【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒

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1東京kitty ◆OqjwUDc5w2

          暁の生徒会室

「ええ、では今週の生徒会執行会議を始めます」
会長の二条京子がメガネの銀縁に少し手をかざして言った。
京子は細身で色が抜けるように白い。
小さいころに京都にいたということで、
微かに京都のアクセントが混じることがある。
整った顔立ちと相俟って公家の娘という感じだった。
だが、私としては余り好きではない。

目が。

目の光が冷たいからだ。
人を見下すために生まれてきたような感じがする
2名無しさん?:03/09/25 06:56 ID:???
ぬるぽ
3名無しさん?:03/09/25 06:56 ID:???
終了
4東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 06:57 ID:F8FEvQ4R
文化委員長の桂章吾が発言を求めた。
「文化祭の件なんだけど」
桂は二条と同じ3年で、大きな、少し悲しそうな目が印象的だ。
なぜか蕎麦が好きで、学校の帰りにいつも
鳥羽屋という蕎麦屋にいる姿が目撃されている。
彼は前任者とはあまり仲がいいというわけではなかった。
2年間、虐めに虐め抜かれ、会長の二条に抜擢されて
やっとこの地位に就いたわけで、すなわち二条には頭が上がらない。
5名無しさん?:03/09/25 06:57 ID:???
騙りは放置
6東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 06:57 ID:F8FEvQ4R
桂を見て思い出すのは、ピエロだ。
それも、悲しそうな顔をしたピエロ。
「今年の文化祭は11月13日と14日なんだけど、
文化委員会としては既に始動しています。各小委員会の報告は9月中に
上げて、予算を作成します。それで、学校側から聞いたんだけど、
今年はその・・・経済的な不況ということもあって、
総体的な予算は大分削られるような感じなんだ。」
桂は、大きな悲しそうな目を更に悲しそうにして言った。
7:03/09/25 06:57 ID:???
だれだおまえは!
8名無しさん?:03/09/25 06:57 ID:???
以降>>1は放置でお願いします
9東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 06:57 ID:F8FEvQ4R
体育委員長の勢堂が、色黒の顔の中で唯一白い目の中の黒目で
桂を凝視した。
「体育祭の予算も、削られるってことかそりゃ」
ぶっきらぼうに剃ったばかりの青い坊主頭を掻いて言った。
柔道部の副部長もやっている。
「納得できんなそれは」
勢堂が強面で桂を睨んだので、桂は少しひるんだ。
「ぼ、ぼくに言われても・・・」
桂は二条の方に視線を向けた。

10名無しさん?:03/09/25 06:57 ID:???
騙りは放置
11東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 06:57 ID:F8FEvQ4R
生徒会副会長の佐藤静馬がひそひそと二条に耳打ちをしている。
佐藤は2年で、新聞部の副部長も兼任している。
ぬめっとした起伏のない顔立ちで、
ヘビのような生気のない目をしている。
「何ひそひそやってるんだ」
勢堂が佐藤に言った。
「いえ、ちょっと」
佐藤は静かに座りなおした。

12東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 06:58 ID:F8FEvQ4R

「お前この件で何か聞いてる?」
勢堂は生徒委員長の井出に向き直った。
井出は中肉中背で、青白い顔をしていて、
何を考えているかわからない油断のならない目をしている。
生徒の風紀等を取り締まったり、朝礼等の規律をするのが
生徒委員の役目だが、それを統率しているわけだ。
つまり、私荒巻大輔の上司、ということになる。
やはり3年だ。
「いや、知らない。
 でも矢部先生の話では今学校は結構大変らしいよ。」
13名無しさん?:03/09/25 06:58 ID:???
「くそがぁぁ」
14東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 06:58 ID:F8FEvQ4R
私は自分のクラスの友人のことを思い出した。
夏休み中のことだ。
夜、電話が掛かってきた。
「あらまきぃ」
沙代子は、泣き声だった。
「どうしたんだい、三沢。」
私は静かな声で聞いた。
「わたし、わたし学校辞めなきゃいけないの・・・」
「どうして?」
「お・・・お父さんの会社潰れちゃって。
それでもう・・・学校の学費払えないって。
公立に行けって。」
「そうか・・・」


沙代子の消え入るような声が、耳から離れない。
私は黙ってテーブルの上の書類を見返した。
15東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 06:59 ID:F8FEvQ4R
勢堂は言った。
「文化祭の予算が削られるなら
 体育祭の予算だって削られるだろうさ。
 そして来年度のクラブの予算もな。
 そこんところどうなんだよ。
 大体予算については4月に大体のところを会長とかが
 学校側からある程度聞いていたはずだろ? 
 それがどうしていきなりこの9月に事態が変わるんだよ?」

16:03/09/25 06:59 ID:???
(@w太
17東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 06:59 ID:F8FEvQ4R
いや。
私は実は本当のことを知っているのだ。
私の父親は銀行に勤めている。
仕事は融資だ。
その関係でとあることを聞いたのだ。
つまり、私が行っているこの学校、河埜学園は、
現在破産の危機にあるということを。

一族経営であった河埜学園の経営は乱脈を極めている
だけでなく、昨今の不況と株価の下落によって、
学園の資産はほぼ債務超過状態に陥っているということ
らしい。

18名無しさん?:03/09/25 06:59 ID:???
文化委員長の桂章吾が発言を求めた。
「文化祭の件なんだけど」
桂は二条と同じ3年で、大きな、少し悲しそうな目が印象的だ。
なぜか蕎麦が好きで、学校の帰りにいつも
鳥羽屋という蕎麦屋にいる姿が目撃されている。
彼は前任者とはあまり仲がいいというわけではなかった。
2年間、虐めに虐め抜かれ、会長の二条に抜擢されて
やっとこの地位に就いたわけで、すなわち二条には頭が上がらない。
19東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:00 ID:F8FEvQ4R
落日の学園。
おそらく来年度、この学校は存在していないだろう。
沙代子の泣き声を聞いた翌々日に、
父からそのことを聞いた私は驚愕した。
転校については、父はまだ何も考えていないようだった。
私としても、できれば来年、
つまり3年になるまではこの学校にいたかった。
中学から5年。
この学校には愛着もある。
20東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:00 ID:F8FEvQ4R
私が陰鬱な思考に陥っているとき、
いきなり素っ頓狂な高い声を上げた者がいる。
書記長の黛桜子だ。
「お金がないんだったら、私たちで出せばいいでしょう?」
お目めぱっちり。
苦労しらずのお嬢様だ。
だが、二条と違って成金の娘で、
少々ネジが外れているところがある。
金銭感覚も少々ずれていて、
体育教員室の近くの卓球台ですこし遊んだときに
交わした会話で、
一月の小遣いは30万だとあっけらかんと言われたときは、
私はむしろ反感を覚えるよりも
笑ってしまい。

サーブをものの見事に外してしまったことをよく覚えている。

21東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:00 ID:F8FEvQ4R
私は、二条を見た。
二条の銀縁メガネの中の冷たそうな目は相変わらずだ。
ふと目が合った。
彼女の意思的な視線を私は逸らした。
だが彼女は私の視線の中の何かを見逃さなかったようだ。
「荒巻くん」
「は」
「あなたはどう思うの?」
私は、一瞬テーブルの上で
少し風に揺れている書類を少し見つめながら考えた。
知っていることを今言うべきか言わないべきか。
22名無しさん?:03/09/25 07:01 ID:???
言うな!
23名無しさん?:03/09/25 07:01 ID:???
騙りは放置
24東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:01 ID:F8FEvQ4R
言うべきではない。
言えば私の父親が漏らしたということがわかり、
父の信用問題にもなるかもしれない。
銀行というのは秘密を重んじるところだ。
それは私が小さいころからよく父に教えられてきたことだった。
秘密を漏らせば、父の将来はなく、
家族にとってもあまりいいことはないかもしれない。
私はすばやく計算し、ここでの態度を決定した。
「減額の具体的数字について、
 学校側から報告があったのでしょうか?」
私は桂に向いた。
「そ、それはまだ・・・」
「ではその具体的数字を得ないと駄目だと思います。
 その額に応じて我々の態度も変わってくるのではないでしょうか。
 大きな行事に影響がある程度の額なのかどうか、
 ということですが」
そう言って下役でまだ2年生である私は一礼した。
25東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:01 ID:F8FEvQ4R
その日の会議は、
私が行った発言で尻すぼみのような感じになり、
学校側から報告を得てから、
という形で幕を閉じた。
私はカバンを持って生徒会室を出た。
「荒巻くん」
呼び止められた声の方角に振り向いた。
 文化副委員長の室生さゆりだ。
 黒目が大きい。
 豊かでつやのある髪の毛を背中まで伸ばしている。
 いつか昼休みに、彼女が友人に
 そこまで伸ばすのに、
 どれくらい掛かったのかと聞かれた場面に
 出くわしたことがある。
 小学生のころからあまり切ったことはない、
 という彼女の問いに友人たちは感嘆していた。
 私と同じ2年で、隣のクラスにいる。
26名無しさん?:03/09/25 07:01 ID:???
生徒会副会長の佐藤静馬がひそひそと二条に耳打ちをしている。
佐藤は2年で、新聞部の副部長も兼任している。
ぬめっとした起伏のない顔立ちで、
ヘビのような生気のない目をしている。
「何ひそひそやってるんだ」
勢堂が佐藤に言った。
「いえ、ちょっと」
佐藤は静かに座りなおした。
27東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:01 ID:F8FEvQ4R
「今日は忙しいの?」
「少々用が。何か用かい?」
「ううん。いいの」
 そう言って、背を向けた。
 私は、何故か重力に惹かれたように、
「ああ、あの」
 と声をその背中に掛けてしまった。 

さゆりはくるりと私の方を向いた。
まるで待ち構えていたかのように。
「なんですか、副生徒委員長様」
「どのような用事だい?」
「あのね」
「ん」
「実は私ネットで知ったんだけど、
 どうやらうちの学校で援助交際やってる子がいるみたいなの」
「ほう」
「これって、荒巻くんの担当でしょ?」
「・・・職務は校内の風紀等に関することだから。
 校外のことは管轄外だよ。」

28名無しさん?:03/09/25 07:02 ID:???
プゥ
29東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:02 ID:F8FEvQ4R
面倒に巻き込まれるのはゴメンだ、
 という思考が働いたわけではない。
 だが、下手に動けば私の行動によって
 彼女たちに重大な影響を及ぼすことになってしまう。
 どうみても私の職分の範囲内にあるものとは認められなかった。
「先生に言うのはどうだろうか?」
「言ったらすぐに退学になっちゃうでしょ。
 私たちが調べて穏便に止めるように言うのが
 生徒同士の友誼ってものじゃないかしら。」

 確かにそれもそうだ。
30名無しさん?:03/09/25 07:02 ID:???
いや。
私は実は本当のことを知っているのだ。
私の父親は銀行に勤めている。
仕事は融資だ。
その関係でとあることを聞いたのだ。
つまり、私が行っているこの学校、河埜学園は、
現在破産の危機にあるということを。

一族経営であった河埜学園の経営は乱脈を極めている
だけでなく、昨今の不況と株価の下落によって、
学園の資産はほぼ債務超過状態に陥っているということ
らしい。
31:03/09/25 07:02 ID:???
ここにドミノ並べますね。27時間テレビまでにがんばろう!
|||||||||||||||
32東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:02 ID:F8FEvQ4R
私とさゆりはPC室で問題のhpを見た。
出会い系サイトで河埜学園の生徒らしき者が援助交際をしている
という垂れ込みが書かれてあった2chのスレッドを見た。

219 :名無しさん :03/09/04 00:00
恵比寿駅でこの前援交した子にすれ違ったよ。
なんか向こうは気付かなかったみたいだけど。
セーラー服が似合ってたよ〜

「で、この後共学のKなのかなーって思ったという
 書き込みが続くわけ」

さゆりは髪を掻きあげて言った。
なるほど。
これがうちの誰かというわけか。
33名無しさん?:03/09/25 07:02 ID:???
その日の会議は、
私が行った発言で尻すぼみのような感じになり、
学校側から報告を得てから、
という形で幕を閉じた。
私はカバンを持って生徒会室を出た。
「荒巻くん」
呼び止められた声の方角に振り向いた。
 文化副委員長の室生さゆりだ。
 黒目が大きい。
 豊かでつやのある髪の毛を背中まで伸ばしている。
 いつか昼休みに、彼女が友人に
 そこまで伸ばすのに、
 どれくらい掛かったのかと聞かれた場面に
 出くわしたことがある。
 小学生のころからあまり切ったことはない、
 という彼女の問いに友人たちは感嘆していた。
 私と同じ2年で、隣のクラスにいる。
34東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:03 ID:F8FEvQ4R
私はさゆりに言った。
「だが、これ以上の手がかりはないようだね。
 それとも何か当てがあるのかい?」
さゆりは、大きな黒目をくりくりさせて言った。
「うん、何人か派手に遊んでいる子の中のうちの一人だと
 思うんだ」
「確証がないのではこれ以上どうこうできないようだ」
 私は口を尖らせるさゆりを後にして、PC室を出た。
35名無しさん?:03/09/25 07:03 ID:???
>>30
なんだおまえわ
36東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:03 ID:F8FEvQ4R
私は13号館の2階のPC室を出て、
白い建物を振り返った。
私が河埜中学に入学したとき、
13号館はまだ建設中だった。
まだ小さかった私は、中がどうなっているのか知りたくて、
日曜日にテニス部の練習があったときの合間に
こっそり中に忍び込んでみたりしたものだ。
13号館は学校の北の端にある。
私のクラスがある8号館は、学校の西側にある。
その途中の通路を歩いていると、
中等部の生徒たちが家路につくのを認めた。
詰襟の男子とセーラー服の女子たちが、
三々五々、桜の木が立つ校門の方に向かっている。
その姿を見ながら私は物思いに耽った。
消えゆく学園。

37名無しさん?:03/09/25 07:03 ID:???
消え失せろ!
38東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:04 ID:F8FEvQ4R
彼らは、一体どこに行くのだろうか。
そして自分はどうすればいいのだろう。
滝ツボへ落ちる寸前、突然体の向きが変わるような
感覚を私は抱いていた。

私はまだ自分の心に整理がつかず、なんとなく帰る気にならなかった。
生徒会室に寄ってみることにした。
39:03/09/25 07:04 ID:???
_____________/|||||||
40名無しさん?:03/09/25 07:04 ID:???
私が陰鬱な思考に陥っているとき、
いきなり素っ頓狂な高い声を上げた者がいる。
書記長の黛桜子だ。
「お金がないんだったら、私たちで出せばいいでしょう?」
お目めぱっちり。
苦労しらずのお嬢様だ。
だが、二条と違って成金の娘で、
少々ネジが外れているところがある。
金銭感覚も少々ずれていて、
体育教員室の近くの卓球台ですこし遊んだときに
交わした会話で、
一月の小遣いは30万だとあっけらかんと言われたときは、
私はむしろ反感を覚えるよりも
笑ってしまい。

サーブをものの見事に外してしまったことをよく覚えている。
41東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:04 ID:F8FEvQ4R

生徒会室では、会長の京子が
会計委員長の橘慶子と話をしていた。
「あら、荒巻くん」
京子は私を認めて呼びかけてきた。
眼鏡が夕陽に一瞬反射した後、京子の眼が優しく見えた。
「失礼します、会長」
「どうしたの?」
私はそう聞かれて困惑した。
特に来た理由はないのだ。
当面の問題を考えるのに、
ここが相応しい場所かもしれないと思っただけである。
だが、京子に対しては
何か理由をつける必要がある。

「いえ、歴代日誌でも少し見ようかと思って」
歴代日誌というのは、
河埜学園生徒会の名物だ。
ここ40年間の生徒会の日誌が漏れなく保存され、
毎日書き足されているのだ。

42東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:05 ID:F8FEvQ4R
「そう?」
私は慶子からロッカーの鍵を貰い、
自分が入学した当初の生徒会日誌を
読み返してみることにした。

ふと開いたページを見ると、前の生徒会長が中3のときに書いた記録が眼を引いた。

43名無しさん?:03/09/25 07:05 ID:???
私は自分のクラスの友人のことを思い出した。
夏休み中のことだ。
夜、電話が掛かってきた。
「あらまきぃ」
沙代子は、泣き声だった。
「どうしたんだい、三沢。」
私は静かな声で聞いた。
「わたし、わたし学校辞めなきゃいけないの・・・」
「どうして?」
「お・・・お父さんの会社潰れちゃって。
それでもう・・・学校の学費払えないって。
公立に行けって。」
「そうか・・・」


沙代子の消え入るような声が、耳から離れない。
私は黙ってテーブルの上の書類を見返した。
44名無しさん?:03/09/25 07:05 ID:???
これって自作ですか?
45東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:05 ID:F8FEvQ4R

6月12日(木)曇り
 記録者:長谷部忠志

 中等部のスタッフを強化せよとの三田会長の言いつけで、
2年生を3人ばかりスカウトしてきた。二条京子、勢堂大悟、
桂章吾の3人だ。二条は去年の文化祭でクラスを
よくまとめていて、出展も見るべきものがあったし、
成績もよかったので眼をつけていた。
勢堂は中2だが柔道部の清原部長から最近面白い奴がいると
言うので話をしたところ、生徒会の仕事にも興味がありそう
なのでスカウトすることにした。
桂は俺が入っている化学部の後輩で、真面目なところが
気に入ったのでやはり生徒会にもいれてみようと話を
持ちかけた。最初は渋っていたが、先輩の命令という形で
入れてしまった。

46東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:06 ID:F8FEvQ4R
その記述を読んで、私は涼やかな佇まいで仕事をしている
会長の姿を見直した。
「そうか、中2から生徒会に関わっていたのか」
私は自分が生徒会に入ったきっかけを想起した。
あれは、高1の文化祭の後だった。
体育館の椅子の片付けを偶々私がやっていた姿を見て、
生徒会の顧問だった矢部先生が私を生徒会に
誘ったのだ。
「荒巻、お前生徒会入ってみないか?」
汗を拭きながらパイプ椅子をやっと片付けた私は、
先生の真剣そうな顔を見て少々意外な思いがした。
先生は、数学の授業のときでも、
滅多にあんな顔をしなかった。

「私がですか?」
「そうだ。お前は人の見えないところで
黙々と何かをやるところがあるし、礼儀正しい。
この時期に生徒会に入ってみるのはお前にとって
いい経験だと思うが」
「・・・」
正直その時は少々迷ったものだ。
テニス部は高校に入ったときに辞めていた。
故障があったし、
何よりも受験が大事だと思っていたからだ。

47東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:08 ID:F8FEvQ4R
「勉強に支障は出ませんか?」
「生徒会に入っていると、大学推薦枠にも入りやすいし、
 何より生徒会の先輩たちの進学率はかなりいいぞ」
 確かに生徒会役員はみな成績は悪くない。
 そういった人々に囲まれていれば、
 いろいろいい影響も受けるのかもしれない。
 私は、むしろ打算的な思惑で生徒会に入ったのだ。
私には人を支配しようとか、
管理しようとかいう欲求はない。
他の役員がどういう思いで生徒会をやっているかは知らないが、
私がここにいる確固とした動機付けというのは存在しない。
ただ、受験に少しは有利かなどという
個人的思惑があっただけだ。
48東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:08 ID:F8FEvQ4R
京子の顔がこちらに向いて、私と視線が合った。
「どうしたの荒巻くん」
私はまたもや口実を探す破目になった。
「会長は中2のときから生徒会に参加してるんですね」
それを聞いて、京子はふと眉を動かして言った。
「ええ、そうね。前会長の長谷部先輩から誘われて。
 まさか会長になるなんて思っても見なかったわ」
そう言って、また書類を読み始めた。
「先輩は受験の方は?」
「慶応の推薦狙いよ。まあ多分大丈夫でしょう」
「いいなあ」
「生徒会の会長はここ20年間浪人はいないわ」
 この先輩にも先輩がいて、
 やはりその先輩にも先輩がいる。 
 そして辿っていく過去。
 その連鎖が彼女の代で断ち切れるわけだが。
 やはり会長にだけは、
 本当のことを報せておくべきなのかもしれない。

