い夜は、すでにどこか遠くへ走り去り、タンガーデミンザ
ーンのように清浄な、水色の空が朝日の再来を待ち望んでいた。
少し肌寒い朝の空気に、2人は身を寄せ合い、空ただを眺めていた。
68 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:04:37 ID:???
『タンガーデミンザーンのために諦めないで、挫けないで本当に良かった……』
セレアが呟く。
『ああ……皆の明日が守られたんだ。そして、タンガーデミンザーンも』
カインが、言った。戦いを終えた後の、とても穏やかな声だった。
『ええ……タンガーデミンザーンはこれからも、爽やかな目覚めと、安らかな
眠りを私達にくれるのね……』
優しい朝の風が、2人の頬を撫でて行く。
『なあ』
『何?』
『村に帰ったら……2人で暮らさないか……?』
『え?』
セレアは思わずカインの顔を見る。サファイアブルーの美しい瞳が、驚きに
パッと見開かれていた。
『こんなこと……迷惑……だったかな?』
眉を下げ困ったように笑い、頭をポリポリとかく。
セレアは一瞬、泣きそうに顔を歪ませると、
『そんな訳ないじゃない!』
と、勢いよくカインに抱きついた。
『……っ! じ、じゃあ……』
『言わなくても分かるでしょ?』
そう言うと、潤んだ瞳を隠すように、カインの胸に顔をうずめた。
『ありがとう……セレア』
セレアの肩を抱き、幸せをかみ締めるかのように目を閉じる。
朝日が差した。眩い光が、世界を、そして2人の姿を黄金色に染め上げてい
く。それは、タンガーデミンザーンのような、とても優しく清らかな光だった。
完
69 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:08:02 ID:???
バカ小説を思いっきり書いてみたかったんです^^;
それでは、失礼致しました。
70 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:08:18 ID:???
タ ン ガ ー デ ミ ン ザ ー ン っ て 何 ?
72 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:28:52 ID:???
「ハコの中の失楽」
差し出されたのは、何の変哲もない古ぼけた箱だった。
大きさは10cm×10cm×10cm、決して大きくはなく、小さくもなく、そんなサイズだった。
箱を差し出した男はこう言った。
「この箱の中には、ありとあらゆる快楽の種が入っております。
しかし、決して中を開けてみようなんて思わないで下さい。
この箱を開いたあなたには、間違いなく天罰が下りますよ・・」
私は、あまりの馬鹿馬鹿しさにプッと吹き出してみせた。
くだらない。何が快楽の種が入った箱だ。
開けてみなきゃ本物かどうか分かるわけないじゃないか。
人を馬鹿にしやがって。
73 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:36:30 ID:???
私がこの箱を手にするまでに至った経緯を説明しておこう。
私は以前は心の底から裕福だった。
仕事も家族も友人も財産も、私の周りの者以上に持ち、
周囲から、そして私自身も幸福だと言わざるを得なかった。
やることなすこと全てが私の想像以上にコトが進む。
この歳で私は家政婦を10人も雇わなければならないほどであった。
しかし、それもある男の存在で全てがダメになった。
男は「ハコの中の失楽」という奇書を持っていた。
彼が言うには、その本にはありとあらゆる失楽が詰まっており、
それを私に向けて差し向けた・・とそういうのだ。
最初は全く気にしていなかったのだが、みるみるうちに私の周りから
運が消えていった。そして経営していた会社は潰れ、借金を背負う事となった。
金で動いていた人間はどうでもいい。
愛する家族までもが私の元から離れていった。
私は全てを失った
74 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:42:29 ID:???
借金取りに追われ、私は住む場所も無くなり仕方がないので
ホームレスにならざるを得なかった。
私を助ける者は誰もいない・・。
そんなある日、公園で顔を洗っているとその男は現れた。
「この箱の中には、ありとあらゆる快楽の種が入っております。
しかし、決して中を開けてみようなんて思わないで下さい。
この箱を開いたあなたには、間違いなく天罰が下りますよ・・」
大体、ハコの中の失楽という本を持っていた男を私は少し恨んでも
いる気持ちもあるのだが、そんな呪いのようなことが現実に起こるなどと本気で
思っているはずもない。全て、自分の今までしでかしたツケが返ってきただけ
なのだ・・。そう言い聞かせたかったが、弱い私はどうしてもそのように心から
思うことができなかった。俺を呪いやがって!そんなことばかり思った。
そんなときに現れたのがこの男だったのだ
75 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:46:45 ID:???
「で、証拠は?
どんな天罰だい?」
私は箱を持つ男に問いかけた。
「証拠なんてないです。
実際に開けてみれば分かることです」
汚らしい格好をした男だ。
ボロボロの服にボサボサの髪・・。
「いらないよ、そんなもの
あっちに行け!!」
私は男を思い切り突き飛ばした。
しかし、男は少しよろめいただけで、にやっとこっちをずっと見ている。
気分が悪くなった私は、今夜の晩メシを漁りに町へ出ることにした
76 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 01:48:17 ID:???
次回へ続く・・
77 :
名無しさん?:2007/06/01(金) 08:08:18 ID:???
俺の手から変なものが生えてきた
その変なものは無機物である
かたい
そしてぐんぐん伸びてきた
無機物であるくせに伸びてきた
そして折れた
折れたそれはなんと人間になった
いや、ただの人間ではない
これは俺にそっくりだ
なんだこれは
そう思った瞬間俺は俺に手でつかまれた
∞
(・∀・)まだかな続き
79 :
名無しさん?:2007/06/02(土) 00:04:23 ID:???
>>79 ∞
(・∀・)読む方が好きかな
書くの難しいし
81 :
名無しさん?:2007/06/02(土) 07:39:16 ID:???
>>75 続き
まだ私が成功していた頃、全ての景色が好きだった。
この町の匂いも色も、そびえたつビル街も私を祝福しているような
気すらしていたものだ。
しかし、今はどうだろう。
この町の全てが自分を卑下しているように感じられるのは何故だろうか。
今や日課となった晩メシ漁りも板についたものだが、やはり通行人の目は痛い。
しかし蔑みの目で見られているにも関わらず、ハラが減るのだから仕方ない。
「明日にはお前らだって俺と同じ立場かもしれんぞ」
他人の不幸ばかり願う私の精神は病みに病んでいるのかもしれない。
全て不幸になればいい!
余裕のなさは、ここまで人間を低下させてしまうものかと、残飯バーガを
公園で食べながらひとり私は思った
82 :
名無しさん?:2007/06/02(土) 07:45:02 ID:???
残飯バーガーで腹を満たした私は、あの箱のことを思い出していた。
もうこれ以上、不幸になることなんてあるだろうか?
これ以上の不幸とは、死ぬことなんじゃないだろうか。
ならいっそ・・・
そう考えていると、あの男が現れた。
しかし、男は私に見向きもせずに、ベンチに腰掛けているカップルに話しかけていた。
「この箱の中には、ありとあらゆる快楽の種が入っております。
しかし、決して中を開けてみようなんて思わないで下さい。
この箱を開いたあなたには、間違いなく天罰が下りますよ・・」
あの決まり文句だ・・。
カップルは、不思議そうにお互いの顔を見合わせている。
私は願った。頼む!その箱を、開けないでくれ!!・・・と
83 :
名無しさん?:2007/06/02(土) 07:51:10 ID:???
カップルの男のほうが男に向かって言った。
「なんだてめぇ、どっか行け!うぜぇホームレスが!!」
以前の私と同じように、カップルの男はその男を突き飛ばした。
女のほうはケラケラと笑っている。
あまりの衝撃だったのか、男は地面に倒れこんだ。
そして、その勢いで箱は地面に転がり、フタが開いた・・・。
「あーもううぜぇな。行こうぜ!」
カップルは公園の奥へと姿を消した。
私は箱の男に駆け寄った。
「大丈夫かい?」
「ヒヒヒヒヒヒヒギョリンォヒヒフフウェリョアフヘホィヘァムクェィゲアョァアググァアアァ」
奇声を発し、男は死んだ・・。
その場に残されたのは、フタの開いた箱と私だけだった
84 :
名無しさん?:2007/06/02(土) 07:56:34 ID:???
箱を開けたのは、この男とカップルの男、一体どっちだったんだろう。
そう考えていると、公園の奥から悲鳴が聞こえた。
箱を拾い上げ、その場に行って見るとそこには先ほどのカップルの
変死体が転がっていた。
外傷はない。しかし、2つの死に顔は見たこともないような恐ろしい形相をしていた。
「なんだこりゃ・・」
私は公園から逃げ出した。
走って走って走って、気がつけば朝になっていた。
いつの間にか力尽きて眠ってしまったらしい。
右手にはしっかりと箱が握られていた。
中を見てみると、1枚のメモが入っている。
私にはそのメモを読むことしかできなかった。
85 :
名無しさん?:2007/06/02(土) 08:05:32 ID:???
注意事項
この箱を開けた方へ・・
この箱はあなたの今まで背負ってきた不幸をかき集め
更なる不幸へと発展させます。開閉は自己責任で
よろしくお願いいたします。また、箱を開けるに至る経緯を
手助けしますと、その対象になり得ますので、ご注意下さい。
もし、誤って箱が開いた場合、1度だけ未開封の箱と
交換できます。番号は090-****-****です。
あなたの幸運をお祈りしております。
86 :
名無しさん?:2007/06/02(土) 08:09:26 ID:???
続く
∞
(・∀・)続くんだね
∞
(・∀・)どんぐり〜
∞
(・∀・)ハァ…続きまだかな
90 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:39:19 ID:MaYhXUJK
ここは海溝の奥深く。ここには人魚の国につながる入り口がある。
しかし人魚の国には人間ばかりいるようである。実は人魚の国はパラレルワールドであり見た感じ地上と変わらない。
水中でなく地上で生活するから人魚のままだと何かと不便である。だから日中は人間の姿で生活するのである。
また海中に出るときは魚やクジラ等に変身するので寝るときと行事のとき以外は人魚の姿であることは少ない。
91 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:41:17 ID:MaYhXUJK
人魚の国は王国制で人魚暦エイジ540年当時は安尊王(39)の治世であった。
安尊王には当時六人の妃がいたが一番愛していたのは六人の妃の誰でもなく八歳も年上の女官押田薬子(47)であった。
この押田薬子、実は女御(妃の位のひとつ)森内冨貴子(31)の母親である(人魚国は一夫多妻で夫婦別姓)。
92 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:42:08 ID:MaYhXUJK
薬子は安尊王の母で武尊王中宮(妃の最高位)押田容子の兄押田種承の次女であった。
容子は娘高子を産むときに亡くなり安尊は武尊尚侍(尚侍はもと女官の最高位だったが実質妃の位になった)で種承長女西子(48)の仮養子になりその関係で親密な仲になった。
93 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:43:05 ID:MaYhXUJK
人魚暦エイジ525年冨貴子は当時東宮の安尊の妃になり権尚侍(尚侍につぐ女官の位)になりもともと女官だった薬子も西子付から冨貴子付の女官になった。薬子は絶世の美女で安尊は薬子に恋をしてしまった。
一方の薬子は当時夫とセックスレスで男の愛に飢えており、いけないとわかっていながらイケメンに成長した安尊のアプローチを受けてしまう。
94 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:44:01 ID:MaYhXUJK
まもなく武尊の耳に入り薬子は懲戒免職になった。
のちに西子が武尊に願い出て薬子は西子付きの女官として復帰したが東宮御所の出入りを禁じられる。しかし人目を忍んで二人は密会を続けた。
一方の冨貴子は安尊の訪れがほとんどなく、子にも恵まれず淋しい日々を過ごした。
95 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:47:48 ID:MaYhXUJK
人魚暦エイジ537年武尊は亡くなり安尊は人魚王になった。人魚王になると薬子を呼び戻し尚侍に任命して人目をはばからず薬子を溺愛した。
538年冨貴子は妊娠し、冨貴子も安尊も薬子も冨貴子には子が出来ないと諦めていたが妊娠したので非常に喜んだ。
安尊には既に四男九女がいたが四男とも身分のあまり高くない妃が産んだので、高貴な妃から何としても男子を産ませたかった。
96 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:48:37 ID:MaYhXUJK
高貴な妃のうち既に二人は亡くなり残りも冨貴子以外は30代後半から40代前半と新たな子を出産するのが難しい年齢になっていた。
なので武尊は安尊の東宮に安尊の同母弟の秀尊(30)を指名した。
安尊は秀尊と仲が悪かったのでしかるべき妃が産んだ男子が欲しかった。
冨貴子はいちやく時の人となり注目を集めたが、その直後薬子が45歳の高齢で妊娠した。相手は冨貴子の父親でなく安尊であった。
97 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:49:26 ID:MaYhXUJK
冨貴子は薬子のことを冷めた目でみていたがこのことはさすがの冨貴子でも耐えられず王宮を逃げ出し妹の美貴のもとに身を寄せた。
美貴はセックスレスのことから母の薬子には同情的だったが、今度ばかりは困惑した。
翌年冨貴子は女児を出産した。安尊側の人間は男児出産を期待してたが女児なので落胆した。
そして薬子は46歳の高齢ながら無事男児を出産した。
そして安尊と薬子と薬子の兄仲承(56)はこうおもった。
「この子を王にしたい。」
98 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:50:23 ID:MaYhXUJK
薬子は名門押田家嫡流の娘で既婚子持ちでさえなかったら中宮にもなりえたであろう(実際薬子の叔母容子は中宮であり押田家は中宮や王母を何人も輩出している)。
しかしそれには大きな障害があった。東宮秀尊である。
秀尊は薬子嫌いでそのため安尊と仲が悪く、安尊にとっては目のうえのたんこぶだった。
しかし秀尊は王宮の実力者塩原内穏の三女価値子を妃にしており安尊は手出しできなかった。
99 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:51:52 ID:MaYhXUJK
薬子は内穏が大嫌いであった。薬子の言葉を借りると、
薬子「あいつ武尊様におしりを捧げて出世したのよ!!それだけなら私のパパや叔父さんなど出世した人は皆してるだろうけど、
それだけではなく自分の母親や奥さんも捧げたのよ!!いくら母親や妻が美人とはいえ捧げるなんて息子として、夫として許せないわ!!私内穏は大嫌いだけどお母様や奥様が可哀想よ!!」
自分のことは棚にあげて批判ばかりするのはどうかと思うがとにかく内穏は要注意人物であった。
100 :
名無しさん?:2007/06/03(日) 21:54:15 ID:MaYhXUJK
ところが安尊は病気になり王としての務めを果たせないと思い秀尊に譲位した。そして東宮を異母弟の淳尊にした。
淳尊は安尊の同母妹高子を妃にしており(同父母兄弟もしくは直系でなかったら結婚は可能)一男三女が生まれたが高子は亡くなりその子どもは西子が引き取っていた。
∞
(・∀・)世継話しですか?時代劇風なのにイケメン!!w
102 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 20:47:30 ID:daaRfAxb
薬子は娘の祐貴子(17)を淳尊の妃にして、安尊も娘俊子(23)(俊子の母は淳尊母奈津子の妹百子)を淳尊の妃にした。
実は奈津子・百子姉妹の父為替は種承父良承の異母弟で奈津子・百子姉妹の母は種承姉馨子である。
103 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 20:49:39 ID:daaRfAxb
ここで昔の話をする。
良承は押田合の次男、為替は七男であった。合は当時の人魚王の相談役で権力を振るっていたが、伝染病で死んでしまい押田家は没落してしまう。
合の長男広樹はそれを不満に思い反乱を起こす。しかいあっさり負けて広樹は公開処刑されてしまう。良承はもともと反乱軍にいたが寝返りこれがきっかけで反乱軍は崩れてゆく。
公開処刑の時広樹はインタビュアーに
広樹「良承、お前のみならずお前の子供や孫も呪ってやる」
といった。
104 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 20:52:51 ID:daaRfAxb
王は娘に王位をゆずりまもなく亡くなったのだが、この女帝は公式には独身子無しだったので、東宮を親戚の祖尊にした。
しかし女帝の母光明子の相談役で時の権力者宮坂押勝は祖尊の日頃の行いがよくないということを理由に娘婿の大尊を勧めた。
女帝は反対する理由もないので同意し大尊は即位した。
ところがなぜか大尊と女帝は愛し合うようになり二人の間には娘まで産まれてしまう。
105 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 20:53:42 ID:daaRfAxb
