こころ と からだ 第三章

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189名無しさん?
副担任がここまで話し続けるうちに海の水はゆっくりと本来の位置にまで戻り始めていて、私と彼女は時折海水を
避けて一歩ずつ後退しなければならなかった。彼女の話の間にはよく沈黙が挿入され、話の途切れた合間合間に
物語の顛末を思い出しているようにも、その後の展開を自分で組み立てていっているようにも思われた。