大学の図書館で隠れ泣きする人のスレ

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54名無しさん?:2005/07/04(月) 00:39:25 ID:TgIhQ4q7
受験では意識的に遠くの高校を選んだ。
中学時代に一緒だった人が、できるだけいないところにしたかったのだ。

微妙なレベルの進学校で、頭のいい人から普通の人、DQNまで様々
な生徒でひしめいていた。

オタッキーな人と友達になり、秋葉原に連れていかれたりした。
新世界は衝撃的だったが、あまりコアな領域にはついていけなかった。

僕の出席番号のすぐ後ろがDQNで、相手は僕が潜在的に怖がっている
のを見越しているのか、やたらと威圧したり嫌味を言われたりした。

空気が作れないし、一人でじっとしているのも辛いので、何について
語っているのかよく分からない連中に混じって、また作り笑いをしていた。

なぜか隔年で、僕に恐怖を与えるDQNが必ず側につく。
中2も高1も、出席番号のすぐ後ろが不良少年だった。

このパターンを発見したとき、僕は呪われているんだと感じた。
55名無しさん?:2005/07/04(月) 00:43:15 ID:???
あー・・・俺も高校とかバイトとか凄い遠くを選んじゃう
56名無しさん?:2005/07/04(月) 00:47:15 ID:???
オレも高校は遠くを選んだ。おかげで完全に生まれ変わったがね。
57[email protected]:2005/07/04(月) 00:51:06 ID:???
ふむ
58名無しさん?:2005/07/04(月) 00:52:13 ID:TgIhQ4q7
「現代社会」という科目が得意で、テストはいつもトップだった。
この科目の存在だけが、僕を実証的に勇気付ける唯一のものだった。

プライドが生まれるのは、僕にとって大事だったんだと思う。
「これだけは!」という存在は、あらゆる苦境から僕を救った。

高2になると現代社会のお陰で、選抜クラスに入ることができた。
なかなか感じることのなかった継続的な優越感を、このときに手に
することができた。

この年は隔年で不良が側につくサイクルから外れていたため、案の定
みんなまじめで不良は居なかった。そして、このクラスは3年になっても
変わらない。呪いは解けたのだ。

だが、1年のときのようにコアな友達はうまくできず、現代社会も先生が
変わってやる気をなくし、赤点スレスレの成績が続いた。
59名無しさん?:2005/07/04(月) 00:52:16 ID:???
むふ
60名無しさん?:2005/07/04(月) 00:52:16 ID:???
そうだよ、遠くを選びなさい、親や友人から離れなさい
61[email protected]:2005/07/04(月) 00:54:30 ID:???
ほほう
62名無しさん?:2005/07/04(月) 00:54:40 ID:???
高校でやる気を持続できる奴なんてきちがい
63名無しさん?:2005/07/04(月) 01:03:47 ID:TgIhQ4q7
友達はいる。不良もいない。外に遊びにも行く。
しかし、なぜかクラスに馴染めない。

友達は、僕を避けているのではないか?
本当は、僕がいるのがうざったくてしょうがないのではないか?

どうしても表面上の付き合いになってしまう。
それしか求めていないのだから当然だが・・・。
なにかおかしい。

そう考えた瞬間、僕は誰とも繋がっていないことに気づいた。
取り繕っているのはロボットだ。

僕の意識は、深い闇のなかで一人彷徨っている。
冷たい霧の中で、凍えている。

なんだこりゃ?
中2の秋から復帰して、正常に戻ったと思っていたが、ただ放棄しただけで
何も解決していなかったのではないか。
64名無しさん?:2005/07/04(月) 01:12:29 ID:???
うんうんわかるかわる
わかるよー
65[email protected]:2005/07/04(月) 01:17:09 ID:???
うむ
66名無しさん?:2005/07/04(月) 01:32:33 ID:TgIhQ4q7
ロボットは、多少不自然なところはあるが、とりわけ問題があるわけでもなく、
「正常」な生活を演出している。

だが肝心の自分自身がついていない。

常に「こんなんでいいのだろうか・・・」という不安を抱えて行動していた。

自分の意識は、まだ小学生の時代に留まっていたのだ。
67[email protected]:2005/07/04(月) 01:41:37 ID:???
うむ
68名無しさん?:2005/07/04(月) 01:51:02 ID:TgIhQ4q7
僕は途方に暮れた。
あぁしまった、なんか忘れてきたような気がしていたが、「自分」を
置いてけぼりにしていたとは。