だが、この女帝、わがまま放題に育ったから我慢することを知らない。おまけにもともとヒステリックな性格で大尊の妃に嫉妬しまくりで、常に女官に八つ当たりしていた。
それでも母中宮がたしなめて女帝もしぶしぶ了解した。
106 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 20:56:33 ID:daaRfAxb
だが母中宮が亡くなると状況が一転する。
女帝は悲しみに暮れて実家に引きこもりになった(生まれも育ちも王宮の王族にも実家はある)。
僧医は偶然女帝の実家を見つけ訪れた。
107 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 21:18:46 ID:daaRfAxb
僧医は呼び鈴を押し、女帝を呼んだ。女帝は驚いたがとりあえず家に入れて夕食を僧医に作った。
僧医「謙子様(女帝の名前)、お料理が上手ですね」
女帝「ありあわせのものしかなくてごめんなさい」
僧医「私のためにわざわざ夕食を作ってくれるなんてありがたいです」
女帝「うれしいわ。誰かのために料理を作るなんて本当に久しぶりだったの」
僧医「失礼ですがそんな方いらしたのですか?」
女帝「弟が死ぬまでは人魚王になるなんて思わなかったから普通に誰かの妻になり子供を産み普通の人生をおくるつもりだったの」
「でも弟が死んで東宮争いが王族内でおこったの。困った父は私を東宮にして争いをしずめたの。父は子供、とくに男の子に恵まれなくて二人生まれたけど二人も死んじゃったの。そして・・・」
僧医「もういいです。私まで悲しくなります。」
108 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 21:27:15 ID:daaRfAxb
その瞬間、僧医は自分でも驚く様な言葉を発した。
僧医「わたしの体で慰めましょうか。」
僧医はスーツであったが股間には大きな膨らみがあった。
僧医「ごめんなさい。あなたが先の人魚王ということは分かっています。でも今は一人の女性としてしか見れません。」
僧医はそういうと女帝のおっぱいを鷲掴みにした。
109 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/06/04(月) 21:31:11 ID:pNwralpV
∞
(・∀・)ちょwwwエロ小説展開wwwww
110 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 21:41:22 ID:daaRfAxb
女帝「あぁぁ〜」
女帝はそういうと僧医のスーツを脱がした。そこには目を疑うような光景があった。
僧医は華奢で少年のような体つきにも関わらず股間にそそり立っているものは常人の数倍の大きさがあった。
女帝はとりあえず口に含めようとするが入らない。しかしオナニーすら禁じていた僧医はあっというまに射精してしまいあろうことか女帝に顔射してしまった。
111 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 21:59:16 ID:daaRfAxb
僧医は驚き土下座したがそれでも股間のものは衰えない。女帝は顔についた精液を自分の股間に塗り僧医のものを入れようとした。
しかし僧医のものは巨大すぎて入らない。すると女帝は騎乗位になり自分の体重の重みで僧医の巨大なものを入れた。
僧医「じつは女性に入れたの初めてなんです・・・」女帝は非常に驚き僧医に理由を聞いた。
僧医によると僧医は若い頃は首都に暮らしており人並みに女性と付き合っていたがモノが大きすぎて最後まで結ばれなかった。
そのせいで結婚も断念し父の亡きあと仏寺兼個人病院を継ぐため田舎に帰った。
田舎に帰ってもお見合い話があったが断り以後女性と関わりをもつことはなかった。だが、
女帝「だが?」
112 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 22:17:59 ID:daaRfAxb
僧医は少年の頃女人禁制の寺で修行しておりそこで先輩僧と肉体関係をもった。この時点で一応童貞は捨てていることになる。
昼間は普通の学校授業に加え厳しい修行をしていたが一転夜は男ばかりの乱交パーティであった。
当時から自分のモノはデかいと自覚していたが毎日の乱交によって皆ガバガバになっていたので困ることはなかった。
しかし修行期間を終え医学部に進学してからは事情が異なる。
113 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 22:37:54 ID:daaRfAxb
女人禁制の寺と違い女性との出会いは山ほどあり僧医は女性にモテて入学して一月の内に女性との交際が始まった。
そしてついに結ばれようとするのだが入らない。今までガバガバ肛門しか知らなかった僧医は女性器の硬さに驚き、また女性も僧医のものに驚いた。
結局結ばれないまま別れて、その後も遂に女性と結ばれることはなかった。
寺の生活が抜けない僧医は夜な夜ないわゆる発展場に行きガバガバ肛門に射精したがそれでも満たされなかった。
少年っぽさと男らしさが同居した顔で坊主頭、華奢で少年のような体つきにも関わらず股間の物は巨大。おまけにエリート医学部生。男にももてないはずはなかった。
114 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 22:54:35 ID:daaRfAxb
うちの病院に就職しないかというひともいれば、専属の医者になってくれと言うひともいた。
中には男妾の要請もあり、遺産を全額寄付したいというひともいた。しかし僧医は医師免許を取得すると実家に帰った。それから僧医は弧閨を通していた。
女帝は涙を流し僧医も涙を流していた。そして二人は再び結ばれた。
115 :
名無しさん?:2007/06/04(月) 23:24:47 ID:daaRfAxb
やがて二人の関係は噂になりそれを知った大尊は女帝に忠告したが女帝は激怒し国会を招集し大尊から人魚王の権利を取り上げた。これには押勝は激怒し戦争を起こした。
女帝は勝利し押勝は戦死、大尊は一家もろとも流罪になった。女帝は再び即位して僧医を公然の愛人にした。
女帝は47歳の高齢で娘を産み49歳と50歳にも娘を産んだ。僧医は傲慢に振る舞い人魚国を牛耳るようになった。しかしそれも長く続かなかった。
人魚暦エイジ495年、52歳の女帝はまた妊娠したが陣痛中に喘息の発作を起こし息子を産んだものの女帝は波乱に満ちた52年の生涯を閉じた。
116 :
(メ○Д・)ノ:2007/06/05(火) 00:58:36 ID:5t0Vsexe
〜白い闇〜
僕は、この世に生まれてくる前、完璧な存在だった
老いに悩まされる事も無く、腹が減る訳でも無く、誰かの傍にいたいなどと願う事も無く、唯、完璧なる存在だった
ただし僕にはカタチが無かった
宇宙の果てにある、無と呼ばれるモノの一部だった、、、
ある日、僕は突然【無】から切り離され、無限の存在から、有限の儚き生命として、地上に生まれいでた
或いは、僕自身が退屈して、有になる事を望んだのかもしれない、、、
プロローグ完
117 :
(メ○Д・)ノ:2007/06/05(火) 01:11:53 ID:5t0Vsexe
〜第一章〜
有限であるという事に僕は、初めは歓喜した。
目に映る世界、花、空、景色、光、そして、僕を慈しむ母親、、、
全てが美しく、僕は歓喜のあまり、毎日泣いてばかりいた。
やがて、、、泣くという表現以外に、笑うという表現も有ると言う事を憶えるまでは、、、
その後も、僕は色々学び、有限の世界の素晴らしさを毎日桜華していた、、、
その時の僕は、幼すぎて、有限という事をまだ、知る由も無かった、、、
唯、毎日が僕を成長させ、肉体的、機能的に、どんどん優れていく自分に楽しさだけを覚えていた、、、
118 :
(メ○Д・)ノ:2007/06/05(火) 01:21:18 ID:5t0Vsexe
〜第ニ章〜
【汚らわしいモノ】
情緒が育つに連れ、僕は、汚らわしい感情を憶えてしまった。
憎しみ、妬み、恨み、尽きる事の無い醜い感情を、、、
そして、気に入った異性と交尾したいという感情も...
その頃の僕には、もはや、無限だった頃の記憶は無かった
ただ、自分の汚らわしさに幻滅ばかりしていた。
唯一の慰めは、未だ成長しつづける肉体、、、機能的に充実していく悦びだけだった、、、
「ふぅ…疲れたな…」上着を脱ぎネクタイを緩めた俺はナントカ還元水を一口飲んだ。
苦笑いしながらグラスを置いた俺の前に、突然、隣の部屋に隠れていた黒服の男達が現れた。
120 :
人魚国:2007/06/05(火) 02:22:34 ID:juXmM8C2
しかしそれだけでは終わらない。なぜなら跡継ぎがいないからである。
そこで岩瀬真治、常田弘之、平松時春は女帝の異母姉淑子の夫豊尊を人魚王にした。豊尊は若い頃東宮争いに巻き込まれるのを避けるため人間界で働いていた経歴を持っていた。
人魚界に戻ってきてからもひたすら無関心であり続けた。でも今回は折れて即位した。
豊尊には淑子との間に坂子、建尊がいた。当然次は建尊が継ぐと思われていたが、それに反対の意見もあった。
121 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:38:04 ID:juXmM8C2
ここでようやく登場押田種承とその叔父押田為替の登場である。
その昔種承は父の死後母が宮仕えに出て為替に嫁いだ姉馨子のもとに住むようになった。そして学校で豊尊の長男武尊を知りすぐに仲良くなる。
二人は互いの家を行き来するようになり両家の家族とも仲良くなった。
ある夏の日二人は武尊の家にいた。武尊の父豊尊は女帝の異母姉淑子を妻にしてから帰ることはなく武尊の母高野正と弟良尊と寂しく暮らしていた(姉依子もいたが既に嫁にいっていた)。
122 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:41:00 ID:juXmM8C2
その日は正も良尊も出かけており帰ることはなかった。テニスで汗だくになっていたの二人は家に入るとすぐ風呂に入った。
おもちゃの水鉄砲で遊んだり(良尊は武尊の13歳下)人魚姿でバタバタしたりその姿は子供じみていた。
その後二人は風呂を出て全裸でテレビゲームをした。武尊は5連敗したので罰ゲームをすることになった。
武尊「で何なの?罰ゲームは」
123 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:41:57 ID:juXmM8C2
武尊「で何なの?罰ゲームは」
すると良承は武尊に横になるよう指示し氷水から氷をとりだし武尊の背骨のくぼみに滑らした。
武尊「あぁぁ〜」
武尊は感嘆の声をあげた。武尊は良承を見るとなんと良承は自分の男をくわえていた。
良承「もう我慢できない」良承はそういうと武尊に自分の男を挿入した。
武尊「そんなぁ〜」
武尊は驚きのあまりそんな声しか出なかった。
124 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:43:25 ID:juXmM8C2
良承「アッアッアッ!」
良承は猫のような目をしながら無我夢中に掘っていた。
武尊はひたすら痛みに耐えていたが次の瞬間電流が走ったような感覚に陥り武尊の男は突然一気に勃起した。
武尊「アァァッ!」
武尊は自ら腰をふるようになった。
良承「スゲェー!武ちゃんのケツが俺を離さない!」良承は武尊の男を強く握りしめた。
武尊「イ゙ィィィグッ!!」
武尊はテレビに大量射精して良承も武尊の中に射精した。
ところが武尊の男はまだおさまらず良承に挿入した。
125 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:46:34 ID:juXmM8C2
武尊「ンギモヂイィッ!」
良承「アッー!アッー!アッー!」
良承は痛いのと気持ちいいのが共存していてひたすら大声をあげていた。
そして二人は共に果てる。良承は完全に疲れ果てていたが武尊は何度も求め、良承は一晩で3`も体重が減った。
その後も武尊は周りにだれもいないということを確認すると良承を求めた。
良承はみるみるうちに痩せ衰えたが武尊の欲望に火をつけた原因であることを自覚していたため拒否できなかった。
126 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:47:34 ID:juXmM8C2
そんな中為替の妹瑠璃が宮仕えから帰省していた。
良承は瑠璃と武尊をくっつけることを思いつく。翌日良承は武尊を自宅に招き瑠璃と武尊を隣同士に座らせた。
良承の思惑通り二人は結ばれ翌年には娘が誕生する。一方良承も結婚して次々と子供が生まれる。二人は平凡な人生を送るかと思われた。が二人の人生は大きく動くことになる。
127 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:48:56 ID:juXmM8C2
人魚暦エイジ495年女帝謙子は亡くなり武尊の父豊尊が即位する。武尊と良承はともに31歳であった。
東宮は豊尊と女帝の異母姉淑子との息子建尊になったのだが翌年大事件がおこる。
事の発端は豊尊の妹麻子の謎の死であった。捜査が行われたが事件性はないとされてすぐに打ち切られた。ところが都庁に匿名で郵便が届いた。それには
「人魚王豊尊の妹君麻子を殺したのは豊尊中宮淑子とその子息神武建尊(神武は王と王の家族しか使用できない名字、他の王族は聖徳という名字を使用する。)」
という怪文書が届いた。
128 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:49:49 ID:juXmM8C2
その直後淑子の実家からわら人形とクギでぶち抜かれた麻子と直尊(豊尊の弟)の写真、さらに黒焦げになった豊尊、麻子、直尊と三人の母三本眞利会が写った写真が押収された。
淑子と建尊は逮捕されて拷問を受け同日死亡した。遺体を解剖すると54歳の淑子は妊娠しており、しかもその父は豊尊でないことが判明した。
お腹の子の父は建尊説、武尊説、良尊説、国尊(豊尊の息子)説等があり中には泰尊(淑子の妹華子の夫・故人)説や基尊(豊尊の父・故人)説があり、
さらにはまだ生まれていないはずの安尊説や秀尊説も後の世に流れた。
このことについて秀尊と淳尊は譲位後の対談で
「一宮后(淑子のこと)は父や自身の息子吉野東宮(建尊のこと)と肉体関係があったと父自身から聞いています。原因は祖父のEDであると父ははっきり言っておりました」
と述べている。
129 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 21:50:46 ID:juXmM8C2
とにかくこれにより武尊は東宮になった。武尊には次々と縁談が舞い込み次々と妃が出来た。
そんな中武尊の最初の妃で良承の叔母である瑠璃子がこの世を去った。武尊と良承は悲しんだが一月もしないうちに良承は妹の容子を武尊の妃にした。
その頃淑子の娘坂子は母と弟が非業の死を遂げたことで夜な夜な男漁りを繰り返し人魚界では違法な中絶も繰り返していた。困った豊尊は坂子を武尊の妃にした。
130 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/06/05(火) 21:56:01 ID:XHJxhAGU
∞
(・∀・)もう展開が把握できない
131 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 22:04:14 ID:juXmM8C2
>>92 容子は高子を産んで死亡ではなく秀尊を産んで死亡です。
容子人魚暦エイジ510年5月死亡
安尊501年5月生まれ
高子508年4月生まれ
秀尊510年5月生まれ
ちなみに容子は505年1月に流産したという設定です。
容子は3月生まれですが生年は未設定で、安尊の没年は未設定です。
132 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 22:31:44 ID:juXmM8C2
また訂正
武尊と同じ年なのは良承ではなくその息子種承です。
133 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/06/05(火) 22:38:07 ID:XHJxhAGU
∞
(・∀・)登場人物が多く設定は凝ろうとしてるが
感情移入ができないのでイマイチ盛上がる場面がない
これからなのか?
134 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 22:44:45 ID:juXmM8C2
程なく容子は安尊を産み、坂子は朝子を産んだ。
人魚暦エイジ507年豊尊は老齢のため(即位の時点で59歳だったが)武尊に人魚王の位を譲った。
武尊の中宮には容子がたてられ東宮には良尊がたてられた。
種承は長女西子も武尊の妃にして左に並ぶものはいないほど強い権力をもつようになった。
ところが二年後・・・
135 :
名無しさん?:2007/06/05(火) 22:46:07 ID:juXmM8C2
種承は高野正の実家前でこれからの人魚国のあり方について演説していたところ突然何者かに銃で撃たれて亡くなった。
そのとき裏方として働いていた西子と薬子は
「私たちは舞台裏にいたのですが、突然銃声がおこり周りが騒がしくなり、舞台に登ったのです。妹(種承三女春子、四女里枝子)は自分の着ている服を脱ぎ必死に止血していました。
そのとき私たちは逃亡する犯人を目撃したのです。でも既に遠いところにいたので誰なのかは確認出来ませんでした。」
と述べている。
間もなく犯人は逮捕されたが何とその中に東宮良尊がいた。良尊は無実を訴え断食までしたが亡くなった。
その後東宮は安尊になったが母や主要な妃が次々と亡くなり武尊は軽いうつになった。
種承が死んだので話は再び種承次女薬子の話に戻ります。
>>85続き
これは罠だっ!
私は直感的に思った。
しかし、私はむごたらしく殺された3人のことを思うと
罠だろうが、何だろうがこの謎を解明したくなった。
執拗に箱を手渡そうとする男は一体なにが目的だったのか?
そしてあの3人をどうやって殺害したのか?
全ての謎を解くため私は電話をかけることにした。しかし、私は電話を持っていない!