49:03/09/25 07:09 ID:???
すっごく続きが気になって今日は眠れねえ
50東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:09 ID:F8FEvQ4R
私がこの学園の未来についての真実を言おうと
口を開こうとしたとき、京子がいきなり顔を上げて
私に言った。
「あ、荒巻くん。あなた来年、会長やってみない?」
京子が言ったことが余りに意外だったので、
私は自分の言葉を飲み込んだ。
京子の言葉を噛み締めて理解するのに、
少し時間が必要だった。
「意外な・・・ことをおっしゃるんですね。
 副会長の佐藤くんはどうするんですか?」
 私は京子に尋ねた。
 京子は、書類に眼を走らせながら言った。
「静馬はトップになる力量ではないわ。
 彼はナンバー2で輝くタイプの人。
 もう一期副会長をやらせてあなたを補佐させても
 いいかもしれないわ」
51東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:09 ID:F8FEvQ4R
「会長は確か副会長をやってましたよね」
「ええそうね。長谷部先輩の下でね」
 そこまで言うと京子は私をじっと見た。
「長谷部先輩は私が後任として適任と認めたから私を指名した。私はあなたを適任だと思うから指名する。それだけよ」
「私が適任だと思う理由は何ですか?」
「あなたはトップに立つ者としての資質があるわ。
 落ち着いているし、判断も的確。
 責任を負えば負うほど力を発揮するタイプだと思う」
 私は、京子にそこまで買ってもらっているとは
思いもしなかった。
52名無しさん?:03/09/25 07:10 ID:???
これでいいのだ
53名無しさん?:03/09/25 07:10 ID:???
皆さんへ

皆さんのお蔭で、いままで26年と9か月少々生きることができました。
気楽で悩みもなかった小学校時代。特にNさん。好きでした。色々とありがとう。
厳しいとされる受験を経て迎えた、あまりおもしろくない中学・高校時代。
全然勉強もせず、それでも体面を保つために現役で潜り込んだ大学。
オンナもできず、やはりつまらなく、1年ちょっとで退学届を出したあの日。
フリーター、派遣、そして技術屋をして稼いでいた最近までの日々。
なぜか全てが、今となっては良い想い出のようにも感じられます。

私には何となくわかるのです。自らが滅ぶ時が近づいているのが。
学生の頃から、何となく漠然と自分の将来像を予知することができました。
そして、今までの自分は、概ね予知した通りの自分でした。
でも、30歳、40歳、50歳の自分は、今日になっても全く予知できません。
おそらくそれは、私がその年齢に達することはないということなのでしょう。

この世に客として来たものと考えれば、何を悔やむ必要があるでしょうか。
潔く粛々と、天命に従い、震災の犠牲者リストに刻まれる活字となりましょう。

さようなら。そして、ありがとう。
54東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:11 ID:F8FEvQ4R
そのとき、少し前に生徒会室から出て行った会計委員長の橘慶子が戻ってきた。
京子は私にこの件はここで一旦中断、と言うような
目配せをして、慶子を見た。
「どうだったの?」 
「キントが言ってたんだけど、
 去年の60%でなんとかしろってよ。どうする会長」
 慶子の声は引きつっていた。
「そんな」
 京子も色を成して言った。
「文化祭やるなって言ってるようなもんじゃない!」
 私は、その遣り取りを聞いてさしたる意外感は無かった。
 ただ、遠くの方で聞こえる氷山が崩れるときのような静かな滅亡の足音を聞いただけだ。
 私は決断した。
 私は自分の責任を果たす義務がある。
 私益を問題にする時ではない。

55東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:11 ID:F8FEvQ4R
「会長、実はそのことでお話があります」
私は、会長の京子と会計委員長の慶子の前で、
この学校の未来について語った。
株価の下落、一族による乱脈経営。
そして債務超過状態。
銀行が既にこの学園を見放していること。
それを聞くと、慶子は真っ青になった。
「うそ・・・」
だが、京子は眼を鋭く輝かせた。
「そう・・・面白いじゃない。それ、本当のことよね?」
私は強く頷いた。
「この学校が、来年には無くなるってこと?」
「父の話では、誰も引き取り手は現れそうにないとのことです。
 ならば無くなるしかないでしょう。
 私も来年には転校を考えるようにしています」
56:03/09/25 07:12 ID:???
>>53
俺がいるかぎりお前は死なせはしない!
57東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:12 ID:F8FEvQ4R
翌日。
会長の京子、文化委員長の桂、会計委員長の慶子と私は
校長の河埜純一郎氏と会見を持った。
河埜校長は、豊かな長髪と細い切れ長の眼を持った、
50代前半の細身の美男子だった。
若いころはさぞ遊んだのだろうという噂も多い。
女子生徒の中には河埜校長のファンも少なくはない。
「・・・」
私たちが学校再建はほぼ不可能になっている事実に
ついて言及すると、
校長は私たちを不機嫌そうに見つめた。
「確かに・・・そういった事情はある。」
「ではそれはいつ公開するのですか?」
「・・・明日の朝礼ででも発表するはずだった。
 生徒たちの行く末については、私のできる範囲で引き受けを
 お願いする予定だった」
 校長は手を後ろに組んで校庭を見た。
「まさかこんなことになるとは、思ってもみなかったんだ。
 株があそこまで下がるとは」
 校長は頭を振った。
「すまない」
 校長の辛そうな表情に私たちは一瞬押し黙った。

58名無しさん?:03/09/25 07:12 ID:???
ひとりで転校するのか?
59東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:12 ID:F8FEvQ4R
だが、京子はその沈黙の帳を一気に押し開いた。
「校長先生、それで相談なのですが、
 今回の文化祭で、生徒会がOBに働きかけて、
 足りない分の予算について寄付を呼びかけたいのですが、
 宜しいでしょうか?」
 校長はそれを聞くと目を大きく見開いて、
少し涙目になって頷いた。
「ああ、是非そうしてもらえればありがたい。
 迷惑をかけて本当に悪かった」
 京子は校長の涙には注意を割かれることはなく、
事務的な口調で続けた。
「OBの方々の名簿をお貸しいただければ、
 あとは生徒会の方で直接寄付をお願いいたします。
 この件について学校のバックアップがあるということ
 だけご確認いただければ結構です」
「わかった」
 その言葉を聞いて、京子は立ち上がった。
「ありがとうございます、校長先生」
 そう言って一礼した後、京子は私たちを率い、
校長室に校長を一人残したまま立ち去った。
60イオナ:03/09/25 07:13 ID:HXTyTiuc
オハYO!
61東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:13 ID:F8FEvQ4R

京子が背をまっすぐに伸ばして本館を出ていく。
脇に桂がおどおどとついていく。
慶子はその後をすこし小さい歩幅でついていく。
私は2年生として一番後ろを歩く。
「校長先生は」
京子がふいに言った。
「お気の毒ね」
慶子が言った。
「へえ、京子でもそんな風に思うんだ?」
「奥さんがああだとね」
京子が冷たい口調で言った。

河埜校長の妻は結構派手で、それがあまり好ましくないと
思う人たちもいるようだ。
京子は学校が傾いたのには校長の妻の濫費があると
思っているのかもしれなかった。
62名無しさん?:03/09/25 07:14 ID:???
奥様は魔女
63東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:14 ID:F8FEvQ4R

その次の日から私たちは手分けをしてOBたちに寄付を
頼んで回ることになった。
目標額は200万円。
私はOBの名簿の中から歴代の生徒会役員を探し出して
アプローチすることにした。

方法はそう複雑ではない。
インターネットで当該人物の卒業後の足取りを
確かめる。そしてhp等で人的関係や趣味等を読み取り、
最後に歴代日誌の記述から当時のことについて
下調べをする。
こういったことを頭に入れた上で、
電話し、会って話をして寄付を求めるのだ。

無論経済的に余裕がある者を選択することは
言うまでもない。
一日に訪ねられるのは、せいぜい2人がいいところだ。
64:03/09/25 07:15 ID:???
オチ→京子はホモ
65東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:15 ID:F8FEvQ4R

私が印象に残った先輩のことを書いてみよう。
20年前に卒業した柳川先輩は、3年次に生徒会長をして
一橋大学に進み、現在とあるコンピュータ会社の取締役を
している。私は港区にある彼の会社を学生服姿で訪問した。
 少し太り気味の彼は、校長の署名捺印入りの文書を読み、
女子社員が運んできたコーヒーを私に勧めながら、
万感の思いを込めて言った。
「そうか・・・河埜学園なくなっちゃうのか」
 彼は眼の前のカップの中にコーヒークリームがくるくると回転して溶けていく様を黙って見ていた。

66東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:16 ID:F8FEvQ4R
「大体、負債ってどのくらいなのかな?」
 彼は思い出したように私に聞いた。
「さあ・・・かなりの額だと聞いていますが」
「ほう。債務超過はどのくらい?」
「あまりわかりません」
「・・・なんというかさ、株式を公開したこともあって、
 お金はないことはないんだよね。だから場合によっては
 私が学校の負債の債務超過分の幾分か負担しても
 いいくらいなんだが」
 私は彼を見直した。
「そうなんですか」
「ああ。だが、額にもよるね」
 私は、コーヒーカップを右手で揺らしながら考えた。
 このようなことに私が介入するのは権限の範囲外だ。
 後で会長なり校長に伝えて判断を仰げばよいだろう。
67東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:16 ID:F8FEvQ4R
「私としては、学校の負債についてのことはわかりかねます。
 ただ、先輩にそのような意思があったことを校長にお伝え
 することはできると思います」
「ああ、そうか」

68東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:18 ID:F8FEvQ4R
私は自分の職分を果たすことにした。
「先輩は3年次に生徒会長をされてますよね?」
「ああ、そうだ懐かしいね。だから生徒会役員の君が来たと
いうわけだろ?」
「はい、本当は会長がご挨拶に伺うべきなのですが、やはり
みな分担してお願いしている都合上、分不相応とは思いましたが
私がお願いに伺ったわけです」
「ははは。まあそういう仰々しい名分主義は苦手さ」
「先輩のときは生徒会の担当は橋本先生でしたよね」
69名無しさん?:03/09/25 07:18 ID:???
榎本だろ
70東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:18 ID:F8FEvQ4R
「そうそう、橋ポン元気かい?」
「ええ、今は中学の担任をされてます。先輩のときと同様、
 やはりみんなに橋ポンと呼ばれてますよ」
「そうか、あの仇名って俺のクラスからついたんだよな」
「そうなんですか?」
「ああ、高1の英語の授業だったかな。今はアメリカに行っちゃった
けど菊地って女がいてさ。そいつが先生のことをいきなり橋ポン
とかいい始めてさ。橋ポン最初はムっとしてたんだけど慣れちゃってさ。
自分から自分のこと橋ポンなんていいはじめたときは調子に乗るな
とか思ったよ」
 そう言ったあと、彼は少し遠くを見るかのような目つきをして言った。
「もしかしたら菊地、橋ポンのことが好きだったのかもしれないな」
71イオナ:03/09/25 07:18 ID:???
東京KittYsanイオナ点数付けてくださいナNo〜☆
72名無しさん?:03/09/25 07:18 ID:???
んなぁこたない
73東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:18 ID:F8FEvQ4R
彼の意識が現在に戻ってくるのを見計らって、私は柳川にあるものを見せた。
「おっ、こりゃあ・・・」
柳川は20年前の歴代日誌を見て目を見開いた。
「なつかしいなあ・・・そうか、まだ続いてたんだな歴代日誌」
彼は自らの在校時代の10冊程度の在校時の日誌を手にとってぱらぱらとめくっていた。
「うわっ、これ俺だよ・・・」
 彼は、自らの書き込みを見て思わず目頭を熱くした。
「そうだった、そうだったよ。
 この時予算の問題で学校側と対立してさあ。
 俺が辞めるかどうかとかそんな問題にまでなったんだよ」
 彼はしきりに自分で何度も頷きながら日誌を見返していた。
74東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:19 ID:F8FEvQ4R
「結局、それは学校側が折れたはずでしたね?」
「うん・・・そうなんだが、ここには書いていないことだけど、ある先生が辞めたのさ、この問題で」
「えっ・・・」
 私はその部分の日誌しか読んでいなかったので、
 それは初めて聞く知識だった。
「その先生、ここではA先生としておくが、
 ある業者から金を貰っていたみたいでね。
 それがそもそもの問題の発端だったのさ・・・」
 柳川はコーヒーを啜りながら言った。
 そのとき、先ほどの女子社員が入ってきて、
「江戸川さんが参りましたが」
 と言った。
 柳川は、
「後にしてくれ。待たせておいてくれ」
 と言った後、再び私の方を向いた。
75名無しさん?:03/09/25 07:19 ID:???
さてと学校でも行くか
76東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:20 ID:F8FEvQ4R
「俺と、副会長の如月ってこれがまた性格のキツい女でさ
二人でA先生の家に行って直談判したんだよ」
 性格のキツい女、という言葉を聞いて、
私は京子のことをふと思い出した。
「如月が一方的にA先生を叱り付けるように話してさ。
 A先生は中年の女性の先生だったんだけど、
 泣き出してしまってね。
 俺はそのときオロオロして
 どうすればいいのかわからなかったよ。」
 顔の皺を深くする柳川を見て、 
会ったときに感じた柳川の若さが、
一瞬のうちに消えたように思えた。
彼の時間が過去に遡及していくにつれて
現在の彼が老いていくようなそんな奇妙な
時空意識に私は囚われた。
「翌日、結局A先生は辞めた。
 如月は・・・」
 そこで彼は一旦言葉を止めた。
 そして私に顔を向けて言った。
「今は私の妻だ」
77イオナ:03/09/25 07:20 ID:???
イオナも書きたいYO!
書いてイイデシカ?
78東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:20 ID:F8FEvQ4R
柳川は結局50万円の寄付を生徒会にしてくれることになった。
彼が自分がいたころの歴代日誌をコピーしたいといったので、彼の分はそこに置いて翌日取りに行ったものだ。

私が柳川から50万円の寄付を貰ったと聞いた
生徒会執行役員たちは目を丸くして驚いた。
勢堂は、
「大輔、お前妙な小才利くなあ」
と、悪口だか誉め言葉だかわからない評価を下しながら、
私の肩を乱暴に何度か叩いた。
だが、私が柳川から寄付を得た事情を話している際、
彼とその妻のことに話題が移ったときだった。
京子が眉をひそめたのを私は見逃さなかった。
私の視線に気付いた京子は、
「へえ、いい話ね」
と、誤魔化すかのように言った。
周りの3年生を見ると、少し空気の密度が
変化していることに私は気付いた。
井出は天井を見つめ、勢堂は咳払いをした。
そして桂はおどおどとしながらあたりを見回していた。
慶子は京子を見ていた。
79:03/09/25 07:21 ID:???
何人ここでこの小説を読むのでしょうか。
80東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:21 ID:F8FEvQ4R
私が沈黙の中に逃げ込んでいると、書記長の黛桜子が生徒会室に入ってきた。
「私、60万入れるよ」
「えっ」
 役員たちは一様に驚いた。
「私の小遣い今月分全部出すよ。後、貯金からも30万出す」
 それを聞いて、京子は眉を顰めた。
「それは……」
 飽くまでもOBから寄付を募るというのが趣旨で、生徒会役員個人の犠牲によって賄うというのは京子の意図するところではなかった。もっとも、彼女にとっては桜子の発言権の拡大を危惧するところがあったのかもしれない。
81イオナ:03/09/25 07:21 ID:???
赤裸々実話ストーリー
82東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:21 ID:F8FEvQ4R
[email protected]
>77
83名無しさん?:03/09/25 07:21 ID:???
「お・・・鬼だ・・
 小説の鬼だ!!」
84東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:22 ID:F8FEvQ4R
 私は言った。
「いえ、会長、いいではありませんか。学園祭費の補填は焦眉の急です。もしOBの皆さんからの集まりが悪ければ、書記長の寄付を受け取るということで、一旦は受け取ってみては。」
桜子の家が富裕なことを知っていた他の役員たちも、私の意見に賛成した。
「……」
京子は一旦沈黙してから、結局桜子の寄付を受け入れることにした。


 その日の帰り、私は桜子と一緒に門を出た。
「あたしさあ」
「はい」
「明後日には転校しちゃうんだよね」
「えっ」
「だからこれが河埜にできる最後のことだと思って」
「そうだったんですか……」
「でも結局最後まで京子は京子だったね」
「ええ……」
私は、桜子の寄付が指導権を狙ってのことと勘違いしたかのような京子の態度を思い出した。
85名無しさん?:03/09/25 07:22 ID:???
その日最後の授業は体育だった。
私はマラソンを終えて汗を拭きながら
運動場の南側にある柔道場の側を通った。
畳が擦れる音が聞こえる。
ちらりと開いている窓から中を覗くと、勢堂がいた。
「よおっ、副会長殿」
勢堂は坊主頭から湯気を出しながら、道着の乱れを直した。
「先輩っ、もう一本お願いします!!」
彼の向こうで、気合に満ちた声でおかっぱの女子部員が稽古をせがんだ。
「ああ、ちょっと待ってろ。雪乃に相手してもらってろ」
「あいつ、結構見所あるんだ。女子部員じゃもう歯が立たないから、
男子とやってるんだけどな」
私は汗を拭きながら女子部長と稽古をする生徒を見た。
「まだ1年だし、もうちょっとここで伸ばしてやりたかったな」
 勢堂は寂しそうにいった。
86東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:23 ID:F8FEvQ4R

「あのさ」
「はい」
「生徒会室に入ったとき、何か雰囲気が変だったんだけど、
何かあったの?」
「……」
私は一瞬沈黙してから、事情を話した。
「そう……。そうかもね。そうだろうね」
「?」
「ん……まあ私はもうこの学校を去るから言うけど、実は京子って前の生徒会長の長谷部先輩のことかなり好きだったんだよ」
私はそれを聞いて耳を疑った。
「そうだったんですか……」
私が生徒会役員となって生徒会室に頻繁に出入りするようになったのは、今年からだ。中3と高1のときは、下役の下役として大して仕事もしていなかったし、生徒会室にもあまり来なかった。大きな集まりのときに出向いて参加し、意見を述べたりした程度だ。
87イオナ:03/09/25 07:23 ID:HXTyTiuc
>>82
メールじゃなくココのスレッド小説スレッドだからイオナもなんか書きたいYO!
88東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:24 ID:F8FEvQ4R
「長谷部先輩が、京子とか桂くんとか勢堂くんとかを中2のときにスカウトして、手塩にかけてあの連中を育てあげてきたんだよ」
 桜子と私は坂を下りながら、何人かの中学生を追い抜かした。
「長谷部先輩がスカウトをしたという話は、歴代日誌に書いてありましたね」
私は桜子のペースに合わせながら歩いた。
桜子の横顔の表情は、少し硬い。
「随分古いのを読んだのね。そう、そうなのよ。それで、京子は長谷部先輩をとても尊敬し、それが愛情に変わっていったわけ。実際に京子は去年副会長をやって、二人はいいコンビだったわ。けど……」
私たちは、信号の前で止まった。
私は桜子の次の言葉を待った。
ベンツが、私たちの前を通り過ぎた。
「言って、いいのかなあ」
桜子は暗い顔をして下を向いた。
私の知る限り、桜子があんな顔をするのは初めてだった。
89東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:24 ID:F8FEvQ4R
信号が、青に変わった。
周りの河埜の生徒は、次々と信号を渡っていく。だが、私たち二人はその場に立ち止まって、時が満ちるのを待っていた。やがて、信号が再び赤に変わり、周りに人が少なくなると、桜子は私の方を振り向いて厳しい目をして言った。
「絶対に、他の人に言ったら駄目よ」
「はい」
私は、深く頷いた。
「長谷部先輩が好きだったのは、京子ではなかったの」
その答は予め予測できたとは言え、改めて言葉にされると極めて厳粛な感じを私に与えた。だが、次の言葉は私の心に大きな衝撃を与えた。
「長谷部先輩が好きだったのは、文化委員長の桂くんだったのよ」
90:03/09/25 07:24 ID:???
俺、東京kitty ◆OqjwUDc5w2 のファンになった。愛してる
91名無しさん?:03/09/25 07:25 ID:???
わかば でも吸ってろ
92東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:25 ID:F8FEvQ4R