どうして、不登校が始まったのか、初めて分かったような気がした。

引越しをして、心が不安定なまま、それを覆い隠して生活していたのだ。

そこから発生したストレスはやる気をそぎ落とし、あらゆる行動を滞らせた。
さらに神経質な性格が災いし、何もしようとしない自分に圧力をかけた。
これはかえって逆効果となり、僕はますますやる気を無くしていった。

そして、家族の態度が自分を追い詰めた。

このストレスのスパイラルから逃れるために、登校拒否という選択をしたのだ。
69[email protected]:2005/07/04(月) 01:56:35 ID:???
う うむ
70名無しさん?:2005/07/04(月) 02:00:23 ID:???
俺は二種類の人がいると思う
そういうのを知らずに生きてきた人とそういうのを身にしみて生きてきた人
どちらの生き方も素晴らしいと思う
くらべるなんて事はしない、どちらも素晴らしいのだ
71名無しさん?:2005/07/04(月) 02:03:46 ID:TgIhQ4q7
僕はいつも過去を向いている。

中3の頃など例外的に未来に向けて走り出す時代もあったが、
それは他者との関係が理想的だったからで、運が良かったのだ。

基本的に何をやっても楽しくなく、深いところまで到達できない。
楽しいことがあってもすぐに飽きてしまう。

感覚的には、母親とはぐれて迷子になった幼い子供のようなものだ。

大切なものを無くして、一人ぼっちで彷徨っている。ずっと。

渦巻く不安の正体が、少しずつ明らかになってきた。
72名無しさん?:2005/07/04(月) 02:22:56 ID:TgIhQ4q7
高校3年になり、選抜だということもあって、受験を控えた授業の進め方を
取るようになった。
「現代社会」は「政治・経済」に名を変え、担当の教員も1年次のときの人に戻り、
俄然やる気が湧いてきた。そして見事、期末試験で100点を取ることができた。

大学受験の圧力が日増しに強くなり、過去を考えるより、目の前の壁に対処する
ことの方が先決となった。
政経が得意だったので、この科目を試験に採用するなかで最もレベルの高い
某名門私立大学を受けることを決意した。

政経のプライドがあれば、どんな壁でも乗り越えられると信じていたのだ。

だが、独学で一人部屋に引き篭もっていたので、やる気があまり持続せず、受験勉強の
スケジュールも頻繁に変わっていた。

結局プライドだけで他の科目の能力を上げることはできず、名門私立大学は失敗に
終わった。今はセンターで受かった別の私立大学に通っている。
73名無しさん?:2005/07/04(月) 02:48:04 ID:TgIhQ4q7
政経のプライドがあればどんな壁でも乗り越えられるという、一種の信仰のような
ものがあったが、それを裏切られたかたちになり強いショックを受けた。

父親の学歴が高いこともあって、僕の自尊心は傷つけられた。
「現実」に屈したのだ。これはどうあがいても逃げられるものではない。

その後はできるだけストレスを感じない生活を心がけようと、ゆとりある行動を
取るようにした。だが、落ち着いて暇ができたところで何か満たされるものが
あるわけでもなく、自堕落に生きた1年生であった。

ゼミの中におしゃべり好きな人がいて、よくお話をした。
どうやら、明るい人の中には僕みたいなのを好んでくれるような人がいるらしい。
相性がいいというか。不思議と僕も彼と一緒の場合に限って、「空気」を気にせずに
適当なことを喋ることができた。
74[email protected]:2005/07/04(月) 02:56:14 ID:???
うむ
75名無しさん?:2005/07/04(月) 02:58:36 ID:???
いつしか彼と僕は友達以上の関係になっていた。
76名無しさん?:2005/07/04(月) 03:09:14 ID:???
わかりますよ
でもぶっちゃけ大学楽しいでしょう
これからもっと楽しもうよ
77名無しさん?:2005/07/04(月) 03:29:08 ID:TgIhQ4q7
大学2年生からは、自分自身のことについて深く考察するようになった。

単に「あの頃は良かった」で終わらせるようなものではなく、できるなら
「あの頃」を取り戻せないかという、期待が込められた取り組みであった。

「楽しさとは何か」「快感はどこで生まれるか」「思考とは何か」

脳科学や心理学の簡単な本を読みながら、夏場に基礎的な勉強をしていった。
僕は本気だった。このまま絶望に浸り続けるなんてまっぴらだ。
自分が今まで考えていたこと、楽しんでいたことなどを客観的に分析して、
失われたあの頃の気持ちを取り戻そう・・・。

