1 :
名無しさん?:
ではどうぞ
2 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:33:49 ID:???
ここはライブカメラスレの2061です
3 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:34:32 ID:???
かっちゃんがもうすぐ死ね!
4 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:34:35 ID:???
5 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:35:11 ID:???
かっちゃんガンガレ!
6 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:35:31 ID:???
かっちゃん、はやくしないとまじで殴るよ?
7 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:35:55 ID:???
276 かっちゃんヽ(´ー`)ノ ◆kach.U/bt2 sage New! 2005/04/04(月) 01:28:36 ID:???
トントントンと、かあさんが野菜を切っている音が聞こえてくる。
開け放した窓から夏の濃い匂いの風が入ってくる。
すぅっと深く深呼吸をして、一日の始まりを感じる。
「もうすぐできるからねぇ」
やさしいかあさんの声が台所の方から聞こえてくる。
「ああ、はやくしてくれよ」
そう、ぼそっと返事をする。
本当は早くしてくれなんて思っていない。ゆっくりただ愛情をかけて作ってくれればそれでいい。
でも、そんなことは口にはしない。きっと照れているのだろうなと思う。
おいしいそうな匂いが家中を包み込む。愛情が窓から外に溢れる。
「はい、できたわよ」
そういってテーブルの上に二人分の料理が運ばれてくる。
母が座る向かい側の席に、誰かが腰掛けることはない。
僕はもう二年前に死んでいるのだから。
味はわからないけど、かあさんの愛情だけはいつも伝わってくる。
痛いくらいの心のこもった気持ちが、目の前で徐々に冷めていく。
それを彼女は後でそっと、ごみ箱に捨てるのだ。
8 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:37:47 ID:???
276 名前:かっちゃんヽ(´ー`)ノ ◆kach.U/bt2 投稿日:2005/04/04(月) 01:28:36 ID:???
トントントンと、かあさんが野菜を切っている音が聞こえてくる。
開け放した窓から夏の濃い匂いの風が入ってくる。
すぅっと深く深呼吸をして、一日の始まりを感じる。
「もうすぐできるからねぇ」
やさしいかあさんの声が台所の方から聞こえてくる。
「ああ、はやくしてくれよ」
そう、ぼそっと返事をする。
本当は早くしてくれなんて思っていない。ゆっくりただ愛情をかけて作ってくれればそれでいい。
でも、そんなことは口にはしない。きっと照れているのだろうなと思う。
おいしいそうな匂いが家中を包み込む。愛情が窓から外に溢れる。
「はい、できたわよ」
そういってテーブルの上に二人分の料理が運ばれてくる。
母が座る向かい側の席に、誰かが腰掛けることはない。
僕はもう二年前に死んでいるのだから。
味はわからないけど、かあさんの愛情だけはいつも伝わってくる。
痛いくらいの心のこもった気持ちが、目の前で徐々に冷めていく。
それを彼女は後でそっと、ごみ箱に捨てるのだ。
↑ちょっと感動した。けどこれで終わりといいやがった!かっちゃんころぬ!!!!!
9 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:41:28 ID:???
おらおらおらおらーー
かっちゃんでてこいやあああああああああ
∩
( ・∀・)彡 かっちゃん!ですよっ!
