☆         蒼いウナギ       ☆

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1石原
モンモスウレピー!
2名無しさん?:03/09/10 23:28 ID:???
2grtt
3名無しさん?:03/09/10 23:28 ID:???
また石原か
4名無しさん?:03/09/10 23:28 ID:???
ここ今日からおれのスレね
5名無しさん?:03/09/10 23:28 ID:???
チバさんのスレ?
6がんがん:03/09/10 23:28 ID:h9ZYYxQ4
すまん、ワラタ
7名無しさん?:03/09/10 23:28 ID:???

       ____
     ,: 三ニ三ミミ;、-、     \/   ̄   | --十 i   、.__/__ \  ,   ____|__l l ー十
     xX''     `YY"゙ミ、    ∠=ー  ̄ヽ |  __|.  |   | /  ヽ  /   __|   ,二i ̄
    彡"     ..______.  ミ.    (___   ノ. | (__i゙'' し      ノ /^ヽ_ノ (__ (__
    :::::             ::;
   ,=ミ______=三ミ ji,=三ミi
   i 、'ーーー|,-・ー |=|,ー・- |                ,-v-、
   i; '::  ::: ーー" ゙i ,ーー'j             / _ノ_ノ:^)
    ーi:: ::i:  /`^ー゙`、_ ..i           / _ノ_ノ_ノ /)
     |:::. ゙"i _,,.-==-、;゙゙i             / ノ ノノ//
     〉::.:..  丶 " ゙̄ .'.ノ       ____  /  ______ ノ
   / i, `ー-、.,____,___ノ\____("  `ー" 、    ノ
 ー'/  'i. ヽ、 ,二ニ/   \       ``ー-、   ゙   ノ
  /   'i、 /\ /      >       ( `ー''"ー'"
  \   'i," (__) /   /         \ /ノ
お前最高
マシューみてるだろ?
10名無しさん?:03/09/10 23:31 ID:???
☆      マンモスちんころぴー!    ☆
http://news3.2ch.net/test/read.cgi/news7/1063203791/
11ちきん(@´ー`)っ ◆2r/NotDQNQ :03/09/10 23:31 ID:cjjKBjSv
のりぴー
12チバさん(》・_ゝ・) ◆TMGExafwgI :03/09/10 23:32 ID:nqpVfT9M
ウナギスレか、もらった。
13がんがん:03/09/10 23:32 ID:h9ZYYxQ4
>>12
ワラタ
14名無しさん?:03/09/10 23:32 ID:???
ま た 石 原 か !
15顔ばっか見てる ◆7DvcAx3C1c :03/09/10 23:32 ID:???
あとどれくら〜い
16名無しさん?:03/09/10 23:33 ID:???
うなぎとうさぎは似てるって知ってたか?
17名無しさん?:03/09/10 23:33 ID:???
石原にしては変わったタイトル
18がんがん:03/09/10 23:34 ID:h9ZYYxQ4
うふぎ
19きゅあ ◆CURESXINSY :03/09/10 23:59 ID:???
(*/∇\*)きゅあ きゅあ〜♥
20゜3゚ スズキヒカル ◆d10/Me7bu. :03/09/11 00:09 ID:iFpO7asW
青いウナギ ずっと待ってる
一人きりで 震えながら
寂しすぎて 死んでしまうわ
早く 暖めてほしい…
まあそういうことで、今日はここ乗っ取ることにします。
 
今から小説がんばってかくから。
22チバさん(》・_ゝ・) ◆TMGExafwgI :03/09/11 01:45 ID:f7w/zjg+
>>21
評価してやる。
俺も書く
24名無しさん?:03/09/11 01:59 ID:???
白いティーシャツでアップする子猫
私のパセリをすり抜けてゆく・・・・!!
25名無しさん?:03/09/11 02:00 ID:???
どうどうちから臣ら
26゜3゚ スズキヒカル ◆d10/Me7bu. :03/09/11 02:28 ID:99UeWBl5
だいぶ遅くなりましたが、完成いたしました。
第6話、通りすがりのあなたも、1話から見ている変わり者のあなたも。
どうぞ、足を止めて、私の話に、しばし耳をお貸しください。
 
