「それ」はすでに消えていた。
さあ、話はどう発展していくのか。
書生さんの氏素性は?
「それ」とはなにか?
第1回はこれまで
次はプロローグの2をお楽しみに!
145 :
エイチドット@執筆中:04/06/20 05:21 ID:iBUHgbJo
つーわけでage
146 :
エイチドット@執筆中:04/06/20 05:23 ID:iBUHgbJo
おれは寝ます・・・
147 :
暴君さん ◆ZSTOPiFDUM :04/06/20 10:20 ID:/xJL8G/U
>>68 たくさん釣れてるなあっておもったが、こいつだけはガチと見たがどうよ?
>>67も俺が先に言った
上の方でな
将棋についでまた俺が先を越しちゃったよ、悪いな暴君
150 :
暴君さん ◆ZSTOPiFDUM :04/06/20 21:15 ID:/xJL8G/U
粘着うぜえ
151 :
名無しさん?:04/06/21 12:01 ID:PDehY4EP
ここはひどいイントラネッツですね
152 :
苦労人:04/06/21 18:40 ID:???
とりあえず問答無用で抜ける話よろ
続きマーダ?
「おにいちゃん。あそこがムズムズするよ。」
155 :
名無しさん?:04/06/26 00:47 ID:oFCpb+1N
あむー
「書生さん」はなんかテンポ悪いから
「書生」だけでいいのに
ほっとけ
テンポもなんも何て読むのかすらも分らん俺でした。
まだー?
(おっしゃ帰ってきたぜ、禿、ぼけ)
書生さんは胸が痛かったのだが、なんとか、うめきつつボストンバッグを持ってホームの
ベンチに座ったのだった。なんか書生さんをいぶかしげに見下ろすおっさんと、書生さん
のことにきづきもしない携帯電話が好きそうな姉ちゃんが前を通っていった。
電車に乗っていた客はそれだけらしかった。紙市は人口の少ない街だが、街の外との連絡
はこの紙市西口駅と線路沿いに走っている道路だけだ。もうちょっといても良さそうなも
のだったが。
(つーか、なんやったんや、あれは)
まあ、それはともかくとして書生さんの胸の痛みはようやっとおさまってきた。気分も次
第に落ち着いてきた。さっき見たものの事を頭に思い浮かべた。
書生さんの見たのは山だった。紙市の東の端にある八乃字山であった。ビルの陰の向こう
に山の姿が見えた。山の頂上でなにか光ったのが見えたような気がした。心臓がわしづかみにされる感触を味わったのはそれと同時だった。
かえすがえす不思議ではあった。
(やっぱり、最近、無茶ばっかりしてたからかな。テスト期間に徹夜しまくって、それから寮のやつらと毎日のんでて、昨日も朝までのんでたし、それで電車に遅れるし…こんなんで死んだらたまらんな。おれ若いのに)
本当に気分が落ち着いてきたので、書生さんはゆっくりと立ち上がった。少し体が浮ついているような感じがした。
(大丈夫か?おれ)
ともあれ、ボストンバックを持って、書生さんは改札口へと階段を昇って行った。
紙市は、まあ、なんというか、先の丸いラグビーボールを想像してもらえばよい。横に長
い楕円形である。
西の先の約7分の1――ここは小さいながらもコンビナートである――が大阪湾に突き出し
ていて、それがJR線と先の道路のせいで街の東、残りの東の約7分の6とすっぱりと分け
隔てられている。
これが紙市の西端である。
東の境は先ほどの八乃字山であるが、この山は連峰である。八乃字山の北と南に、それぞ
れ牛頭山・馬頭山という山が連なっているのである。この三連峰は、それぞれ海抜3〜400
メートルほどある。
この牛頭山・馬頭山は、それぞれ紙市側から向かって、左と、そして右の山すそが、異常
に長く、ほとんど海に達しようとしていた。つまりこれらの2つの山は地獄の門番よろしく
紙市の入り口を狭めているのである。この2山+八乃字山のせいで紙市の交通は妨げられてい
るわけである。さきほど書生さんが車内から見ていた山の断崖とは牛頭山の断面なわけである。
しからば、と当然のことながら人は考えるであろう。山が邪魔なら、トンネルを作って山をぶち抜
けばいいではないか、と。
そう。まともな人はそう考える。と、いうか、紙氏の歴史において、史書に現れた、あるいは現れ
ぬ何人ものマトモな人がそう考えてきた。
しかしながら、同じくこの紙市の歴史において、この3連峰に手を加える、ということは考えても
口に出してもいけないことなのである。
と、いうのも、中乃字山の麓にある入り口には1000年以上も続く由緒正しき神社がある。その神社
の御神体はこの3連峰自体なのである。大和の三輪山とおなじく、ここでは山自体が神聖にして犯
すべからざるところなのであり、神の住む社なのである。
さらに、紙市には宗教の自由、というものが事実上存在しない。紙市に越してくる人は半強制的に
この神社の氏子とさせられるからである。近所に人間はほぼ例外なくこの神社の氏子であり、町内
会や婦人会等の各種の地域の民間ネットワークの中心人物は、当然この街に長く住んでいる人間で
あり、長く住んでいるということはこの神社の氏子であることとイコールだった。こういう人たち
に逆らうと、近所づきあいをするのは事実上不可能である。
そんなわけで度重なるトンネル作りの計画は、民意に沿わない、という理由で退けられてきた。そ
れは高度経済成長期でもこの紙市が新産業都市法の成立以後隆盛したときでもおなじであった。紙
市では「山が邪魔なら、トンネルを作って山をぶち抜けばいいではないか」という意見は「パンが
無ければケーキを食べればいいじゃない」というセリフなみに傲慢なものなのである。そして、そ
れでも発展してきたのである。
と、いうことで次の場面に映りたいのだが、ここでもいろんな疑問が出てきてしまった。
特にコンビナート・神社・霊峰・霊峰の頂上の光・・・
まあ、これらのことは、おいおい語ることにして、ここでくだくだしく述べるのはやめよう。あるいはそれは他の誰かの仕事かもしれないが。
さて、時は10分ほど戻って、車中にいた書生さんが奇妙な胸のざわめきを感じ始めて
いたところである。
紙市西口駅の30階建ての駅ビル+高級マンションの屋上にひとつの小柄な人影があった。
お忘れであろうが、時は深夜、2月はじめの真冬である。なんでこんなところに人がい
るのであろうか。屋上には後ろに出入り口があり、そこのドアが開いている。そこから
入ってきたのだろうが、マンションの住人だろうか?