そこで、携帯電話を道行くサラリーマンに借りることにした。
「すみません・・ちょっと携帯電話をお借り・・」
しかし、私のような風体の者に電話を貸してくれる人などいない・・。
仕方ないので警察に行くことにした。
警察ならもしかしたら無料で貸してくれるかもしれない。
私は足早に警察署に向かった・・。
「すみません、電話を貸して欲しいのですが・・」
「はい、どうぞ」
いかにも金を持ってなさそうなのを察してくれたのか、
警察はすんなりと署内にある電話を貸してくれた。
椅子に座り、すぐさまメモを見ながらプッシュホンを押す。
最後の電話番号を押すだけになったところで、警官が電話線を引っこ抜いた。
「何するんですか!?」
「おい!お前、そのメモ紙どこで手に入れた!!」
いきなり怒鳴られてびっくりしたのだが、私の第六感が訴えた。
警官はこの番号の存在を知っている!しかし全ての事情を話したとして、
信じてくれる保証はない。私は素知らぬ顔でたずねた。
「これは一体なんなんですか?」
警官は語りだした。
「昔、俺はこのメモを手にして死んだ男を10人ほど見てきた。
この番号にTELをすると、あるメッセージテープが再生される。
そして、その内容を実行した者は死んでしまうという・・。
俺もそのメモを見て電話をかけた事があるんだが、
どうやらメモ1枚に対し、番号も1度きりしか通用しないようにしているらしい・・。
君はまだ電話をしていないんだよな?
頼む!俺にかけさせてくれ!!」
「お願いします」
私は電話をかける権利を警官にゆずった。
死ぬのが怖いとかではない。彼の情熱に負けただけなのだ。
警官は逆探知の用意をしてから電話をかけた。
音声は警官の計らいで私にも聞こえるようにしてくれた。
全ての準備が整いあとは番号を押していくのみとなった。
プルルルルルルルルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルルルルルルルル
ガチャッ・・ピーーーピーーー
「オンセイガイド・オンセイガイド」
少々ノイズ混じりのいかにもな不気味な機械音の声。
私と警官は固唾を飲んで続きを聞いた
ごめんなさい、続きます。
更新は20日以降です・・(それまでスレあったらいいけど)
141 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/06/07(木) 18:43:33 ID:0IZTTnEF
∞
(・∀・)んじゃ保守しとく
保守
143 :
(メ○Д・)ノ:2007/06/09(土) 21:52:20 ID:2TDgWb/3
『ダビング』
ビデオはダビングを繰り返すと、どんどん劣化していき最後は何にも映らなくなる。
人類も同じことさ...
親から子へ...子から孫へ...どんどん×2劣化していく
きっと、人のアダムとイブは凄く有能だったのさ
ところが今じゃ、争い、憎しみ、苦しみ、などで
がんじ絡めの人類さん
そのうち、地球と云う名のブラウン管に、(人類含め)何にも映らなくなッちまうだけさ...
だからさぁ、
何をそんなに悩んでいるの?
どんなに悩んでみたものの、所詮俺等は親の模造品(コピー)さ
だけどさぁ、
何をそんなに焦っているの?
焦ったところで、所詮、しがない祖父母の複製品(ダビング)さ
そして、ねぇ?
誰をそんなに愛しているの?
どんなに本気で愛してみても、所詮、全ては偽者(まがいもの)さ
そして、寂しくなったら、また、、、
ダビングを繰り返すのかい?
144 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/06/10(日) 09:25:18 ID:4dhmrg/L
∞
(・∀・)どんぐりは退廃的なの好きみたいだね
ほしゅ
146 :
名無しさん?:2007/06/12(火) 21:33:55 ID:xB4tVXEz
薬子は実質安尊の愛人になったにもかかわらず夫とは離婚していなかった。夫はEDであることと相手が相手なので薬子に反論できなかった。しかし薬子の息子福太郎と幸次郎は違った。
当初は母親を取り戻すために武尊に薬子に忠告するよう申し出たり、EDが原因で不倫に走るぐらいなら近親相姦も致し方がないと交代で母親の薬子とセックスをしたりと二人で奮闘していたが、
互いに嫉妬したり薬子が戻らないとしると一転憎しみを抱くようになり、安尊側の人間だったが秀尊側に転じた。
薬子はこれに激怒し福太郎と幸次郎の森内家由来の資産以外の財産を差しおさえにして、親子の縁を切ると新聞で宣言した。
薬子は再び妊娠して49歳にして娘を産んだ。
一方冨貴子は娘を王宮に残し実家の別邸に移り母校の教師になった。
147 :
(メ○Д・)ノ:2007/06/14(木) 20:38:26 ID:NvFqkFFY
so suck!
148 :
名無しさん?:2007/06/17(日) 01:10:50 ID:oSG+Hdhi
ほしゅ
保守
150 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/06/20(水) 08:46:53 ID:wd/zDU+s
>>140続き
「オンセイガイド・オンセイガイド」
不気味に繰り返される声。
やがて、その音も止み、10秒ほど経った頃変化が訪れた。
「はじめまして。えっと、ご用件はなに?」
落ち着いた感じの若い女の声だ。20歳前後くらいだろうかと私は思った。
警官は受話器越しに女に質問を開始した。
「おい!一体君はだれなんだ!?
あのオンセイガイドっていう声は一体どういうつもりなんだ!?」
私は心の中で「違うっ!そんなこと聞いてる場合じゃないだろう!
箱の謎を解くほうが先じゃないのか?」
とも思ったが、とりあえずは警官に任せることにした。
電話の女は、
「ああ、あのオンセイガイドっつーやつぅ?
あれただの「待ちうた 」ってやつだよ。おもしろいでしょ?」
私は知らなかったのだが、今の時代、相手側の着信が着信が鳴っている時、
電話をかけた側では相手側の設定した曲が流れてくるらしい。
つまり、かけた側が退屈せずに相手が受話器を取るまで曲を聴きながら過ごす
サービスというものが行われているようだ。
つまり、あの不気味なオンセイガイドという音声には何の意味も無かったということだった。
そして女は続ける。
「あと、私の名前は葉室楽子よ。葉っぱの葉に室内とかの室
そして音楽の楽に子どもの子で ハシツラクコって読みます。よろしく」
恐ろしくテンションの高い女だ。
この女が全ての元凶なのだろうか?そうとは到底思えなかった・・。
「で、箱の事なんだが、説明してくれるかな?
「ああ、あの箱?あの中には全ての快楽が詰まってるんだよ!
開けたの?」
女が聞いてきた。私と警官は一度目をあわせ、一呼吸おいてから警官が答える。
「ああ開けたよ!一体俺はどうなるんだ??」
「えっとねぇ、今から言う場所に来てね。
場所は×××町の××・・・
絶対、一人で来てね。待ってるから☆」
そういって女は電話を切った。
すぐさま警官はどこかに電話し、10分ほどしてから10人ほどの警官が現れた。
「さあ、行きましょう。とりあえず、山田(電話していた警官の名前)の後を
我々が着いていくという形をとります。
私もパトカーに同乗し、山田警官の後を追っていった。
15分と走らないうちに目的地に着き、我々は待機することとなった。
「あのマンションの一室がそうか・・」
何の変哲もないマンション・・。ただ、一室のみ明かりがついており
他の全ての部屋は人の気配すらない。使われているのは明かりの
部屋だけっぽかった。
「よし!アジトに潜入だ。行くぞ!」
家宅捜索令状は?とふと思ったが水を注すような気がしてやめといた。
「待ってください!とりあえず私一人で行ってきます!」
山田がふいにそう言った。
「もし私が1時間しても戻らないようならば、その後突入ということで」
「山さん!もしかしたら殺されるかもしれないんだぞ!!分かってるのか?」
「とりあえず連中の手口を見てきますよ。危なくなったら合図を送ります。
だから、それまで待機をお願いします」
山田の強い要望により、一同は待機することとなった。
しかし、私は見逃さなかった・・。
山田が異様なまでに不適な笑みを浮かべていたことを・・・
続きます
156 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/06/22(金) 21:10:55 ID:7vt9O49H
∞
(・∀・)wktk
wわ
kか
tた
kか
158 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 19:52:37 ID:+OHhbd8j
3年後安尊と秀尊の対立は深まり安尊と薬子は東都に移り新たな政府を発足させた。翌年薬子と仲承は首都乗っとりを行おうとした。しかし失敗に終わり仲承は死んでしまう。
一行は廃村に逃げ込み安尊は降参しようとするが53歳にして妊娠中の薬子はそれを許さない。しばらくすると薬子の陣痛が始まった。薬子は元気な女の子を産むがその子を安尊に託すとその場で青酸カリで自害してしまう。
秀尊中宮価値子とその一門が乗り込むと自害した薬子と生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて落胆している安尊を発見した。
一方冨貴子は教師の生活に忙しくそんなことはどうでもよかった。
こうして完全な秀尊の政権になった。
翌年秀尊は王位を淳尊に譲った。
淳尊の中宮には秀尊と価値子の娘の明子が立てられた。ここで明子を当面の主人公にする。
159 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 19:54:35 ID:+OHhbd8j
人魚暦エイジ531年権尚侍塩原価値子は初めての出産を心待ちにしていた。ところが予定より一月も早く陣痛がきてしまう。そうして生まれたのは娘だった。しかし出産が終わっても価値子の様子がおかしい。
価値子「もう一人いるようなの」
出産のときまで誰も気付かないのはどうかと思うがとにかく一時間後価値子は息子を産んだ。
子供は娘が明子、息子が明尊と名付けられた。
価値子はこの出産で尚侍になった。
しかし価値子は中宮候補ではなかった。
秀尊には価値子が妃になる前から異母姉の業子が妃におり既に一男一女が生まれていた。しかし業子と秀尊の関係は冷えかけていた。
しかし驚くことが判明する。実は業子の息子は重度の知的障害だった。これが決定的になり業子の立場は悪くなる。一方価値子は次々と子を産み全員何も問題なく成長していった。
160 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 19:56:52 ID:+OHhbd8j
王子や王女は小学校に入ると母親のもとを離れ寮生活を送ることになる。そして新たな養育係がつくことになる。明子も小学校に入ると女子寮に入り若い女官と生活をともにするようになる。
学校が終わっても他の女子や若い女官とともに毎日習い事や勉強会があり、早くも花嫁修行が始まる。夕食も行儀作法を身に付けられ自分で布団の上げ下げや部屋の掃除も自分でする。明子も大変だったが養育係はもっと大変だった。
厳しい王宮生活でも唯一おおらかなことがあった。それは性に関することである。狭い王宮だから王族同士、またはそれに仕えるひとなど組み合わせは様々だった。
実際妊娠で次々と養育係が交代し王女自身が妊娠することが多かった。また王の実母や同母姉妹でないかぎり王の子を産む可能性はあった。
しかしさすがに小学校低学年は性の対象にならなかった。しかし若い男の中には今から実績を残していつか王女を嫁に迎えようとしてるひともいた。
特に中宮腹の明子を妻にしようとしている人はたくさんいた。
このような人たちの間では女官は遊び、王女は本命だった。王女を狙う人の中にはまずその養育係を妻にするという人が多い。明子の養育係が次々と妊娠したのはこのためである。
161 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 19:58:43 ID:+OHhbd8j
一方明尊は男子寮に入り小学生にして政治などを勉強していた。だが女子と違うのは性の餌食になることであった。
基本的に人魚の男の性欲はすざましく(だから一夫多妻になる)たとえあいてが王子であろうとそれは意味のないことであった。特に男子寮は女人禁制だから若い養育係は仕事が終わると毎晩同僚や王子とやっていた。
明子はそのことを明尊や他の男子から聞き女に生まれてよかったと安心した。しかし小学校高学年になると王子たちも成長し養育係と互角にセックスが出来るようになりさらに中学校に入ると養育係から主導権を奪う。
しかし王の息子は王が許可を出すまで結婚ができずしかもそれまで女性と性的接触があってはだめだった。明子はそれを明尊や他の異母弟から聞いて改めて女に生まれてよかったと思った。
しかし明尊は14歳で常田佐和子と平松頼子を妃に迎え他の異母弟も次々と妃を迎え始めた。明子は何人か交際してみたが結婚には至らなかった。しかし同母妹の良子(2歳下)が結婚し明子は焦り始める。そんな中明子は秀尊に呼ばれる。
162 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 20:02:41 ID:+OHhbd8j
明子「父上様、なんでございましょうか。」
秀尊「明子、お前に頼みがある。」
明子「それはどのようなことでございましょうか。」
秀尊「私がもうすぐ淳尊に人魚王の位を譲るのはわかっているだろう。それでお前には淳尊の妃になってもらいたいんだ。」
明子「えっ・・・」
秀尊「お前もしっているだろうが淳尊には今然るべき妃がいない。昔は私と同じように然るべき妃がたくさんいたいたのだがみんなお亡くなりになってしまわれた。
そこで明子にはまず尚侍として入内してもらい淳尊が即位したら女御になってもらいゆくゆくは中宮になってほしい。」
明子「・・・」
秀尊「私と淳尊は同じ年で共に母親が押田家出身で共に赤ちゃんの頃に母親を亡くし双子のように育ってきた。兄上との関係も淳尊が身を粉にして修復させようとしたのにも関わらず私はそれに応えることができなかった。
淳尊には本当に苦労をかけてしまった。だから淳尊のことが心から心配なのである。しかしお前の将来を奪うことは人魚王としても一人の父親としても許されないことはわかっている。
ましてや結婚なんて一生ものだからなおさらである。おまけに明子は淳尊の21歳下で私と淳尊は100日しか誕生日が離れていない。年齢のこともあるし他の妃の関係もあるだろう。明子、他に結婚したい男性がいるなら今すぐ申し出なさい。
淳尊の妃は他の娘に任せて今すぐ私は価値子を呼んで明子とその男性の結婚の用意をしよう。」
明子は突然のことに悩んだ。しかし答えが出てこない。明子は小声で秀尊にこう切り出した。
明子「・・・考える時間を下さい。」
秀尊「答えが出たらいつでも来なさい。今日は私のために貴重な時間を裂いてくれてありがとう。」
明子「では失礼します。」
部屋を出た明子は力が抜けて人魚の姿に戻ってしまい人間の姿に戻れなくなってしまった。
その晩明子はあるところに電話をかけた。
163 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 20:05:24 ID:+OHhbd8j
明子「繁子いま空いている?」
繁子「全然いいよ。私は暇だから。」
繁子は淳尊の三女で明子の2歳上である。
明子「ありがとう。私の話を聞いてくれる?」
繁子「いいよ。で、明ちゃんその話は何なの。」
明子「実は今日父さんに呼ばれて繁子のお父さんと結婚するようにいわれたの。」
繁子「え゙ぇぇぇぇえ゛っっっっ!!!(部屋の中の携帯電話なのに女子寮全体に響きわたる)」
明子「繁子驚きすぎ。携帯なのに女子寮全体に響きわたったらどうするの(既に響きわたっている)」
繁子「だって明ちゃんが私の父さんと結婚するんだよ。驚かないほうがおかしいよ。」
明子「いやまだ保留のままだから」
繁子「だってあの上様が(秀尊のこと)娘とはいえ直々にお願いするなんてよほどのことだよ」
明子「そうなのだから迷っているの。繁子たちとの関係も変わってしまうだろうし」
繁子「上様のためなら父さんと結婚したほうがいいけど年齢差や他の妃のことを考えると何とも言えない。父さんが人魚王になったら間違いなく明ちゃんは中宮になるけど心配だわ。
でも断って明ちゃんと上様の仲が悪くなるのも嫌だ・・・。今は若いからいいけど人魚王になったらさらに若い女が続々入ってくるだろうから」
164 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 20:07:06 ID:+OHhbd8j
明子「ところで繁子の結婚生活はどうなの」