〜あらすじ
昔の恋人、桂子にそっくりな家出少年、大樹と出会った守。
大樹が桂子の息子だと聞かされ、驚愕する。
最初はギクシャクしていたが、大樹の言葉に、守はあの日のジレンマを取り払わされる。
 
前スレ
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1062996587/
 
まとめサイト製作中。…誰か、変わりに作ってくれる人も募集中…。
27゜3゚ スズキヒカル ◆d10/Me7bu. :03/09/11 02:29 ID:99UeWBl5
第6話 ☆         蒼いウナギ       ☆
 
「晩飯、どうする?」
冷蔵庫の中を覗いてみても、大したものは入っていない。あるのは…カップラーメンが二つほど、戸棚の中に。
「んー、なんでもいいけど」
「カップラーメンならあるんだが…」
そう言って、棚の扉を開く。
「…あ」
しかし、その中にあるはずのカップラーメンはない。
おかしい、確かにあったはず…。最後に確認したのはいつだ?んー…昨日の…仕事から帰った後…だったかな。
その後、ケーキを食べて…えっと…。
ふと、ゴミ箱の中を覗く。そこにあったのは、ケーキの箱、空になったカップラーメンの容器2つ、それと…缶ビールの缶が…1、2、3本…。
「…俺、一体いつ食ったんだ?」
それも、2つも。まあよく大食いな方だとは言われるが…。
「どうしたの?」
「うぇ?ああ、いやいや、なんでもない…」
右ポケットの中のサイフを確認。あちゃー、先月分に少し余裕があったから、まだ今月分の給料引き出してなかった…。千円札が、2…いや、3枚、小銭は少し。
銀行は閉まってる…コンビニにもATMがあったな。アレは手数料をやたら取られるから嫌いなんだが…。
「大樹、コンビニいこうか、な?」
「え…いや、なんでもいいけど…カップラーメンがあるならそれでい…」
「ま、いいからいいから。遠慮すんなよ!育ち盛りがカップラーメンじゃなぁ?」
酔って自分で食いました!なんてかっこ悪くて言えるかよ。
28゜3゚ スズキヒカル ◆d10/Me7bu. :03/09/11 02:29 ID:99UeWBl5
コンビニは、家のすぐ近くにある。車は出さなくていいだろ。
「おお、今夜は冷えるな」
雨が降ってたせいか、蒸し暑かった昼とは正反対の気候。そういや今年は冷夏で野菜がピンチだーとかニュースで言ってたっけな。クーラーの効いた仕事場で一日のほとんどを過ごした俺には対して関係なかったけどな。
「大丈夫か?寒くないか?」
「うん」
大樹の、まだ少し濡れた髪を撫でながら言う。
こういうのが家族ってんだろうな。なんか猛烈に家庭がほしくなってきたな。もう歳も歳だ…。
だからと言って、今は他の女に惚れるなんて、ちょっと考えられない…かな。まだ少し、時間が必要…か。
「あーあ。もう40なんだよなぁ」
9月産まれの俺は、来月でちょうど40になる。早かったな。…今更、ほんとに嫁さんなんかもらえんのかなぁ?
「もっと若いと思った」
「おっ、嬉しいこと言ってくれるじゃないか」
「ねえ、歳とるのって、そんなに嫌?」
「そりゃあ嫌なもんさ。大樹は?」
「俺は早く大人になりたい。大人になれば、背ももう少し伸びるだろうし!」
はは、俺もそんなふうに思ってた時期があったなぁ。
大樹の身長は…まあ、中学生にしちゃ小さいほうか。俺も昔はチビだった。何がよかったのか、今では180近くあるけどな。
「ハハハ、伸びる伸びる。これから育ち盛りなんだから」
「ほんと?」
「ほんとほんと。俺だって昔はチビだったんだから」
他愛もない会話。そういやいつ以来だろうなぁ。こうやって、気軽に誰かと話をするのは。
仕事仲間ならたくさんいるが、いつだってどっちかが敬語を使うもんだから、こんな風に話すのはほんとに久しぶりだ。
心が和む。
29゜3゚ スズキヒカル ◆d10/Me7bu. :03/09/11 02:33 ID:99UeWBl5
「大樹はなんにする?」
「俺はこれ!ねえねえ、あと、コレ買ってもいい?」
「うーん、まあ、いいか」
大樹のが菓子やらジュースやらをカゴに入れる。俺はサイフと格闘しながら、これはだめ、これならいい、と調整していく。
「あと…朝飯も買わなきゃな」
うむむ、だんだんわからなくなってきたぞ。…いざと言うときのために、通帳はもってきてはいるが…。
よし、なんとか足りそうだ。
さっさと支払いをすませようと、大樹を探す。大樹は、カウンター前、季節商品の棚の前にいた。
何見てるんだ?
「…花火…か」
さすがに8月最後の日ともなると、数は少ないな。
「これ…買っちゃ駄目かな」
「ん?やりたいのか?」
うーん、買ってやりたいが…。チラリとサイフを確認。…足りない…よなぁ。
ひとパック1000円…高い。
「んー………」
「お金、足りない?」
「おっ、これだったら買えるぞ」
棚の一番下でホコリを被っていた、小さな袋に入った花火セット。500円…うん、ギリギリだな。
本数はかなり少なめだが…二人ならこんなもんじゃないか?
「これならいいぞ」
「ほんと!?ありがとう!もう俺、守さん大好き!」
「現金なやつだな…」
とかなんとかいいながら、心の中で少し照れてる俺。
30゜3゚ スズキヒカル ◆d10/Me7bu. :03/09/11 02:33 ID:99UeWBl5
近くの公園。さすがに人はいない。
「おい、あんまり走り回ってコケるなよ」
「うん、だいじょーぶ!」
両手に花火を持ってはしゃぐ大樹。
…俺は、知らず知らずのうちに、その姿を桂子と重ねていた。
5年前、あのときも、桂子と二人で、こうやって花火をやった。病院の向かいの公園。…少し肌寒い夜だった。
 