「ちょっと待ってください」
私は桜子の言ったことが一瞬では飲み込めず、説明を求めた。
「桂先輩って・・・男じゃないですか」
「だからそういうことよ」
桜子は右手にある果物屋の巨峰にちらりと目を向けて言った。
「そういうことなの」
それから桜子は、私の方を向いて言った。
「去年の文化委員長の上原先輩が、どれだけ桂くんのこと
虐めたかあなたも知ってるでしょ?」
93名無しさん?:03/09/25 07:26 ID:???
「そんなことは歴代日誌には書いてありませんでしたよ」
「書くわけないじゃない」
桜子は笑いながら言った。
そうだ。
前に訪ねたOBの柳川が女教師を追放した話も歴代日誌には
書かれてはいなかった。
本当の歴史は、書かれることはない。
私は、あの分厚い何百冊にもなる歴代日誌の裏に、
どれほどの隠された歴史があるのかと考えて
背筋が凍った。
94東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:26 ID:F8FEvQ4R
私は、去年はそれほど生徒会室に出入りしていたわけではないが、上原栄子が副委員長の桂を虐めあげているという噂は聞いたことがある。
事実去年の文化祭の後片付けで、栄子がブチ切れて
桂の頬を殴って怒鳴りつけたということもあった。
それは私は目の前で見ていた。
「上原先輩も、長谷部先輩のこと好きだったのよ」
「じゃあなんで」
私は尋ねた。
「なんで会長は桂先輩のことを引き立てたんですか?」
「・・・荒巻くんはわからないか、
 そういう女の気持ちというか」
私は沈黙せざるを得なかった。
あなただって男の気持ちがわかるわけではないでしょうと
言おうとしたわけではない。
そう言われて、私は想像を巡らしていたのだ。
「自分が好きな人が好きだった相手を保護することで、
いい位置に立つか、それとも自己満足を得る」
言葉にすると身もフタもないが、
誇り高い京子の性質からするとそういった動機なのだろう。
95名無しさん?:03/09/25 07:26 ID:???
文化祭費の不足分は、OBからの寄付で順調に補填されていった。
私は以後も20万円程度寄付を得、
他の役員たちも手分けして100万円程度を集めた。
「230万円集まったわけね」
京子は資料を見て言った。
「30万円余るわね」
慶子が京子をちらりと見た。
「桜子に返す?」
私は、京子と慶子の様子をじっと見守っていた。
京子は、少し硬い表情をしてから言った。
「いいわ、今回は桜子の餞別ということで貰っておきましょう」

96名無しさん?:03/09/25 07:27 ID:???
キチーさんは必死に小説シコシコ書いて
今まさにラウンジを発表のバとしてコピペに必死なのじゃ!
皆のもの邪魔する出ない
97名無しさん?:03/09/25 07:27 ID:???
671 名前:通常のほうじ茶の3倍【 ppxf011.enta.cli.wbs.ne.jp】[] 投稿日:03/09/25 07:17 ID:ijMVC+tQ
ノンノン

ライヴキャメラ


672 名前:名無しさん?[sage] 投稿日:03/09/25 07:19 ID:???

・∀・)アアソウ


673 名前:名無しさん?[sage] 投稿日:03/09/25 07:20 ID:???

・∀・)ホー


674 名前:名無しさん?[sage] 投稿日:03/09/25 07:20 ID:???

・∀・)ハァ?


675 名前:名無しさん?[sage] 投稿日:03/09/25 07:24 ID:???
コナミウゼー
98名無しさん?:03/09/25 07:29 ID:???
うきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!
馬鹿です!1は馬鹿です!偉そうなことほざいて馬鹿ですよ!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
1さん!!あな たはどうしてそんなに馬鹿なんですか!?!?!?!?!?
キチガイですか!?ヒッキですか!?アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
うきゃきゃきゃきゃーーーーーーーきゃきゃきゃーーーーーー!!!
あほですよ!!1さんはあほです!!!全くあほすぎます!!!もひゃひゃひゃひゃひゃひゃはやひゃは!!!
もひょうよほよひょごほひょひょーーーーーー!!!1はあほです!!!1は馬鹿です!!!
1はこれからずっと社会の到底で生きていくことでしょう!!!!!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
もひゃひゃははや!!!1さん遠慮なく逝っちゃって下さい!!!!許可しますよ!!!
あなたみたいなアホ人間は逝ってよしですぅぅぅぅぅぅぅうううう!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
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アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!
99東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:29 ID:F8FEvQ4R
_
「そんなことは歴代日誌には書いてありませんでしたよ」
「書くわけないじゃない」
桜子は笑いながら言った。
そうだ。
前に訪ねたOBの柳川が女教師を追放した話も歴代日誌には
書かれてはいなかった。
本当の歴史は、書かれることはない。
私は、あの分厚い何百冊にもなる歴代日誌の裏に、
どれほどの隠された歴史があるのかと考えて
背筋が凍った。
100東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:30 ID:F8FEvQ4R
文化祭費の不足分は、OBからの寄付で順調に補填されていった。
私は以後も20万円程度寄付を得、他の役員たちも手分けして100万円程度を集めた。
「230万円集まったわけね」
京子は資料を見て言った。
「30万円余るわね」
慶子が京子をちらりと見た。
「桜子に返す?」
私は、京子と慶子の様子をじっと見守っていた。
京子は、少し硬い表情をしてから言った。
「いいわ、今回は桜子の餞別ということで貰っておきましょう」

101名無しさん?:03/09/25 07:30 ID:???
ふふふふふひゅ〜る

ちゅっぱ♪

いいちこもう一杯!
102東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:30 ID:F8FEvQ4R

桜子は既に転校していた。
桜子のいた書記長の机には、副書記長の藤原英太が座っている。
来年閉校になることは、校長が既に発表していた。
生徒たちは、各々新しい学校に行くために転入試験を受けたり、
また河埜が斡旋した学校への転入手続きを取っていた。
それでも、すぐに転校する学生はあまりいないようだった。
「学園祭を最後に一斉に転校ということになるのかしらね」
京子がぽつりと呟いた。
「京子、あなたの推薦はどうなるの?」
「それは大丈夫。一応卒業までは私この学校にいるし」
「そう……」
103名無しさん?:03/09/25 07:31 ID:???
ごめんなさい。
全て自作自演でした。
僕には友達もいなく彼女も居ない真性ドキュン&ヒッキーです。
構ってもらいたいだけでした。
体重は120キロで身長は160センチです。
ゲームと同人誌ばかりみていたので極度な近眼です。
眼鏡も太り過ぎで顔に食い込むほどです。
髪は伸ばしてます。当然南日も洗ってないから脂で
ギトギトしているのはいうまでもありません。
また、極度の汗かきなので腋臭はもちろんのこと
三段腹の間はいつもあせもで痒くてたまりません。
こんな僕ですが高校生ではなく既に卒業して今はフリーターで
親のすねかじって生きてます。
たまに外出するときはいつも秋葉原ラジオ会館の
同人誌を売っている漫画本屋です。
お気に入りの服はケミカルウォッシュのジーンズと
ラムちゃんのTシャツです。ジーンズは黄ばんで横じわが消えません。しかもかかとがすり切れています。
昨日近所の公園で6歳の少女に淫行を働き、明日家裁に逝く予定です。
でも、さすがに疲れました。
生きること、ここに通うことが・・・。
今まで遊んでくれて有難うそしてさやうなら。
104東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:31 ID:F8FEvQ4R
展示の方は、各クラス・サークル、クラブからの出し物が出揃い、予算の折衝が始まっていた。
「この30万があれば、みんなにも大盤振る舞いができるでしょう」
京子は資料を脇に抱えて生徒会室を出た。
「少し矢部先生のところに行ってくるわ」

私は少し仕事の時間が空いたので、
PC室に行って時間つぶしをすることにした。
13号館に歩いていく途中で、
生徒たちがベニア板をつかって展示の準備をする姿が
ちらほらと目立ち始めた。秋の夕方は、すぐ暗くなる。
私は少し寒気を感じて、早足になった。
105名無しさん?:03/09/25 07:32 ID:???
が、しかし、いいちこはもう一杯も残ってなかったのである。
106名無しさん?:03/09/25 07:32 ID:???
あのなあ、前から言おうと思ってたんだけどよ、
よくいるだろ、アートかぶれのバカ女ってのがよ!
何だか知らねェけどよ、美大出だかデザイン専門学校出だかの
気取ったブスがよ! 服装もパリだか何だかを意識したような
ヘンな格好しやがってよ、タコが!
好きな映画は「ベティ・ブルー」「SEXと嘘とビデオテープ」
だと!? ざけんなよ、ムードで物を言うなってんだ!
ちゃんと理解して気に入って言ってんのならいいが、
どうせカッコつけて言ってんだろ? このオカメ面がよ!
大体テメェ、東洋人丸出しの外見で、ナ〜ニがヨーロッパだよ!?
エエッ!? ヨーロッパってツラかよ、オイ!
どのツラ下げてヨーロッパだってんだ? ブスがよ!
テメェ、家で1人にときは「笑っていいとも!」見ながら屁こいて
るくせによ! 知ってるんだぞ、コラ!
何だよ、その妙なニット帽は! 雪降ってねェぞ!!
何ィ!?吉野家や松屋ではメシ喰った事ないだと!?
女性雑誌に載ってるようなシャレたナウい店で喰うだとォ!?
ざけんな! お前のジャパニーズ胃袋はな!そんなお上品な
代物は受け付けねェって言ってるぞ!
お前の胃袋に合うのは牛丼とカレーだっての! 喰え、タコ!
いいか!? どうお前がライフスタイルをパリっぽく見せようと
無い知恵絞って取り繕ってもな、お前のDNAにはニッポンの
風土、特色がキッチリと刻まれてるんだよ!
お前がいくら白人のマネごとをしようと、お前のニッポンDNA
は永久に続くんだよ! 何代あとになってもな!
お前には凱旋門より雷門、セーヌ川より多摩川、
エッフェル塔より通天閣、シャンゼリゼ通りよりアメ横が
ピッタリ来るんだよ、よ〜く憶えよけ! ブサイクが!
おい、それからな、鼻毛出てるぞ! 切っとけよ、パリジェンヌ!

107東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:32 ID:F8FEvQ4R
PC室で私は2ちゃんねるを閲覧した。
この前さゆりが言っていた、援助交際をしているという
河埜学園の生徒のことが気になった。私は、そのスレッドに
リンクが貼られているいくつかの出会い系サイトの名前と、
スレッドに書かれていたその生徒のHNをキーにして
Googleで検索を掛けてみた。すると、20件くらいがヒットし、
私はプロクシを挿してその出会い系サイトをフリーメールの
アカウントを用いて探索した。すると、その中の一つに
該当すると思われるサイトがあった。
うちの生徒らしい書き込みが残っている。

12334: ちぃBB
  東京で今すぐ会える男性のかた、いらっしゃいますか?
  ↓のメールアドレスまでお願いします。


私はちぃBBのメールアドレスを入手した。
「どうやら携帯電話からだな」
メモしながら私は考えた。
108名無しさん?:03/09/25 07:32 ID:???
>>103
お前は絶対に俺が助ける!
待ってろ!
109東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:32 ID:F8FEvQ4R
10月のある土曜日、私は都内の私立高校の編入試験を受けた。
入学は来学期からとなる。
私は、試験会場であるその学校へは私服で行ったのだが、受験生の中に河埜の生徒で見覚えのある顔もかなりあった。
その中で私は副会長の佐藤の顔を認めた。
「副会長」
「ああ、荒巻くん」
「妙なところで出くわしたね」
「そうだねへへへ」
佐藤はぬめっとした顔の中に隠れたヘビのような目を向けながらその場の雰囲気のいづらさを誤魔化すように言った。
「試験はどうだった?」
「ああ、できたよ」
110東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:33 ID:F8FEvQ4R
佐藤と私は一緒に帰りながら試験の問題やその学校について話した。
「君もここにするの?」
佐藤が尋ねた。
「多分ね。君は?」
「あともう一つ受けてみるよ」
「へえ」
「ここは、ちょっと家から遠いんだ。ここも悪くないけど、もう少し近いところがいいな」
「なるほどね」
私はセブンイレブンの中で売っているおでんの湯気を見てから佐藤の方を向いた。
「長谷部さんってさ」
それを聞くと、佐藤は少し眉を顰めたように見えた。
「長谷部先輩が、どうかした?」
「桂先輩のことが好きだったそうだね」
佐藤は一瞬沈黙した。
111名無しさん?:03/09/25 07:34 ID:???
キミたち、じゃなかった、キミはUPUPバルーン(格闘技博士)
が新たに面白いスレを立てたのが悔しいのかい?
いくらキミが吠えても、現状は「はるか前を疾走してるバルーン
の後ろから遠吠えしてる」に過ぎないんだよ。
だってそうだろ?
バルーンはいつも自ら話題のスレを作って言いたい事言ってる
けどキミは後からくっついて来て、
「○○=××」だとか、「クソスレやめろ」とか「自作自演」とか
同じ事言ってるだけだろう?聞き飽きたよ。
1度くらいキミも話題になるような画期的なスレを作ってみたら
どうだい? 思わずバルーンもカキコに来るようなスレを。
それともまた同じ事を繰り返すのかな?
きっとこのカキコも「バルーンだ!」って言うんだろうね。
それしか能がないからね。
でもボクがバルーンであっても、別人であっても、
上に書いた事は紛れもない事実だからね、わかる?
だからさ、面白いスレ作ってみなよ! チャオ!

112名無しさん?:03/09/25 07:34 ID:???
そうだ、股間からかめ22匹がでてきたのだ!
113イオナ:03/09/25 07:34 ID:???
え?なに?なんで?
どうしたの?
何もかもない…
え?ここはイオナのお家‥だよね…???
なにもかもない…???
もぬけの殻…???
理解するまで時間がかかった…
イオナの愛猫がただポツン…と目の前に座っている…
114東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:34 ID:F8FEvQ4R
「……そうだよ」
「去年までのことはよく知らないんだ。
生徒委員として外回りが多くて、生徒会室にはいなかった。
君はずっと生徒会室の仕事だったから
色々知っていると思ってさ」
「……もう過ぎたことだよ」
「そうだね。だが、気になるよ」
私は、沈黙を以って佐藤に圧力を加えた。
佐藤はプレッシャーに負けた。
「……長谷部先輩は、会長、勢堂さん、桂さんをスカウトしたんだけど、
前の文化委員長の上原先輩は長谷部先輩と桂さんが付き合っていることに
気付いてしまったんだ」
115:03/09/25 07:35 ID:???
続きが気になって眠れません!
116東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:36 ID:F8FEvQ4R
佐藤は私の顔を見た。
「そうだよ。あの二人、つきあってたんだ。男同士で。
化学部の先輩後輩ってだけじゃなかったんだよ。
上原先輩、二人が抱き合ってキスしているの
見ちゃったらしいんだ。上原先輩は長谷部先輩のことが
好きだったんだよ」
私は、長谷部先輩の男らしい顔つきを思い出した。
そして桂の悲しそうな大きな目も。
上原栄子の、意志的な強い視線が、あのとき桂を捉えていた。
「女に好きな男取られたならとにかく、よりによって
相手は男だもんな。上原先輩そりゃブチ切れるよ」
そこまでは私が既に知っている話だ。
「上原先輩、それまでは桂先輩に目を掛けていたんだぜ。
自分が好きな長谷部先輩のお気に入りの後輩だと思ってさ。ところが実は自分の恋敵だったんだからなあ」
 佐藤はぬめぬめした笑いを零し、私は少々嫌悪感を覚えた。
117東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:36 ID:F8FEvQ4R
私は、去年の文化祭の後片付けのときに起きた騒ぎを思い出した。
焼却炉の前は、文化祭のゴミで一杯だった。
生徒会の役員が次々とゴミを分別、分解し、手際よく焼却炉に投げ込んでいく。
そのとき、騒ぎは起きた。
私は丁度その時クラスの展示のゴミを纏めて持って来たところだった。
「何やってるのよ、トロいわね!!」
当時の文化委員長の上原栄子は、憎しみを込めた目で当時の文化副委員長の桂を睨んだ。
「ぼ、ぼくは……」
 桂はおどおどした様子で言った。
次の瞬間、栄子の細い手が舞って乾いた音が鳴り、
桂の頬が赤くなった。
「あんたみたいな……あんたみたいな奴!!」
栄子の顔は憎しみで歪んでいた。
私は、あのときの栄子の表情が忘れられなかった。
118東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:37 ID:F8FEvQ4R
「あのとき、会長いや、当時は副会長か。どんなポジションだったの?」
私は佐藤に聞いた。
「二条会長も、長谷部先輩のこと好きだったよ」
佐藤はゆっくりと言った。
「うん、好きだった」
頷きながら言った。
「長谷部先輩の仕事している様子を、じーっと見てたよ、会長は。」
 佐藤は遠い目をした。
その姿に、佐藤の何とも言えないやるせなさが滲み出ていた。
「君、もしかして会長のこと」
それを聞くと、佐藤のぬめりとした顔が急に引き締まった。
「何を言うんだよ荒巻」
それから少し肩を落として、小声で言った。
「俺は……あの人に仕えることができればそれでいいのさ」
それから少し上を向いて、目に溜まった何かを落とすまいと必死に我慢している様子を見せた。
「幸せだったよ、京子先輩と一緒に働けて」
本当に京子のことが好きなのだ。
佐藤が急にいい奴に思えてきた。
もしかしたらそれほど悪い奴ではないのかもしれない。
駅に着いた。
私たちは、そこで別れた。
佐藤は、次の日に行われた別の高校の試験に受かり、月曜日から学校を去った。
私は、生徒会の特別規定によって執行委員会で副会長に選出された。
119名無しさん?:03/09/25 07:37 ID:???
浮気・不倫・売春婦にする拷問で、鋭い刃がついたマジックハンドもどきをマソコに差し込み思いっきり刃を開く!
そのままぐりぐりかき回し、二度と淫乱な行為が出来ないようにマソコの中をズタズタにする。
あと、筒状の金具を肛門にさして、糞垂れ流し。
そのうち化膿して肛門が腐っちゃうらしい。
120東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:37 ID:F8FEvQ4R
その日最後の授業は体育だった。
私はマラソンを終えて汗を拭きながら運動場の南側にある柔道場の側を通った。
畳が擦れる音が聞こえる。
ちらりと開いている窓から中を覗くと、勢堂がいた。
「よおっ、副会長殿」
勢堂は坊主頭から湯気を出しながら、道着の乱れを直した。
「先輩っ、もう一本お願いします!!」
彼の向こうで、気合に満ちた声でおかっぱの女子部員が稽古をせがんだ。
「ああ、ちょっと待ってろ。雪乃に相手してもらってろ」
「あいつ、結構見所あるんだ。女子部員じゃもう歯が立たないから、男子とやってるんだけどな」
私は汗を拭きながら女子部長と稽古をする生徒を見た。
「まだ1年だし、もうちょっとここで伸ばしてやりたかったな」
 勢堂は寂しそうにいった。
「で、何か用か?」
思い出したかのように一瞬の陰鬱から抜け出して勢堂は言った。
121名無しさん?:03/09/25 07:37 ID:???
最近バス釣りに凝ってるんです。
で、そこそこ近所(30km位離れてる)の池に釣りに行くんですよ。
その池って山沿いにあって、1周しようと思うと
林の中を通らなきゃならないんですね。
で、いつも通りポイントを攻めながら林に入ったんですけど、
今日に限ってやけに蜘蛛の巣に引っかかるんです。
いつもはぜんぜん無いのに。
以前蜘蛛の巣が多いときは霊気が濃くなってるときだ、
って聞いたんでもうビクビクですよ。
しかもルアー投げても全然食ってこないし。
やべ、なんかおかしい、と思ってたんです。
で、その林を抜けるときに小さな鳥居をくぐるんです。
うわっ!この鳥居に蜘蛛の巣がびっしり!
と、思ったけど、特に何もありませんでした。