この頃に疑問に思っていたのは、「そもそも社会って人間にとってなんなんだろう」
というものだった。ヒトという生物にとって、このストレスに満ちたグローバルな世の中は
苦痛でしかないのではなかろうか?
社会は拡大する宿命を背負っているのか。人間のための社会なのに、社会のために
人間が働くことになっている。どうしてこんなことになるんだ・・・。

人間が社会的存在であるが故に、人間は常に社会という目に見えない力を感じながら
生きていかなくてはならない。複雑な感情や思考は、複雑な社会を生き抜くために
必要だが、そのおかげで強いストレスがかかり、歪んだ感情を持つようになってしまう。
78名無しさん?:2005/07/04(月) 03:31:16 ID:NxEjCv7M
うんうん
79名無しさん?:2005/07/04(月) 03:45:45 ID:TgIhQ4q7
僕はある発見をした。それは、田舎の祖父母の家には僕の過去の意識がまだ
残っているというものだった。

子供の頃、田舎の祖父母の家は苦痛に満ちた生活を強いられる場所であった。
テレビの放送局が少なく、ゲームもできない。

ところが今では、無くてはならない心の砦と化している。祖父母が健康に生きて
いられることが、とてつもなくありがたいことであると感じた。

「あの頃の自分」と向き合える、唯一の空間。
僕が中2で登校復帰を果たした理由も、何となく分かってきた。

そして、再び自分の家に戻ったその翌日、僕はすごく悲しい気分になって泣いた。
涙と一緒に鼻水が出ても気にならないくらいに、悲しかった。

また、僕はロボットに戻ってしまうのか・・・。
この冷たい環境で、一人で生きていかなくてはいけないのか・・・。

そう思うと、どうにもならない切ないものが込み上げてくるのだった。
80名無しさん?:2005/07/04(月) 04:30:45 ID:TgIhQ4q7
秋になると、知覚の仕組みや自我について考えるようになった。
だが、いくら脳や心の働きを勉強しても、「あの頃の自分」を再現することは
できなかった。

結局、その分野に関する知識は飛躍的に増えたが、最終的な目標を
達成することはできずに終わった。


大学3年生になると、自分の意識は大きく変わってきた。

周りを気にかけるような気持ちが以前ほど強くはなく、陸橋でふと立ち止まって
ボーっとしたり、他者にやたら気を配ることもなくなった。
81名無しさん?:2005/07/04(月) 04:34:22 ID:TgIhQ4q7
おやすみ
82名無しさん?:2005/07/04(月) 04:35:26 ID:???
おやすみ、とりあえず全部読んだぞ
83(・_○メ)ノ:2005/07/04(月) 04:49:45 ID:xkb6wfMP
他人を知るのが怖くて他人に知られるのも怖いのかい?
誰もいない世界に行きたいか?
84名無しさん?:2005/07/04(月) 10:26:03 ID:???
「あの頃」っていつのことなんだろう・・・
85[email protected]:2005/07/04(月) 21:31:45 ID:???
うむ
86名無しさん?:2005/07/04(月) 21:53:31 ID:???
>>84
思い出の事さ。
楽しい思い出、つらい思い出。
みんなあの頃。
87トム ◆Lounge.8wU :2005/07/04(月) 22:09:54 ID:jVuwaGJm
>>83
今日はトリップつけてないんですか?
88名無しさん?:2005/07/05(火) 01:28:36 ID:V+Ws+0I1
>>84
「何か」を失ってなかった頃。
大切な何かを。

それが何なのかは、未だによく分からない。
「そんなのはそもそもないんだ」という考え方をした時期もあった。
しかし、過去のある時点において「失った気持ち」が発生したのは事実であり、
その気持ちが10年も続いている以上、「ないものはない」で満足して不安を
解決できることはなさそうだ。

不安がどういう不安なのかさえ、つい最近まで分からなかった。
失った不安、迷子になったけど誰も助けにこない不安である。

まだ具体的な原因は分からない。
でも、僕が無口になった理由や、独りを好むようになった理由は、おそらく
この不安のせいだろう。
89名無しさん?:2005/07/05(火) 01:47:49 ID:V+Ws+0I1
心の中に、僕の思考や態度にことあるごとに文句をつける意識がある。
僕の独りよがりな考え方、恨み節を批判するのはいいのだが、最近は
人格批判が酷く、嫌な思い出を引っ張ってきては、僕が不安になるのを
見て喜んでいた。

「意識がある」とはいえ、人格が複数あるわけではないので、自分の悪口を
言い続けるのも厳密には自分の意思である。自分がそれを求めている。

だがそうは言っても、もういいかげん耐えられなくなってきた。
先日、僕はその「意識」をぶっ殺した。殺しても、それはもともと自分の意思が
作り出した擬似的な意識なので、ちょっと考えただけですぐに再生産される。