花火の火が、残像となって瞳に焼きつく。大樹の笑い声が響く。
 
桂子の命は、まるで、花火のように、燃え尽きた。あっという間の一ヶ月。
肌寒い夜だった。
 
続く
31゜3゚ スズキヒカル ◆d10/Me7bu. :03/09/11 02:35 ID:99UeWBl5
>>22
望むところだ
>>23
マダー?チンチン(AA略)
 
疲れた。もう寝る。
32名無しさん?:03/09/11 02:37 ID:???
今日はここか。
…てゆうかいいかげん、探すのめんどくせーよ。せめて時間決めてうpって。
『悪魔(1)』

「ふう。」
ため息をついて立ち上がる。
時計を見るともう正午を指している。
「もうこんな時間かよ。」
つぶやいてトイレに行く。もちろん、新聞をもって。
新聞を読みながら昨日の事を思い出す。
そう、あれは昨日の事だった。。。

昨日も俺はこんな風にしてトイレで新聞を読んでいた。
すると、ピンポーン、ピンポーンと、呼び鈴がなった。
俺は、「はて?誰も尋ねてくる人はいないはずだが?」
そう思い考えてみたが結局、どっかの宗教の勧誘か
セールスマンのどっちかだとおもった。
「今行きマース。」
俺は読んでいた記事から目を離すと、トイレから出た。

「どちらさまですか。」
そういって玄関のドアを開けた俺の目に入ってきたのは
人間とは思えない顔立ちをした奇妙な生き物だった。。。
『悪魔(2)』

「悪魔です。」
突然そいつはそう言った。
小柄な体、手は二本だし足も二本だ。ただ、その顔は人間のそれではなかった。
尖った耳。つり上がった目。そしてこめかみのあたりから生えてる二本の触手?
よくは分からないが、間違いなく人間ではなさそうな顔だ。
「はあ?今なんと?」
俺が聞き返すと
「私は悪魔でございます。セールスにやってきました。」
・・・!?なんだって?悪魔がセールス??一体何を?
「お客様に買っていただきたいのは、こちらでございます。」
そういうと悪魔は、右耳から赤色の砂時計を左耳から青色の砂時計を取り出した。
信じられない出来事に目を点にしている俺にかまわず悪魔は話す。
「こちらの赤色の砂時計が時間をすすめる砂時計。
そちらの青色の砂時計が時間を戻す砂時計。」
「あの。。。」
「信じられない?大丈夫ですお客様。今日はこれを売りに来たのではございません。」
売りに来たのではない?どういうことだ?
「今日はこれをお試しになって頂こうと思いまして。。。」

