適当小説スレッド 【ヂュミミミミギュルギュル】
1 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :
03/03/23 03:26 ID:rTcQzgRd
2 :
栗東ぽりでんと ◆RITTOU/cVA :03/03/23 03:27 ID:7FSdjquB
\ | / \ | / \ ∧ ∧ (゚Д゚∩ ゲ ⊂/ ,ノ ッ  ̄  ̄ 「 _ |〜 チ  ̄  ̄  ̄ ∪ ヽ l ヨ / ∪ オ \ / : オ / | . ォ \ / | : ォ \
3 :
名無しさん? :03/03/23 03:27 ID:7cz55u80
4 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/23 03:28 ID:rTcQzgRd
前スレはなんとかという人に荒らされて終わったので、 話が途中になってしまいました。すみませんです
>>1 sageろ!高句麗荒らしがまた来るからsageよう。
今雑談スレ潰してる最中だから。
6 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/23 03:29 ID:rTcQzgRd
前スレの締めに書こうと思ってたのが 書き込めなかったのでここに書かせてもらいます テーマは「信頼」です
人の信頼を勝ち得るためには何をすればいいのか? 考えたことはあるでしょうか。 自分が考えたのは、信頼を勝ち得るためには相手の「敵」 にならないことだと思いました。その人にとって自分を 預けるのに足る人=信頼できる人 ということです。 しかし、敵にならないことが、信頼できることかといえば そうでもないと思います。
そしておれがすかさず7辺りをゲットと 最高のシナリオだな!
信頼を勝ち得るためにはまず力がないといけません。 力とは、権力であったりとか、屈しない心の強さであったりとか、 お金の力であったりと様々な力です。 それがない人は信頼できないのでしょうか? 確かに力があれば信頼されるというのは間違っていないでしょう。 しかし、それは社会的に信頼性がおけるということなのであって、 心の底のレベルでは、例え上に挙げた例が当てはまったとしても 信頼と結びつくには浅い気がします。自分が思う信頼とは、 仕事やプライベートすべてにおいて信頼をおける人ということです。
>>9 残念だったな。
っつうか、偽者高句麗通報してきてくんない?
そんな人は果たして存在するのでしょうか? きっと世の中にはそういう人はいるでしょう。しかし、その信頼のおける とされる人にでさえ、信頼してもらえない人が存在するわけです。 だから、「信頼」というひとくくりの言葉では人は語れないでしょう。 ただ、その人にとっての「信頼できる人」というのは存在するでしょうが、 すべての人から「信頼できる人」というのはいないんじゃあないかと思います。
>>11 ラウンジの説明か批判要望行ってみろ!
きっとアク禁にできるはずだ!
それで出来なかったら都庁か神奈川県警辺り通報しる
それかひろゆきね
良スレage
age厨 _,. -'' " ̄~゙三=-_、_ ,.-'" ,,.-''" r _、 三三ヽ." / i {ぃ}} _ニニ三゙、 /,.、 `--" 二三三; _,,. -'''" l {ゞ} i _ニ三三| _,..-'''" .l `" i_,,...-''| ニ三三!''" _,.-! ! i -ニ三三/ l´,.- l \/ -ニ三三/ _. ! ri l\ __--三三三='" j'‘´j `´ | ! ` ミ三三三三三=''" i',.. '´} | | l,.. r´ '´ ‘´
問題はどんな人から信頼されるかとかじゃなくて、自分が誰を信頼できるか。 自分が誰も信頼できないなら、誰も自分を信頼などしてくれないでしょう。 だから、一人でもいいので、皆さんも信頼できる人を持ってください。 そして、この言葉を吐いた私を信頼してやってください。お願いします。 終わり
>>14 上げんなよ…また高句麗のコピペ絨毯爆撃が始まるだろうが…。
スレをきれいに終わらせたかった自分としては、中途半端で 終わったのが残念だったけど、まあ新しいのができたからいいや。 競馬からの分はこっちに写しといた方がいいかな?
信頼とは勝ち取るモノではありません。 気が付いた時にはそこに在り、相手に託せる絶対の自信なのです。
>>18 前回まで話をコピペするか
あらすじ書いておくといいんじゃないかな?
>>19 (・∀・)イイ!
相手に託せる絶対の自信ていう言葉気に入ったよ!