⊂l⌒⊂彡
(_) ) ☆
(((_)☆
「だーかーら、いま囲まれちまってるんだよっ!」
受話器越しに相手を怒鳴りつける。
ここはとある洋館の一室。とても巨大な洋館で、冬の間は誰もこない。
というか、来れないのだ。なぜなら、毎年この季節の大雪で、ここにこれる唯一の道路が閉鎖されてしまうからだ。
そのため、冬の間はここに管理人を置くことにしている。今年は俺だったってわけだ。
そして俺は今、切羽詰った状況に置かれ、サリンジャーのヤツに電話をかけていた。
「頼むよ、頼れるのはお前さんしかいないんだよ!」
巨大な洋館には俺と、あと2人の雇われ管理人(ほとんど雑用係)がいたが、
その二人が今、どこにいるのかまったく分からない。
それは、この洋館があまりにも広すぎるということもあったし、それよりなにより、今この状況だ。
確かめようが無い。
部屋から出て、次に襲われるのは俺かも知れないのだ。
「何が襲ってきてるかだって!?お前俺の話きいてたのか!」
プツン、ツーツー。
そこで電話が切れた。
ミシっと小さな音が上から聞こえた。
嫌な予感がして、ゆっくりと上を見上げた。
そこには、天井の薄い板を突き破って這い降りてくる、アスパラガスの姿があった。
12 :
みゆる:2005/04/04(月) 01:43:47 ID:???
∩
( ・∀・)彡 みゆる!ですよっ!
⊂l⌒⊂彡
(_) ) ☆
(((_)☆
13 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:44:34 ID:???
かあさんと母 どっちかひとつにしろと。
本当は早くしてくれなんて思っていない。<ゆっくり>ただ愛情をかけて作ってくれればそれでいい。
↑ここいらない
きっと照れているのだろうなと思う。 ←この部分だけが第三者的でおかしい
15 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:45:06 ID:???
18 名前:名無しさん?[sage] 投稿日:2005/04/02(土) 22:17:37 ID:???
仕事以外の時間を2ちゃんねるで過ごすしかない気持悪い出歯男
16 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:47:04 ID:???
いや、細かい突っ込みしようと思えばどんなもんでもいくらでもできるけど
感動した。
>>7
17 :
みゆる:2005/04/04(月) 01:47:53 ID:???
>>16 ( '-' )( ,_, )( '-' )( ,_, ) ウンウン
18 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:48:35 ID:???
>>16 かっちゃんは細かい突っ込みしてほしいんだよ
どんどん突っ込んでやれ
19 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:49:10 ID:???
かっちゃん、どんどんうpしといてくれよ
後でまとめて読むからな!
>>13 かあさんと母の二つにしたのは、
はじめは母さんが生きているのかのように見せるためで
その種明かしをする二段落目と区別して見ました。
ゆっくり、はたしかにいいらないですね。その語のせいでクドイ文になってるですね
照れている、は主人公はもう死んでいて、自分を達観視しているみたいなことを
やってみようとしましたが、失敗しましたねぇ。まだまだ力がたりませんです。
埼玉帰ったら、しばらく本格的に文章の練習しないと
21 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:49:52 ID:???
>>18 そうか、よし
かっちゃんの童貞チンポコ!!!!
>>16 細かい突っ込みくださいです。
面倒だったらひとつくらいでも・・・
>>21 ちんぽこは未使用ですけど。心の中では使用済みみたいな
24 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:52:53 ID:???
かっちゃんがんばって下さい
25 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:54:24 ID:???
>>22 そうか?
確かにこなれてない感があるけど、いいと思うよ、なんか
↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ここが重要
こなれてない感じは数こなせば(書くのも読むのも)自然となんとかなるし
それと、かっちゃんの童貞チンポコ!!!!
>>24 どうもです。あしたから気持ち切り替えてがんばるですよ。
一ヶ月みっちり休みましたからね
>>25 ∩
( ・∀・)彡 ありがとうありがとう!おじさんがんがるよ!
⊂l⌒⊂彡
(_) ) ☆
(((_)☆
28 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:57:06 ID:???
29 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:58:22 ID:???
かっちゃん雑スレで探してる
30 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 01:59:17 ID:???
ちゃんとかけもちしろ!もうすぐ死ぬんだから!
>>28 おしい!もうちょっと痩せてれば!!!っていう問題じゃねぇぇぇえええええ
∋oノハヽo∈
_, ,_ ( ´D`)
( ‘д‘)⊂|、, つ
⊂彡☆))(, ノ
パーン (.(_)
>>29 サンクス!そろそろ戻るべ
33 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:02:39 ID:???