繁子「今日も他の女のところにいるの。家柄も年齢も顔も私のほうがいいけど子どもがいるといないでは大違いね(泣)・・・」
明子「繁子まだ18なんだからまだまだ妊娠の可能性があるって・・・」
繁子「このままだと形だけの妻として笑われるに違いないわ。学校に行ってたり働いていたら気を紛らわせるこてが出来たのに、どうせ主婦になるから中卒(人魚国の高校は人間界の大学相当・
幼学校3年間と小学校5年間が義務教育、中学校5年間・高校と大学が3年間あとは人間界と同じだが大学院は博士の先にまだある)でも十分と思ったのが間違いだわ。」
明子「まあ王宮には女子高はないからね(男子高はある)・・・。通学に1時間もかけるなんて想像もつかないたわ(明子は当時中学5年(人間界だと高校1年の年齢)で高校に通予定)」
繁子「人間界では当然のように男も女も高校に通っているらしいわ。ここと違って中学校も義務教育らしいけど。」
明子「人間界では学歴がものをいうからね。普通の主婦でも高卒だったら馬鹿にされるらしいよ」
繁子「だったら私は底辺の底辺の最低の女ね(笑)」
明子「繁子いくらなんでも自分を低めすぎ(笑)」
165 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 20:09:52 ID:+OHhbd8j
繁子「そうそうこないだ人間界に旅行したんだけど芸能事務所にスカウトされてしまった(笑)。さすがに人魚がばれるとまずいからその場で断ったけど。」
明子「繁子がテレビに出るところなんて想像出来ない(笑)」
繁子「まあデビューできても最初はグラビアだけど」
明子「雑誌の表紙に繁子の水着姿・・・ぷっ。」
繁子「何今の笑い。私に対して失礼じゃない。明ちゃんより私のほうが胸が大きいし足も長いから。」
明子「自分より年齢も身長も体重も小さい女の子と比べるなんてなんて可愛そうな人ね(笑)」
繁子「明ちゃんより私が体重が重い証拠なんてどこにあるの」
明子「誰が見ても繁子より私のほうが体重が軽いわよ」
繁子「女は体重よりスリーサイズが重要なの(笑)」
明子「そうだね(笑)」
繁子「今の発言自分でも受けた(笑)」
明子「あーすっきりした。繁子、私は繁子の継母になることを今決意しました。」
繁子「父さんと明ちゃんの結婚は認めても私と養子縁組は勘弁だわ」
明子「何も誰も養子縁組するなんて言っていないよ」
繁子「じゃあ本気で結婚するのね。」
明子「そう。」
繁子「私は応援しているからね。父さんが明ちゃんを不幸にしたら私が許さないから。」
明子「ありがとう。じゃあ明日父さんに報告するから。」
繁子「頑張って。」
明子「繁子もだよ。」
繁子「おやすみ明ちゃん。」
明子「おやすみ繁子。」
こうして明子は淳尊の妃になった。それと同時に秀尊は淳尊に人魚王の位を譲った。東宮には繁子の同母兄の志尊が立てられた。人魚暦エイジ547年当時明子は16歳、淳尊は37歳、志尊は23歳であった。
166 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 20:13:30 ID:+OHhbd8j
明子はすぐに妊娠し翌年には貞尊を産んだ。再び明子は妊娠するが翌年貞尊は25歳の若さで死んでしまう。淳尊は東宮を貞尊の息子ではなく明尊にする。
そんな中明子は年子で統尊を産む。一方繁子もようやく子を産み充実した日々を送っていた。554年には明子は三番目の息子基尊を産む。
明子28歳の日、突然淳尊は明尊に譲位してしまう。そして明子の息子貞尊(11)が東宮になる。明子の勢力はこれで磐石なものになった。さらに2年後明子は初めての娘治子を産む。
淳尊の妃になってから既に14年が経過していた。明子30歳、今まさに幸せの絶頂にいた。
しかし幸せは長く続かない。淳尊が重い病に倒れ余命わずかということが判明する。明子や他の妃の看病もむなしく翌年淳尊は天国に旅立ってしまう。享年52歳。
まだ両親の健在の明子にとって初めての哀しいお別れであった。ところが明子の身にさらなる悲劇が訪れる。
167 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 20:15:32 ID:+OHhbd8j
明子はその日治子が女子寮にいる異母姉のところにに泊まりに行ったので一人で寝ていた。ところが突然何者かが明子の部屋に侵入してきた。そして明子にこう言った。
何者「明子様、私は幼い頃から明子様が大好きでした。明子様が亡き先帝(淳尊のこと)に嫁ぐと知ったとき私は悲しんだと同時に自分に対して憤りを感じました。
あともう少し大人だったら明子様に告白できたのに、一人前の男として見てもらえたのに、周りの人を動かすことが出来たのに、明子様が中宮になってから明子様への想いは益々強くなっていきました。
何で告白出来なかったのだろう?私が幼すぎたから?先帝や大帝(秀尊のこと)を恐れていたから?この15年間明子様を想わなかった日は一日もありません。
今なら世間を敵にしてもかまいません。王宮から干されても構いません。どうか私と結婚してください。」
それは志尊の長男毎尊(25)であった。
明子は突然のことに何も言葉が出なかった。毎尊は明子を押し倒して結ばれてしまった。
明子は最初は毎尊を受け入れられなかったが、激しい毎尊の愛についに受け入れてしまった。やがて明子も毎尊を愛してしまった。
168 :
名無しさん?:2007/06/23(土) 20:24:55 ID:+OHhbd8j
しかし貞尊や統尊は許さない。二人は秀尊や価値子に直訴したものの
男女の愛は親といえど引き裂くのは決して許されない、二人ももう中学生なんだからそれぐらいわかるだろう、お前たちも本気で人を愛するようになるのもそう遠くないだろうと逆に説得されてしまった。
そうこうしていくうちに明子は妊娠してしまった。
これに激怒したのは基尊であった。基尊は非常に真面目な性格で逆に養育係を困らせるほどであった。おまけにまだ9歳で男女のことなど全く理解出来ないでいた。
基尊は中傷の手紙を二人に次々と送りつけるほどで毎晩無言電話をかけ続けていた。
秀尊は明子とその息子たちの板挟みになって悩んだ。
ところがあっけなく結末を迎えてしまう。
毎尊は26歳の若さで死んでしまい、明子も流産してしまう。
貞尊たちは毎尊が死んだのは予想外と思いながら明子が戻ってきてよかったと思った。
明子は二夫に仕えるのはよくないと思ったのか以降貞尊たちの望み通り恋愛をしないほうがいいと思った。
169 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/06/30(土) 08:53:34 ID:FmUu8qV9
∞
(・∀・)いっぱい孕んでるね
170 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 01:01:22 ID:bRfKGqbV
565年秀尊は急死してしまう。享年55歳。誕生前から波乱万丈だった秀尊の人生はいきなり幕を閉じてしまった。しかし事態は急変する。
明尊は勝手に自分の息子の績尊を東宮にしてしまう。しかも価値子の承諾書付きで。
明子と貞尊側の人間はもちろん績尊の生母常田佐和子の叔父などからも異論が出てきた。しかし明尊のほうが上手だった。明子と貞尊以外の人物は逮捕されてしまう。
全員すぐ釈放されたが貞尊の王位は絶望的になってしまう。明子は価値子を強く恨んだが何も変わらないので明子は投げやりになった。
そんな中績尊は死んでしまう。明子は貞尊が東宮に返り咲くことを望んだが績尊には同母弟が四人もいたので無理だった。さらに績尊の妃の盈子(明子の11歳下の同母妹)が績尊の長男を産んだ。
そんな中績尊の一番上の同母弟の敬尊(22)が死ぬ。さらに下の同母弟君尊(14)も東宮候補に手を挙げ、敬尊にも息子がいたから東宮争いが複雑化して行き明尊(39)は頭を悩ませた。
明尊中宮で績尊、敬尊、君尊たちの生母の常田佐和子は明尊より9歳も上だったが非常に聡明で美女だったため明尊に寵愛され大勢の子を出産したが5年前の出産で高齢出産の無理が祟り死んでしまった。
171 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 01:11:12 ID:bRfKGqbV
明尊はせめて佐和子が生きていればと思ったがもう遅かった。結局東宮は君尊に決まった。盈子は価値子に長男の応援を頼んだが君尊がいいと逆に跳ね返された。
価値子は息子には甘かったが娘にはどこか冷たいところがあった。価値子の末娘の颯子(25)は貞尊の妃で貞尊が人魚王になれば中宮確定だったが貞尊が人魚王になれなかったので母と兄を恨んだが既に遅かった。
これで次の人魚王は君尊になると思われた。ところが7年後君尊は死んでしまう。君尊には一人娘の勝子しかいなかった。しかし東宮は普通に君尊の同母弟蘇尊(17)になった。
一方明子の娘の治子は16歳になった。明子は治子を蘇尊の妃にしようとした。しかし治子に拒否され治子は王宮を出ていき勝手に普通の男性と結婚してしまった。
明子は貞尊たちに説得を頼んだが貞尊たちは治子の肩をもった。明子は生きる希望の全てを失ってしまった。なので明子の話を終える。
人魚暦エイジ581年人魚王明尊は50歳の生涯を終え蘇尊21歳が王位についた。中宮は武尊の孫の聖徳仲子(22)がなった。明尊は佐和子に似て顔も性格もよかったが仲子は美女だがそれ以上に気性の激しい女だった。
蘇尊の治世は蘇尊の性格もあって平和そのものであった。
172 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 01:22:34 ID:bRfKGqbV
人魚暦エイジ594年明子は波乱万丈の63歳の生涯を閉じた。前半生は王位に振り回されていたが後半生はひっそりと暮らしていた。
自分の意思と無関係に人生が動いていき自分の意思を貫こうとしたら周りの反対に遭い失敗して不幸な人生であった。
一方価値子はまだ生きていて蘇尊のすることに口出しして蘇尊を悩ませていた。
価値子は人魚暦エイジ598年91歳の長い生涯を閉じた。価値子ほど運と周囲の人に恵まれた中宮はほとんどいない。元々塩原家は中宮を輩出する家でなかったが
両親をはじめ塩原家の人々の努力で価値子は秀尊の若い頃の妃になり、子供を次々と産み、業子の息子が知的障害で明尊に人魚王の位が回ってきたからいわゆる棚からぼた餅だった。
さらに自己中なところがあり特に子供たちは振り回されていた。
人魚暦エイジ612年蘇尊は死んだ。享年52歳。特に何事もなく平和な治世だった。次は仲子腹の三男(長男と次男は死亡)道尊(19)があとを継いだ。
この道尊、当初は東宮候補ではなかったからかなり自由きままに暮らしてきた。
ところが兄が相次いで死に東宮の座が回ってきた。そうこうしてるうちに父親も死に人魚王になってしまった。
しかも道尊はゲイ(バイ?)らしく妃の重房奈津子(22)の弟貞宜(19)と毎晩セックスをしていた。
173 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 03:05:42 ID:H3J/+W4z
ぽえ
174 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 03:08:02 ID:H3J/+W4z
ぽえ
175 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 03:54:58 ID:bRfKGqbV
さらに奈津子と貞宜自体同母兄弟なのに近親相姦のプライベートビデオが流出したという過去があった。
道尊と奈津子と貞宜は道尊の同母妹麗子(18・のち貞宜の妻)を交え4Pを時々行った。
奈津子は次々と妊娠して息子ばかり産んだ。奈津子は体位が原因と思い道尊に体位を変えるよう要求した。
そして奈津子は人魚暦エイジ619年五度目の出産をしたがまたもや息子だった。
620年道尊は思い立って長男の寿尊(9)に譲位をした。寿尊の母親は奈津子である。奈津子はまた妊娠して翌年六度目の出産をしたがまたまた息子が生まれた。
奈津子は31歳なのでまだまだ出産のチャンスはあったがこれから年をとり寵愛が衰えることを思うと焦り始めていた。
2年後奈津子は再び妊娠した。寿尊やその同母弟計尊など奈津子の息子たちは今度こそ女児誕生を望んだ。
そして遂に奈津子は7度目の出産で女児を出産した。
女児は如子と名付けられ兄たちから大切にされた。
そんな中寿尊に衝撃の出来事が訪れる。
寿尊は例に漏れず男子寮で暮らしていたのだがあるとき道尊が男子寮に泊まりに来た。
176 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 03:56:11 ID:bRfKGqbV
道尊は男子寮を懐かしんでいたが男子寮は上から下から大騒ぎで寮長の寿尊もどうもてなせばいいか困っていた。
それでもバーティーは何とか終わり皆は一安心したが道尊は寿尊の部屋に泊まることになったので寿尊はまだ気が抜けなかった。
「誠に御光栄でございまして心を尽して御世話いたします」と言ってみたが御光栄どころではなかった。
寿尊「は〜父さんを泊めるこっちの身になってよー(独り言を言いながら風呂掃除をしている。)。大体生まれてから12年間ろくに会話すらしたことのないのにどう過ごせというんだよー。」
道尊「(突然入ってきて)風呂掃除俺が代わりにやろうか。」
寿尊「とうさ、っ、先帝様(道尊のこと)がそんなはしたないことをするなど許しません。これでは歴代の方々に申し訳が立たないではありませんか。」
道尊「なら人魚国で最も尊いお方である帝(寿尊のこと)が今汗水垂らしながら風呂掃除を行われているのはなぜでございましょうか?」
寿尊「私は帝といえどまだ小学生です。身の回りのことをするのは当然のことです。」
道尊「それは小学生であろうと三十路であろうと同じです。ましてや子供に万事を任せて自分は何もしないぐうたら父親ほど悪いものはあるでしょうか。」
177 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 03:57:35 ID:bRfKGqbV
寿尊「先帝様は私の父親である前に先の人魚王であられた方でございます。人魚王は全ての人魚の父親であるべきお方。私情を求めることなど断じて許せることではないはずです。
私は人魚王になる前からそのことを強く意識しておりました。しかし私とて生身の人魚です。普通の子供になりたいと思ったことなど数えきれないほとあります。
町でみかける普通の親子連れに嫉妬することもあります。親が子供を叱っている場面さえ羨ましく感じます。でも先帝様と太后様(奈津子のこと)との普通の生活など想像できません。
いえ想像すら許されないのです。それでも」
道尊「・・・・俺だって親父とお袋とあんなことやこんなこともしたかった・・・。でもそんなことは許されなかった。父を父と呼べぬ悲しさ、母を母と呼べぬ辛さ、親であって親にあらず、
三十路の今でさえそうおもうことがある。それでも若い頃はある程度自由に出来たから人並みに遊んできたし恋愛もしてきたし悪さもしてきた。でも今のお前はそれも許されない。
こんなことになったのも全て俺のせいだ。最もお前は週末になると何人かで男子寮を抜け出し夜の町に遊びに行っているらしいが(寿尊、一瞬ギクッとする)。この携帯にばっちり残っているから(携帯画面を見せる)。
でも盗撮には気を付けろよ。あと警察沙汰にもならないように。あと性病移されないように。」
寿尊「風俗なんて行かないから」
道尊「そんな強がっちゃって。素人お嬢様集団と違ってプロの技はすごいから。あっ、そんなことより風呂掃除の途中だった。早く風呂掃除しよう。」
寿尊「はい。」
178 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 11:30:48 ID:bRfKGqbV
こうして二人は風呂掃除をした。
道尊「はぁ疲れた。早く風呂入ろう。」
寿尊「はい・・・」
道尊「なんか嫌そうだな。まさか○○が××とか?」
寿尊「えっ、あっ・・・」
道尊「(服を脱ぎ)別にそんな照れることないって。修学旅行の時に既にボーボーのやつもいただろ。」
寿尊「そういうやつは体格もよくて顔もおっさんだから」
道尊「人魚王といえど男として生まれたからにはおっさん道を歩まなければならない。これはどんなに運命が変化しても逃れられない。」
寿尊「いやだーそんなの〜」
道尊「壊れた時計と違って後戻りできないから諦めるしかない、さあ今すぐ服を脱ぐんだ!」
寿尊「何か違うような・・・」
こうして二人は服を脱ぎ風呂に入った。
道尊「は〜きもちいい〜」
寿尊「今日は疲れた〜」
二人はしばらくいろんなことをしゃべった。そして風呂から上がった。
道尊「おい何かビールとかないのか」
寿尊「冷蔵庫の中にあると思いますけど」
道尊「ほいよ。(寿尊にビールを投げる)」
寿尊「痛っ。いきなり投げるなよー」