だからその度にボコボコにしてズタズタにして殺している。
気持ちが良かった。最近は、やたらと自分をあざ笑う意識を自分で作り出す
ことは少なくなってきている。
90名無しさん?:2005/07/05(火) 02:04:20 ID:V+Ws+0I1
僕は妄想が大好きで、心の中の特殊空間にアニメやゲームのキャラを投入し、
オリジナルとは異なった独自の仕様で、みんなを動かしている。

そこには必ず友達が存在する。現実の友達からは得られない深い絆意識を、
その友達と共有する。

「失ってしまったもの」を考えたとき、そこから直ちに「失ったものは友達である」と
判断してしまうのは短略的である。
おそらく、深い絆を求めている相手は、自分なんだろう。
91[email protected]:2005/07/05(火) 02:16:14 ID:???
うむ
92名無しさん?:2005/07/05(火) 02:29:43 ID:V+Ws+0I1
3年生になってしばらくしたら、ある問題が発生した。

何もできなくなってしまったのである。

何もかもがダウンしてしまった。

大学に行くことはできる。だが、課題に取り組むことはできなくなった。
誰とも話さなくなり、自分自身も何も考えなくなった。

「・・・・」
こんな状態で、勉強も遊びも話も思考もせず、ただ黙って時間が経つのを
待っている。石像になってしまったのだ。

その後、悲しみが自分を覆うようになった。
もう、大学受験に失敗したとか、友達がいないとか、将来の展望が開けない
などの具体的な理由では説明しきれない、心の底からこみ上げてくる深い
悲しみに覆われてしまった。

ロボットは停止してしまったのだ。
自分がロボットだったことに気づいて。

今は無表情で無機質な毎日だ。
時折、大学の図書館で隠れて泣いている。
93[email protected]:2005/07/05(火) 02:31:20 ID:???
なるほど
94名無しさん?:2005/07/05(火) 05:14:44 ID:???
誰にでもあるごく当たり前のことなのに、あなたの書き方だと、
自分だけが特殊な人間で大変な苦難を味わっているので
同情されてしかるべきだと思っているかのように見えてしまう。
文章自体は丁寧だけど、あと一歩の掘り下げが必要。
95暴君さん ◆DUMVGOBbTY :2005/07/05(火) 11:48:34 ID:TbeEdkFy
今日 すごく 気持ち悪い スレを見つけました
96名無しさん?:2005/07/05(火) 12:29:13 ID:2ykp80mB
( ´,_ゝ`)
97名無しさん?:2005/07/05(火) 12:53:23 ID:???
テレ東板でスレ立て放題祭だ
http://live16.2ch.net/livetx/
98名無しさん?:2005/07/05(火) 13:17:06 ID:V+Ws+0I1
>>94
たぶん僕は「同情されるべきだ」と思っている。
たいして他人と変わらないのに、自分だけ特殊で不幸な人間であろうとして
一生懸命になっているところがある。

君のようなレスがいずれつくだろうと思っていたよ。
批判されるのは苦痛だけど、君の考えは正しいよ。

僕は不幸を演じているのを分かった上で、自分のことについて考えているつもりだ。
このスレに書いたことが僕のすべてじゃないし、まして同情されるのを期待して書き
連ねているわけでもない。

結果的に「不幸な10年」を書いてしまったけどね。
99名無しさん?:2005/07/05(火) 17:51:56 ID:???
愚痴に正論言われても困るんだけどね
100名無しさん?:2005/07/05(火) 19:56:33 ID:fgUa7lGH
なんというか、>>1は私ですか?というくらい似ている…。
かんがえかたも状況も。

100げと
101名無しさん?:2005/07/05(火) 20:13:41 ID:???
不幸演じたほうがいいんだよ。俺はそう思うね。
「ハァハァ!ああ苦しい!僕だけ悲劇の主人公みたいだ!」
これ読んで俺は笑ったね
102名無しさん?:2005/07/06(水) 16:28:41 ID:???
↑深く考えこむという段階まで頭が回らないんだね。

悲劇の主人公ぶる人間は、自分が悲劇の主人公ぶっているしそれではいけない、馬鹿馬鹿しいという事もわかりきっている。
ついでに他人の気持ちまで考え過ぎるからさらに肩身が狭くて辛く感じる。
103名無しさん?
>>102
あ?死なすぞたこ。
俺だってそんぐらいわかってるわはげ。