(,,,,)
ノ::\
/::::::::::)
/;;;;;;;;;;;;;(
(____)
( ´ ・ω・) <むーむー。
( ∪ ∪
∪-∪
>>33 ∧,,∧
( ´・ω・) どったの?
c(,_U_U
35 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:04:15 ID:???
>>34 (,,,,)
ノ::\
/::::::::::)
/;;;;;;;;;;;;;(
(____)
( ´ ・ω・) <むー
( ∪ ∪
∪-∪
むかしむかし日本国の西の彼方に、九つの州のある島があったそうな
それがある日突然海の底に沈んだのじゃ
その地の北のたいそう栄えた地に、ひとりの男が
住んでおった
うすらぼんやり生きておった男じゃが、さすがにそのときは
たいそうたまげて飛び上がった
揺れが落ちついたそのとき、男は身に付いた習慣で
コンピューターのスイッチを押したが、
うんともすんとも反応しない。電気はもう止まっておったのじゃ。
こりゃ大変だ。こりゃたまげたばい。
この痩せ男、倒れた家具を押しのけながらベランダへ出ようとしたが、
戸は開かず、ガラスはひび割れ、それどころではない。
割れたガラスの隙間から外をみれば・・・
そこにはこれまで見たこともないような光景があったのじゃ。
黒く青緑にうねる太い太いものがうねっておるのじゃ。
なんだなんだ。男は細い目をこすり、骨の浮いた胸を抱いてじっと目をころした。
どっかでみた。どっかでみた。
青緑のしなるように動く物。太かヘビたい。ヘビじゃなか。よくみれば
3つ。3本動いとる。・・・とまた揺れだした。
安藤しゃああん。
誰かが呼んどる。
まさきい・・・
あんちゃんの声ばい。
だが男の目はそのうねる3本の太かものにひきつけられていたんじゃ。
男は恐怖とともに、胸の奥で笑い出していた。
おれは待っとったぞ。こういう日がくることを待っとたばい。
男の細い目が光った。口元がゆるんだ。
太かあの青い、黒い、にぶく光もんは、首たい
3本の首たい!
まさきい・・・
あんちゃん、見ろよ! 見んかい! おおおおお
wwwwwwwwwwww
あんちゃん!! ギドラよ! キングギドラよおおおおおお
男は兄の呼ぶ声も忘れて、その光景を、割れたガラス窓の向こうに
見ていた。
おわり
ああしむしむうう
びゅ==========
※ライブカメラ文庫より
>>35 ∧,,∧
( ´・ω・) 疲れてんだねぇ。おじさんで良かったら話し相手になるよ
c(,_U_U
>>36 ドラゴンヘッド!!
39 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:07:29 ID:???
>>38 (,,,,)
ノ::\
/::::::::::)
/;;;;;;;;;;;;;(
(____)
( ´ ・ω・) <眠いの むー
( ∪ ∪
∪-∪
>>39 ∧,,∧
( ´・ω・) PCの電源きってはやく横になりなさい。
c(,_U_U
41 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:09:01 ID:???
(,,,,)
ノ::\
/::::::::::)
/;;;;;;;;;;;;;(
(____)
( ´ ・ω・) <なんか食べて寝るノシ かっちゃんがんばってね
( ∪ ∪
∪-∪
かっちゃん何才?
>>41 ∧,,∧
( ´・ω・) おやすみ。夢で逢いましょう
c(,_U_U
>>42 永遠18歳
かっちゃん初体験は何才
>>44 ∧,,∧
( ´・ω・) あの・・・・DOUTEIですけど・・・・
c(,_U_U
かっちゃんの好きなタイプは
>>46 ∧,,∧
( ´・ω・) カエラ!カエラ!ベッキー!
c(,_U_U
知らないです
どうして死ぬの
>>48 ∧,,∧
( ´・ω・) え?死にませんよ!なにいってるんですか!
c(,_U_U
死なないのか。それはよかった。
かっちゃんは作家になりたいの?
