こころ と からだ 第三章

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193名無しさん?
私達が乗り込むと、車はすぐに走り出した。来た道すら覚えていなかったので、私には自分達がどこに向かってい
るのかなど分からなかった。来たときと同じような風景が窓の外に流れ、来たときと同じような沈黙が車内に蔓延し
ていた。それらを少し重苦しく感じながら、これからどうするつもりなのだろう、と私はぼんやりと考えていた。