>>22 コピペ補完なら俺が貼ろうと思ってたけど、
あらすじならヂュミがやった方がいいね。
面倒だけど頼んだよ。
「ドラえもん、のび太の競馬人情誌」 あらすじ 19歳の大学2年生のび太と、一緒に住んでいるドラえもん。 のび太は競馬にはまり、明日のレースの予想に燃える。 あまりに明日のレースに興奮したのび太はドラえもんに おつかいを頼んで出かけている隙に隣の短大生の部屋に パンストを被ってレイプしに行く。しかし、相手の彼氏に ボコボコにされ、警察に言わない代わりに50万を強要される。 競馬で50万稼がなければのび太は豚箱行き。 ドラえもんの道具も予想には使えない。 そして競馬当日。軍資金は10万。 のび太は北朝鮮人の予想屋の1-2の予想を 買わず、自分の予想した5-7を2万円分買う。
>>23 こんなもんでいいかな。
かなり簡潔に書いたけど。
これから使う展開
バケラッタ登場
「ウホッ!いい男・・・」を入れる
笑うせーるすまんを出して必ず「ドーン」を入れる
今日はもう寝ます。 明日続きを書きますので、おやすみっす
>>25 かなり分かりやすいよ。
続き楽しみにしてるんで。
ちなみに最後の方だけコピペしときます 北朝鮮人はドラえもんには目もくれず、のび太に言った。 「それならいい予想があるんだけど、見てみない? 予想料は1000円でいいよ。これよく当たるね」 のび太はもちろん予想を買う気は無かった。しかし、自分の予想と この予想屋の予想はどんなもんかと思い、1000円払って予想を 買ってみた。予想屋の予想は 予想 1-2 と書かれていた。
のび太の予想は 5-7 だ。 全く違うことにのび太は少し戸惑ったが、自分の予想には 自信はあった。のび太はその予想屋の紙を破り捨てた。 「ドラえもん、僕5-7を買ってくるよ」 のび太は馬券を買いに行った。のび太の後姿に向かってドラえもんは 十字を斬って、ただ祈るばかりであった。 床に破り捨てられた予想の紙を見て、北朝鮮人は笑っていた。 「馬鹿な奴だ。素直に俺の予想に従っておけばいいものを、クッグッグ」 のび太は軍資金のうち、2万を5-7の馬連馬券に換えた。 レース開始まであと10分。 のび太とドラえもんは落ち着かない。 「ドラえもん、僕なんだか怖くなってきたよ・・・」 「大丈夫さ。君は本番には強いだろ。きっと当たるはずさ。 5-7は10倍だから、当たれば8万円+20万で28万円だ。 一気に2倍以上になって50万なんてあっという間さ。」 「うん、大丈夫だよね、きっと・・」 レース開始までのカウントダウンが進むにつれ、2人の緊張は高まってきた。 そして、とうとう「プオォーー」という音が場内に鳴り響いた。
ではまた明日
ヂュミミミ!
今から少しだけ続きを書きます 妹と話してて来るのが遅くなってしまいました
レースは始まった。のび太の予想した2頭は好調なスタートを切る。 「よし!いいぞ!!」 のび太はレース開始後10秒でその言葉を口にした。 そしてアナウンサーの実況が淡々と続いてきた。 「さあ、まず先頭を切りましたのは、5番ワライズシ 続いて2番手は3番ピルゲイツ。その後方には7番クライテン 4番ペケペケポン。最後尾には1番テレナキ、2番クズニシキであります」 のび太は直感した。このレースはいけると。 しかし、競馬は最後の直線が終わり、ゴールをくぐるまではどう転ぶか 分からない。自信と共に、のび太の中には不安もいりまじっていた。 しかし、あの予想屋の予想した馬は2頭とも最後尾だ。 それを考えると、のび太は少しだけ安心した気持ちになっていた。
のび太はふとレースから目をそらし周りの人たちを見てみた。 みな、レースに熱狂している。手には馬券を握り締め、 その表情はまさに真剣そのものだ。 そのことに気づいた途端、急に競馬というものに恐怖を感じた。 自分もこの中の一員なのだと思うと、急に目頭が熱くなってきた。 しかし、ここで競馬を中断するわけにはいかない。 のび太には今まさに競馬を的中させるという目的があるのだから。 のび太が少し他所を向いていたときのことだった。 5番と7番の馬がみるみるうちに元気がなくなっていっている。 レースは終盤、あとは直線を突っ切ればいいだけのところだ。 さっきまでのペースで行けば心配はなかったのだが、ここに きてのスピードダウンは痛い。のび太は神に祈った。
同じくドラえもんものび太と同じく神に祈っっていた。 思い起こせば、ドラえもんはいつも道具でのび太の 幸せを願い、それを叶えることに生きがいを感じていた。 しかし、これはのび太の闘いだ。だからこそ敢えて自分は 余計な横槍もいれずに、ただその成り行きを見守ろうと思っていた。 だが、レースが始まってからそんな思いは吹っ飛んだ。 とにかくのび太の予想が的中してくれることをただただ祈った。 的中という目的に全身全霊を注ぐことを決めていたのだった。
