糞固定禁止雑談

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223名無しさん?
 また、例によってづかづかと屋敷に入りこむ。ヴィーンという音が鳴り響く。ガラスを何かで削る音だ。みればスピリタス博士がスピリタスのビンをグラインダーで削っている。たぶん、ガラスの門松もそのグラインダーで作ったのだろう。
 私は博士に近づこうとするが、ガラスを削る音は絶えがたいほどに大きく、思わず耳をふさいでしまった。博士は作業に熱中し、私には気づいていない。
224名無しさん?:04/06/27 15:12 ID:ivmPqcAH
 私はグラインダーの音に負けないよう大声で叫んだ。
「スピリタス博士!あけましておめでとうございます!昨年末スピリタスで火傷を負った人がいるそうですが!」
 博士は気づかない。さらに私は叫ぶ。
「博士!スピリタスで人が火傷をしたんだそうです!」
 博士はまだ気づかない。しかたなしに私は作業中の博士の肩をつかんで引き寄せた。
「博士!聞いてくださいよ!」
「あぁ、なんだ君か。何のようだね。私は獅子舞作りで忙しいんだ。」
 ようやく博士は作業を中断し、私に気づいてくれた。今度はガラスの獅子舞を作っているようだ。博士はいつもと違って妙に元気だ。私はそれに負けずに博士を糾弾する。