さて、帰ろうか、と思って、車に近づくと、車の中になにやら影が。
と、思ったけど、特に何もありませんでした。

じゃあ、出発、と思って、ヘッドライトをつけると、
そこには水死体を思わせる男の幽霊が、
と、思ったけど、特に何もありませんでした。

帰り道に前を走ってる車が、やけに脇道にそれていくんです。
やべ、俺の車の上に何か乗ってるんじゃ、
と、思ったけど、特に何もありませんでした。
122名無しさん?:03/09/25 07:38 ID:???
30歳を過ぎて無職だったU君は、無類のアニメおたくだった。
とくにCCさくらのファンで、さくらタン、ハアハアというのが口癖だったが、
ある日自宅でひっそりと死んでいるのが発見された。
武蔵丸事件で世をはかなんで自殺したのでは? 
とも言われたが、真相は、寝食も犠牲にしてひたすらアニメグッズを買いまくったための
栄養失調死だった。

相当現世に思いが強かったらしく、その後、彼の幽霊を見たという者が何人も現れた。
幽霊ならば、夜中に自分が住んでいた部屋にでも現れればいいものを、
U君の幽霊は事もあろうに真昼間の有明・コミケ会場に現れた。
最も目撃情報が多かったのは、コスプレ広場の近くの、
ホールの日陰になるあたりで、疲れきって休息する一般参加者に混じって、
痩せこけたU君がボーッと立っていたのを、友人が見かけたというものである。
声をかけようとすると、人ごみに紛れて見えなくなったという。
西館のブースで、オカルト本を売るスタッフの中に紛れ込んで、
うらめしそうな顔をしてこちらを見ていた、という情報もあるが、
これはどうも眉唾くさい。
123東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:38 ID:F8FEvQ4R
「ええと……」
考えてみれば、用などないはずだった。
たまたまここに寄って中を見ただけだ。
だが、言われてみて、私は聞きたいことがあるのに気がついた。
「ちょっといいですか?」
「ああ」
勢堂は柔道着の中の汗をタオルで拭きながら柔道場を出た。
「何だ?」
「会長と長谷部先輩、それから桂先輩の関係についてです」
 余計な詮索などしないのが私の身上だったはずなのだが、
桜子から事情の一端を聞いてからは、長谷部を巡る人間関係は
私の関心の中心を占めるようになっていた。
無論、現在自らが生徒会副会長なのだから、
以前の生徒会の人的関係について知識を持つのは
職務上当然だという正当化は心理防壁として
張り巡らしてはある。

「ふむ」
勢堂は、ため息をついて目の前のロッカーを見た。
意志的に見たというより、
視線を固定するためのつっかい棒を探してという感じだった。
「どの辺まで知ってるんだ、お前」
鋭い眼光を滲ませて、勢堂は私を見た。
124東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:39 ID:F8FEvQ4R
「長谷部前会長と桂文化委員長がつきあっていたというところまでです」
それを聞いて、勢堂はじっと黙り込んでから言った。
「余計な詮索だとは思わないか?」
「そうとも考えましたが、私は現在副会長です。生徒会執行部内の人的関係について一応の知識を有するのは職務上の義務です」
「ふむ、うまい言訳だな」
勢堂は苦く笑い、それから普段とは全く違う繊細な表情を見せた。
「俺は中2のときに長谷部先輩からスカウトされて、会長や桂と一緒に生徒会に入った。初めて生徒会室で桂に会ったときは、長谷部先輩と桂はとても仲が良さそうだったが、化学部の先輩と後輩ということで、あのときは大して不思議ではなかった。」
勢堂はあごをしゃくった。
125名無しさん?:03/09/25 07:39 ID:???
昔親戚にとんでもないおじさんがいてさ、そいつが子供拾ってきて、育てたら
その子がまたいい子で、おじさんの手伝いよくやるんだよ。
んで、子供が9歳のとき躾。
おじさんが子供をかわいがってる所に突然紙袋被った気持悪いおばさんが来てな、
子供は私のでごんす、返して下せえ、返さないならお命頂戴って言うわけだ。
おじさんびびって子供を返しちまったんだ。子供は泣きながらおばさんに引き取られたんだ。
それから、おじさん凄くショックで毎日酒飲んで俳人同然になってさ、
ある日ついに人殺しちゃったんだよ。んで、護送中に逃亡して、半年後
には山菜とりしてた3人のジジババ殺して、警察に捕まったんだ。
んで、もう当然死刑ね。それから10年経って、いよいよ死刑執行の日だよ。
執行前に坊主が来るんだが、その坊主が爺さん見て涙流すんだ。
爺さんわけわからず戸惑ってると、坊主が涙ながらに言ったんだ。
「おじさん、あのときのおじさんですね。私はあなたに会いたかった。」
おじさんは自分の醜態を見せらんねえんだ。ずっとうつむいてんだよ。
んたら坊主が言うんだ「私はおじさんのした事は許せないが、せめて
恩返しだけはしたいんです。どうか、死んだ人への償いの気持を忘れないでください」
んで、執行日。おじさん死んだよ。んで地獄に落っこちてる、坊主がやってきて
おじさんの手を引くんだ。おじさんが手に引かれて天国に登ろうとすると、
おじさんの手足を4人の人間引っ張るんだ。坊さんも引っ張るもんだから、
胴体残し手足首全部吹っ飛んだ。おじさん、生首だけ天国に言ったんだ。
そしたら、女の体が手招きするもんだから、いって見たら首がないんだ。
びっくりしてると、その体がおじさんの生首を自分の体にくっつけた。
おじさん、女になったんだ。気がつくと、おじさんは生き返ってた。
遠くに子供づれの親子がいるんだ。
そしておじさん黙って近くに落ちていた紙袋を拾い、それを被って言ったんだ。
「坊や・・・」
126東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:40 ID:F8FEvQ4R
「帰るときは二人は一緒だったし、
とにかくいつも一緒にいたな。だから、俺たちが高2のとき
二条が副会長になったときには意外に思ったものだ。
桂が副会長になるとばかり思っていたからな。
だが、長谷部先輩は自分のお気に入りと政治的後継者を
区別する分別は持っていたのさ。」
それを聞いて、私は京子の言葉を思い出した。
「長谷部先輩は私が後任として適任と認めたから私を指名した。
私はあなたを適任だと思うから指名する。それだけよ」
あの言葉は、京子が長谷部から言われた言葉を
京子が言い直した言葉だったのかもしれない。
「会長は、長谷部先輩と桂委員長のことを知っていたんでしょうか?」
それを聞くと、勢堂は少し話し辛そうな、眩しげな表情を
垣間見せた。
「ああ、多分な。上原先輩よりはずっと前に知っていたと思うよ。」
127:03/09/25 07:40 ID:???
このスレは色んな小説が見れておとくだけどグダグダ
128東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:40 ID:F8FEvQ4R
「上原さんはずっと知らなかったんですね?」
「そうさ。上原先輩は長谷部先輩と6年間
同じクラスだったんだぜ。それで中1から長谷部先輩に
一目惚れだったんだ。生徒会に来たのも長谷部先輩と
少しでも長く時間を過ごすためだという専らの噂だったよ。
だが、あの人はどうも他人の気持ちに疎いところがあった。
去年の文化祭の前に上原先輩が化学室に
長谷部先輩を探しに行って、二人の姿を見てしまったとき、
どれほどの衝撃だったかは想像に難くないな。
あの日、俺はたまたま体育委員会の帰りだった。
体育委員長が休んだので俺が議長をしたんだが、
生徒会室へ戻っていく途中上原先輩を見てね。
鬼みたいな顔をしていたよ。
二人を見たすぐ後だったのだろうな。
今から考えれば納得が行く。」
そう言いながら、勢堂は少し口の端を上げた。
「いや、怖かった。俺はあれほど女を怖いと思ったことはない。
何かオーラが上原先輩から立ち上っていたよ。」
「それから桂先輩へ当り始めた、というわけですか」
「そうだ」
129名無しさん?:03/09/25 07:41 ID:???
俺のおじいちゃんは、たこ焼きが大好きだった。
ある日、おじいちゃんにたこ焼きを買っていってあげようと思い
8個入りを1パック買って帰ってんだ。
その帰り道、俺はなぜかたこ焼きが気になって、中を確かめた。
すると7個しか入ってなかった。
「ちっ、たこ焼き屋のミスだな」と思ったが、わざわざ戻るのもめんどうだったので
またフタを戻し、歩き出した。

なぜかまた気になってきたから、もう1度開けてみた。すると6個になってた・・・。
数え間違えたはずはないんだが・・・。
なんか気味が悪くなり、フタをして見なかった事にした。

最悪だ。また気になってきた。確かめずにはいられない。
不安は的中。中身は5個に減っていた・・。
俺はこれを繰り返し、家に着く頃には、中身はゼロになっていた。

もう俺は何がなんだかわからなくなっていた。そして家に着いたわけだが、
玄関で俺の帰りを待っていた母親に聞かされた
「おじいちゃんが亡くなった」と。

葬儀の日の朝、俺はなぜかおじいちゃんの眠る棺桶が気になった。
気になってしかたがない。本当は開けたくなかったが、やはり開けてしまった。


そこにおじいちゃんはいなかった・・・。

130名無しさん?:03/09/25 07:42 ID:???
近所に、長い階段がある神社がある。夜は、空気の温度のせいで音が遠くまで聞こえ
る。夜中、受験勉強をしていると、月に1、2回はカン、カン、カンと音が聞こえる。
丑の刻参りだ。その時僕は、あせっていた。願書を出した大学に入れるかどうか。こ
の音が憎かった。
親父のスパナを持って、長い階段を駆け上がった。高校生は元気である。音のする方
向へ近づくと、足を忍ばせた。映画で見た通りの格好をした女が釘を打っている。
頭を打つと即死するので、背中全体に力がいきわたるように、スパナでその女をたた
いた。ぎょっとしてこちらを見るが、倒れた頭に2、3発けりを入れるとたいていす
ぐにぐったりとなった。打ち付けてあるわら人形をスパナで抜き、手の甲に打ち付け
た。4人ほど同じようにしたが、警察沙汰にはならなかった。大学には合格した。
131東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:42 ID:F8FEvQ4R

そのとき、柔道部の中から女生徒が現れて言った。
「先輩、やっぱり雪乃さんじゃダメみたいですよあの子」
「おっ、そうか。じゃやっぱり俺が稽古をつけてやるか」
そう言って勢堂は私の方に振り向いた。
「そういうわけだ。じゃあな。」
 私は一礼して柔道場を去った。
132イオナ:03/09/25 07:42 ID:???
なにもかもない!!!
全部ない!!!
イオナの宝石も時計も鞄も!!!
通帳と印鑑も…
全部消えてる…
こんなの信じられない…
どうしよ!!!どうしよ!!!
声なんて出ない
訳が分からなくて
誰かに言わないと!!!
133東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:42 ID:F8FEvQ4R
文化祭の前日、私たち生徒会執行役員は前夜祭の準備に追われていた。校内は活気に満ち、昨日までの閉校の沈滞した雰囲気はどこかへ消え去っているかのようだった。
だが、確実に生徒の数は減っていた。
みな転入試験を受けて次々と河埜学園を去っていったからだ。
生徒会役員でも、副会長の佐藤、書記長の桜子が学校を去っていた。

私は副会長に指名され、各委員長たちよりも名目上は上の立場に置かれることになった。
「副会長、資材が少し足りないんだけど、何とかなる?」
「あ、その書類まだ決裁してないんだけど。会長今いないから副会長決裁でいい?」
「ちょっと副会長、今会長いないから代わりに業者さんに会っておいて」
つまり名目上は彼らよりも上というだけで、実際には便利屋だ。だが、私は力を振り絞ってこの仕事に精励した。
中学から5年間いた学校の最後の思い出になるだろうからだ。
 
134:03/09/25 07:43 ID:???
このスレ芥川りゅうのすけ臭い。
135名無しさん?:03/09/25 07:43 ID:???
たいした事じゃないかもしれません。
東京都世田谷区の環八沿い(二子玉川近辺)にある
シャトーイン○川(ホテル)は非常にやばい場所だと思います。
行った人なら知ってると思いますが、やばいです。
僕も一度しか泊まったことはないですが、あの近辺
ホテルが無く、当時ラブラブだった彼女とどうしても
イチャイチャしたくて行きました。
部屋の扉が非常に低くて、中に入ると異様な空気の漂う
部屋でしたが、すかさずイチャイチャし始めました。
しばらくして、扉をドンドンと叩く音がして(尋常じゃない
叩き方で)びっくりしましたが、おそるおそる開けるとだれも
いませんでした。不思議でしたが、ちょっとおっかなくなり
寝る事にしました。
小一時間位が経過したでしょうか、うとうとした時です
また、「ドンドン!ドンドンドン!」・・・・。
普通じゃないです。彼女はすっかり怯えてしまい、
僕も非常におっかなかったのですが、
頭にきたのもあったので、扉を勢いよく開け、外に
飛び出しました、誰もいません。
でも、その時廊下のカーテンが風も無いのにふわーっと
持ち上がったのです。
その時同時に囁きのような声が聞こえたのですが
聞き取れませんでした。
後日ですが、僕は後悔してもしきれない事に
遭遇して、彼女を失いました。
その内容は、まだ話したくありません。
その一件とは関係無いと思いますが、
今は、まだ話したくありません。
136東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:44 ID:F8FEvQ4R
私は副会長席に座り、講堂の設置についての図面と、
去年のプログラムを見比べて、とある案件に頭を痛めていた。
すると、私の後ろから声が聞こえた。
「副会長、そこは去年は飛ばしてたよ」
振り返ると、そこには佐藤がいた。
「やあ」
佐藤は、河埜の制服を着ていた。
「どうしたんだい? 戻ってきたのかい?」
佐藤は照れくさそうに笑った。
「ああ……この文化祭の期間だけ手伝うよ。矢部先生も大目に見てくれるってさ。それに、人数足りないんだろ?」
「そうなんだ、頼むよ」
見ると、桜子まで来ている。こちらはジャージ姿だ。
「おす」
「先輩!」
桜子は、あるものを私に渡した。
「クラスでたこ焼き屋やるんだけど、すこし貰ってきたのよ。食べなよ。」
「ありがとうございます」
「私も手伝うよ。だからこんな格好してきたの。」
桜子はジャージ姿で一回転した。

137東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:44 ID:F8FEvQ4R
学校のあちこちで、生徒たちの作業の音が聞こえてくる。明日講堂で演奏するバンドの練習が聞こえてくる。学校は、非日常に染まりつつあった。私たちは桜子の持って来たたこ焼きをつまみながら仕事を続けた。
「そろそろ講堂設営班は移動した方が」
私は桂に言った。
「う、うん……」
桂は大きな目をとりとめなく動かしながら言った。
さっき戻って来た京子は、私たちに目もくれず書類の山に埋もれて作業し、携帯電話であちこちに指示を与えている。
「おい牧田、中3率いて椅子出しやっといて。井出さんはもうあっち行ってるみたいだ。」
私は新しく生徒副委員長になった牧田秀雄に命じた。
辺りはいよいよあわただしくなってきた。
138名無しさん?:03/09/25 07:44 ID:???
私がカンボジアでエビの買い付けの仕事をしていた頃、
現地で知り合った日本人にM氏がいる。
M氏はちゃんと結婚もしているのだが、
実は困ったことに極度の幼女愛者であった。
カンボジアくんだりまで観光にやって来たのも、
この国が最近タイやフィリピンといった国になり代わり、
その手の愛好者にとって、聖地となっているという話を聞きつけたからだった。
飛田や信太のチョンの間あたりに行く感覚で来られても困るとは思ったのだが、
彼は私にガイドを依頼して、プノンペンの郊外にある、
その筋では有名な村に勇躍して乗り込んだ。
「処女がええ」というM氏は、現地のやり手婆に話をつけ、
あらかじめわたりをつけてあった家から、
日本人なら小学生くらいの女の子を引っ張ってこさせ、
安宿の一室に姿を消したのだが・・・。

あとでM氏が憤慨していたので聞いてみると、
その幼女はすでに処女ではなかったそうであり、
さらに恐ろしいことにM氏は、幼女からある病気をうつされ、熱を出してうなっていた。
日本では信じられないほどの貧困がはびこるその土地で、
M氏がもらってきた病気とは・・・

「感冒じゃ」
139東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/25 07:44 ID:F8FEvQ4R
私は一旦外に出た。
時計を見ると、午後6時。日はもう暮れている。
外はかなり寒い。
校外のコンビニで熱い缶コーヒーを買い、それを飲みながら私は校内の行事の進捗状況を確認した。
「今日は徹夜だな」
 今日と明日は学校に泊り込みになるだろう。
140名無しさん?:03/09/25 07:45 ID:???
あのなあ、前から言おうと思ってたんだけどよ、
よくいるだろ、アートかぶれのバカ女ってのがよ!
何だか知らねェけどよ、美大出だかデザイン専門学校出だかの
気取ったブスがよ! 服装もパリだか何だかを意識したような
ヘンな格好しやがってよ、タコが!
好きな映画は「ベティ・ブルー」「SEXと嘘とビデオテープ」
だと!? ざけんなよ、ムードで物を言うなってんだ!
ちゃんと理解して気に入って言ってんのならいいが、
どうせカッコつけて言ってんだろ? このオカメ面がよ!
大体テメェ、東洋人丸出しの外見で、ナ〜ニがヨーロッパだよ!?
エエッ!? ヨーロッパってツラかよ、オイ!
どのツラ下げてヨーロッパだってんだ? ブスがよ!
テメェ、家で1人にときは「笑っていいとも!」見ながら屁こいて
るくせによ! 知ってるんだぞ、コラ!
何だよ、その妙なニット帽は! 雪降ってねェぞ!!
何ィ!?吉野家や松屋ではメシ喰った事ないだと!?
女性雑誌に載ってるようなシャレたナウい店で喰うだとォ!?
ざけんな! お前のジャパニーズ胃袋はな!そんなお上品な
代物は受け付けねェって言ってるぞ!
お前の胃袋に合うのは牛丼とカレーだっての! 喰え、タコ!
いいか!? どうお前がライフスタイルをパリっぽく見せようと
無い知恵絞って取り繕ってもな、お前のDNAにはニッポンの
風土、特色がキッチリと刻まれてるんだよ!
お前がいくら白人のマネごとをしようと、お前のニッポンDNA
は永久に続くんだよ! 何代あとになってもな!
お前には凱旋門より雷門、セーヌ川より多摩川、
エッフェル塔より通天閣、シャンゼリゼ通りよりアメ横が
ピッタリ来るんだよ、よ〜く憶えよけ! ブサイクが!
おい、それからな、鼻毛出てるぞ! 切っとけよ、パリジェンヌ!
141イオナ:03/09/25 07:46 ID:HXTyTiuc
スゴイNe!
ストーリーその場×2でつくるナNo?
142名無しさん?:03/09/25 07:46 ID:???
とある町に有名な盲人がいた。
彼は初老の男性で、いつも白い杖をついて
商店街の道の真中を闊歩していた。
その歩き方は自信に満ちたもので、杖をカツカツいわせながら、
胸を張ってものすごいスピードで歩いていた。
周囲の人間は当然自分をよけてくれるという確信に満ちたもので、
実際、彼と突き当たって彼にひどくなじられる者もいたし、
用を足すときも周囲が気を使うのが当たり前と考えていたようである。
本当は見えているのではないかという噂もあったし、
あまり彼のことを好きでなかった人も多かったようである。