のび太は大声を出して、馬に声援を送った。 「がんばれーーーー!!!!あとちょっとだ!! 頼む!!!ガンバってくれぇぇぇぇ!!!」 しかし、その声援もむなしく、後方からものすごいスピードで 追いついてくる馬がいた。 「あっ!?あれは、、、」 のび太はドラえもんの方を向いた。ドラえもんものび太の顔を見ていた。 「のび太君、、まさかこんなことって・・・」 無常にもアナウンスが鳴り響く。 「1着はワライズシ。次に来たのが後方からものすごいスピードでやってきた ピルゲイツ。1馬身差できましたのがクライテンであります。 払い戻し金額は・・・」 結果は3-5であった。惜しくものび太の予想ははずれてしまった。 「ちくしょう、もう一息だったのに・・」 悔しがるのび太を見て、ドラえもんはのび太に言った。 「もうこうなったらあの人に頼むしかないな・・・」 ドラえもんの目が妖しく光る。その瞳はのび太のメガネに反射され、 その様子を見ていた人が2人病院へと担ぎ込まれた。
「あの人って誰だい?ドラえもんの知り合い?」 のび太が聞くと、ドラえもんは首を動かさずに答えた。 「僕がよく行く【黒い巣】っていうバーがあるんだけど、 そこのマスターの知り合いにあるサラリーマンの男がいるんだ。 何でもほかの人からは笑ゥせぇるすまんて呼ばれてるらしいんだけどさ。 喪黒福造っていう男の人だ。彼ならこの状況を何とか切り抜けさせて くれるはずだ・・・」 ためらいがちに話すドラえもんに対し、のび太は怒りを露にした。 「ドラえもん!まだ1レース目が終わったばかりじゃないか!! そりゃあはずれる事だってあるさ!!だけど僕は絶対に当ててみせる!」 怒鳴り散らすのび太を見てドラえもんはすぐさま謝った。 そして次のレースの馬券を買いにのび太は行った。
39 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/24 02:01 ID:UqYk4pl3
今日はここまでです。 おやすみっす
長編だな
前スレ落ちた模様
ageようかと思ったけど、
>>1 の上げたいときに任せて
とりあえず
保守 (続き期待してます
42 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/25 00:49 ID:Pl/k8wvr
今から続きを
(勢いのありそうな小説だ)
44 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/25 00:51 ID:Pl/k8wvr
馬券を買いに行ったのび太が見えなくなったところで、 ドラえもんは糸なし糸電話を取り出した。 「もしもし、僕ドラえもんです。ごにょごにょごにょ・・・」 ドラえもんは電話の相手に用件を告げ、のび太が戻ってくる 前に電話を切った。 「これでいいんだ」 そう呟くと、突然戻ってきたのび太が、 「何がいいの?」 と聞いてきた。とっさにドラえもんは笑顔で誤魔化した。
45 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/25 00:57 ID:Pl/k8wvr
「さあ、もうすぐレースの始まりだ。 次の予想は自信あるよ!」 のび太はガッツポーズをとりながらそう言った。 しかしドラえもんは不安げな顔を浮かべている。 「ところで、いくら分買ったんだい?」 するとのび太は答えた。 「残り8万のうち7万突っ込んだよ。 これはかなり手堅いレースだし、当たったら4.0倍だから、28万だ。 ここで当てとかないと、後はないだろ?大丈夫、僕も信じて」 馬券を見ると、確かに7万円分を買っている。
46 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/25 01:00 ID:Pl/k8wvr
「買ってしまったのは仕方ないから、 後は応援するしかない・・・」 しかし、競馬新聞を見ると、のび太の買った馬は一番人気と二番人気の 馬だ。これは意外といけるのではとドラえもんは思った。 のび太の言うとおり、手堅いところに大金をかけなければ、いつまでたっても 増えやしないだろうし、ここまでの人気があれば、きっと馬たちも頑張って くれるだろう。のび太の買った2-4の馬券をドラえもんはただ見つめていた。 レース開始まで残り1分を切った
47 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/25 01:03 ID:Pl/k8wvr
そして、レースが始まる合図が鳴り響いた。 のび太とドラえもんの興奮は一気に盛り上がった。 スタート開始から、その2頭はものすごい勢いだった。 ところが、ものすごい勢いすぎて、その2頭はぶつかり、 転び、レース開始10秒で、のび太は7万をすってしまった。 「の、のび太くん、、こんなことって・・・」 のび太の方を見ると、死にそうな顔をしているのび太がいる。 何を話し掛けても今はどうしようもなさそうだった。