どうも様子がおかしい。落下防止用のフェンスを乗り越えて、ビルの縁に座っている。
自殺でもするのであろうか?目線は、すぐ手前の駅のほうに向けられている。
電車が近づく。なかには書生さんが乗っている。
と、今まで上空を覆っていた雲が風に流れ、月の光が屋上を照らし出した。
座っているのは年のころ15、6の少女である。肩までの髪を金髪に染めていて、目は丸く、
可愛らしいながらも整った顔立ちをしている。しかしながら、同時にその若さとは縁遠い
浮遊した印象を持った顔である。な背は書生さんよりも頭一つ低いくらいであろうか。彼
女は眼下の駅をじっと、黙って見ている。
と、駅から200メートルほど離れたところに電車が近づいてきたところで、彼女は立ち上が
った、何度か深呼吸をした。目をつぶって、左手をフェンスの金網にからませた。そして、
コンダクターがタクトを上げるように右腕を揚ると、
「ふっ!」
呼気とともに手を思い切り電車のほうに振り降ろした。と、同時に中乃字山の山頂でピカリ
と何かが光り、それを見た書生さんは、心臓が掴まれたようになり、胸の痛みにさいなまれるのだが・・・。
あとは次回で
次はプロローグ3である。
165 :
エイチドット@喫煙中:04/06/29 19:46 ID:7l6naCRd
一応age
スクロールがめんどいスレだな
ラウンジで小説が連載されていると、なんだかこう、楽しい。
お疲れ様です
ツマンネ。
、、、あげてみる
埼玉県八潮市、コンピューター会社アルバイト、神作譲容疑者
つ、都築を…
保守
続きをかけないので俳句でも読みます
天蓋を飛行機雲が割りにけり
雨音に傘もささずに出でにけり
靴音に昔のことを思いけり
朝ぼらけ雲が鯨に見えにけり
次は自由律俳句行きます
ハンマーを手に取ると頭を殴りたくなる
ピースサインをすると目を突きたくなる
ピースサインの真ん中に全力でチョップした
もいっかい五七五いきます
ハンマーをビルの上から投げにけり
本州を裏返せるなら愉快なり
真夜中にビールを飲んで歌いけり
自打球を送りバントでしでかしけり
177 :
エイチドット@喫煙中:04/07/17 22:42 ID:6MBk5m2I
つーか続きかけねえ
まじで
キャラが全然かたまってなかったんですねえ
ええ
いいっすよ
いつまででも待ってますよ
♪たとえあなたが振り向いてくれなくても
3行以上の文章は読む気にならん
「おにいちゃん。あそこが腫れてるよ。怪我したの?」
「ああ。ゆうこりんのおっぱいにしてやられた。治りそうにない」
「そんなのイヤだよ。おにいちゃん元気になってよぅ」
「ん、ああ、元気はいっぱいなんだがな……」
(´_ゝ`)
( ´,_ゝ`)
183 :
エイチドット@喫煙中:04/07/25 17:27 ID:UqIcqA6C
後ろから「よお」という声がして肩を叩かれた。
おれにとっては悪いことの前兆だ。
そう思いつつ振り向いた。
立っていたのは死神だった。
「逝かないか?」
184 :
エイチドット@喫煙中:04/07/25 17:28 ID:UqIcqA6C
「どこですか、ここは?」
いつのまにか死神に手を引かれて真っ暗闇の空間を歩いていた。
死神が前方を指さした。
「見な」
見ると大量のロウソクが立っていた。
185 :
エイチドット@喫煙中:04/07/25 17:28 ID:UqIcqA6C
「全部、火がついていませんね?」
おれは言った。
「ウオッカがコツなんだ」
おれは言われるままウオッカを口に含んだ。
「さあ」
ライターを手渡された。
「誰もがこうやって生まれるんだ」
死神がのどを唸らせた。
狂ってるらしい。
186 :
エイチドット@喫煙中:04/07/25 17:29 ID:UqIcqA6C
おれはライターを付け、死神に向かってウオッカをふいた。
死神はのたうちまわった。
「こうやって死ぬんだな」
おれは生還した。いい感じで生きてる。
キター―――――(゚∀゚)―――――――!!
もうリアルタイムで書き続けたら?
アドリブでいこうぜ。
死
いい感じで死んだのか・・・
続きかけないんならこのまま落ちたほうが楽かしら・・・でも気になる・・・保守。
そういえばここがあったですな。
続きはもう書かないのかな。。
保守