ある日のこと、彼がいつもどおり通りをのし歩いていると、
向こうから歩いてきた勤め人のグループに突っ込んだ。
彼はいつもどおり、たいへんな勢いで勤め人を罵倒し始めたが、
この日はいつもと様子が違った。
逆ギレした男たちが、「なんだとこの野郎!」と、
彼に対し、殴る蹴るの暴力に出たのである。
彼は助けを求めたが、周囲の人々は遠巻きにしているだけで助けようとはしない。
とうとう彼は杖を放り出して逃げ出した。

「なんだこいつ、見えてるんじゃねえか!」
彼は簡単につかまり、ますますボコボコにされた。

瀕死の重傷を負った彼は、警察に犯人の逮捕を訴えたが、相手にされなかった。
盲人として障害者認定を受けている彼の証言に、
信憑性なしとされたからである。
143名無しさん?:03/09/25 07:47 ID:???
ムカデで思い出したけどこんな話しもありましたね。

昔、ある学者がムカデの研究をしていた。
ムカデを観察しレポートを書いていた。

その学者はまずムカデの足について研究しはじめ
まずムカデの足を数本取ってそして言った。
「歩いてみろ」ムカデは数本の足を取られたがモゾモゾと歩いた。

今度は右足の全部を取ってみた。「これでも歩けるかな?」
ムカデはなんとかまたモゾモゾと動き出した。

次に学者は左足も全部取ってみた。「歩いてみろ!」
ムカデはじっとしたまま動かなかった。
もう一度「動いてみろ」
やはりムカデはうごかなかった。


そこで学者はレポートに書きこんだ。
レポート:ムカデは足を全部取ると耳が聞こえなくなると・・・。

お後がよろしいようで。。。
144名無しさん?:03/09/25 07:48 ID:MJ/T9Qy0
俺「ねえ」
女「何よ」
俺「ムラムラしてるでしょ」
女「してねえよ」
俺「エッチしようよ」
女「嫌です」
俺「テレんなよ。せっかく2人っきりなんだしさ」
女「家だから当たり前でしょ」
俺「だからエッチしようよ」
女「もうちょっと言い方ってもんがあるでしょうが」
俺「じゃあ、セックスしようよ」
女「……そういうことじゃなくてね」
俺「じゃあ聞くけど、何で拒むの? 生理は昨日で終わったろ?」
女「まあそりゃ……って、なんで知ってんのよ!」
俺「愛があるからな」
女「っていうか今、お昼なんですけど」
俺「最高のセックス日和じゃないか」
女「……もういいや。外行ってくる」
俺「外でするのか?」
女「コ・ン・ビ・ニ!」
俺「何だ、コンドーム買いに行くのか」
女「昼ご飯! ……あんたは何食べんのよ」
俺「お前を食べt」
俺はその時初めて、自分の彼女がアンクルロック出来ると言うことを知った
さすがは高校時代アマレスやってただけのことはあると思った
145名無しさん?:03/09/25 07:48 ID:???
中央線って自殺者が多いことで有名ですよね。
中央線にはさまざまな奇怪な話も多いようで・・・
そんな怪奇な中央線にまつわる話をひとつ。

中央線のとある駅のホームに残業で遅くなり終電をまっていた男がいた。
はやく電車が来ないかと電車が来る方向に男が目を向けると
ホームの端に1組の男女のカップルが見えた。
カップルは何処となく元気がなく二人とも下を向いたまま
何か考えているような感じだった。。。
男はなんか陰気くさいカップルだなと思ってそのカップルを見ていた。

しばらくすると電車がホームに入ってくるのが見えた。
するとカップルがスッと動き出した。
それを見た男は「まさか!?」と思いそのカップルに近づいていき
そしてこう言った。

「お前ら!・・・はよーチューをせんのかい!電車きとるがな!」


チューをせんのかい?→中央線の怪・・・お粗末でした。m(_ _)m

146名無しさん?:03/09/25 07:49 ID:???
たしかあれは去年の夏ごろ、新月の日だった。
俺はとあるラッパーのリリパ帰り、気分は高揚してた。
雨がウザかったけど、そんなの気にならない
けど見てしまったんだよね。
その日はなぜかいつもと違う道を帰ろうとおもったのさ。
でもなぜか商店街の小さな店と店の間に隙間があってすごい気になった。
今考えるとあのときそのまま帰ればよかったんだ。
気づくと俺は引き寄せられるようにその「隙間」の前にたってたんだ。
147:03/09/25 07:51 ID:???
また電話が鳴りっぱなし、と思ったら目覚まし
テーブルには置き書きと朝ご飯のお菓子
外はもう明るいけど中はまだ暗い
鍵をドアにかけてから首にかけて家を出るけど
行きたいのは通学路と正反対の方向
学校が終わっても過保護と正反対の放課後
始業式の10日後、もう宿題がたまってる
でも毎日先週買ったゲームにはまってる
昨日武器屋でようやく買えた最強の剣
装備すれば敵の鎧もただの古着のようにずたずたマジで八つ裂き状態
リアルタイムバトルでモロやりたい放題
あー、また1時過ぎてる、風呂ももういいや
電源切るのもやだけど、少し目も疲れた
メモとって続きはまた明日帰ってから
寝て起きんのが面倒臭いよ、この世界では


148:03/09/25 07:53 ID:???
ただいま、今日も先生に呼び出されてくどくど言われたよ。
「おまえどうしたの、新学期早々集中力ないぞ」だって
そんなの授業中眠いの当たり前じゃんか。
昨日の晩なんか寝たの2時前だって・・・。
あー、でも超ウケる事もあったんだ、ちょっと聞いてよ
クラスでムカつく奴いるって前言ったじゃん、ほら
ぞうきんの絞り方とか注意するアイツ、リーダー気取り
だから体育の後さ、クラスに一番乗りして
アイツの緑の名札をこっそり盗んだんだ
あれがなくてアイツ帰りの会までびくびくしてて
最後に先生に注意されてたんだ、ザマーみろ
そんなことどうでもいいけど明日の支度
したくないけど今晩のうちにカバンに詰めとく
忘れものすると先生が冷たいから
またそれでクラス中止されたら後ろめたいから 教科書はぶ厚い国・理・社
くしゃくしゃになった大事なプリントもいれとかなきゃ それから最後に
アイツがまたうざい事言ってきたときのためにみせる バタフライ
149イオナ:03/09/25 07:53 ID:HXTyTiuc
イオナの荷物が全部ないのは引っ越しセンターでアリsanマークが運んでくれてたカラ♪終わり
150:03/09/25 07:55 ID:???
「先生さようなら〜」
やっと帰りの時間だ!
今日ゲームクリアすれば明日学校で自慢だ
え?なんかまた先生が呼んでる ・・・。
すごい鬼みたいな形相、なんかちょっとまずそう・・・。
え?名札なんか知りません 嘘じゃありません、ぼくじゃないです
チクショー、あいつがチクったんだ、今横でこっち見てる
あとで捕まえたらマジでほんとに思い知らせてやる
え、カバン?ロッカーの中です!
何も入っていません、本当です!!
ああ、あれが入っていることが見つかったら怒られる
どころか なにをされるかわからないよどうしよう?!
あ!アイツが勝手に取りに行った、ふざけんな!!
おい、なにやってんだよおまえ、放せったら
先生までこっちにきて頭がこんがらがってきた
おい、だからおまえの名札なんてどぶに捨てたって
じゃなくて、だから、だからそこは何も入っていないから
ああ、それは返せ!
これ?これはカッターです
あぁ怒鳴らないでください、痛い やめてください
知りません、痛い、放してください
放せ!みんなが見てる、あいつが笑ってる
頭が真っ白になってる こっから逃げなきゃだよ
ああ、先生は敵だ!

先生さようなら
151名無しさん?:03/09/25 10:10 ID:???
あげ
152名無しさん?:03/09/25 12:56 ID:???
あげるよ
153名無しさん?:03/09/25 14:25 ID:???
続きは?
154名無しさん?:03/09/26 00:54 ID:???
続き書けよ
155名無しさん?:03/09/26 00:55 ID:???
会長萌え
156名無しさん?:03/09/26 00:59 ID:???
続きは?
157名無しさん?:03/09/26 01:11 ID:???
まとまって読めるところ無い?なんか途中にいろいろ書いてあってわかりづらい。
158東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 01:34 ID:2yyr0FXP
どこもここ以上は書いてないよ(@wぷ


159▼=´ω`y━┛。ο○海 ◆Kveoxyl9RE :03/09/26 01:36 ID:wUNqDze4
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=Shift_JIS&c2coff=1&q=%81%9FjwUDc5w2&lr=
ものすごく適当なHNにワロタ
もぐりん ネコミミw
160名無しさん?:03/09/26 02:33 ID:gzQm2cjC
..  r‐-‐- ⌒ヽ
 . | | | ||  i i'^i
... h_,|_,|_,ノ( ノ|/ |
  | ``".´ ´"  ノ
.. 人  入_ /~
 |     /
. |    |
.. |    |
... |    |
.... |    | .
... |    |
... |    |
... |    |
.... |    |
... |    |
.... |    |
 ...|    |
... |    |
. |    |
 |    ';      ,,----、,,,,,,,,,、、
 |    ';     / ,,-‐―、ヽヽヽヽ
 |    |    〔/     ))))ヾヽヽ
 |    ト   /.,,,,、、 ,ヽξ\Ξ/
 |    \   / ==/  .,==-   レi!
 ヽ     |\〔、 ,(_,、ノ( "",,ノ:: 6) 
161東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 03:02 ID:2yyr0FXP
それはヲレではないよ(@w荒

トリップのキーが同じだったのだろうな(@w荒

>159

162東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 03:58 ID:2yyr0FXP
私は7号館をぶらぶらと歩いてみた。
中学生のクラスが入っている建物である。
様々な展示や模擬店の準備が行われ、
外から様々な資材が運び込まれて、
教室は普段とは全く異なる様相を呈している。
生徒たちは喧騒の中で設営に余念が無かった。
私がとある天文についての展示を見ようと
中2の教室を覗こうとしたときだった。
「あっ」
私の胸に、少女がぶつかった。
「す、すいません!」
少女は後ろを振り向きながら外に行こうとしていたのだ。
163東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 03:59 ID:2yyr0FXP
「いや、こちらこそ。少し面白そうな展示だったから、覗いて見ようかなと思ったのさ。」
 その少女は、人なつこそうな眼と、肩まで伸びた艶やかな黒髪の持ち主だった。匂いたつような稚気が私の印象に残った。
少女は、私の顔に気付いて驚きの声を上げた。
「荒巻先輩」
私はその少女の顔に少し見覚えがあった。
「ん?」
「先輩、生徒副委員長でしたよね? 私も9月から生徒委員なんですよ」
そうだ。生徒委員会で見たことがあったのだ。
164東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 03:59 ID:2yyr0FXP
「そうか、だが私は今は生徒会の副会長になって、副委員長は別の人がやっているよ。」
「出世されたんですね。おめでとうございます」
少女はぺこりとお辞儀した。
消えゆく学園の生徒会副会長か。
考えてみるとシュールで皮肉なポストといえるかもしれない。だが、少女の真情は私にとってそれほど不愉快なものではなかった。
「ありがとう。君は確か……」
「あ、小島です。小島美沙」
美沙はにこりと笑った。えくぼができている。
「ちょっと資材もらってくるんで、失礼します先輩」
美沙は一礼してからたたたと小走りに走り去った。
 私は中の展示を見ようとも思ったが、美沙の同級生、特に女子生徒たちの意味ありげな微笑に圧倒され、早々に教室を出た。

165名無しさん?:03/09/26 04:02 ID:???
ただいま、今日も先生に呼び出されてくどくど言われたよ。
「おまえどうしたの、新学期早々集中力ないぞ」だって
そんなの授業中眠いの当たり前じゃんか。
昨日の晩なんか寝たの2時前だって・・・。
あー、でも超ウケる事もあったんだ、ちょっと聞いてよ
クラスでムカつく奴いるって前言ったじゃん、ほら
ぞうきんの絞り方とか注意するアイツ、リーダー気取り
だから体育の後さ、クラスに一番乗りして
アイツの緑の名札をこっそり盗んだんだ
あれがなくてアイツ帰りの会までびくびくしてて
最後に先生に注意されてたんだ、ザマーみろ
そんなことどうでもいいけど明日の支度
したくないけど今晩のうちにカバンに詰めとく
忘れものすると先生が冷たいから
またそれでクラス中止されたら後ろめたいから 教科書はぶ厚い国・理・社
くしゃくしゃになった大事なプリントもいれとかなきゃ それから最後に
アイツがまたうざい事言ってきたときのためにみせる バタフライ
166名無しさん?:03/09/26 04:03 ID:???
あのなあ、前から言おうと思ってたんだけどよ、
よくいるだろ、アートかぶれのバカ女ってのがよ!
何だか知らねェけどよ、美大出だかデザイン専門学校出だかの
気取ったブスがよ! 服装もパリだか何だかを意識したような
ヘンな格好しやがってよ、タコが!
好きな映画は「ベティ・ブルー」「SEXと嘘とビデオテープ」
だと!? ざけんなよ、ムードで物を言うなってんだ!
ちゃんと理解して気に入って言ってんのならいいが、
どうせカッコつけて言ってんだろ? このオカメ面がよ!
大体テメェ、東洋人丸出しの外見で、ナ〜ニがヨーロッパだよ!?
エエッ!? ヨーロッパってツラかよ、オイ!
どのツラ下げてヨーロッパだってんだ? ブスがよ!
テメェ、家で1人にときは「笑っていいとも!」見ながら屁こいて
るくせによ! 知ってるんだぞ、コラ!
何だよ、その妙なニット帽は! 雪降ってねェぞ!!
何ィ!?吉野家や松屋ではメシ喰った事ないだと!?
女性雑誌に載ってるようなシャレたナウい店で喰うだとォ!?
ざけんな! お前のジャパニーズ胃袋はな!そんなお上品な
代物は受け付けねェって言ってるぞ!
お前の胃袋に合うのは牛丼とカレーだっての! 喰え、タコ!
いいか!? どうお前がライフスタイルをパリっぽく見せようと
無い知恵絞って取り繕ってもな、お前のDNAにはニッポンの
風土、特色がキッチリと刻まれてるんだよ!
お前がいくら白人のマネごとをしようと、お前のニッポンDNA
は永久に続くんだよ! 何代あとになってもな!
お前には凱旋門より雷門、セーヌ川より多摩川、
エッフェル塔より通天閣、シャンゼリゼ通りよりアメ横が
ピッタリ来るんだよ、よ〜く憶えよけ! ブサイクが!
おい、それからな、鼻毛出てるぞ! 切っとけよ、パリジェンヌ!
167名無しさん?:03/09/26 08:39 ID:???
続きは?
168東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 09:53 ID:2yyr0FXP
7号館を出たとき、携帯電話が鳴った。
「もしもし?」
「もしもしじゃないわよ。ちょっと暗幕の件どうなってるの?」
京子だった。
私はその事情について説明し、京子の了解を得た。
「わかったわ。それにしても、
あなたには電話番号を教えてなかったわね。
今掛けている番号も井出くんから聞いたのよ。
あと、メールも送っておくわ。
私の電話番号とメールアドレスも登録しておいてね。
でないと連絡に不便だから」


169東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 09:54 ID:2yyr0FXP
そういえば、今まで私は京子の携帯電話番号も
メールアドレスも知らなかった。
今までは単なる下役だったのだから、
特に必要もなかったが、
副会長ともなるとそうはいかないだろう。
事実、今のような修羅場には
各上級役員の携帯電話番号やメールアドレスは必須の情報だ。
私は嘗ての上役の井出の携帯電話番号とメールアドレスしか
知らなかった。


170名無しさん?:03/09/26 10:04 ID:???
kittyだ(w@荒
171海底人 ◆IF4OOrSzUw :03/09/26 10:05 ID:W6bQxrKo
熱い、夏はどうしてこうも熱いんだろうか、
俺はクーラーの電源を入れ、爽やかな眠りに入った・・・。

いつだったろうか・・・
俺にも幼馴染が居た気がする、最ももう居ない
ただ・・・、幼馴染が居た、その子は三年の時に東京に越してしまった
それだけは思い出せるんだ・・・

「おっはよ〜、しげみ〜」
「あん?」
母親以外の女がなんで俺の家に・・・
「さ、さむ!なんでこんなに寒いのよぅ、あっ!!」
「お前は・・・」
「クーラーの設定温度が18度だよ!!ただでさえ北海道は寒いっていうのに・・・」
「誰だっけ?」
「!!?」
女は物凄いショックを受けた顔をしてしぼんだ。
「私だよう、忘れちゃったの!!?」
「え、えっ・・・、えぇ・・・!!?」
172海底人 ◆IF4OOrSzUw :03/09/26 10:11 ID:W6bQxrKo
「・・・ってことで、唯ちゃんはいそうろうしにきたってわけ」
母親がコーヒーのすすりながら説明してくれた。
「今日からお世話になる井ノ川唯です!よろすくです!」
「こいつが・・・俺の幼馴染・・・?東京に越していった・・・」
「ヒッドーイ!!私は一日たりとも茂美のことを忘れたことなかったのに!」
「そうだぞ茂美、今のはお前が悪い、・・・って事でちゃわん洗いと洗濯よろしく」
「何どさくさにまぎれて家事を俺に任そうとしてるんだよ・・・」

(ユイ・・・ユイユイユイ・・・ユイか・・・)
確かに俺の幼馴染かもしれない、一学年したの・・・俺の・・・
・・・あれ、どうして思い出せないんだろう・・・
あの頃の事が全く・・・思い出せない・・・
173海底人 ◆IF4OOrSzUw :03/09/26 10:19 ID:W6bQxrKo
「あ、また寝てる〜」
「うん?寝るのは俺の趣味のようなもんだからな」
「お金がかからないいい趣味だね・・・」
「まぁな」
「ときに茂美はさ、昔のまま挫折せずに生きてきた?」
「あん?もちろんだろ」
「・・・って事は勉強も得意なんだよね、やっぱ」
「当たり前だ、自分で言うのもなんだがクラスの中の上くらいだなヘヘヘ」
「じゃ、増しては中学二年の問題なんて楽ちんだろうね〜」
「ハッハッハッ、当然だ」
「じゃ、私の宿題よろしく♪」
「え?え?・・・あーっ!!」
目の前にはたくさんのドリルが置いてあった・・・
乗せられた・・・_| ̄|○
174海底人 ◆IF4OOrSzUw :03/09/26 10:28 ID:W6bQxrKo
翌日・・・
「あ、茂美、唯ちゃんを図書館に連れてってあげて」
「え?なんで?」
「私宿題に読書感想文があったのよね」
「宿題ってお前・・・」
一瞬だが唯の後ろに鬼の様な殺気を見た、まるでそれは俺に言うなと拷問されているようだった
「わかった、連れて行きます」

「・・・で、読書感想文はお前が書いてくれるのか?」
「まさか」
「・・・じゃ、なんで図書館に・・・」
「あそこの図書館は漫画が置いてあるからね」
「お前・・・策士だな・・・」
「にゃはは、人生を楽しむには先まで考えて生きないとね」
「はは・・・」

「ここが、図書館だ」
「うん、変わってないね」
「で、お前もう一人で帰れるよな」
「え?」
「俺はさっさと帰って寝る」
唯の右アッパーが俺のあご下を打つ
「わかった・・・だから暴力はなしにしよう・・な?・・・な?・・・グヘァ!!」
175海底人 ◆IF4OOrSzUw :03/09/26 10:36 ID:W6bQxrKo
「ん・・・」
「また寝てる・・・、ここは図書館よ・・・」
「ふぁ・・・」
「で、結局寝るのか・・・」

