ようかんマンが可愛くて可愛くてしかたない。

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420びたーすいーと ◆KvSWEETNoc
最終回「さらばようかんマン」

ようかんマンの宿敵カステラマンの卑劣な仕手戦によって小豆相場が高騰。
ようかんまんの生みの親であるうすかわおじさんは小豆を買えなくなる。
小豆を買えないという事はようかんマンが食べられても新しいボディを継ぎ足す事が出来ないという事だ。
カステラマンは「これでようかんマンも人助けなど出来まい」と笑い悪事を重ねる。
しかしようかんマンは戦い、人に自分の体を与え続けた。
後一口ぐらいしか残らなくなったある日、ようかんマンは事故で墜落したカステラマンのマシンを見つけた。
「年貢の納め時か・・・」カステラマンはそう覚悟した。
しかし!なんとようかんマンはカステラマンに自分の体、最後の一口を与えて助けたのだった。
「おいしかったかい?」口の中から聞こえてくるようかんマンの声は限りなく優しかった。

それから数年。お腹が減って泣いているカバオくんのところへヒーローが飛んできた。
「僕の体をお食べ」
彼の名はシベリアケーキマン。
カステラにようかんを挟んだ大正期に流行ったお菓子である。
カバオくんを助けたシベリアケーキマンは家に帰り、お爺さんと両親に今日の出来事を報告した。
お爺さんはうすかわおじさん、そして両親とはようかんマンとカステラマンだった。
あの事件のあとカステラマンは改心し、うすかわおじさんに小豆をわたし、ようかんマンを復活させてもらったのだ。
そうして宿敵から親友になった二人はいつしか夫婦となり、子供が生まれた。
これを機にようかんマンは引退し、息子に後を継がせることを決意したのだった。
おしまい