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てなわけで、メタルのお話。
今日はスラッシュですね。Sodomです。ソドム。ドイツのバンドです。
彼らの'89年の作品、「Agent Orange」をご紹介しようと思います。
このアルバムタイトルは、ベトナム戦争の枯葉剤の名前から取ったそうなんですが、
そのタイトル通りの破壊力、突進力を持った作品に仕上がっていますね。では、内容へ。

一曲目の"Agent Orange"は、スピーディでアグレッシヴな曲です。
重苦しい感じのイントロから、一気に爆走し、物凄い緊迫感を生み出しています。
野獣の呻き声のようなヴォーカル、重低音で駆け抜けていくバッキングが絡み合い、
血なまぐさい雰囲気を脳裏に映し出してくれる感じがしますね。

二曲目の"Tired And Red"は、スピーディで妖しげな空気を放つ曲です。
高速刻みによるギターリフの妖しげな音階が、とても印象的ですね。
合間に入るアコースティックパートから、ミドルテンポのセクションに雪崩れ込む辺りに、
何とも言えない哀愁を感じます。非常に味わい深い曲だと思います。

四曲目の"Remember The Fallen"は、ミドルテンポでズシッと重い曲です。
ザクザクいわしまくりのギターと、なんとなく粘っこい感じの重苦しいリズム隊によって、
鬱蒼とした雰囲気を創り出しています。4連←→3連のテンポチェンジも面白いですね。

七曲目の"Ausgebombt"は、パンキッシュでストレートに疾走する曲です。
なんとなく、Motorheadくさい雰囲気を醸し出しています。直球勝負満開です。
冒頭部のドラムソロや、サビでの力強いコーラスなど、聴いててテンションが上がりますね。
アルバム内で唯一、爽やかな雰囲気がする曲ですね。

八曲目の"Baptism Of Fire"は、凄まじい勢いで突っ走る曲です。
重低音の爆弾を、雨あられのように降らせ続けています。すんげえです。
緊迫感溢れる怒濤の突進を、思う存分楽しむことが出来る曲ですね。

そんなこんなでお薦めです。
Sodomの「Agent Orange」。機会があったら是非聴いてみてください。
んじゃ、寝ます。では、また後日。