>>50 ∧,,∧
( ´・ω・) なりたいですねえ。とりあえず、四十、五十歳くらいまでは書いていくつもりですよ。
c(,_U_U
52 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:24:28 ID:???
ということは、まだ30代、20代の人ですね
作家は誰が好きですか
>>52 死なないからっ!死なないから!
つ旦~ お茶どうぞ
>>53 村上春樹ですねえ。あたりさわりがねえなって良く言われますけど。
さいきん逆輸入で翻訳本がでましたね 本人の作品が日本語に
翻訳されるっていう
彼の小説は、ノルウエイの森しか読んだことありません
そうですか、村上春樹ですか。
>>55 あのエセカッコいいだろ雰囲気が大好きなんですよねえ
主人公が毎回セックスしやがってそれはないだろう!!!見たいナ感じが
毎日オナニーして、大江健三郎の若い頃の作品読んでみるのも
いいかもです
ぶろぐやってますか
58 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:36:35 ID:???
かっちゃんは主人公が毎回セックスする小説が好きってことはわかった。
59 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:36:59 ID:???
かっちゃんは、あれ読めよ、あれ
おれが読んでるやつ
>>57 やってないお。大江さんは飼育だけよんだ
ひたすら鬱になった。
なんていうかドロドロした文かくよね。さすがノーベル
>>58 まぁ、あたらずも遠からずって感じですね
>>59 どれどれ
ブログがおすすめです
毎日少しでもいいから文章書くの
ひとつの文章のなかに同じ言葉、語彙を2度使わないようにして
でね、新聞の連載小説みたいに、連載していくの
おもしろければ本になる時代だから
じゃ、がんばってね。
ばいばい
>>61 なるへそ。こんど夏にでも挑戦してみるですよ。
∧,,∧
( ´・ω・) おやすみなさい。夢で逢いましょう。
c(,_U_U
63 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:47:35 ID:???
よし、ブログやる
64 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:48:23 ID:???
65 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:52:57 ID:???
かっちゃん、よかったね、最期にスレ立ててもらって・・・
成仏してくださいね・・・
66 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 02:53:31 ID:???
なむあみだびゅつ
アーメン
ザーメン
68 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 03:37:11 ID:???
此処は死にたい気持ちを小説にして吐き出して逝くスレですか?
70 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 13:39:56 ID:???
映画「半落ち」で子供をなくした母さんは
それでもいると信じ込み食事を用意するんだったよねん
>>70 母ちゃんの愛情ってやつですかねえ。
おいらもこの間、死んだ猫の鈴の音が聞こえたようなきがして
しばらく家の中を探したりしましたしねぇ
165 名前:かっちゃん[sage] 投稿日:2004/06/15(火) 08:52 ID:???
「深海」
夜、
砂浜に膝を立てて座り、その間に顔を埋めた。
やわらかな波の音を聴いていると
どこまでも広がる海が優しくわたしを包み込んでくれるような気がした。
埋めた頭を持ち上げて、眼前に広がる海を見つめる。
深い緑色から徐々に蒼へと変化していくそれは、
とても綺麗な宝石のように輝いて見えた。
その輝きは水面に散る月の光でよりいっそう眩しく見えた。
すくっと、立ち上がると海に向かって歩き出した。
足につけた錘が砂浜に綺麗な轍を残していく。
これで、あなたと一緒になれるかしら?そう海に微笑みかけてみる。
規則正しく寄せては返す波の音が、わたしに囁き返しているように音を立てる。
身体が少しずつ、あなたの中に入っていく。やわらかく包み込まれていく。
不意に涙が頬を伝って落ちた。
あなたと一体となったわたしの涙は、小さな波紋を残しながら静かに消えていく。
わたしもこの涙のようにあなたと一体になれたらいいのに。
201 名前:かっちゃん[sage] 投稿日:2004/07/14(水) 18:46 ID:???