「すいません、この机の下に隠させてくださ・・・あっ・・・」
「?」
「あっ・・・ユウジ!!」
「誰?」
「中学に入ってからの友達だ」
「とにかく机の下に隠れさせろ!!」
「うわ・・・」
ユウジはささっっと机の下に隠れた、それと同時に女の人が入ってきた。
「すいません、あっ、茂美くん、ユウジ見ませんでしたか?」
「みっ・・・みっ・・・見ませんでした・・・」
この女はユウジの双子の妹・・・ユウコだ・・・。
「おっかしいわね〜、確かにここに隠れたと思ったのに・・・」
柔道三段空手二段、そしてその兄は野球に入れ込んで有名高からの推薦が決まったほどだ。
まさにスーパー双子と言った所か・・・。
176海底人 ◆IF4OOrSzUw :03/09/26 10:41 ID:W6bQxrKo
ユウコは速やかに図書館を出て行った、そしてそれと同時にユウジが出てきた
「ふぅー・・・」
「どうしたんだ?」
「いや、ユウコの分まで宿題を強要されて」
「わかる、その辛さかなりわかる」
「だろ、・・・で、その隣のカワイコちゃんは?」
「俺の幼馴染の井ノ川唯だ」
「ほー、可愛いな〜」
「え、えへへ・・・」
「特にうさぎのパンツとか履いてる所が可愛いすぎるぞ」
唯の右手がユウジのみぞおちへと放たれた。
「最低!!変態!!スケベ親父!!」
177東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 14:47 ID:2yyr0FXP
午後8時。
校庭の一角での前夜祭のイベントも終り、
一般生徒は帰り支度を始めた。
だが我々役員はそうはいかない。
一部の生徒もまだ設営の仕事が残っている。
既に夕方のうちに明日以後の騒擾に目を瞑ってもらうために
周辺の住宅への訪問は終えてある。
それでも訪問したときに家人がいなかった家もあり、
その分について私たちは分担して訪問した。
178東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 14:47 ID:2yyr0FXP
午後12時。
ようやく文化祭の設営が終わった。
だが、毎年役員は慣習として居残り、
学校に泊まることが認められている。
もっとも、
一般生徒の中にも部室に隠れたりして
なんとか学校で一夜を明かそうと目論む者も多い。
そしてこの日ばかりは学校のお目こぼしもある。
だが、破目を外しすぎる者がいないよう、
結局我々役員が見回りをしなければならない。
179東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 14:48 ID:2yyr0FXP
井出と勢堂、それから桂は既に柔道場で仮眠を取っている。
彼らは今日最も働いた者たちだ。疲れているだろうし、
明日も今日以上に働かなければならない。
女子の役員で慶子のように帰った者もいるが、
京子はどうやら生徒会室でずっと起きているようだ。
徹夜は好きだという話だが、どうせ仮眠を取るのだろう。
私と2年生で文化副委員長の室生さゆりと、
新生徒副委員長の藤原英太を引き連れ、
生徒会の腕章をつけて校内の巡回に出発した。
出発するとき、佐藤と桜子が生徒会室に残っていた。
「真っ暗な学校っていうのも、ちょっと雰囲気あっていいわね。」
さゆりが少し興奮して言った。
今日はずっと働き通しのはずだが、
さゆりはかなり元気のようだ。
180東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 14:49 ID:2yyr0FXP
見慣れた校舎や講堂も、
ゴミの焼却炉さえ闇の中では
果てしなく不気味な佇まいを見せている。
それに、11月の夜はかなり冷える。
私もマフラーを掛けているし、
さゆりも制服のコートを着ている。
英太は太っているせいかあまり寒さは気にならないようだ。
181名無しさん?:03/09/26 14:49 ID:t0Lz3FhA
小説板でやればいいのになぜラウンジでやるのか。
そこに彼の人間性の歪みが垣間見ることができる。
182東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 14:49 ID:2yyr0FXP
私たちは中学生のクラスが入っている7号館に入った。
各教室を見回る。
見回りをしているうちにこっそり隠れている生徒に
出くわす場合もある。
タバコや酒をやっている以外は、
ほとんどの場合は見逃す。
やっていた場合はどうするか?
ここだけの話だが、
これも一応の注意だけをして見逃す。
それが伝統なのだ。
だが、正体なく酔っ払っている者だけは
捕らえて水道の水で酔いを覚まさせる。
さっきも、10号館にある高1のクラスの近くで
女子が一人階段を完全に酔いながら歩いていたので、
不本意だが私たちは彼女にたっぷりと水を飲ませた。 
また、時たま生徒のカップルがキスをしている場面にも
出くわす。
セックスをしていない限りは大目に見る。


私は、少し前に美沙と出会った教室に入った。
183名無しさん?:03/09/26 14:52 ID:LmAiMEeB
これは本物の油豚ですか?
184age魔王ガハハハ:03/09/26 14:58 ID:???
ジャdsンfkファ
アsdjfカfカンf@カ
じゃんfjか@fかcけjfqjfk
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185age魔王ガハハハ:03/09/26 14:59 ID:???
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186カキコテスト:03/09/26 14:59 ID:rC0PTfzf
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187名無しさん?:03/09/26 14:59 ID:???
結構読めるじゃん。
188夢箱  ◆vPZ2xDuMKQ :03/09/26 15:00 ID:7zTejrP3
桂は、大きな悲しそうな目を更に悲しそうにして言った。
だれだおまえは!
「納得できんなそれは」
騙りは放置
「どうして?」
いや。

サーブをものの見事に外してしまったことをよく覚えている。
言うな!
プゥ

ここにドミノ並べますね。27時間テレビまでにがんばろう!
なんだおまえわ 消え失せろ!

生徒会室では、会長の京子が
会計委員長の橘慶子と話をしていた。

これって自作ですか?
オチ→京子はホモ

「さあ・・・かなりの額だと聞いていますが」
んなぁこたない
「ほう。債務超過はどのくらい?」
んなぁこたない
「あまりわかりません」

さてと学校でも行くか
189age魔王ガハハハ:03/09/26 15:00 ID:???
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190age魔王ガハハハ:03/09/26 15:00 ID:???
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191名無しさん?:03/09/26 15:03 ID:???
誰かkittyの小説原作にアニメでもつくってみろよ
192名無しさん?:03/09/26 15:03 ID:???
原作ないと漫画描けない香具師っているよな。
193age魔王ガハハハ:03/09/26 15:05 ID:???
しかしkittyの頭の悪さには脱帽だね。
なんか偏差値58くらいの中学三年生の日記みてぇだな。
194masa ◆BIUE.zc//E :03/09/26 15:11 ID:???
偏差値30からはそう見えるなぁ
195名無しさん?:03/09/26 15:12 ID:???
>>193
しかし、キチーが超一流大卒だったりするから笑える
196罪夢 ◆QDxb0TS4qg :03/09/26 15:13 ID:???
193は偏差値30かよ。
197masa ◆BIUE.zc//E :03/09/26 15:14 ID:???
すまん、偏差値30どころか知的障害者だった。

190 名前:age魔王ガハハハ :03/09/26 15:00 ID:???
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198名無しさん?:03/09/26 15:26 ID:???
いくら過疎化したとはいえカビのはえたロビーよりはましだからな
東金みたいな巨乳馬鹿女も尻尾ふったりするから味しめちゃったんだろうなw
199名無しさん?:03/09/26 15:49 ID:???
198は東金姐にフラれたのか
200名無しさん?:03/09/26 16:17 ID:???
( ゚Д゚)ポカーン
東京kittyタンよ…
blogに書くから、人がblogに集まってくるんでしょ
2chタレント意識してるなら、小説板で書いたらどうか
あったかな?小説板
あった、■漫画・小説等それか、■文化とか。

それかwebで全部書いてblogに乗せなさい

そりゃぁ、ラウンジに書いたら人の意見沢山でてくるけど。
それと俺は切込隊長みたいな真似はしてないと思ってるよ。
東京kittyが昔先に、書いたのあるから
誰のマネとか別にいいか。

まぁ、いいや。
ここで書いたらだれか、まとめてくれるっしょ。
とにかく学生物は切り上げて、社会人物を頼む。
近未来的なやつを。
201名無しさん?:03/09/26 16:25 ID:???
切り込みの真似ってどんなん?
どのこと話してるのかな??
202東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 16:54 ID:2yyr0FXP
電気をつける。
展示のためのベニヤ板の仕切りの向こうに、何か気配を感じた。私はそちらの方へ進んでみた。
「おっ……」
「へへぇ」
美沙が、数人のクラスメートとそこにいた。
「仕方ないなぁ……居残り組か」
女子が3人に男子が2人だ。
「先輩、大目に見てくださいよ。ねっ?」
美沙が私に手を合わせた。
「お前生徒委員だろうが……」
 私は苦笑した。
「どうしたの?」
そのとき、手分けして見回りをしていたさゆりが入ってきた。
「あっ、隠れてたのね」
「すいませんっ!」 
美沙がぺこりと頭を下げた。
どうやら、8時に帰ったふりをして戻ってきたようだ。


203東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 16:54 ID:2yyr0FXP
「もう終電だってないしなあ……」
私は時計を見た。
「わかった、大目に見るから、女の子だけ没収。
男は好きにしてろ。だがあまり派手に動くな。
だが眠くなったら柔道室に行け。」
性差別的かもしれないが、流石に女子を、
それも中学生をこんなところに置いていくわけにはいかない。
10時の見回りをなんとか掻い潜ってきたのだから、
まあ大目に見るとしても、彼女たちに寝床は与えるべきだった。


204東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 16:55 ID:2yyr0FXP
「もう終電だってないしなあ……」
私は時計を見た。
「わかった、大目に見るから、女の子だけ没収。
男は好きにしてろ。だがあまり派手に動くな。
だが眠くなったら柔道室に行け。」
性差別的かもしれないが、流石に女子を、
それも中学生をこんなところに置いていくわけにはいかない。
10時の見回りをなんとか掻い潜ってきたのだから、
まあ大目に見るとしても、彼女たちに寝床は与えるべきだった。


205東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 16:55 ID:2yyr0FXP
だが、目を輝かせていた美沙の「はーい」の声のトーンは
他の2人のそれと違っていた。
教室を出て、私たちの一番後ろを歩いていた美沙は、
暗闇の中で私の手を掴んだ。
積極的な子だ。
私は、暗闇の中でそっとその手を握り返した。


206東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/26 16:55 ID:2yyr0FXP
私は、そ知らぬ風を見せて私の隣を静かに歩く美沙に、
奇妙な愛おしさを覚えた。
思いとは、こうして受け継がれていくのかもしれない。
後輩から先輩へ、そしてその先輩へ。
逆に先輩から後輩へ。そしてその後輩へ。
私は、この学校で受け継がれてきた「思い」の
最終走者になりつつある自分の姿に少し感傷的になった。

207名無しさん?:03/09/26 17:09 ID:???
おい油豚
おめーよっぽど暇なんだな?仕事そんなにねえの?
208名無しさん?:03/09/26 17:16 ID:???
土曜なのに仕事してるのか207は
209名無しさん?:03/09/26 17:17 ID:???
残業してるからってジェラシーでつか
210名無しさん?:03/09/26 18:16 ID:???
>>201
切込隊長タソが、小説はじめたので、
東京kittyもそれに乗ってやってるかと思ったりしてた。
少し。
211名無しさん?:03/09/26 18:29 ID:???
隊長のはSFだけど女性描写が見事に滑っているのが萌え
212名無しさん?:03/09/26 19:40 ID:jb/WP2Cm
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/lobby/1062523873/
213孤高の若布 ◆IamGOD./SA :03/09/26 19:45 ID:???
本物じゃないよね
214グスタフ²:03/09/26 19:45 ID:???
きもっ!きもっ!きもっ!






















きもっ!                                       きもっ!
215名無しさん?:03/09/26 19:50 ID:???
>>213
いや、本物。トリップがblogで報告されていたのと同じだし
216名無しさん?:03/09/26 20:00 ID:???
ラウンジは何でも有りなんだからこんなスレがあってもいいだろう。
ただし荒れるから下げ進行でな。
217名無しさん?:03/09/27 02:06 ID:???
>>210
へー見てみたいね
ソースきぼんぬ
218名無しさん?:03/09/27 06:44 ID:???
>>217
http://kiri.jblog.org/
ここの中のLink To the Stars
219名無しさん?:03/09/27 07:31 ID:???
あげ
220名無しさん?:03/09/27 07:35 ID:???
ちなみに、
http://ch.kitaguni.tv/u/310/
kittyのblog
221名無しさん?:03/09/27 08:02 ID:???
>>212
マルチしてたのか…
_| ̄|○
そしてロビー活動のほうが書き込みが多い。
ロビー好きなんだな。
222名無しさん?:03/09/27 08:03 ID:???
続きは??
223名無しさん?:03/09/27 08:07 ID:???
マルチじゃなかった…
ごめん
224名無しさん?:03/09/27 08:08 ID:???
>>222
>>212だと思う。
225名無しさん?:03/09/27 08:11 ID:???
あれ?>>212
読んだ所があるような…
もう解らん。blogでまとめてくれ。kitty
226東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/27 08:27 ID:bNIXj08U
http://www.megabbs.com/cgi-bin/readres.cgi?bo=lobby&vi=1064060777&rm=100

ここが一番まとまってるな(@wぷ

>225
227名無しさん?:03/09/27 08:49 ID:???
>>226
ありがとう
228名無しさん?:03/09/27 09:12 ID:???
>>226
早く死んでくれ油豚
229名無しさん?:03/09/27 09:19 ID:???
どーでもいいが相変わらず自演下手だな(@w荒
230名無しさん?:03/09/27 09:45 ID:???
このスレにレスがついてるんでキレてる人がいますね。
231名無しさん?:03/09/27 11:05 ID:???
あげるよ。
232破壊神 ◆WLn/ChorYI :03/09/27 11:10 ID:fFvx2oc/
官能小説キボンヌ(ワァラ
233名無しさん?:03/09/27 11:20 ID:???
いまにみておれ
234孤高の若布 ◆IamGOD./SA :03/09/27 13:29 ID:???
>>215
なんでラウンジに着たんだ?!
235名無しさん?:03/09/27 16:15 ID:???
続き続き
236 :03/09/27 18:23 ID:cbFj3kD5
田中美沙
237名無しさん?:03/09/27 19:03 ID:???
続きは?
238Y(^s^)K:03/09/27 19:12 ID:PDrpoA1y
東京キティと馬鹿威信って別人だったのか?
239わむて ◆wamuteW7DE :03/09/27 19:12 ID:K4EPPzEp

            ∧--∧、ビカビカビカ
           /☆|  |☆ .ヽ_,____
           |  、 ノ    |_  ヽ
          .|   ● .    |_)  |
         ´ |     . し |  /
        | 、         '´
        ゝ  ̄)    # |     
          |       し |    ちょっと通りますよ・・・
         .|======|
         | し       ♯|
         .|______ .|    
          |      # |
          |_____ |   
          ~~~~~~~~~~~~~~
240名無しさん?:03/09/27 23:15 ID:???
続き書いてくれよ
241名無しさん?:03/09/27 23:17 ID:???
たしか別の板に続き書いてるんじゃねーの?
242名無しさん?:03/09/28 00:23 ID:???
>>234
人に見せたかったのかも
blogだとレスが少ないから
243名無しさん?:03/09/28 13:00 ID:???
なかなか面白いんじゃないの。
244孤高の若布 ◆IamGOD./SA :03/09/28 13:17 ID:???
>>242
なるほどな
245名無しさん?:03/09/29 01:11 ID:0LFLNIdE
246名無しさん?:03/09/29 02:12 ID:???
あげ
247名無しさん?:03/09/29 10:10 ID:???
あげます
248哲 ◆vPCGax9nbs :03/09/29 10:14 ID:???
これ、ロビーのスレからコピペしてきてるだけじゃねえか。
249@@@:03/09/29 11:06 ID:lYV8ElOT
学校で体臭が臭いで有名な
東京KITTYはいつでもみんなの輪から外れ
自分だけ相手にされないという
豚小屋にいれられた豚のような悲惨な奴だ、
そんな豚が激しく

豚臭くなってK血ア
250名無しさん?:03/09/29 11:17 ID:???
何はともあれ人目集めるな
251名無しさん?:03/09/29 12:10 ID:???
カリスマだからな。
252名無しさん?:03/09/29 12:59 ID:???
これ面白いのか?
253名無しさん?:03/09/29 14:29 ID:???
全然つまらん
リソースの無駄
早く誰か削除依頼してこい
254名無しさん?:03/09/29 14:38 ID:evL/Dekd
ていうか小説書きたかったら出版してくれよ
255名無しさん?:03/09/29 14:42 ID:???
kittyキモイマジキモイ
256名無しさん?:03/09/29 14:42 ID:???
もっと本よんでからでなおせ、つまらん
257名無しさん?:03/09/29 14:52 ID:???
面白いですよ。
258東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/29 18:27 ID:G/lDeWzR
あげておくか(@wぷ
259こーくり:03/09/29 18:28 ID:???
うちもしょーせつかきたいYO
260名無しさん?:03/09/29 18:30 ID:???
naなんだこれ結構おもしろい。
261名無しさん?:03/09/29 18:32 ID:???
こんな小説が書けるなんて、尊敬しちゃうな〜。
262名無しさん?:03/09/29 19:23 ID:???
油豚って強制猥褻が発覚して2ちゃんやめたんじゃないの?