道尊「○×◇▲×■○!」
寿尊「はあ?」
道尊「布団は敷かないのか?」
寿尊「万年床じゃあるまいし」
そういって寿尊は布団を敷いた。
二人は酔っぱらっていたので服も着ずに布団に入った。
179 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 11:33:05 ID:bRfKGqbV
道尊「お前も随分大きくなったなあ。」
寿尊「今更何ですか。」
道尊は昔のことを思い出した。
〜道尊の回想〜
道尊(当時18歳)「もうすぐだな。」
奈津子(当時21歳)「ええ。でも不安でしょうがないのです。この頃このままずっと妊娠の状態が続けば良いと思うことがあるのです。」
当時東宮の道尊は当時尚侍の奈津子と初の出産を心待ちにしていた。
道尊「俺がついているから安心しろ」
奈津子「それは出来ません。東宮様はゆくゆくは人魚王になられるお方。穢れに触れることなど出来ませんわ。第一出産の醜態を東宮様にみられたくない・・・。」
道尊「それでも出産に付き添いたい。」
奈津子「私だって東宮様に見守られながら出産をしたい・・・うっ!!」
道尊「どうした。いよいよ産まれるのか!」
奈津子「そうみたいでっ・・・」
道尊「誰か!誰かこっちに来い!」
こうして奈津子は病院に搬送されしばらくして分娩室に入った。
道尊も一緒に分娩室に入ろうとしたが止められた。
スタッフ「東宮様はじきに人魚王になられるお方。それは出来ません。」
道尊「私は東宮である前に産婦の夫でこれから生まれる子の父親だぞ!分娩室に入ることがなぜ悪い!」
スタッフ「でも穢れに触るのは・・・」
道尊「そんなことなどどうでもいい。奈津子が一人苦しんでいると思うと俺は耐えられない。俺はなんとしても奈津子の元に行くぞ」道尊は無理矢理分娩室に入っていった。
道尊「奈津子!」
奈津子「道尊様!来てくださったのですね!私はこの数時間大変心細くてしょうがなかったです(分娩台に乗ったまま道尊のほうに寄ってくる)。」
道尊「危ない(分娩台から落ちそうな奈津子を抱きかかえる)!分娩台から落ちるところであったじゃないか!でも安心しろ。俺がついているから。」
奈津子「申し訳ありません。私としたことが。でも宮様が許すならこの状態で出産をしたいです。」
道尊「この状態だと俺も少し苦しいが奈津子の苦しさに比べたら塵みたいなものだ。」
こうして奈津子は道尊に抱きかかえられながら出産した。
こうして生まれたのが寿尊だった。
180 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 21:46:15 ID:H3J/+W4z
ぽえ
181 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 21:46:54 ID:H3J/+W4z
ぽえ
182 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 21:52:38 ID:H3J/+W4z
ぽえ
183 :
名無しさん?:2007/07/01(日) 21:53:21 ID:H3J/+W4z
ぽえ
184 :
名無しさん?:2007/07/03(火) 21:52:41 ID:YdcqJcXb
実はその時道尊にはもう一人妃がおりその妃も妊娠していた。
その妃より奈津子のほうが家柄がよく道尊の長男を産んでいたので奈津子が中宮になるのは確実だったが一人の女性としてはやはり心苦しいものがあった。
翌年蘇尊が死に道尊は人魚王になった。
まもなくもう一人の妃は出産したのだが道尊は分娩室に入るのを禁じられた。
これを聞いた妊娠中の奈津子は大変悲しんだ。と同時に人魚王の立場の重さを嫌なほど感じた。
道尊の即位から遅れて3年、奈津子は中宮になった。奈津子には既に3人の息子がいた。
道尊は人魚王として忙しい日々を送っていた。しかし寿尊たち子供とのよそよそしい関係に悩んでいた。
そこで生誕30年を口実に男子寮に泊まることにした。
あとから生まれた子供たちと違い寿尊は東宮時代の子供であり最初の子供でもあるのか思い入れが深かった。
しかし12歳当時の道尊と寿尊では立場が大きく違う。中宮の子とはいえ王位などほとんど関係ない立場だった道尊は自由だったがいままさに人魚王の寿尊は自由などほとんど無かった。
ところが兄が息子を残さず死に東宮の同母弟ということで東宮になっただけでほとんど自覚もないまま人魚王になってしまったのであった。
しかし寿尊は東宮の長男として生まれたことから早死しないかぎり人魚王になることは確定的だった。当然周囲の期待を背負い物心つく前から人魚王になることを自覚していた。
道尊は改めて寿尊を不憫に思った。がその地位ゆえに寿尊を苦しめていると思うと道尊も苦しくなった。
185 :
名無しさん?:2007/07/03(火) 21:54:21 ID:YdcqJcXb
〜現代に戻る〜
道尊は寿尊と一緒にビールを飲んだ。道尊も寿尊もストレスを発散した。しかし道尊には困ったことが訪れていた。
あろうことが寿尊に欲情してしまったのである。いくら人魚界は性に対して寛容とはいえ寿尊は実の息子である。寿尊が美少年とはいえ(基本的に妃は美女であることが多くほとんどの王族は美男美女である。
道尊も奈津子ももちろん美男美女。)欲情してしまい道尊は困った。しかし布団の中で二人は全裸。道尊は我慢できず遂に寿尊を襲ってしまった。
186 :
名無しさん?:2007/07/04(水) 14:08:07 ID:SYAoheQY
寿尊は突然のことで頭が混乱し状況を理解出来ずにいた。そして道尊は寿尊の腹に射精して寿尊はようやく状況を理解した。
一回射精したのにも関わらず道尊はまだ続ける。そして道尊は再び射精したのだが道尊はその精液を寿尊のに塗りたくり寿尊のを自分のに挿入した。
寿尊は突然道尊を押し倒し主導権を奪った。
寿尊はまさに王様キャラで道尊を罵倒したり侮辱したりした。
寿尊「三十路にもなって早漏なんて情けない」
「実の子に手を出すぐらいなら満足させろ」
道尊も王様キャラだったので反論したが寿尊にビンタ(!)された。
そして二人同時に射精ししばらくして二人は正気に戻った。
寿尊「先帝様には先程不快なな言葉を投げつけたこと心からお詫びいたします」
道尊「いや実の息子を押し倒した私が悪い」
寿尊「いえ私はビンタまでしてどうお詫びすれば」
道尊「そもそもこんなことになったのも私が悪い。」
寿尊「酒が入っていたのでそれは仕方がありません。それでも私は言ってはいけないことを先帝様に言ってしまったのです。」
道尊「いや早漏の私が悪い」
寿尊「・・・気にしていたのですね」
道尊「でも自分で言うのもあれだけど絶倫だから。三回じゃ足りないくらい。」寿尊「三回で絶倫なのですか。」
道尊「あと五回はやれる。」
寿尊「ではやりましょう。私は我慢できません。」
道尊「中学に入ったばかりなのにすごい・・・」
寿尊「こんなことになったのも誰のせいだと思うんだ?全てはお前の責任だ。」
道尊「はいはい。分かりました。」
寿尊「はいは一回で十分!」
こうして二人は朝までやった。
187 :
名無しさん?:2007/07/04(水) 14:09:22 ID:SYAoheQY
道尊が男子寮から御所に帰ろうとすると同母弟の忠尊(23)が受付にいた。
忠尊「兄貴、今日の9時に西六条院様(64・蘇尊中宮仲子で道尊、忠尊の生母)の部屋に来るようにらしい。」
道尊「おふ、じゃない、西六条院様の部屋?」
忠尊「なんか重要な話があるらしい」
道尊「なんだろうね」
忠尊「また誰かを罷免しろと言うんじゃない?あの女は好き嫌いが激しいからな」
道尊「実の子の俺たちでさえ油断出来ない(笑)」
忠尊「実の子じゃなかったら間違いなく俺は嫌われていた(笑)」
道尊「でも高齢出産をするところをみると親父の前ではいい女だったのだろうか?」
忠尊「高齢出産で生まれた俺ですらわかりません(笑)でも人魚王の前では誰だっていい女になるだろ」
道尊「それもそうだね」
忠尊「じゃあ9時に会おう」
道尊「お前も行くのか」
忠尊「俺や他の兄弟も同席してほしいらしい。任意だけど」
こうして道尊は仲子の所に行くことになった。
仲子「皆さんお集まりのようですね。私がこんな夜遅くに皆さんを呼んだのは訳があります。それは帝のお妃のことです」
一瞬どよめきがおこった。
仲子「帝ももう中学生。体もだいぶ大きくなり近いうちに私の身長を追い抜きそうです。と言うことは、私の口から言うのは恥ずかしいのですが、帝のお体はもう既に女性を必要としていると思うのです。
」そこで私は私の娘でもある朝子(20)を帝の妃にしようと思うのです。」
朝子はその場にいなかった。
仲子「異論はありませんか。無かったら明日にも勅許をとりたいと思うのです。」
誰も反対する理由が無いので朝子は寿尊に入内が決まった。朝子は20歳。寿尊は12歳だった。実は当時寿尊の妃候補に岩瀬常子(16)と北川曜子(20)がいたが仲子はその牽制のために朝子を入内させようとした。
翌年朝子は寿尊に入内して朝子まもなくは妊娠し中宮になった。そして奈津子も8人目を妊娠した。
ところが翌年不幸が訪れる。奈津子は急に腹痛を訴えて病院に運ばれたが流産してしまった。原因は子宮外妊娠であった。そして大量出血が原因で死んでしまった。享年35歳。
道尊は悲観に暮れたが寿尊は実感が沸かなかった。
''';;';';;'';;;,., ザッザッザ・・・
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッザッザ・・・
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;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
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MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、 VIPからきますた
Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^Λ_ヘ
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__,.ヘ /ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ VIPからきますた
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\ `ニニ´ .:::::/\ `ニニ \ `ニニ´ .:::::/ニ´ \ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐- /`ー‐--‐‐―´\-‐‐ /`ー‐--‐‐―´\
189 :
名無しさん?:2007/07/04(水) 21:02:04 ID:SYAoheQY
さらに悲劇は続く。朝子は初の出産を迎え無事寛子を出産したが突然血を吐き朝子は死んでしまった。享年22歳。仲子は悲観に暮れたがいつまでたってもめそめそしてられない。
仲子にはもう未婚の娘がいなかったので蘇尊と他の妃の娘である政子(20)を猶子にして寿尊の妃にした。
ところが仲子は心筋梗塞で急死してしまう。享年67歳。仲子の葬儀が終ると常子や曜子など次々と入内してきた。
政子や曜子はまもなく娘を産んだが一番先に息子を産んだの常子はだった。これにより常子は中宮になった。息子は輝尊と名付けられた。
常子は翌年の人魚歴史エイジ630年も妊娠するが喘息の発作が起きて寿賀子を産んだがそのまま急死してしまう。享年23歳。
これに目を輝かせたのは曜子の生母岩瀬敏子(72)だった。敏子はの常子の父忠基の同母妹だったがと仲が悪くの死後も常子の生母青山操(母は明尊と佐和子の長女優子)と対立していた。
人魚歴史エイジ624年操が61歳で急死したとき敏子はあまりの嬉しさにお赤飯を炊いた。
190 :
名無しさん?:2007/07/04(水) 21:03:27 ID:SYAoheQY
常子と曜子は親が仲が悪かったが従姉妹同士でともに年の離れた末っ子だったため実の姉妹のように仲がよかった。
曜子は輝尊と寿賀子を養子にしたいと思っていた。しかし敏子のことがあるので決断できなかった。それを聞いた敏子は輝尊は東宮なので輝尊を取り込めば曜子の立場がよくなると思った。
曜子に息子が生まれればその子を東宮にすればいいわけだから輝尊は一時的な駒に過ぎなかった。
敏子のもくろみ通り曜子は中宮になった。2年後曜子は第2子を出産したがまた娘だった。敏子は落胆したが曜子はまだ29歳でまだまだ出産の可能性はあった。(敏子は曜子を45歳で産んでいる)
しかし翌年曜子は急死してしまう。敏子は高齢出産で産んだ娘を亡くし悲観にくれてそのまま死んでしまう。
曜子が死に翌年平厚子が中宮になった。四人目の中宮は稀で厚子はためらいを感じた。厚子には既に二人の娘がいた。まもなく厚子は妊娠する。しかし厚子は流産してしまった。
厚子は流産で体を悪くして回復せず翌年死んでしまう。享年22歳。
翌年魚民桂子(24)が中宮になる。五人目の中宮は前代未聞であり桂子は相当悩んだがついに中宮になってしまった。桂子は前年に息子を産んでいた。
その後一男一女を産んだが人魚暦エイジ645年33歳で死んでしまう。寿尊には前述の政子の他奈津子の同母妹愛子(35)その姪和香子(29)異母妹斉子(31)曜子の姪恵里子(25)等大勢中宮候補がいたが全員に断られた。
191 :
トム ◆/SaGa/Xg2U :2007/07/04(水) 21:55:57 ID:Ak6etJCL
昔話シリーズその1 モコ太郎
昔、あるところにおじいさんとおばあさんがいました
おじいさんの名前は梵銃ルでした。フランス人でした。
おばあさんの名前は@@@でした。皆からはさんこと呼ばれていました。
おじいさんはトラックを転がしに会社へ
おばあさんはアンニュイだったので河原へ向かいました
特にすることなしに川を眺めていたおばあさんでしたが
上流から何か流れてくるものを見つけ重い腰をあげました
それは遠くから見ると桃でしたが近くから見ると桃でした。
いや、モコでした(敬称略)
驚いたおばあさんが絶句しているとモコ(敬称略)がこう言いました
モコ(敬称略)「やいババア食うものと寝床を用意しろ」
しばらく呆気にとられたおばあさんですが
逆らうとヤバそうなので従
うことにしました
モコ(敬称略)はモコ太郎と名付けられすくすくと成長しました
―15年後・・・
逞しく成長したモコ太郎は鬼退治に行くと言い残し旅に出ました
いくぶんやつれたおじいさんとおばあさんは泣いていました
感動ですね
次回!モコ太郎の仲間探し編〜サガットさんも出るよ!〜
勝手にコテ使って申し訳ないです。特にモコちゃん
たぶん続かない
192 :
ベルベット ◆VELVET.EeQ :2007/07/05(木) 06:53:32 ID:jrAajFCd
∞
(・∀・)どんぐり最近来てないね
193 :
名無しさん?:2007/07/05(木) 23:38:40 ID:1qkS+Xp5
それより5年前、朝子の娘寛子(15)と、常子の息子輝尊(11)は密かに交際していた。
二人は夜に王宮を抜け出しラブホテルに入った。ところがなんと週刊誌にスクープされてしまった。当時生存中の桂子がわざわざ編集部に赴きなんとか揉み消されたが二人は非常に困ってしまった。
そこに曜子の長女の真子(13)が現れ、
真子「二人とも正式に結婚しちゃえばいいじゃない?」
と言った。
こうして寛子は輝尊の妃になり権尚侍になった。
しかし輝尊は女官に手を出し寛子をないがしろにした。そして寛子は実家に帰ってしまい輝尊は迎えに行くはめになってしまった。
3年後寛子は春子を産んだ。
政子の長女の景子(真子と同じ年だが景子のほうが誕生日が早い)は寿尊の同母弟の惇尊(26)と結婚して長女と長男が生まれたが二人とも幼死してしまった。
寛子は春子が生き延びれるかどうか心配になってきた。
3年後寛子は節子を産みその5年後寛子は操子を産んだ。景子はその後2男3女を産んだが21歳の若さで死んでしまった。しかも次女以外全員早死にしている。
翌年寛子は待望の長男光尊を産んだ。寛子は27歳、入内してから12年が経過していた。
翌年寿尊は急死する。享年42歳。
そして輝尊が即位して光尊が東宮になる。
194 :
名無しさん?:2007/07/05(木) 23:39:49 ID:1qkS+Xp5
翌年輝尊と寛子が寿尊の一周忌を主催したのだが100人以上兄弟がいてあまりの兄弟の多さに驚いた。
全員出席しているわけではないし景子など寿尊に先だって死んだ子供もいるにもかかわらず大勢いた。
寛子が厚子の娘章子(23)とともに調べたところ王子46人、王女73人、王族ではない子供(つまり御落胤)17人、流産死産25例、不明2例あった。