いつのまにか好きになってたコーヒー。
2つのカップにそそいで、テラスにでまつあなたの元に運んでいく。
あなたの向かい側の席に腰掛け、午後のゆったりと流れる時間を楽しむ。
あなたの足元にはポチが寝そべっている。舌をだらしなくたらして微笑んでいる。
あたしが、腕を下に伸ばすと、その手を舐めにやってくる。
ぺろぺろぺろぺろ。くすぐったくて、でもなんだかゆったりした気持ちになる。
このまま、ゆっくり時が流れてくれればいいのに。
でも、あなたはもういない。目の前のあなたの顔が色をなくしていく。輪郭も何もかもが
風に乗って消えていく。
ポチももういない。
カップに触れるあたしの手をじっと見つめる。ああ、もうこんなにも時はたってしまったのだ。
皺だらけのくちゃくちゃの手。あなたが愛してくれたわたしは、もうずっと過去のもの。
いつのまにかコーヒーが好きになるように、時はその流れを増していく。
黄昏の午後に、車のブレーキの音が響いた。
きゃっきゃという楽しげな笑い声が聞こえる。
「祐君、落ち着きなさい、ほら、漫画忘れてるわよ」
「あっいっけねー」
「ほらほら、祐、おばぁちゃんにあったら、ちゃんとごあいさつするんだぞ」
「そんぐらい分かってるよー」
駆けて来る音がして、家中にチャイムの音色が広がった。
ごめんなさい。あなたのとこへ行くのはもう少し先になりそうです。
だって、まだわたしを必要としてくれる人たちがいるのだから。
74 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 17:56:20 ID:???
ソフトバンクの弱い物いじめはイヤな感じ
北尾ってやな感じ
75 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 19:23:03 ID:???
ほんとうに夜の海をみれば何も見えないので、
これは「わたし」の夜のイメージですね
見えるとしたら月光をあびて光る、夜光虫
76 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 20:25:03 ID:???
あなたの好きなコーヒー。 サイフォンからふたつのカップに注ぐ。
テラスのテーブルで微笑むあなたの向かいの席につく。
午後の眠るような時間の流れのなかで、思い出を楽しむわたしたち。
あなたの足元に寝そべるポチ。
わたしが手を差し出すと、這い寄り、指をなめる。くすぐったい。
このまま、時がとまってくれてもいいのに。
冷めていくコーヒー。
77 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 20:27:52 ID:???
あなたの顔は色を失い、輪郭も、微笑みも、砂に描いたデッサンを
風が消していくように消えていく。 ポチもいない。
カップを持つわたしの手。ああ、もうこんなにも時はたってしまったの。
細かな皺を刻んだ手。あなたが出会い、愛したわたしは、いまはいない。
あなたを失い、それでもふたり分のコーヒーを容れ続け、テラスに運んだ
わたし。
そんな日々が、わたしをコーヒーが好きにさせ、テラスで夢を見るようになった。
いいえ、寂しくはないのよ、あなた。
いつでも一緒ですもの。
78 :
名無しさん?:2005/04/04(月) 20:28:35 ID:???
黄昏時。夏の終わりを告げる蜩の鳴き声をうち消すように、車のドアの閉まる音が響いた。
子どもの笑い声が聞こえた。 わたしは編み物をしていた手を止めた。
「祐くん、落ち着きなさい、ほら、お婆ちゃんへのおみやげ忘れてるわよ」
チャイムが鳴った。
あなた、ごめんなさい。(ry
携帯からカキコしてみる!
とりあえず、六月までに百枚以上の話を書くことにした。
3ケタは正直一度挫折しているので非常に心配である。
しかし、百枚書くことが出来れば一皮、二皮剥ける気がするので
がんばってみるつもりである。