糞固定禁止雑談

このエントリーをはてなブックマークに追加
215名無しさん?
 スピリタス博士は朝早くだったら酔いつぶれていないことが多いと聞いたので、朝早く起きて出勤前に会いに行くことにした。
 チャイムを押すのも面倒なのでズカズカと入りこむ。黒い大きなテーブルを前にしてスピリタス博士が酒をちびちびとやっている。
「博士、おはようございます」
「誰だね君は」
「近所のものですが、博士にお尋ねしたいことがあってまいりました」
「そうか。まぁ一杯やってかんか」
「いえ、出勤前なので。それより博士、スピリタスのどこがそんなに良いんですか?96度なんて燃料じゃないですか。」
「…みな同じことを言うのう。だがなスピリタスこそ世界最高の酒じゃ」
「でも、こんな高純度な酒、飲めませんよ」
「じゃが、わしは飲むぞ。」
 と言ったかと思うと、博士は手元のビンを飲み干す。
 96度の酒をよくもそんなにグビグビと飲めるものだ。
「そんなにがんがん飲むのは博士くらいですよ」