子の母親の身分も中宮から掃除パートの女性までさまざまだった。
その時章子が驚愕の告白をした。
章子「私11年前父上の子を産んだの・・・」
寛子「章子それ本当?」
章子によると13年前11歳の章子は寿尊と男女の関係になった。寿尊は章子に亡き厚子の面影を見て関係したのであった。章子は当初は困惑したのだが、
やがて寿尊が他の女性と一緒にいるところを見るだけで嫉妬するようになり、さらに事の最中に寿尊が厚子と言葉を発すると章子は厚子ヘの嫉妬に狂うことになった。
やがて寿尊はこのことを知り関係をやめようとするが章子は妊娠してしまう。しかし王女が未婚の母になることなど前代未聞だったため章子が産んだ子は厚子の実家の平家に預けられた。
寛子「その子供は今も平家にいるの?」
章子「それ以降の事は口止めされているの。ただひとつ言えるのはその子は戸籍上もある人の実娘になっていることよ。」
寛子「私も父上と男女の関係になったことがあるけど子供は産まなかったよ。」
章子「春子ちゃんたちはやっぱり帝の子なんだ。」
寛子「もうその頃には関係は消滅していたから。でも入内してすぐ妊娠したら誰の子かわからなくなるところだった。」
章子「お互い帝の娘は大変だね。それも絶倫エロ親父だから(笑)」
寛子「まあ帝だから許されていたのだろうけど。私自身が帝の娘じゃなかったら輝尊の他の妃に絶対嫉妬していた(笑)」
195 :
名無しさん?:2007/07/06(金) 19:37:23 ID:huhszGAf
輝尊「(遠くから)おーい二人とも何やっているんだ」
章子「噂をすれば来た。」
輝尊「こんな家系図なんか見てどうしたんだ。」
寛子「亡き帝に何人子供がいたのかを調べていたのです。」
輝尊「先帝は女好きだったからなー。いや男も好きだった。俺の童貞を奪ったのも先帝だったから」
寛子「がーん(自分こそが輝尊の童貞を奪った人だと思っていたのでショックを受ける)。私だって実は処女を先帝に捧げたのですから」
輝尊「そんなの寛子と付き合う前から知っていたから。」
寛子「そのことしっていてあんなことを言ったの。章子、この人私に向かって俺が君のバージン奪うんだねと言ったの。私が無言でいたらよかった君がバージンでよかったと言ったの。
この時は私が処女だって信じてくれて嬉しかった。でも今のでショックを受けたの。」
輝尊「29歳にもなってしらじらしい。俺を何様だと思っているんだ。まあ章子のようなことになるまえに俺の女にしてよかった。」
章子「まさかあのことを・・・」
輝尊「寛子の前で言っていいのか。」
寛子「さっき章子から聞きました。でも子の養育者や現在の状況までは教えてくれませんでした」
章子「でも何でしっているのですか?」
輝尊「だから俺を何様だと思っているんだ。人魚王だぞ。」
寛子「はあ・・・もうついていけない」
輝尊「俺はもう帰るからな。また明日。」
寛子「私たちも帰ろう。」
章子「そうだね。」
こうして三人は帰宅した。
196 :
名無しさん?:2007/07/06(金) 19:38:32 ID:huhszGAf
帰宅の途中寛子と章子は物凄い美女と遭遇した。
寛子「あの人凄い美人だよね。誰か分からないけど。」
章子「たぶん王族だと思うけど誰なんだろう。」
寛子「でも何でこんな夜遅くに?」
章子「たぶん先帝のお参りじゃない?遠くに住んでいて間に合わなかったとか」
その時寛子は女官の戸田宗子(32)を見つける。
寛子「宗子さん。あの人は一体誰だと思う?」
宗子「あの人は如子様らしです」
章子「如子様って亡き先帝と御同腹の妹君のこと?」寛子「うそー!如子叔母様あんな顔だっけ?」
章子「正直いってあんなに美人ではないはず」
宗子「あの顔は間違いなく整形です」
寛子「まさか人間界にいる間に整形したとか?」
宗子「それ以外考えられません」
寛子「離婚してホステスしていたとは聞いていたけど整形もしていたとは」
宗子「何でも若い子にナンバー1をとられて失意のうちに人魚界に戻ってきたとか」
章子「子供もいるのに今後どうするんだろうか」
寛子「普通に生活は出来るでしょ」
宗子「では私は用事があるので」
章子「じゃあまた明日」
197 :
名無しさん?:2007/07/06(金) 21:14:58 ID:huhszGAf
翌日如子(31)は御所にやってきた。あまりの(整形)美人ぶりに周囲がざわついた。
如子「御挨拶が遅れたこと誠にお詫び申し上げます。このたび私は先帝の一周忌を契機に人魚界に戻ってまいりました」
輝尊「今後はどちらに住まわれるのですか」
如子「とりあえず実家に住まうことになりそうです。」
輝尊「何かあったら私に申し出てください」
その夜輝尊は寛子の所に行った。
輝尊「如子叔母様見るからに整形じゃない?」
寛子「昨日あのあと如子叔母様をみかけて章子と宗子さんとその話題で持ちきりだったのです」
輝尊「でも何で整形なんか・・・」
寛子「そりゃあナンバー1ホステスになるためじゃない?」
輝尊「そんな顔だけでナンバー1になるんだったら整形推奨しているし俺だって整形しているよ」
寛子「まあ人間界で色々あったらしいからね」
198 :
名無しさん?:2007/07/06(金) 21:16:37 ID:huhszGAf
その後如子はなぜかセレブタレントとしてブレークした。そして一年後如子はヘアヌード写真集を出して飛ぶように売れた。だが多忙なスケジュールとあいまって如子の顔は崩壊しかけた。
でもそのうちに元の美しい顔に戻った。顔だけでない。如子は元からスタイル抜群だったが、豊胸手術を行い腹周りなども脂肪吸引した。
まもなく如子は再婚して息子も産んだ。しかし如子の不倫が原因で離婚した。
離婚したとき如子は40歳だったが整形によって美貌を保っていた。だが人魚界に戻ってきたころと顔や体型が全然違っていた。
如子46歳のとき輝尊の子を妊娠して妊婦ヌードを出し話題になり二度目のブレークを果たした。そして翌年奈津子を産んだ。
如子の普段の生活は質素だったが収入のほとんどを美容に費やしていた。
ちなみにこの年は寛子も44歳の高齢で玲子を産んでいたが、如子に隠れてあまり話題にならなかった。
3年後如子は息子を産んだ。また3年後如子は妊娠したが実は輝尊の子ではなく違う男の子供だった。
当然妃をやめさせられたが逆に三度目のブレークを果たした。さらに4年後人魚暦エイジ679年如子は56歳だったがまた別の男の子供を産んだ。
199 :
名無しさん?:2007/07/07(土) 22:32:35 ID:rGR5llk7
一方輝尊は人魚暦エイジ666年人魚王の位を光尊に譲った。だが娘は生まれるものの息子が生まれない。人魚暦エイジ682年30歳になった光尊は同母弟の時尊(19)を東宮にした。これには輝尊(53)と寛子(57)の意向があるらしい。当時時尊には既に3人の息子がいた。
だが3年後光尊についに息子が生まれた。母は塩原安子(38)でその息子は教尊と名付けられて安子は中宮になった。教尊の存在に時尊は危機感を感じた。そうこうしているうちに時尊は24歳の若さで死んでしまう。
一方如子は整形の繰り返しによって表情を変えることが不可能になってしまった。如子はダンスミュージックのゲストボーカルになり64歳にして激しいダンスを披露したものの
一切表情を変えずに(というか変えられない)踊り歌ったため生身の能面と言われてしまった。しかしそれを逆手に取り四度目のブレークを果たし年間1位になった。
200 :
名無しさん?:2007/07/07(土) 22:33:35 ID:rGR5llk7
人魚暦エイジ697年光尊(45)は教尊(12)に譲位をする。教尊にはまだ息子がいなかったので東宮には教尊の異母弟の大尊(10・母は東出奈緒子)が立てられた。
教尊の妃には輝尊の娘の千賀子(母は岩瀬賀来子・賀来子は常子の兄の孫・賀来子の母は寿尊娘の勝子)がいて五年後中宮になったが子供はまだいなかった。
さらに同じ年には大尊が15歳の若さで急死してしまう。当時大尊の妃の平松文子(25・母は輝尊と寛子の娘縫子)は妊娠中だった。光尊は男子誕生を期待したが生まれたのは娘だった。
しかし文子は子供を産めたので光尊によって教尊の妃になった。これにまだ子供のいない千賀子はショックを受けた。何てったって子供を産んでいる、それだけで十分脅威になる。しかも光尊の勧めである。
おまけに文子の母は光尊の同母妹縫子、つまり輝尊と寛子の孫である。縫子は既に死んでいたが輝尊と寛子はまだ生きていた。自身も輝尊の娘だったが中宮と晩年のお手付き女官では大きな隔たりがある。
201 :
名無しさん?:2007/07/07(土) 22:34:39 ID:rGR5llk7
しかも賀来子の母勝子は寿尊の娘だったが母の身分はあまり高くなかった(寵愛はされていたようだが)上勝子は早死だった。
それでも賀来子が生きていたら大きな後ろ盾になってくれたのだが(千賀子が中宮になれたのも賀来子が輝尊に訴えたから)、
賀来子は既に亡く岩瀬家も賀来子の異母兄が継いでいて(異母兄の母は勝子の同母姉勲子だが)、
そもそも賀来子が女官になったのも両親の死後異母兄達から放置されて生活が難しくなり同母妹達を養うために女官になったぐらいだから全く後ろ盾にはなってくれなかった。
さらに賀来子の同母妹に光尊の妃靖子がいたのだがこの人も既に死んでいた。唯一の頼みは輝尊の娘であることだったが輝尊は寛子に頭が上がらない。
それどころか千賀子は王女でしかも中宮であるから誰かの後ろ盾になるぐらいの権力を持っていないといけなかった。
202 :
名無しさん?:2007/07/07(土) 22:35:37 ID:rGR5llk7
ところが3年後寛子はこの世を去る。享年80歳。8人も子供を産んだにも関わらず生きていたのは光尊と末娘の玲子だけだった。他の六人は全員成人しているのだが20代30代で相次いで死んでいる。
恐らく異母姉弟婚の影響もあるが王族自体然るべき人しか妃になれず血が濃くなりすぎたのだろう。叔母甥婚で生まれた寛子自体異母弟との間に8人も子供を産んでこの年まで生きたのも驚異的なぐらいである。
寛子の死で一番打撃を受けたのは文子である。文子が千賀子の対抗馬になり得たのも祖母の寛子がいたからであった。さらに寛子が死に有力な妃が続々と入内してきた。
光尊はあれから3人の息子が生まれたがいずれも東宮の生母になるには身分の低い女性から生まれていた。
人魚暦エイジ710年文子が遂に妊娠した。教尊はもしかしたら自分に原因があるのではと思ったが安心した。そうして生まれたのは娘だった。教尊は娘を溺愛した。
千賀子はこれを見て複雑な思いになった。さらに千賀子は週刊誌で子無し中宮とバッシングを受けた。さらに翌年には里中舞子(24)が教尊の次女を出産した。
そんな中翌年千賀子は遂に妊娠する。注目を集める中出産したのは・・・娘だった。教尊や光尊、輝尊は落胆するが千賀子は30歳にして母となった喜びでいっぱいだった。
娘は富子と名付けられて元気に育った。だが幸せは長く続かない。千賀子は重い病に倒れ人魚暦エイジ715年33歳の若さで死んでしまう。
203 :
名無しさん?:2007/07/07(土) 22:36:41 ID:rGR5llk7
輝尊は翌年いわゆる老衰のためこの世を去った。享年87歳。この年まで長生きした人魚王は数世紀ぶりだった。輝尊より年上の王族は前述の如子(93)と真子(89)しかいなかった。
しかしながら如子はまだセレブタレントとして活躍して、真子は同母妹の理子(84)と老人ホームを経営して自ら老人の介護もしていた。
翌年教尊が急死してしまう。文子は当時妊娠していたが流産した上文子も死んでしまう。
こうして光尊三男頼尊(16)が即位する。だが半年もしないうちに頼尊は17歳で死んでしまう。そして光尊四男吉尊(12)が即位する。
だがこの吉尊、母親の身分がかなり低く辛うじて王族になれたものの光尊は吉尊を本当に人魚王にしていいか悩んだ(光尊五男は既に死んでいる)。
しかし66歳の光尊が新たに子供をつくるのは難しく吉尊を即位させた。
吉尊の妃は安子の姪で頼尊の妃になるはずだった塩原隆子(20)がなった。しかし8歳も隆子が年上なうえ吉尊は我儘で女嫌いで隆子自身も傲慢で男嫌いだったため夫婦仲は最悪だった。
おまけにゲイレズの政略結婚と週刊誌に書かれても逆に肯定するぐらいだった。しかし跡取りを得ないといけないので考えを改め人魚暦エイジ725年隆子は妊娠し中宮になったが流産してしまった。
2年後隆子は再び妊娠したが妊娠中毒症になり重体になるが元気な女児を出産する。しかし力つきて隆子は娘の名を和子と名付けると死んでしまう。享年30歳。
この十年間夫婦仲が悪く和子の誕生によって改善しかけたが最悪の結末になってしまった。
204 :
名無しさん?:2007/07/07(土) 22:37:03 ID:XqZR5g/J
(・∀・)どんぐり最近来てないね
205 :
名無しさん?:2007/07/07(土) 22:38:00 ID:rGR5llk7
吉尊が隆子の遺品を整理すると吉尊宛の遺書が見つかった。
隆子の筆「吉尊様、元気ですか。先に病身の身でして御乱筆をお許し下さい。」
吉尊「隆子、あんな体でよく書けたものだ・・・」
隆子の筆「今はいつごろですか。この文を帝が読まれていることは私は既に亡くなっております。この文を書いたのは帝に今までのことを謝らなければいけないと思ったからです。
帝に入内してはや十年、私は妻らしいことは何一つ出来ませんでした。それどころか私の我儘で帝に不快な思いをさせて申し訳ありません。
本来なら帝に直に仕える立場なのに何もしなかったことをお許し下さい。いえ許されることではないことです。だから私に天罰がくだったのでしょう。
それでも私によって帝の子が授かるということは帝には何の罪もないことの現れと私への戒めのためでしょう。
この子が男なのか女なのか私にも分からないですが“和”という文字を使いたいと思ったのはこの子には夫婦仲を和ませてもらいたいと思ったからで、前の妊娠の時からそう思っておりました。
もしこの子も死んでいたら誠に申し訳ありません。私は帝の妃の絶対的務めを果たさずにただ死ぬのです。帝にとってこの十年は非常に不毛になるのです。私一人のために。
もしこの子が生きていたら入院した時に持参したかばんの中に入っているDVDを大きくなったら見せて下さい。それがこの子にしてあげられる唯一のことだと思います。
最後に先立つ不幸を許してください。この十年間申し訳ありませんでした。そして今までありがとうございました。隆子」
吉尊「隆子・・・」
吉尊はその場に泣き崩れた。
206 :
名無しさん?:2007/07/08(日) 14:58:07 ID:A9ltdHcu
2年後村松東風子(31)が長男綱尊を産んだ。東風子は隆子以上に放置されていたが吉尊は隆子との関係を後悔したのか東風子を大切にした。4年後東風子は再び妊娠するが流産してしまう。
そして東風子は死んでしまう。享年35歳。東風子は後に中宮の位が贈られた。なお前年には松橋律子が宗尊を産んでいた。
吉尊には子供が少なくこの他には三男幸尊(母は律子・宗尊の3歳下・4歳で死亡)、四男恒尊(母は源藤子・幸尊の7歳下)、次女芳子(母は君成田経子・恒尊の2歳下)、
五男惇尊(母は箕輪亀子・芳子の6歳下・1歳を待たずに死亡)しかいなかった。
さすがに教尊の3女のみより多いが100人は遥かに越える寿尊やそれに近い輝尊より遥かに少なく、子供が少ないと嘆いていた光尊の20人より少ない。
吉尊は惇尊が生まれた人魚暦エイジ750年綱尊(21)に譲位した。
綱尊はまだ子供はいなかったが翌年長田洋子(25・母は隆子の同母姉)が妊娠した。洋子は中宮になったがその直後流産してしまう。この洋子、かなりの男嫌いだったが兄のために綱尊の妃になってしまった。
このため綱尊と仲が悪かったが従妹の和子の忠告で妥協した。2年後再び妊娠するが切迫早産で未熟児の娘を産んでしまう。そしてその日のうちに母子ともども死んでしまう。享年27歳。
207 :
名無しさん?:2007/07/08(日) 15:00:45 ID:A9ltdHcu
ところが思わぬ展開になる。洋子に仕えていた高田富貴子が綱尊の寵愛を得るようになる。富貴子は綱尊の10歳年上であったが3年後、37歳にして和尊を初産する。
綱尊は富貴子を中宮にしようと思ったが家柄の関係で断念した(富貴子がお手付き女中の娘で高田家からいい扱いをされなかったのもあるが)。
富貴子はこのあと二度妊娠するがいずれも流産してしまう。しかし王宮を意のままに操るようになり権力者になった。また他の妃への嫉妬も激しく(自分は女官ですらなかったのに)
れっきとした妃の山田多美子が綱尊の次男の敏尊を産むと多美子を自殺に追い詰めて敏尊を王族の位から無理矢理引きずり下ろした。このため綱尊には他に子供が出来なかったらしい。
さらに770年吉尊が死ぬと宗尊(38)や恒尊(28)を危険と見なして同年和尊が即位するのを契機に王族の位から無理矢理引きずり下ろした。さらに同年和尊の妃になった宮坂陸子(21)に酷い嫁いびりをした。