何でまだ居るの?
263名無しさん?:03/09/29 20:05 ID:???
それネタだったんですよ。
まだ騙されてるんですね
264東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 04:39 ID:6c8jdL24
結局美沙たちは
友達の家に泊まったということになっているようだ。
去年は1年生でまだそんな冒険はできなかったが、
今年は是非校内で一晩過ごしてみたかったらしい。
「しようがないな」
私は美沙を見た。
「先輩は中学生のときは教室に泊まったりしたんですか?」
「いや、それはないね。ただ、私は前に写真部にいたのだが、
その暗室に隠れていたよ。」
「そっかあ、暗室ね」
うんうん、とばかりに美沙は頷いた。



265東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 04:39 ID:6c8jdL24
結局美沙たちは
友達の家に泊まったということになっているようだ。
去年は1年生でまだそんな冒険はできなかったが、
今年は是非校内で一晩過ごしてみたかったらしい。
「しようがないな」
私は美沙を見た。
「先輩は中学生のときは教室に泊まったりしたんですか?」
「いや、それはないね。ただ、私は前に写真部にいたのだが、
その暗室に隠れていたよ。」
「そっかあ、暗室ね」
うんうん、とばかりに美沙は頷いた。



266東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 04:40 ID:6c8jdL24
写真部。
暗闇の中に浮かぶクラブのプレファブが
私たちの手前に見えた。懐かしい。
あの後ろにある壁を乗り越えて、
コンビニに食べ物を買いに行ったものだ。
壁の近くによく猫が何匹か屯していて、
帰りにパンのかけらを少しやったことがある。
猫たちは生徒たちから食べ物を貰い慣れているせいか、
私たちを怖がるでもなく、
逆に感謝するでもなく、
当たり前だという顔をして食べていた


267東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 04:40 ID:6c8jdL24
だが、写真部を辞めてあの部室に出入りしなくなってからは
猫たちともご無沙汰だ。
ある花の写真を撮った次の日、その花が枯れていたことがあった。
私は、その花の写真の美しさを見て
前の日の花の美しさを思ったが、気がついたことがあった。
私はあのとき花をカメラ越しに見るだけで、
あまり直接見ることはなかったのではないかということだ。
勿体ないことをしていたのではないだろうか。
268名無しさん?:03/09/30 04:41 ID:???
私は13号館の2階のPC室を出て、
白い建物を振り返った。
私が河埜中学に入学したとき、
13号館はまだ建設中だった。
まだ小さかった私は、中がどうなっているのか知りたくて、
日曜日にテニス部の練習があったときの合間に
こっそり中に忍び込んでみたりしたものだ。
13号館は学校の北の端にある。
私のクラスがある8号館は、学校の西側にある。
その途中の通路を歩いていると、
中等部の生徒たちが家路につくのを認めた。
詰襟の男子とセーラー服の女子たちが、
三々五々、桜の木が立つ校門の方に向かっている。
その姿を見ながら私は物思いに耽った。
消えゆく学園。
269東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 04:41 ID:6c8jdL24
私が写真に前ほどの興味を覚えなくなったのは、
カメラを通して物を見るよりも、
直接物を見た方がいいのではないかと思うようになったからだ。
また、感動の再現ということにも、
疑いを覚えるようになった。
一期一会という言葉がある。
私は対象との遭遇と認識は一種の一回限りの出来事だと
考えている。
それを記録に取って繰り返して見るのは、
後で見れるからといって
その場の感動を疎かにしているということであり、
あまりいいことだとは思わなくなったのだ。

 
270名無しさん?:03/09/30 04:41 ID:???
30歳を過ぎて無職だったU君は、無類のアニメおたくだった。
とくにCCさくらのファンで、さくらタン、ハアハアというのが口癖だったが、
ある日自宅でひっそりと死んでいるのが発見された。
武蔵丸事件で世をはかなんで自殺したのでは? 
とも言われたが、真相は、寝食も犠牲にしてひたすらアニメグッズを買いまくったための
栄養失調死だった。

相当現世に思いが強かったらしく、その後、彼の幽霊を見たという者が何人も現れた。
幽霊ならば、夜中に自分が住んでいた部屋にでも現れればいいものを、
U君の幽霊は事もあろうに真昼間の有明・コミケ会場に現れた。
最も目撃情報が多かったのは、コスプレ広場の近くの、
ホールの日陰になるあたりで、疲れきって休息する一般参加者に混じって、
痩せこけたU君がボーッと立っていたのを、友人が見かけたというものである。
声をかけようとすると、人ごみに紛れて見えなくなったという。
西館のブースで、オカルト本を売るスタッフの中に紛れ込んで、
うらめしそうな顔をしてこちらを見ていた、という情報もあるが、
これはどうも眉唾くさい。
271名無しさん?:03/09/30 04:43 ID:XByVogFQ
東京キティsan好きYO!
272東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 04:48 ID:6c8jdL24
>写真部。暗闇の中に浮かぶクラブのプレファブが私たちの手前に見えた。
>懐かしい。テニス部は故障もあって中2の夏で辞めてしまった。
>その後、友達に誘われて写真部に入った。


だな(@wぷ
273名無しさん?:03/09/30 04:54 ID:XByVogFQ
よくワカラナイけどナルヘソ
274名無しさん?:03/09/30 12:00 ID:???
あげあげ
275名無しさん?:03/09/30 12:10 ID:???
晒しあげ!
276東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 15:44 ID:m6bQmaW/
美沙と友人の2人の女子生徒を寝室に連れて行った私は、
見張りをしている高1の女子の生徒委員に挨拶して
生徒会室に向かった。
ふと振り向くと、
ドアのところから美沙がこちらを向いて
こっそり手を振っている。
私は微かに笑って美沙に手を振った。


277東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 15:44 ID:m6bQmaW/
私は柔道場で眼を覚ました。
「おい、副会長起きろよ。」
生徒委員長の井出が私を揺さぶった。
昨日早めに寝た井出はもう起きて作業の指揮を開始しているようだ。
「あ、おはようございます先輩」
「今やお前は位階上は俺の上司なのだから敬語は不要さ」
皮肉を少し交えながら井出は他の役員や生徒たちを起こした。
私は柔道場の神棚の近くに掛けてある、近所の時計店から買って30年は動いているという時計を見た。
現在午前6時。
始発で来る学生たちが既に到着しているころだろう。
今日は学園祭初日。
河埜学園最後の学園祭の初日だ。


278東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 15:44 ID:m6bQmaW/
顔を洗って校庭の方に行くと、
もうかなり多くの生徒がやってきて作業を開始していた。
校門のところの立て看板や折り紙でつくった飾りが
次々と仕上げられていく。
各クラスごとの色とりどりのトレーナーを着た生徒たちが、
屋外の模擬店のボンベや材料を運んでいく。
その一つ一つの光景が、私にとってはとても印象深いものだった。

空は乳白色の雲が覆っていた。
天気予報によると、今日一日曇りらしい。


279東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 15:45 ID:m6bQmaW/
午前8時。講堂で開会式が開かれた。
校長の挨拶、生徒会長挨拶、そして幾つかの出し物。
ピアノとバイオリンの演奏。
私は講堂での業務は文化委員長の桂と生徒委員長の井出に任せ、
生徒会室に陣取った。
「えっ、校門? パンフレットが足りない?
わかった、日下部に持っていかせるから。
とりあえず100部な。」
 次から次へと決裁を下していかなければならない。
「校庭ライブなんだけど、アンプ頼んでいたのどこだっけ?」
さゆりが部屋のドアノブを持ちながら言った。
「ああ、大迫先生のところだよ」
 私は携帯電話で話しながら言った。
あたりは役員や生徒でごった返している。


280東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/09/30 15:45 ID:m6bQmaW/
「会長はまだ来ないのかな」
私は窓から講堂の方を見た。
「すいません、栄歌高校の生徒会の方が来ていますが」
中3で今文化委員の市川陽子が
校門の仮設テントから電話してきた。
これは会長が応対しなければ駄目だろう。
だが、今京子は講堂で出し物を見ているはずだ。
招待したピアニストの演奏までは見なければならない。
私は仕方なく京子にメールを打つことにした。
メールを打った後、私は立ち上がってコーヒーを淹れ、
それをゆっくりと飲み干しながら講堂を見た。




281名無しさん?:03/09/30 15:53 ID:???
同級生のま○男くんと、日が暮れてから自転車の後に乗せてもらって、土手道を
帰ります. 同定と処女ですが、仲良しです. 後から抱きついて、ついカレの
ズボンの前に手がいきます. ちょっともっこりが触りたくて。 
きょう、「ズボンの右のポケットから手を入れてみて、、」といったので入れたら、
下着もなく、穴のあいたポケットから、ぼっ起したチンチンを直接握れました.
先っぽが、濡れてました. つい嬉しくなって、カレの背中にもたれて、首に、
ふぅ〜、とため息をつきました.  セクスは危険なので我慢しようと話していますが、
せめて手か口で、慰めてあげたいです。
二人とも恥かしいけど、本当に握ったので、今度は出来そうです.
282名無しさん?:03/09/30 15:55 ID:???
ちなみに手コキへの個人的な見解ですが。
射精への近さによって感じる場所って違うような気がします。
 
手コキ序盤から中盤にかけては亀頭への刺激が(・∀・)イイ!!
表面へのゆっくりとしたフェザータッチから始まって
裏筋を撫でたり、玉揉みも含めつつ優しくして下さい。
序盤は却って唾液やローションによる滑りは不要かも。
あなたの手の柔らかさ、指の細さを直接皮膚に感じさせて下さい。
 
そしてスピードを上げつつ射精への追い込み。
唾液やローションで濡らしたチンコを「これでもか!」という速さで
責め立ててくらさい。このくらいになると亀頭より竿の方が(・∀・)イイ!!
濡れてれば多少強めに握っても構いません。むしろ強めの方がいい。
皮を突っ張らせないように気をつけながらシェイク!シェイク!
時々片方の手か舌先で亀頭を刺激されるとヤメテー!!(´Д`;≡;´Д`)ヤメナイデー!!
 
射精中でも手を動かすのは止めないで!
こするスピードは大幅にダウンさせた方がいいけど
握ったまま離さないで下さい。こんなとこかな‥‥。
283名無しさん?:03/09/30 15:55 ID:???
ローション塗ったティムポの先に右手で握りこぶしを作って下さい。
こぶしは固く握るのでなく、彼のティムポの太さに合わせて空洞を作ります。
で、そのこぶしで彼のティムポを亀頭から根元へ向かってズズっと・・・。

そして右手から亀頭が現われる前に、同じように握った左手を
右手にピッタリと合わせて続かせて下さい。右手が根元まで達したら
素早く左手の後に続かせて、左手が根本に達したら右手に続かせ・・・。

こうすると「どこまでも挿っていく感覚」というのを感じさせることができます。
ただし、あまり固く握らないでね。皮が伸びて痛いから。
あと、これは射精には結びつかない気持ち良さなので
手コキ中盤での使用をお勧めします。
284名無しさん?:03/09/30 15:57 ID:???
手コキしたいです。手コキで彼を逝かせてあげたい!
(つーか、逝く瞬間の彼の顔を見てみたい)フェラしながら
だと彼の感じている表情がよく見れないんだもん。でも彼は
手コキしてるとすぐに「くわえて」って言うからなぁ。おまけに
飲んでもらいたがるのでいつもお口でフィニッシュ。ショボーン…
私がこれまで付き合った男性で、手コキだけで逝きたいという人
はいなかったなぁ。
285名無しさん?:03/09/30 15:58 ID:???
うわ〜まさに私と相性ピッタリかも!私の言葉攻めは「攻め」といっても、
「あぁ、すごく堅くなってる」「何か先っぽがヌルヌルしてきたよ…」
「おちんちんすごく熱い…」「○○さん、気持ちいい?でもまだ逝っちゃ
ダメだよ」って感じで強い攻めじゃないんです。(どちらかというと私、Mだし)
こういう言葉って23さんのように言われたほうも興奮しますが、
言ってるほうも興奮するんですよ。

上記の言葉攻めは私が勝手に言ってるだけなので、それで彼が興奮
してくれてるのかは分からないんです…興奮してくれてればいいな。
それと、私も唾派です。自分の唾で彼のモノがヌルヌルになってるのを見るのも
また興奮します。ローションに頼っちゃもったいない!
唾をたっぷりつけて親指と人差し指でわっかを作り、亀頭周辺に適度に
引っかかるような感じで(強くゴシゴシすると痛いだろうから)
上下に動かして亀頭周辺を刺激するんです。これは利くみたい。
かなり喘いでますね。でも最後はいつも口なんだなぁ。
いつか、いつの日か彼を手コキのとりこにしてやる〜!!
286名無しさん?:03/09/30 16:01 ID:???
キスが好きな私の彼は、Dキスしながら手コキしてあげるとすぐ逝っちゃう。
いやらしく舌を絡ませながら手コキしてると彼の口から
「んっ…ハァハァ…あっハァハァ…んんっ」って声が漏れてきます。私も
「んんっ…ハァハァ…気持ちイイ?あっ…ハァハァ…すごく堅くなってるよ?」
お互いキスしながらだから吐息に混じって言葉がはっきりしない。
言葉と吐息と舌が絡み合う音、それと私の唾液と彼の我慢汁とで
ヌルヌルになったペニスをしごく音が入り混じってぐちゃぐちゃの状態。

そのまま続けていると彼は「ウウッ…ハァハァ…ダメだよ…あっダメダメ、
逝きそうになっちゃうから…」と苦しそうに訴えてくるので
「ハァハァ…まだ逝っちゃダメ…もっとしごいてあげるから。んんっ…
すごいヌルヌルだよ?もう逝きたい?…」と言いつつ、攻撃の手は緩めません。
するとあっけないくらいに「ああっ、逝きそう、もう逝きそうだよ○○っ!アッ…」
といいながら大量に射精してくれます。
手コキって楽しいなぁ〜♪
287名無しさん?:03/09/30 16:02 ID:vKG8a/QR
(;´Д`)ハァハァ
288名無しさん?:03/09/30 16:03 ID:???
ハァハァ
289名無しさん?:03/09/30 16:04 ID:vKG8a/QR
>>282
激ワロタ
290名無しさん?:03/09/30 19:21 ID:???
291名無しさん?:03/10/01 00:10 ID:M6G7/Xaf

  r‐-‐- ⌒ヽ
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292名無しさん?:03/10/01 00:14 ID:MfRLXHy0
荒らされてやんの
293名無しさん?:03/10/01 06:22 ID:???
続きは?
294東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/01 18:47 ID:ahNnNMdM
ドアのところに、美沙がひょっこりと顔を出した。
「何だい?」
私は書類を整理しながら、彼女に顔を向けた。
「何かお手伝いできること、ありますか?」
「クラスの方は、いいのかい?」
「はい、何とか。」
美沙は、明朗な表情を浮かべて喧騒渦巻く生徒会室に入ってきた。
「よし、では仕事をしてもらおうかな。」
私は美沙にテーブルのところに置いてある
パンフレットの束を指差した。
「それを校門の仮設テントに持って行って。」
「はい!」
「あと分らないことは、ここの人たちに聞いていい。」
295東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/01 18:48 ID:ahNnNMdM
私がそう言ったとき、さゆりが生徒会室に入ってきた。
「あら、あなた昨日の」
そう言って美沙を見てから、私を極めて意味ありげに見据えた。
「荒巻くんって年下好きなんだぁ。」
少し上目遣いでトーンを落とした声で。
「それはセクハラだよ文化副委員長。」
私は立ち上がってこの場を立ち去ることにした。
「この子に色々教えてやってくれ。
生徒会の仕事をやりたいみたいだから。」
私はさゆりに美沙を指差した。
「よろしくお願いします、先輩」
美沙は確かに一礼した。
だが、美沙とさゆりの間にはいきなり妙な電磁場が生じるのを、
生徒会室から去りながら私は背中で感じていた。
「どうせ今年で生徒会も終りなんだから、
せいぜい仲良くやってほしいものだ。」
 私はそう呟いて階段を降りた。
296高句麗 ◆LOUNGE/uAM :03/10/01 18:50 ID:???
 ┃  ヽ      /  ○ \   │  /     \    \          ノ                 │             
 ┃    ヽ―――/       ヽ  .│ /        ヽ  \    ../   ―イ                  │ ヽヽ \    / ヽヽ
 ┃     ヽ   /       |   /  |         |       /  ー―┼──  ──┐  ー───  ト_        /     ー───
 ┃      ヽ  /         ノ  ./  ヽ        ノ     /      /   .     │         │ \     /
 ┃       ヽ/       / /    \     /    /       ノ      ──┴─       │     /
 ┃                         ̄ ̄ ̄ ̄

297東京kitty ☆OqjwUDc5w2:03/10/01 19:40 ID:XVmpLcS0
階段を下りつつ、私はどうにも抗しがたい絶叫欲に取り付かれていった・・・。



  r‐-‐- ⌒ヽ
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298名無しさん?:03/10/01 23:40 ID:???
ドアのところに、美沙がひょっこりと顔を出した。

  r‐-‐- ⌒ヽ
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299東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:28 ID:UPdtGNfs
私は朝食を食べることにした。
教室の模擬店で済ませることにする。
高1の教室で蕎麦屋をやっている店に入った。
「いらっしゃいませぇ」
 1-Bというクラス名が入った
赤いトレーナーと黄色のエプロンをつけた、
短髪の女子生徒の堂に入った声が聞こえてきた。
コンビニかファストフードで
アルバイトでもしているのだろうか。
教室の中には、
様々な色の画用紙に
蕎麦の値段が書いてあるのが貼ってある。
奥の方に間仕切りが作られ、
その向こうが厨房になっているようだ。
300東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:29 ID:UPdtGNfs
私はその間仕切りの近くの並びの席に華奢な桂が美味そうに蕎麦を手繰っているのを見つけた。桂は蕎麦が好きで、よく駅前の蕎麦屋で学校の帰りに蕎麦を食べているところを見られている。
「相変わらず、蕎麦が好きですね桂先輩。」
私は、桂の隣に腰を下ろした。
「荒巻くん」
桂は驚いて私の方を見た。
「ここは、美味いですか?」
「うん、まあまあ」
桂は、大きな哀しそうな目を蕎麦の方に向けた。
蒸篭から蕎麦を汁椀に入れ、
それを中々見事な手さばきで口に運び、
美味そうな音を立ててするすると飲み込んでいく。
私はその姿に思わず唾を飲み込み、
近寄ってきた先ほどの女子生徒に桂と同じものを頼んだ。
301東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:30 ID:UPdtGNfs
「講堂の方は、どうですか?」
「もうそろそろピアノ演奏が終わるんじゃないかな。
会長ももうすぐ戻ってくるよ。」
蕎麦が運ばれて来て、私も手繰り始めた。
「ねえ」
桂が私の方を向いた。
「勢堂くんに聞いたけど、最近僕のことを聞いたんだって?」
少しおどおどしているようだ。
まるで少女のように怯えている桂の姿と、
長谷部と桂の関係を思い出し、
私は心の深いところで歯車がカチリと合わさるような、
妙な納得をした。
「先輩、その話は食べてから外でしましょう。」
私は、ゆっくりと蕎麦を手繰った。
結構いける。
302名無しさん?:03/10/02 00:32 ID:???
長谷部(攻)=>桂(受)
303アニメっ子キュン☆ミо´Д`оミ 1級 ◆CywJuIhn32 :03/10/02 00:32 ID:i9yzUZ0E
>>301 ほんものでつか?
304名無しさん?:03/10/02 00:35 ID:???
kittyは
森内閣をEVA風に語るってスレが面白かったな。
305東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:42 ID:UPdtGNfs
古賀:「永田町で映像をとらえました!主モニターにまわします!」

だらりと両腕をたらし、ゴルフクラブを持ち、チョコレートを頬張る
森@ヴァカ駄くん。

扇:「こ、これは・・・も、森@ヴァカ駄くん!」
鈴木宗男:「やはりこれか・・・」
野中:「緊急活動停止信号を発信!首相辞任を強制命令!」
古賀:「ダメです!認識されません!」
野中:「・・・・・森@ヴァカ駄くんは現時刻をもって廃棄。
    目標を使徒@賭けゴルフマシーンと識別する。」
亀井:「し、しかし!」
野中:「予定通り予算通過後戦線を展開。目標を撃破しろ!!」


これかね(@wぷ
306東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:42 ID:UPdtGNfs
使徒と化した森@ヴァカ駄くんにクビを締められるジュンイチロウ。
ジュンイチロウ:「うう、ぐあああ!」
扇:「生命維持に支障発生!パイロットが危険です!」
青木:「いかん、シンクロ率を60パーセントにカットだ!」
野中:「待て!」
野中が止める。
野中:「ジュンイチロウ!なぜ戦わない!!」
ジュンイチロウ:「ボクには・・・できない・・・。
         ボクには戦えない!
         森@ヴァカ駄くんなんだ!戦えるわけないじゃないか!」
野中     :「YKKが死ぬぞ。」
ジュンイチロウ:「このままいけば
         ボクに棚ぼた式に首相の座が
         回ってくるかもしれないじゃないか!」
野中:「初号機とパイロットのシンクロを全面カット。」
扇:「!!カット・・・ですか??」
野中:「回路を遺族システムに切り替えろ。」
扇:「しかし・・・・遺族システムにはまだ問題も多く、米軍の許可もなく・・・」
野中:「今のパイロットよりは役に立つ。やれ!!!」
307東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:42 ID:UPdtGNfs
ジュンイチロウ:「く・・・くふう・・・」
突然のどの苦しさがなくなったジュンイチロウ。
まわりにえひめ丸のモーターの音がしはじめる。

司令室:
扇:「信号受信を確認。管制システム切り替え完了。」
古賀:「全神経遺族システムに直結完了。」
扇:「感情素子の32.8パーセントが
   怒りでオーバードライブしています。
   モニターできません!」
野中:「かまわん。システム開放、攻撃開始。」

308東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:44 ID:UPdtGNfs
1.1にあたるもの