悪魔が言うにはつまり、今日一日レンタルして、気に入ったら明日ご購入頂く。とこういうことだった。
「使い方はですね・・・あっ!そのバナナかしてください」
悪魔は部屋の奥のテーブルに乗っているバナナを指さした。
俺がバナナをわたすと悪魔は赤色の砂時計をバナナの上に乗せた。
するとどうだろう!バナナがまたたくまに腐ってしまったではないか!!
「どうでしょう?おわかりいただけましたか?使いたい物の上に砂時計を置くだけでよいのです。」
驚いて固まったままの俺を見て満足した様子の悪魔は
「それでは、明日の今頃お伺いいたしますので。」
そういって、ドアを閉めた。。。
『悪魔(3)』

パタン。。。
ドアが閉まった。っと同時にボケーとしていた俺の脳が活動を始めた。
「これってスゴイ事じゃないか!?」
思わず声に出てしまったが確かにこれはとても凄いことなのだ!!そうだ!!こうしてる場合じゃない!!
まずはそうだどうしよう。人間というものは不思議なものでいざとなったら何も思い浮かばない。
思い浮かんでもくだらない事ばかりである。
この時もそうだった。俺は庭をしばらく眺め、悪魔が置いていった赤色、青色の砂時計を見た。
そして思いついた。
「葉っぱで実験でもするか。」
俺は素足で庭に行くと木の枝からはっぱを取って赤色の砂時計をはっぱの上に置いた。
するとみるみるうちに、葉っぱが茶色に変色していくではないか!
「本物だ・・!トリックじゃない!」
スゴイ!凄いことだ!!

・・・と、周りを見てみると真っ暗になっている。
時計を見るともう夜中である。
「おかしいな・・?さっきまで・・・あれ?」
不思議に思いながらもどうせ明日があるさ。とおもい眠りにつくことにした。。。
『悪魔(4)』

そして、今。
俺は新聞を読みながら、砂時計を何に使うか考えていた。
色々考える。まずはじめに思いついたのが『まずは青色の砂時計を試す』という事である。
昨日は赤色を試した。ならば今日は青色というわけである。
何に使おう?そういえば、故障したままのビデオデッキがあったな。
腐ったりんごもあったな。錆び付いた自転車も。
「ん〜何がいいだろう?」
思わず意識していないのに口から声が出た。
「俺も歳だな。」そう苦笑してから、はっと思いついた!
そうだ!なぜ思いつかなかったんだ!
俺はトイレから出ると、机に上に置いてあった青色の砂時計に手を伸ばした。

そう、俺は自分自身に使うことを思いついたのである。俺ももう今年で56。
いいおっさんである。若返りたい。そう思ったのだ。若さ。もうこの手からはこぼれ落ちてしまったと思った若さ。
それが今、この手に戻ろうとしている!!
俺は少し、いや、かなり興奮しながら砂時計を自分の頭の上に置いた。。。


正午頃、呼び鈴の音がなっている。
しかし、家からは誰も出てこない。

ただ、赤ん坊の泣き声がきこえるばかりであった。。。(劇終)

どうこれ?
38名無しさん?:03/09/11 02:51 ID:???
スズキの勝ち。
でもどっちも面白かったよ。
>>38
読んでくれてありがとうです。

明日りべんじしますです。
ヾ(・ω・)ノq■~~<コーヒーどうぞ。
40名無しさん?:03/09/11 03:03 ID:???
(゚Д゚)q■~~ ウマー
楽しみにしてます。
41゜3゚ スズキヒカル ◆d10/Me7bu. :03/09/11 03:04 ID:99UeWBl5
結構オモロかった。
すぐ思いついて書いたの?すごいですな。
>>41
これは中学校の時に、星新一にインスパイアされて書いたやつです。
いわゆる使い回しです。

20年後に小説家デビューするのが夢です。