また綱尊に自分に王太后の位を与えるよう要求した。綱尊はどうしてこんなことになってしまったのだろうと悩んだがあとの祭りだった。唯一の救いは和尊が富貴子のような性格でなく聡明で物事の判別がついて自己中でないことだった。
208 :
名無しさん?:2007/07/09(月) 00:58:38 ID:6KLS7i1p
五年後綱尊は急死してしまう。享年46歳。綱尊が死に富貴子はますます傲慢になった。これに憤慨したのは吉尊の子供で綱尊の異母兄弟の和子(48)、宗尊(43)、恒尊(33)、芳子(31)だった。
あるとき和子は古いDVDを発見した。日付を見ると自分が生まれる直前である。DVDを再生すると妊婦を映し出している。場所は病院らしい。妊婦は心なしか具合いが悪そうである。
妊婦「こんにちは。あなたは男の子ですか?それとも女の子ですか?今あなたがこうして生きているということは私は既に死んでいることでしょう」
和子「お母・さ・・ん・・・?」
そう、この妊婦は和子の生母隆子であった。
209 :
名無しさん?:2007/07/09(月) 01:01:24 ID:6KLS7i1p
隆子「あなたが男の子なのか女の子かわからないですがあなたの名前には和という文字が入っていると思います。なぜこのような文字を使ったと言うと実は私とあなたの父上である帝は仲が大変悪かったのです。
あなたがこうして生まれているからそれはないだろうとお思いになる、いやそう思いたいしょうが、あなたが子供でしたら大変ショッキングでしょうが、はっきり言って愛が無くても子供は出来ます。
(和子は48歳だったが少しショックを受ける)行動さえあれば妊娠の可能性はあります。でも私はそんな現状が嫌になりました。そこで夫婦の関係を和ませる意味であなたの名前に和という字を使ったのです。
しかしそれも意味が亡くなってしまいました。私は妊娠中毒症であなたを産んだら私が死んでしまい、私が生き残ったらあなたの命は無いという状況に追い込まれたのです。
万が一あなたが生まれてもあなたは病気に苦しむ可能性もあります(現実の和子は元気に成人したが)。こんなことになったのも全て私の責任です。今まで好き勝手に生きてきて罰が当たったのです。
それなのに私は妊娠して男の子だったら文武両道、女の子だったら才色兼備に育てたいとか自分勝手な考えでいたのです。しかし私はあなたにお母さんと呼ばれることもなく死ぬのです。
母としてこれ以上辛いことはありません。でもこうして死ぬことは私にそういう資格が無いのでしょう。それどころかあなたに何もしてあげられず辛い思いをさせているかもしれません。
それもこれも全てこの母が悪いのです。いえ、あなたの母親である資格はないと思います。もしかしたら私より素晴らしい人に育てられてその人こそが本当の母と思っているかもしれません。そのほうが良いです。
あなたが全うに何も問題なく育ってくれたら。私は罵られ叩かれても何もいう資格はありません。でもこれだけは誓って下さい。父である帝のことは決して悪くいわないで下さい。
どんなことがあっても父の味方でいてください。父には精一杯の親孝行をして下さい。そして父には感謝して下さい。私はあなたの父にどれだけひどい仕打ちをしてきたことか・・・(隆子泣き崩れる)
210 :
名無しさん?:2007/07/09(月) 01:02:13 ID:6KLS7i1p
私は帝より8歳も年上だから本来なら帝の我儘を受け止める立場なのに・・・でもこの十年はもう取り戻せません。あなたにはむごいかもしれませんか私のぶんまで父につかえて下さい。
これからあなたには苦しいことがあるかもしれません。でもくじけず精一杯生きてください。誰かはきっと味方がいるはずです。本来なら私が最大の味方であるはずなのにこんなことになって私自身辛いです。
でも正しく生きていればきっと光が見えてくるはずです。そうでないと私のような一生になるのです。最後にあなたのことを天国から見守っています。さようなら。そして私の子供であってありがとう。」
211 :
名無しさん?:2007/07/09(月) 22:19:56 ID:6KLS7i1p
人魚暦エイジ777年陸子は中宮になった。陸子には恭子と瀧子の娘がいたがまだ息子はいなかった。富貴子はお世継ぎを産まないことを理由に(陸子はまだ28歳だったが)執拗にいじめた。
陸子は名門宮坂家本流の正室の娘。一方富貴子はそれほどでもない高田家傍流のしかもお手付き女中の娘。二人の間には越えられない壁があった。
翌年富貴子は「愛は身分を越えて」という本を出し驚異的な売上を記録した。
その本の中身には富貴子の激動の人生と綱尊との出会いと愛の生活が描かれていた。
その本によると富貴子は女中の娘として生まれ生まれてすぐ母は強制的に他家に嫁がせられて、本妻に引き取られたものの本妻に冷たくされて父の死後学校が終わると誰かと遊ぶこともなく働かされて、
初潮がくると数人の兄にレイプされて性奴隷になり、何とか中学には入れてもらったものの制服も教科書もお下がりで高田家本家で働きながら定時制高校に通い、
嫁にも行かせれもらえず年下の本家の娘の嫁入りについていき悲惨な前半生だったがその嫁入り先の長田家の義妹(洋子のこと)が中宮になり身の回りの世話をするひとが必要になり
おもいもがけず王宮で中宮の元で働くことになった。しかし先輩にいじめられて、部屋を燃やされたり、さらに追い討ちをかけるように洋子が死に私の人生もう終りと思っていたところに綱尊が現れた。
やがて和尊を高齢出産するもののその後二度流産して不妊症になったものの綱尊は相変わらず愛してくれて、和尊が無事成長して即位してくれた。しかし綱尊は急死してしまう。
でも和尊をはじめ皆が励ましてくれて立ち直ることが出来た。そしてこの本の発行に至るという内容だった。
こんな内容だから大々的に取り上げられて大ベストセラーになった。それと同時に富貴子はますます権力を握るようになった。
212 :
名無しさん?:2007/07/09(月) 22:21:24 ID:6KLS7i1p
だが実際には富貴子の生母は高田家で働く前から婚約していた人に嫁いでいて、富貴子を産んだことはむしろ黒歴史だった。
本妻は自分が入院中の間に夫が富貴子の生母を妊娠させたことに責任を感じ、富貴子の生母のこれからの人生に支障をきたさないように富貴子を引き取ったのであった。
また本妻は自分にも他人にも厳しい人で継子の富貴子にはそれが冷たく感じただけであった。
兄にレイプされるのも実は自ら兄に売春していたのであった。
お下がりの制服は4つも制服を譲り受けたのでわざわざ買う必要もなかった。教科書も年子の異母姉がいたので同様である(義務教育でないので教科書は高価・制服も一部共有)。
定時制に通ったのも全日制に落ちたからであった。高田家本家で働いたのも本妻のとりなしだった。高田家より長田家のほうが名門だったからむしろ栄転だった。
しかし本家の娘の夫の愛人になり本家の娘にとっては屈辱的だった。それを見た本家の娘の夫の母で吉尊中宮隆子の同母姉は娘の洋子の元で働かすということで本家の娘を安心させた。
先輩にいじめられたというのも富貴子が若い後輩をいじめていたからであった。
さらに洋子の存命中から綱尊と肉体関係をもっていて、洋子はそれを知り衝撃のあまり早産して死んだのであった。
二度目の流産のとき富貴子は既に44歳で不妊症になる以前に年齢的に次の妊娠が難しかった。
王統のために本来なら別の女性を勧めるのが正しいのに綱尊に女性を近付けさせず女性が妊娠したら密かに中絶させた(人魚界では中絶は違法)。
多美子は妊娠が判明するとすぐに実家に帰り一歩も自宅の敷地から外に出ず、自宅出産したほどであった。綱尊のすすめで王宮に戻ったものの富貴子のひどい仕打で体重が半分に減り鬱病でついに自殺した。
綱尊の死から皆の励ましで立ち直ったというがこの頃になったら富貴子は絶対的な権力者になっていた。
さらに富貴子の怒りに触れた雑誌や新聞は必ず廃刊されていたから、この本を取り上げないことはまずなかった。
213 :
名無しさん?:2007/07/09(月) 22:23:22 ID:6KLS7i1p
このころ出版社やマスコミ関係で病死以外で死んだ人がいたら富貴子によって殺された可能性が高かった。
翌年陸子は妊娠した。富貴子は表向きには祝福したが裏では何とか陸子を流産させようとした。
そして陸子は頼尊を産んだ。頼尊は陸子から引き離され陸子は悲しみに暮れた。
翌年北川悦子(18)が妊娠するも富貴子は悦子の部屋の入口近くに液体洗剤を撒いて悦子は転倒して流産した。このことがきっかけで悦子は不妊になった。
さらに5年後トラックで臨月の源量子(33)が乗っている車に衝突して量子は緊急帝王切開で和尊の次男を産んだが量子もその息子も翌日死んだ。
同じ年お抱えの産婦人科医に陸子は子宮がんと診断させて陸子の子宮を摘出させた。さらに翌年月流しの薬なるものを開発して残りの妃全員を不妊にした(最も誰も妊娠経験のある妃はいないのだが)。
和尊は量子が死んでから誰も妊娠しないので自分が不妊になったのかと悩んだ。
そんな中人魚暦エイジ793年女官の田中氏が妊娠する。和尊は喜んだが富貴子はまさか和尊が普通の女官に手を出すとは思わず裏切られた気持ちになった。
富貴子は田中氏に迫害をはじめるがこれに遠縁である悦子が気付き年が明けて悦子の母の実家である田中家本家に連れて帰り悦子の祖母に世話をさせた。
まもなく中傷の電話や手紙が田中氏のもとにやってきて田中氏は衰弱する。悦子の祖母の励ましで田中氏は聖子を産むが田中氏は死んでしまう。
そして聖子は悦子に育てられる。それが原因なのか田中氏の詳細はあまり残されていない(これも富貴子の策略である)。
一方富貴子の次の標的は頼尊の妃の近藤貴子になった。貴子は階段から突き落とされて流産してしまう。
>>155続き
ただひたすら待つ時間というものはとにかく長い・・
1つずづしか時を刻まぬ秒針がこれほど疎ましく思った
ことは今まで1度も無かった。
この時の私は、時間が刻まれ続けるのを、待つことしか出来なかった。
そして、時は満ちた。
1時間経っても、山田は戻って来なかった。
「もし私が1時間しても戻らないようならば、その後突入ということで」
山田の言葉が、その場全員の脳裏によぎる。
「よし!突入だ。」
この現場を仕切っている警官が声を発した。
いよいよ、謎の組織とのご対面というわけか・・。
中に入った我々が見たものは、まさに地獄絵図・・・
山田の体はバラバラにされており、そしてその犯人と思わしき人物は
消えていた。部屋中の壁に血飛沫が付着しており、山田の首が転がっていた。
「こ、これはひどい・・。とにかく中を調べるぞ」
数名の警官に混じって私もその捜査に参加した。
そして、捜査を進めていくうちにあっけなく答えは見つかった。
「警部!こんなものを発見しました」
その警官が見つけたもの、、それは一冊の本だった。
「ハコの中の失楽」というタイトルが記されている。
私がまだ幸福だった頃、あの男が私に向けてありとあらゆる失楽を
差し向けた・・と言っていたあの本のことだ。
その本の内容は、すべて私のことが書いてあった。
きちんと印刷されているにも関わらず、私のことを書いている。
つまり、自費出版なのか??
パラパラとページをめくると、ここ何時間の私の行動まで余すことなく
描写が綴られている。恐ろしくなったが、私は最後のページまでめくり
その内容を見た。
そこにはこう記されてあった。
「このページの最後を見たと同時にお前は死ぬ」
5年後、私はまた再び以前のような生活を取り戻すことができた。
それもこれも、あの葉室楽子のおかげだ。
彼女のおかげで、私はこの世の全ての快楽を手に入れることができた。
ハコの中のシツラク 【ハ】 シ ツ ラ ク 【コ】
彼女こそが、あの本の作者だったのだ!
そして、私の代わりに失楽を手にした山田・・・
私は君のことを決して忘れはしない!!!!!
ちなみに葉室楽子は、元男で今は性転換して女になっているそう。
そこで私も葉室楽子の店で働かせてもらっている。
もちろん性転換をして・・だ。
男であることに何の意味もない。
むしろ、1度きりしかない人生、男で出来ること女で出来ること
両方味わったほうが得ではないだろうか。
多くの謎は残った。
しかし、謎なんてものは永久に解き明かされなくても時は経つ。
時が経てば、やがて皆忘れていくもの。
永久不変の生(性)なんてものも実はまやかしなのではないだろうか。
そして私は今日も新宿2丁目で、いつものように働く。
多くのおっさんに囲まれながら・・。
終わり ¶
218 :
どんぐり:2007/07/09(月) 22:34:10 ID:???
次回は、ちゃんと筋が通ってておもしろいものを
持ってきます。今回は見逃してください・・。
あと、コテハンどんぐりにしました
次回作までしばしお待ちを・・
219 :
名無しさん?:2007/07/10(火) 21:55:58 ID:GCHJ8dtx
頼尊が死に綱尊以外の男性王族はいなくなってしまった。和尊はまだ43歳だったので新たな子供を期待したが富貴子によって全員不妊にされたので不可能だった。
陸子は10年前に死んでいて新たな女性を中宮にという声があったが諸事情で断念した。
和尊は敏尊を東宮にしようとしたが敏尊には誰一人子が無く、あまり意味がないと気付き悩んだ。
一方恒尊の息子恒和(28)は多数の兄弟と息子がいた。そこで恒和は長男の恒家(7)を和尊の養子にしようと思った。恒和は大変野心家で陰の実力者の和子(72)の孫の前田登代(29)を妻にして
その間に生まれた長女圭子(15)を頼尊の妃にしていたぐらいだった(恒家も登代の子供)。
一方宗尊は13人息子がいたが六男宗義、九男定道(19)、十男定信(15)以外は全て子供のうちに死んでいた。宗義は成人したが子を残さず既に死んでいた。
さらに定道と定信は宗義が死ぬ前に他家に養子に行っていて人魚王になることは不可能だった。
ちなみに宗尊の家は橘というのだが現在は当主なく宗義と定信の母がひっそりと暮らしていた(宗義の母が正室格)ので恒尊の藤家と大違いだった。
こうして恒家は東宮になり名も家尊と改めた。
220 :
名無しさん?:2007/07/10(火) 21:58:48 ID:GCHJ8dtx
人魚暦エイジ804年和尊は死んだ。享年48歳。家尊が人魚王になった。
家尊は12歳にして絶倫で毎日誰かと事に及んでいた。その上上手なので男女問わず虜にしていた。養育係が慎むようにいったが、逆に家尊の虜にしていた。
翌年常田万喜子(25)が妊娠した。実は万喜子はその養育係の双子の姉だった。
翌年万喜子は長女淑子を産んだ。そして万喜子は直ちに妊娠してわずか九ヶ月半後には礼子を産んだ。
その後も次々と子供が出来て人魚暦エイジ809年には押田美穂子(16)が宏尊を産んだ。宏尊は東宮になり美穂子も当然中宮になるはずだったがどういうわけか美穂子は中宮にならず
4年後に敦尊を産んだ島津瀞子(25)が中宮になった。瀞子は家尊の最初の妃で押田家より島津家のほうが家柄が良いから納得も出来ないわけではなかったが美穂子の母はは正室であるのに対し
瀞子の母は正室でもなく身分もあまり高くなかった。それどころか自分が正室のように振る舞い実の正室を自殺に追いやり、跡取りの母が正室になるのを妨げるところか島津家から追い出し、
その上自殺に追いやり、二人目の正室が流産したところ、監禁して何も治療を施さず死に追いやったりして評判は悪かった。さらに美穂子に嫌がらせを4年後美穂子は妊娠するが
長年の嫌がらせのため衰弱して娘を死産して死んでしまう。
同年敦尊は敏尊の養子になるが翌年死んでしまう。だが仲が悪かったのが改善して瀞子は次々と子供を産む。
しかし家尊の絶倫に耐えられず40歳になったのを契機にお褥下がりを申し出たが家尊は激怒し再び仲が悪くなった(皮肉にも瀞子の願い通りセックスは無くなったが)。
221 :
名無しさん?:2007/07/10(火) 22:00:31 ID:GCHJ8dtx
一方宏尊は人魚暦エイジ830年村松敬子(23)との間に将尊が生まれた。だが衝撃の事件が訪れる。家尊は将尊誕生を祝うために村松家を訪問した。
そこで敬子の母の近藤トメ(49)に「再会」してトメと関係して無理矢理王宮に連れて帰ってしまう。これがミソである。実はトメは頼尊の妃であった。
トメの父基義は貴子の異母兄だったが貴子の母と仲が悪く貴子を貶めるためにトメに徹底的にHテクを叩き込んで頼尊の妃にした。しかし頼尊は死んでしまう。
トメ(登米子)は落胆するが家尊が東宮になると家尊の妃になろうと考えた。しかし家尊より11歳も年上で結局断念して実家に帰った。だが家尊には年齢なんて関係なかった。
家尊はトメを妃にしようと近藤家に赴きトメに王宮に戻るように勧めたがトメは断った。それでも家尊は諦めないので困った両親はトメの妹タメ(為子)を差し出した。
ところが家尊の即位式に呼ばれ敬子の父親の英之と出会いその時妊娠し長男を産み英之の正妻になった。その後は11男7女を産み幸せだったがこの年の初めに英之が急死し悲しみのあまり初めて流産してしまう。