ジミンゲリオン初號機パイロット
小泉ジュンイチロウ:「来る・・・・!」
扇:「目標接近! 全機、地上戦用意。」

だらりと両腕をたらし、ゴルフクラブを持ち、
チョコレートを頬張る
森@ヴァカ駄くん。

ジュンイチロウ:「目標・・・目標ってこれなのか??
         だってこれは・・・森@ヴァカ駄くんじゃないか!
         首相じゃないか!ぼくの派閥のトップじゃないか!」
野中:「ジュンイチロウ。これはもう首相ではない。
    使徒@賭けゴルフマシーン=内閣ゴルフマシーン@人型被嘲笑マシーンだ。」


309東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:44 ID:UPdtGNfs
ジミンゲリオン弐號機パイロット
村上マサクニ:「そんな・・・みんなやっていることなのに!
        賭けゴルフだってKSDだって。
        それに俺は森@ヴァカ駄くんを首相にしてやったんだぞ!」
ジュンイチロウ:「森@ヴァカ駄くんは感謝しているのかな?」
マサクニ:「ああ、俺は助かるはずだ!」

停止する森@ヴァカ駄くん。

マサクニ:「止まった!?」

「ギャアアア!!!」突然マサクニの絶叫が。
ジュンイチロウ:「マサクニ!?」

扇:「ジミンゲリオン弐號機、完全に沈黙!」
古賀:「パイロットは議員辞職、検察が逮捕に向かいます。」
鈴木:「目標移動!」
310東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:44 ID:UPdtGNfs
1.2にあたるもの

鈴木:「目標移動!零號機へ!」
野中:「ヨウヘイ。接近先頭は避け、目標を足止めしろ。」
零號機専属パイロット、
河野ヨウヘイ@ヴァカ駄くん:「了解。」
初號機専属パイロット、
小泉ジュンイチロウ:「ヨウヘイ!まだ撃つな!ボクが逝くまで待っていてくれ!
           森@ヴァカ駄くんは、君と同じヴァカ駄出身じゃないか!」
ヨウヘイ:「・・・確かに森@ヴァカ駄くんも私と同じヴァカ駄。」



311東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:45 ID:UPdtGNfs
そのとき突然停止する森@ヴァカ駄くん。
ヨウヘイ:「あ・・・・ぎゃあああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
扇:「零號機の片腕松尾に警視庁進入!スキャンダルが拡大していきます!」
野中:「零號機片腕を切断!」
扇:「しかし・・・!キャリアとの接続を解除しないと!」
野中:「かまわん。切断だ。」

切断信号が発信され、零號機の片腕松尾が切断される。
ヨウヘイ:「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
ジュンイチロウ:「ヨウヘイ!!」

鈴木:「零號機中破!パイロットは重症!」
扇:「後任、急いで!」

野中:「ジュンイチロウ。聞こえるか。もう残っているのはヲマエだけだ。
    ヲマエが倒せ!」

こんな感じだろ(嘲笑藁
312東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/02 00:45 ID:UPdtGNfs
突然ジミンゲリオン初號機の眼が光る。
首を締められていた初號機は、起き上がって逆に森@ヴァカ駄くんに襲い掛かる。
「グシャ!ベチャ!ガキィイイイ!!!!!!!!!」
血塗られた国会議事堂。肉体の破片が散乱する首相官邸。
ジュンイチロウ:「止まれ!止まれ止まれ止まれ!!!!!!!」
必死にレバーを動かす小泉ジュンイチロウ。
ジュンイチロウ:「野中さんやめて!!やめてくれよ!こんなの!!」
司令室に響くジュンイチロウの絶叫。
首相官邸から衆議院横に続く坂に、チョコレートの塊が散らばる。
記者会館の横に止めてあった警察車両は横転し、漏れたオイルと血が混ざりあい、
形容を絶する悪臭が漂っている。
「ヨクモ俺タチノ子供ガ海デ溺レテイタトキニ賭ケごるふナンテヤッテクレヤガッタナ!!!」
画面下に字幕が流れる。
福田:「し、初號機が首相の・・・い、いえ、目標のエントリープラグを・・・」
野中:「どうした。」
福田:「ニギっています」

こんな感じだろ(藁
313名無しさん?:03/10/02 00:58 ID:???
レベル低いねww
314名無しさん?:03/10/02 01:01 ID:???
結構あのスレは保存されてたなあ
315名無しさん?:03/10/02 01:52 ID:???
おーい!?しょぼい文章の続きキボン。
たまには低能な文章に目を通すのもいいもんだww
316名無しさん?:03/10/02 01:55 ID:???
しばらく見ないうちに演目かわっとル
317名無しさん?:03/10/02 01:57 ID:???
読んでないけどな
318名無しさん?:03/10/02 01:58 ID:???
720 :西かわ愚痴 :03/09/26 03:52
未熟児で生まれ保育器で育ち、幼少時代は
「いつ死んでもおかしくない」と言われ続けた兄は
東大出て銀行に勤めている。
美人の妻と結婚し、先日双子の女の子が生まれた。
3600グラムで生まれ、「立派な男の子です」と言われた俺は
努力することと勉強が何より嫌いだったので、
定時制工業高校を出て、職を転々としている。
今は小便臭と排気ガスに満ちた川口でタクシーの運転手をしている。
ここだけの話、30歳まで童貞だった。
32歳の今は給料日に西川口に行くのが唯一の楽しみだ。
当然独身だ。
正直、兄貴の嫁さんがまぶしくてしょうがない。
どうにかなっちまいそうだ。
319名無しさん?:03/10/02 02:08 ID:???
個人撮影・無修正】 泊まりに来た親戚の19歳GALをおこずかいあげると騙して激写(綺麗なアソコと熱心なベトベトフェラが必見)(2)
320名無しさん?:03/10/02 02:35 ID:???
なんだよ また糞スレの立て逃げか?
何をやっても半端な香具師だな。
これだから精神(ry
321名無しさん?:03/10/02 02:56 ID:???
豚に人間の常識は通用しないわけで。
322名無しさん?:03/10/02 03:40 ID:???
なるほど、そりゃそうだ罠。
323 :03/10/02 10:39 ID:???
あげ
324 :03/10/02 19:05 ID:???
続きかけ
325名無しさん?:03/10/02 19:11 ID:yFMO8ozU
あの熱い戦いをもう一度!つどえ戦士たち!言葉は武器だ!
「罵声でぶちのめせ」
http://www.minnadenet.com/battler/basei/basei.cgi
326東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 01:04 ID:2ifufKCH
桂が、屋上の金網に手を掛けている。
「今日、長谷部先輩が来るんだ」
「そうですか」
私は桂を見た。
「その……今でも続いてるんですか? お二人は?」
「か、関係ないだろ君には」
桂は顔を真っ赤にして私の方を振り向いた。
それから黙って下を向いた。
「時たま、会ってる。」
327東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 01:04 ID:2ifufKCH
それから顔を上げて言った。
「僕と先輩のことは秘密だよ。絶対誰にも言わないでくれよ」
 私は頷いた。
確かに少数の者にしか知られていないようだ。
だが不思議なことがあった。前文化委員長の上原栄子は、
これを他人に漏らさなかったのだろうか。
私はそれを聞いてみた。
「ううん。」
桂は首を振った。
「あの人は、長谷部先輩が好きだから。」
そうか。結局桂のことを暴露すれば長谷部のことも漏れてしまうわけだ。
「上原先輩は、よっぽど長谷部先輩のことが好きだったみたいですね。」
「ぼく、あの人のこと嫌いじゃないんだ。生徒会に入ったとき、長谷部さんの次に優しくしてくれて面倒を見てくれたんだ。ぼく、お姉さんが小さいときに死んだんだけど、本当にお姉さんみたいだった。それが……」
そう言って桂は哀しそうな目を更に哀しそうにした。
「でも長谷部先輩の方がずっと好きなんだ」
328東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 01:05 ID:2ifufKCH
長谷部は現役で東大に入っているはずだ。だが栄子は?
「上原先輩は、やっぱり東大受けて落ちたよ。
今年も受けるみたい。長谷部先輩と同じ学部を。」
「連絡を取っているんですか?」
「まさか。上原先輩がしょっちゅう長谷部先輩のところに
電話を掛けてくるんだよ。」
「ほう……」
 栄子の方は長谷部に未練たらたらのようだ。
乳白色の空に、カラスが何羽か舞って、
ビル街の方へ飛んでいく。カラスの航跡が曲線から直線に、
そして点になっていくのを見て、私はふと不吉な予感を抱いた。
「もしかして……上原先輩も今日来るんでしょうか?」
それを聞くと、桂はぴくり、と鞭で打たれたように震えた。
「そんな……。どうだろう……。」
桂は俯いてコンクリートの床を見つめた。
329東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 01:06 ID:2ifufKCH
「上原先輩、入学したその日に長谷部先輩のことが好きになったって言ってた。それから今まで足掛け7年間、ずっと長谷部先輩のことが好きだったんだって。ぼ……ぼくのこと泥棒猫だって……ひどいよ」
そう言って桂は金網に顔を当てて声を殺して泣き始めた。
私は栄子が桂につけたこころの傷跡を見たような思いがした。
そして長谷部と桂が栄子につけた傷の深さも。
「最近も時たま無言電話が来るんだ。」
「それは……尋常ではないですね。上原先輩の仕業でしょうか?」
「さあ……」
「長谷部先輩は何と?」
「黙っていろって。何かあって上原先輩の機嫌を
損ねても大変だって。」
確かにそれが賢明かもしれない。

330東京kitty ☆OqjwUDc5w2:03/10/03 01:47 ID:4cO/sPaJ
>>329
君の小説はつまらないっていうバイヤスがかかってるからもうやめろ
331タンポンティーの1 ◆2xw2IZ9ROc :03/10/03 01:50 ID:wn9hZKwH
「タンポンティー飲もうぜ。」
「いや!変態!!!」
332名無しさん?:03/10/03 06:18 ID:???
おはよう。
真夜中に一生懸命書いていたんだね。
へぼい小説もどきを。プ










つまらねーんだよ、カスが!
333東京kitty ☆OqjwUDc5w2:03/10/03 07:38 ID:4cO/sPaJ
皿焼き上げ
334名無しさん?:03/10/03 10:49 ID:???
続き読みたい
335東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:51 ID:2ifufKCH
校庭にはもう校外の客が大勢入って来ている。今年が最後の学園祭だということを知ってのことだろうか。
涙を拭いた桂が校庭ライブの方を監督しに行って別れた後、私は生徒会室の方に向かっていた。
雲の切れ目に青空が見えてきた。
晴れるかもしれない。
「こんにちは、アニメ同好会の展示、3号館の1階でやってまーす!」
 アニメのキャラクターのコスプレをした女子生徒が
アニメ声で客寄せをしながら配っていたパンフレットを受け取りながら、
私は彼女の向こうにとある人物を認めた。
「柳川さん」
それは私が寄付を求めて訪ねたことのある生徒会のOBだった。
見ると、女性を連れている。
336東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:51 ID:2ifufKCH
「おお、久しぶり。」
丸い顔をした柳川は、隣のすらりとした女性を紹介した。
「妻だ。」
これがあの女性教師を問責した如月元副会長か。
「よろしくお願いします。今は副会長を務めています荒巻といいます。先輩にはこの前の寄付の件でお世話になり、大変助かりました。」
私は一礼して彼女の顔を見た。
見るとあまりキツい女性には見えないが。
「よろしくお願いします。まあ、私も副会長だったのよ。知ってる?」
「は、柳川先輩からお話がありました。」
「今校長はどこにいらっしゃるかな?」
柳川が尋ねた。
337東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:52 ID:2ifufKCH
「そうですね、現在は校長室の方にいらっしゃると思います。
何か御用でしょうか?」
「ああ、ちょっとお金のことでね。君は生徒会の役員だし、
話してもいいかもしれないが、私たちや他のOBたちと語らって、
河埜を助けようかという話が持ち上がっているのさ。」
それを聞いて、
私の心中の靄が段々と透明になっていくような気がした。
「本当ですか? ではうちの学校は助かるのですか?」
「いや、まだ詰めてみないとわからない。銀行との折衝もあるし。
今は何にせよ、不景気だし、銀行も体力が相当弱っている。
河埜を切ろうとしたのも、
株が暴落して河埜の資産価値が減ったからなんだ。
また株が上がり、そして河埜の経営体制が変われば、
銀行も見放すことはないよ。」
「なるほど……」
 私は頷いた。
338西 ◆3xsrdYLeTU :03/10/03 12:53 ID:Xdc3AQNV
この用済みボロ雑巾をロビーから出すんじゃねーよヴァカタレが(嘲藁



(プゲェラ
339東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:54 ID:2ifufKCH
雑魚無名固定が嫉妬でヴチキレか(@wぷ


340東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:54 ID:2ifufKCH
「これも君がうちの会社に来て、
寄付を持ちかけてきてくれたから立ち上がった話なんだよ。
そういう意味では、君にも感謝しているんだ。」
柳川は笑みを浮かべて言った。
「とんでもない、私などは」
私は恐縮して頭を下げた。
「ところで、後で生徒会にも寄らせてもらうよ。」
「はい、わかりました。役員総出でお出迎えいたします。」
私は再び頭を下げて二人と別れた。

341東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:55 ID:2ifufKCH
私が生徒会室の前に行く途中、
水道の蛇口が並ぶ水道台で
桜子がジャージ姿のまま歯磨きをしていた。
「あ、荒巻くんおはよー」
昨日も一生懸命働いていたせいか、寝過ごしたのだろうか。
「うん、ちょっと寝過ごしちゃったよははは」
私は桜子に、さっき聞いた柳川の件を話した。
「本当なの?」
桜子は目を丸くして驚いた。
「だったら……」
桜子は声のトーンを一旦落とした。
「だったら私今日からここの生徒になるよ。
パパに言えばすぐだし。あと……」
そう言って桜子はコップの水の残りを流しに捨てながら言った。
「パパに言って、その援助の話に参加するように言ってみるよ。
自分ひとりならやらないだろうけど、
何人かそういう人がいるんだったら
パパも参加するんじゃないかな。」
342西 ◆3xsrdYLeTU :03/10/03 12:55 ID:Xdc3AQNV
>>339
ブチギレだとしたらお前を褒めてやりてえな(プッ

そこまでして実力ねえ雑魚が粋がんなマジでよオ(冷ワラ
343東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:56 ID:2ifufKCH
「先輩のお父さんはお金持ちですからね。」
それを聞いて、桜子は少し暗い表情を滲ませた。
「お金もちったっていい事ばかりじゃないよ。成金だし。」
「そうですか?」
「パパなんて愛人何人もつくってママ泣かせてるし。
私なんて小さいころパパの仕事のせいで誘拐されたんだから。」
もしかしたら聞いてはいけない話だったのかもしれない。
「すいません、お気に触ることを言ってしまったようです。」
それを聞いて、桜子は苦い笑いを浮かべて首を振った。
「そんなことないよ。荒巻くんはやさしーなあ。」
一旦桜子はおし黙った。
「私が小学校3年のころ、
パパの会社からお金を借りた人が会社を倒産させちゃって、
その腹いせに私を学校帰りに誘拐したんだ。
私が友達と学校を出たとき、
とても怖い顔をした背の低いおじさんが私を捕まえて
車の中に押し込み、いきなり車を急発進させたんだよ。
私はダッシュボードに頭ぶつけて痛かったなあ。
今から考えるととても怖かったけど、
あのときは怖いとか考えるヒマなかった。
なに? 何が起きたの? っていう感じでさ。」
344東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:56 ID:2ifufKCH
「ほう」
私は注意深く桜子の話を聞いた。
前に持っていた桜子のイメージは、
私の中では最近かなり変わっていた。
苦労知らずのお金持ちのお嬢さんという感じではなく、
むしろ心の中に色々な傷をもった繊細な女性という
イメージが強くなってきたのだ。
345東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:57 ID:2ifufKCH
「私はそのおじさんが経営していた廃工場に連れていかれたわ。そしてパパがどれだけ悪どいことをしてカネを巻き上げたか延々と聞かされたわ。それから私を人質にしてカネを取り返すってこともね。
でも間抜けね、そのおじさん。
私の友達が車の形とナンバーを覚えていたんで、あっさり捕まっちゃった。3時間もしたら警察が来てあっさり助かったわ。」
桜子は歯ブラシを洗いながら言った。
「前は結構お小遣いとか厳しかったけど、
あの時以来、パパは私の言うことなら何でも聞いてくれたし、
何でも買ってくれるようになった。
だから、今ではあの事件があって良かったんじゃないかと
思うこともあるわ。」
そこまで言って、
桜子は何かに気付いたように唇の辺りに指を置き、
目を大きくした。
「でも、怖かった。あの3時間。」
 そう言って、手を十字にして両肩を掴み、
顔をその中に埋めた。水道の流れる音が、しばらく続いていた。
346東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 12:57 ID:2ifufKCH
蛇口が締められた。
「不思議ね。なんでこんなこと荒巻くんに話してるんだろ、私。今まで学校の誰にも話したことが無かったのに」
蛇口から手を離して、少し力のない笑い顔を浮かべながら桜子は言った。
「あなた、やっぱり変な雰囲気があるんだわ、きっと。ひとが秘密を話したくなるような。私も話しちゃったよ。」
「雰囲気。そうでしょうか?」
私は返答に困って言った。
「うん。あるよ、雰囲気。でも良かった。何か言ってすごく楽になったわ。ありがと。」
桜子は、タオルで顔を拭きながら言った。
「あ、援助の件はパパに言っておくよ。パパは私の言いなりだし。」
「そうですか、お願いします。」
私は手を差し出した。
桜子はその手を少し見ていたが、やがてそれを握り、
「うん」
 と言って明るい表情を浮かべた。
347名無しさん?:03/10/03 13:02 ID:???
お知らせ

作者が急死したためこの連載は終了します。

348名無しさん?:03/10/03 13:05 ID:???
桜子萌え
349名無しさん?:03/10/03 13:06 ID:???
西って無名固定だよねkittyに比べれば
マイナーの僻みですな
350名無しさん?:03/10/03 13:07 ID:???
低学歴には読むの辛い小説だよな。
351名無しさん?:03/10/03 13:28 ID:???
あいかわらずしょぼい文章だなw
352名無しさん?:03/10/03 13:32 ID:???
スポーツ新聞ばっか読んでる人にはわからない漢字も入ってるだろう。
読めるか?w
353東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 13:39 ID:2ifufKCH
ヲレにコテンパンにされた破壊神が
西というHNに変わっていたのには藁ったよ(@wぷ
354名無しさん?:03/10/03 13:40 ID:???
低学歴ってさー・・・・
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1065152841/

こいkitty
355名無しさん?:03/10/03 14:15 ID:???
続き書け
356名無しさん?:03/10/03 14:17 ID:???
kittyを大切に扱えよ
357名無しさん?:03/10/03 14:24 ID:???
了解
358東京kitty ◆OqjwUDc5w2 :03/10/03 16:00 ID:2ifufKCH

私は生徒会室に行き、栄歌高校の生徒会長たちとの応接を終えたばかりの京子に柳川のことを話した。
彼女も目を輝かせ、嬉しそうに言った。
「本当? じゃあ柳川先輩がいらしたらご挨拶するわ。」
私は更に長谷部先輩が来るという話もした。
「えっ」
京子の目は大きく見開かれた。
「そう」
少し頬を赤くしている。こんな京子は初めて見た。つまり、京子が女であることを意識させる部分をだ。
「桂くんから聞いたの?」
「ええ」
それを聞くと、京子は少し俯いた。
「そう」
こんどの「そう」は少し寂しげだった。
359名無しさん?:03/10/03 16:16 ID:???
キチーって縦書きがここまで下手とは思わなんだ・・・唖然
360名無しさん?:03/10/03 18:31 ID:???
横書きでは?
361名無しさん?
Kittyたんはここで一生懸命縦書きの練習をしていまつ(≧∇≦)