そこに長女の敬子が将尊を産み村松家に再び幸せが訪れた。
王宮に連行されたトメは英之の一周忌が終わると権典侍近藤登米子になり正式に妃になり高齢にもかかわらず次々と子を産んでしまう。
222 :
名無しさん?:2007/07/10(火) 22:01:44 ID:GCHJ8dtx
一方家尊はいつまでたっても宏尊に譲位せず人魚王の座にいた。人魚暦エイジ860年68歳になった家尊はようやく51歳の宏尊に譲位する。家尊はそれでもまだまだお盛んだった。
翌年敬子はこの世をさる。享年54歳。中宮になってから一年も経っていなかった。
翌年宏尊は将尊に譲位する。東宮は将尊の同母弟の尹尊(25)になった。しかし尹尊はすぐ死んでしまう。将尊は東宮を長男の治尊(15)にした。
治尊の母は敬子の同母妹道子(40)で治尊が東宮になると同時に中宮になる。しかし立坊式と立后式を執り行っている途中に宏尊は死んでしまう。享年53歳。しかもこの日は敬子の一周忌だった。
将尊は父と母と同母弟が次々と死んだので精神的に疲れ果てる。一旦は回復するが再び体調を崩し人魚暦エイジ865年道子が双子の娘を産み妹のほうが死にショックを受け遂に死んでしまう。享年35歳。
道子は悲しんでいたが衝撃の事件が起きる。家尊(73)が道子を犯して(?)自分の妃にしてしまう。
道子の子である治尊と典子(13)は曽祖父である家尊に抗議したが家尊のHテクで昇天してしまい、母はこのテクに負けたんだと嘆き諦める。
223 :
名無しさん?:2007/07/11(水) 22:44:10 ID:7C55/KCA
やがて道子は家尊の子を産み治尊の弟恒尊(11)を東宮にする。
治尊の中宮は重房姙子(29)だったが姙子は治尊より11歳も年上だった。それでも夫婦仲がよく寧子(0)という娘も生まれたが2年後姙子は死んでしまう。享年31歳。
2年後治尊は前田永子(24)を中宮にする。しかし永子は子供を生まない。人魚暦エイジ873年岩瀬鑑子(27)が惟尊を産む。
治尊の子は寧子と惟尊の他に尹尊の娘の智恵子(20)が産んだ寿子(惟尊の7歳下)しかいなかった。のちに永子は絶対に子が産めない体だと判明する。
鑑子の父忠治(43)は惟尊が生まれ権力を握り傲慢になった。そして惟尊を早く人魚王にするために治尊に譲位を要求した。
人魚暦エイジ875年恒尊(21)が人魚王になり惟尊が東宮になった。忠治(45)は母が家尊(83)の娘幸子(62・母は鹿内優子)で道子と仲がよく鑑子の同母妹の禎子(24)を恒尊の妃にした(中宮は平松良子26歳)。
しかし人魚暦エイジ882年道子が60歳で死ぬと忠治は掌を返したように恒尊に譲位を要求して翌年惟尊を即位させた。
恒尊は実家に帰っていった。良子や禎子など妃は王宮に残ろうとしたが忠治によって追い出された。禎子は流産で死んでしまう。享年32歳。
忠治はますます権力を握り鑑子すら困っていた。さらに女遊びが激しくなる。その頃鑑子は母を亡くした寧子(18)を実の子のようにしていた。あるとき忠治は寧子を強姦する。
それをしった鑑子は激怒して忠治の全ての公職を停止して王宮の出入りを禁止した。
人魚暦エイジ892年惟尊は源静子(24)を中宮にした。静子は同年東宮邦尊を産んでいた。
224 :
名無しさん?:2007/07/11(水) 22:45:06 ID:7C55/KCA
静子の生母は青山おりん(48)でおりんは昔鑑子に仕えていたので静子と鑑子の仲は極めてよかった。
この青山おりん、前半生はかなり悲劇的だった。おりんは人魚暦エイジ844年青山幸治(16)と三鷹弘子(14)の長女としてうまれ幸治はおりんを妃にしようと決意した。
4年後再び弘子は妊娠するが幸治は列車事故で死んでしまう。弘子は次女おときを産むが跡取りを産まなかったので青山家を追い出され三鷹家に戻った。
しかし父が亡くなり異母兄の代になり三鷹家を追い出されてしまう。幸治が生きていた頃のおりんは妃になるように育てられ中宮にもなり得たのに、
成長して鑑子の付き添いとして宮中に勤めることになり「悲劇の倫子姫」と話題になる。人魚暦エイジ867年おりんの前に一人の男子高校生が現れる。これが源太一(17)である。
一人っ子の太一は両親を亡くし一人で暮らしていた。しばらくしておりんは妊娠して二人は結婚した。おりんはまもなく長女を産んだ。
しばらくして太一は知り合いからおりんは中宮にもなりえるお人だったのに父が列車事故で死に、おりん達の存在を脅威と感じた両親の実家は母子を見放したということを知った。
鑑子は母の塩原季子からおりん達の悲劇を聞いていた(季子は弘子の従姉妹)。
そこで人魚暦エイジ887年季子(66)の提案でおりんの長女静子(19)を維尊(14)の妃にした。5年後静子は邦尊を産んだ。邦尊は東宮になり人魚暦エイジ907年恒尊の娘貴子(21)を妃に迎えた。
225 :
名無しさん?:2007/07/11(水) 22:46:25 ID:7C55/KCA
貴子の母は中宮良子であったが中宮腹の王女にもかかわらず前半生は不幸だった。
人魚暦エイジ886年貴子が産まれたとき恒尊(32)は既に人魚王でなく、母良子(37)と同母姉民子(4)と暮らしていた(同母兄が四人いたが王宮に残っていた)。
良子は平松家を継いでいた異母弟と仲が悪く元中宮だったが生活のため中学校教師をしていた。
しかし多忙のため人魚暦エイジ893年良子は癌の発見が遅れ癌で死んでしまう。享年44歳。
貴子と民子は平松家に引き取られたがこれこそが最大の不幸だった。
平松家は夫婦して浪費家で借金だらけだった。さらに夫人は貴子と民子をいじめてこきつかう。良子の息子の節尊(27)たちは反論しようとしたが良子の全財産を平松家が管理していたので反論できなかった。
夫人には子供がいなかったが良子の異母弟は外に産ませた子供がいた。夫人は発狂して貴子たちにやつあたりした(育ちがいい人は普通はこんな行動はしない)。
あるとき太一は遠縁の平松家を訪れたのだが貴子と民子の惨状を知り鑑子に相談した。
鑑子は驚き二人を引き取り恒尊の他の妃やその子も王宮に呼び寄せた。
そして人魚暦エイジ907年貴子は入内して翌年利尊を産んだ。
226 :
名無しさん?:2007/07/11(水) 22:54:49 ID:7C55/KCA
人魚暦エイジ915年貴子(29)は同じ邦尊の妃である源威子(27・静子の同母妹)、森内範子(31)、蔵正子(25)と談笑していた。
そこで人魚王室の歴史の話題になり、遂には調べることになった。
当初は四人だけだったが段々人数が増えやがては王宮全体を巻き込む騒ぎになった。
こうして全1000巻の王室の歴史が完成した。時代は謙子後期から現代までである。そしてこの最大の特徴は公正さを一切無視して独断と偏見で編集していることである。
また改ざんは一切なく王室のありのままを載せている。
また男性より女性のほうが圧倒的に登場している。
さらに魚民桂子や村松敬子、岩瀬鑑子は聖女扱いされているのに対し、押田薬子や聖徳仲子、高田富貴子、島津瀞子はひどく悪女に書かれている(実際にかなりの悪女だが)。
またエロネタが非常に多く特にゲイネタが多い(女が大多数なのにレズネタは意外と少ない)
また如子などの整形、芸能人化した人は必ずといってもいいほど出ている。
一番多く書かれているのは押田薬子で薬子の母が薬子を妊娠した記事で始まり薬子単独で15巻を費やしそれ以外や死後も含めると32巻程度費やしている。
さらにそれとは別に別巻人物編があり一度でも名前が出てきた人は全員のっていて本巻に出てきていない王族なども網羅している。
そして5年後ようやく完成した。最後の記事は利尊がもうすぐ妃を迎えるという記事で終わった。
だが実際の利尊は既に東出奈緒子(24)を妃にしていて奈緒子は既に妊娠していた。
そして奈緒子は周尊を出産した。貴子達は周尊誕生で最後をしめればよかったと思ったが既に遅かった。
―――――完―――――
いちおうとりあえずこれで終わります。だがまだまだ続きます。さらに謙子の前の時代も当然あります。
ラウンジでこの手のスレが伸びたのを見たことがない
でも今回は頑張ってるみたいだね
228 :
名無しさん?:2007/07/15(日) 21:34:47 ID:lAN8lkqj
このスレが伸びているというより俺のオナニースレと化してしまったと言う方が正しいかもしれない
それでもいいと思うよ
たとえオナニーでも、それを続けられてるんだから
今まではオナニーを続けるだけの気合いを持った人がいなかったんだから
230 :
再開。:2007/07/15(日) 23:58:50 ID:lAN8lkqj
人魚暦エイジ930年周尊(10)は島津須賀子(14)を妃に迎える。須賀子は翌年中宮になる。しかし翌年須賀子の父島津忠弘(40)が糖尿病で死んでしまう。その上翌年衝撃の事件が起きる。
須賀子の同母兄忠綱(19)と同母弟弘久(15)が利尊(25)に弓矢を射るという事件が起きた。利尊といえば周尊の父親で先の人魚王である。
事の発端はこうである。利尊は亡き妃の塩原紙子(次女)の妹為子(20・三女)の元に通っていた。忠綱はこれを自分と交際している時子(17・四女)の元に通っていると勘違いしていて
忠綱は弘久と利尊を脅かしてやろうということになり利尊を弓矢で射った。ところが運悪く利尊に命中してしまい利尊は病院に運ばれた。
それを紙子の弟で為子や時子の兄の隆治(28)が目撃していた。そして忠綱と弘久は王宮をクビになった。
その時須賀子は妊娠していてショックで一月も早く修子を出産した。修子は健康だったが須賀子は産後の回復が芳しくなかった。
さらに須賀子たちの母で隆治たちの姉の塩原定子(34・長女)が死んでしまう。
231 :
名無しさん?:2007/07/16(月) 21:26:56 ID:sITCKIkl
しばらくして忠綱と弘久は許されたが島津家の没落は決定的になった。この間時子は忠綱の正妻になり為子も利尊の元に入内した。
ところが人魚暦エイジ939年前年に周尊に入内していた隆治長女の瑠璃子(20)が中宮になった。そして須賀子は皇后になった。
昔は人魚王のいわゆる正妻が皇后と呼ばれていたのだがさらに尊称を高めた結果もともと三后の総称である中宮を人魚王のいわゆる正妻に使うようになった。
ちなみに歴代中宮の墓石には
良子の場合
「神武恒尊皇后尊称中宮号西松門院平松俊之御次女中臣氏良子」
これでも短いぐらいである。
鑑子の場合
「神武治尊後宮尊称女御並ビ神武惟尊御尊母尊称王太后号南一条院岩瀬忠治御長女中臣氏鑑子」
これは比較的標準の長さである。
道子の場合
「神武将尊皇后尊称中宮並ビ神武治尊御尊母尊称王太后並ビ神武恒尊御尊母尊称太王太后号五条院村松英一御養女実ハ村松英之御九女第五王氏道子」
これは二人も息子が人魚王になりその上兄の養女でもあったから長くなったのである。
ちなみに中臣氏というのは平松家や岩瀬家の元々の姓で第五王氏というのはマーメイド暦後期の王族に起源をもつ家ということである。
このように正式には皇后であるが尊称は中宮になったのである。
232 :
名無しさん?:2007/07/19(木) 00:25:42 ID:9oRDK6bJ
ちなみに豊尊以降の主な人魚王生母、中宮の出身家を見ると
武尊中宮押田容子・中臣氏
秀尊中宮塩原価値子・中臣氏
明尊中宮常田佐和子・中臣氏
道尊中宮重房奈津子・中臣氏
同北川曜子・第五王氏
同平厚子・第八王氏
同魚民桂子・第一王氏
綱尊中宮長田洋子・第一王氏
和尊中宮宮坂陸子・第五王氏
家尊中宮島津瀞子・第五王氏
惟尊中宮源静子・第八王氏
利尊中宮東出奈緒子・中臣氏
このように中臣氏が多い。しかも中臣氏は強力な家ばかりである。
特に
岩瀬家、押田家、常田家、青山家、平松家の五家を五大中臣氏と呼ぶ。
また村松家、北川家、宮坂家、島津家等は第五王氏であるが、当初、村松家、島津家等は源姓を、北川家、宮坂家等は平姓を名乗っていたが
第八王氏に平家と源家が新たに創られてその嫡流になったことから源平は名乗れなくなった。
第一王氏は初代人魚王の子供たちである。
中臣氏がなぜこんなに強力かというと初代人魚王の生母と皇后が中臣氏出身だからでありその後の歴史も中臣氏が活躍したからである。
233 :
名無しさん?:2007/07/19(木) 22:05:04 ID:9oRDK6bJ
須賀子は人魚暦エイジ936年周尊の長男である斡尊を産んだ。が斡尊は東宮にならなかった。4年後須賀子は再び妊娠して(さんずい+美)子を産んだが須賀子は死んでしまった。享年24歳。
瑠璃子は人魚暦エイジ945年演尊を産んだ。そして演尊は東宮になった。翌年も瑠璃子は作尊を産んだ。
島津家の人々はこれに大変悔しがった。が、これだけはどうしようもできなかった。
人魚暦エイジ952年周尊は死んでしまう。享年32歳。そして演尊が人魚王になる。当時瑠璃子は妊娠中で間もなく彰子を産んだ。
周尊の母の奈津子(56)は東宮に作尊を指名した。これがのちに王統分裂の原因になるとは誰も思わなかった。
234 :
名無しさん?:2007/07/19(木) 22:05:51 ID:9oRDK6bJ
人魚暦エイジ958年演尊は瑠璃子の妹百合子(38)の長女英子(18)を中宮に迎えた。
この百合子、相当やり手の女で普通父親がいないと中宮はおろか入内することも難しいが百合子の力で中宮になった(百合子が瑠璃子の妹というのもあるが)。
島津家があれだけ没落したのも百合子が弘久に捨てられた腹いせに島津家を貶めたという説もあるぐらいである。
そして百合子は次女の冬子(15)も作尊の妃にした。
翌年英子は長男成尊を産んだ。
そして百合子は塩原家を継いだ弟と不仲という理由で週刊誌に塩原家のスキャンダルを提供して実家の塩原家を貶めた。
ところが百合子自身に驚愕のスキャンダルがおこってしまう。人魚暦エイジ965年百合子は突如妊娠した。そしてその相手はなんと演尊だった。
演尊20歳、百合子45歳の前代未聞の出来事である。
演尊の言い分だと英子は妊娠出産で王宮におらずかわりに王宮で働いていた百合子と関係したということだが百合子は通勤であり、また演尊には他に妃がいたので言い分はあてにならなかった。
とにかく百合子は娘を産んだ。百合子はこの妊娠で息子たちに絶縁され近藤家を追い出されたがそれを逆手にとり入内してしまった。近藤英子の母としてでなく塩原百合子として。
百合子の息子たちは百合子を連れもどそうとしたが百合子にはね返された。
235 :
名無しさん?:2007/07/22(日) 22:07:34 ID:sClkd0sp
一方瑠璃子は妹の百合子が息子の子を産んだことに困惑した。英子は激怒して成尊が止めるのを聞かず実家に帰ってしまった。
だが翌年百合子は再び妊娠したが出産前に急死してしまった。享年46歳。
死の直前百合子は娘の通子を成尊の妃にするよう遺言した。そして英子は再び王宮に戻った。だが当時通子は20歳に対し成尊はまだ7歳。
通子には10歳の妹晴子(母はもちろん百合子)がいたが晴子はこれから生まれるであろう英子の次男か冬子の長男の妃になるという遺言でかなり無理があったが3年後通子は入内した。
人魚暦エイジ973年演尊は28歳の若さで死んでしまう。そして作尊が人魚王になった。
そして中宮は冬子がなった。東宮は成尊がなったが冬子には聖尊(6)という息子がおり英子(33)と冬子(30)の姉妹骨肉バトルになった。
さらに近藤家では近藤家の跡取りを巡って英子と冬子の兄弟で百合子の息子の基弘(35)、基健(31)、基国(25)の三つ巴骨肉バトルが繰り広げられていた。
しかし最終的には近藤家の嫡流は四男の基禎(19)の系統に移る。
間もなく通子(27)が妊娠した。英子は王子誕生を期待したが翌年生まれたのは王女だった。
成尊は初めての子供誕生に喜んでいたが英子は男じゃないので大変悔しがった。
冬子は同時期に次男を産み、英子に嫌味なほど男児誕生の喜びを伝えた。
しかし通子は再び妊娠し人魚暦エイジ976年に康尊を産んだ。冬子はショックのあまり流産してしまう。
冬子は翌年もその翌年も流産していわゆる不育症に陥ってしまう。
人魚暦エイジ980年冬子は再び妊娠したが作尊が突然死んでしまう。享年34歳。そして成尊(21)が人魚王になる。冬子はショックで流産しかけていまう。
だが作尊は聖尊(13)を東宮にする遺言を残していた。冬子はこれに喜び流産寸前から立ち直り元気な娘を産む。これにショックを受けたのは英子と通子である。二人は康尊が東宮になると思っていたのであった。
しかし転んでもただでは起きない。英子は娘の貞子(16)を聖尊の妃にして聖尊が即位した暁には中宮にする約束を取りつけた。
これに聖尊の妃になっていた晴子(24)は激怒した。
こうして王統争いが本格化した。
漢字とあらすじばっかじゃん
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どんぐり:2007/07/26(木) 00:50:40 ID:VQrZ0pMb
鋭意製作中