ちょい30分ほど休憩
「のび太君!残り1万だ・・ これをあと50倍にするなんて、できるわけが、、ない・・・」 ドラえもんがそう言ってものび太は微動だにしない。 のび太はあまりの出来事に固まってしまっていた。 そこに、後ろから先ほどの予想屋がやってきた。 「このレースは1-2で決まりだよ。まあ、みていな」 ドラえもんはキッと、予想屋を睨んだがどうしようもない。 そしてレースが終わり、結果は1-2だった。 予想屋の予想は見事的中していた。 「うひひひ、どうだい私の予想は」 しかし、のび太とドラえもんは何も言えなかった。 ただ、そこに突っ立っているだけだった。 すると、ドラえもんの糸なし糸電話が突然震え出した。 着信がきたのだ。ドラえもんは受話器をとり、電話の相手と話した。 「はい、はい、分かりました。今すぐ向かいます」 ドラえもんは放心状態ののび太の手を取って、競馬場の外へと向かった。
その電話の相手とは、ドラえもんの話に出てきた喪黒福造だった。 黒い帽子に黒いスーツ。手にはかばんも持っている。 口が裂けそうなくらいの大きな唇に太った体型の男だ。 いかにも怪しい人物で、到底サラリーマンには見えない。 のび太の目にはどっかの悪徳業者のようにしか見えなかった。 「おやおやおや、いったいどされたんでございますかぁーー」 喪黒は気持ち悪い低い声でのび太を見るなりそう言った。 「のび太君、彼は喪黒さんといってすごい人なんだ。 彼の力で競馬を巻き返していこう!」 ドラえもんはのび太を励まそうと躍起になって言った。 しかし、のび太は無反応だ。
のび太の目は死んだ魚のようになっている。 「これはこれは、お困のようでございますねぇーー」 喪黒はそう言うと、かばんから、わら人形のようなものを取り出した。 その大きさは手のひらくらいのもので、釘が頭の所に打ち付けられていた。 「これを使えば、あなたの運はとっても、とっても、とぉーっても 良くなるでございますよぉーー。 この世は老いも若きも、男も女も、心のさみしい人ばかり。 そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。 いえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、 それが何よりの報酬でございます」 のび太がわら人形を受け取ると、喪黒はゆらゆらと揺れながら その場を後にした。のび太は一瞬だが、喪黒の外見を気に入ってしまった。 去っていく喪黒を見ながら 「ウホッ!いい男・・・」 と口ずさんでいた。そんなのび太を見ながらドラえもんは苦笑いを浮かべた
ドラえもんとのび太がそんなことをしている間に3レース目が 終わっていた。ちなみに、3レース目ののび太の予想はずばり 当たっていた。しかも、その倍率は300倍の万馬券だった。 「ドラえもん!!僕達あの喪黒とかいう男に会わなかったら 今ごろ300万当ててたんだよ!!どうしてくれるんだい!!」 結果を見てのび太はドラえもんにあたったが、どうにもならないことは のび太が一番よく分かっている。 「ごめんよ、のび太君。だけど、さっき喪黒さんからもらったこれがあれば きっと大丈夫だよ。さあ、4レース目の馬券を買おう」 「うるさいな!言われなくても分かってるよ!!」 そう言ってのび太が競馬新聞を広げると、突然わら人形の頭にあった釘が 動きだした
「ドラえもん!?」 しかしドラえもんは冷静だった。 「まあ、待って。こいつが何をしたいのか確かめよう」 わら人形は4-7の番号が書いてあるところにに穴を開けた。 「なにこれ?4-7を買えってこと?」 「多分そうだろう」 のび太とドラえもんは4-7を買うことにした。喪黒の渡してくれた このわら人形の予想に従うことにしたのだ。 ちなみにのび太の予想は4-6だ。 6番の馬は今まで2着以内に入らなかったことのないくらいの強馬だ。 しかし、今までそうだったからといってこれからもそうなるとは限らない。 最後の望みを4-7に託すことにした。4-7の倍率は30倍。当たれば30万だ。 残りの1万をその馬券に換え、のび太とドラえもんはレースが始まるのを 心待ちにした。
レースは始まった。のび太は怖くてあまり馬を見ておらず、周りの 人たちを眺めていた。ドラえもんはしっかりとこのレースを見ていた。 突然、わら人形がのび太に話し掛けて来た。 「キキキ、大丈夫だって。安心しな。 俺の予想は100パーセントだ」 いきなりのことだったのでのび太は少し驚いたが、わら人形から そう言ってもらえたことで、心強かった。 そしてレースに集中することにした。きっと大丈夫だと思えると、 急に緊張の糸が切れて、リラックスした気分で競馬を楽しんでいた。 そして、レースは終了した。
「ドラえもん!すごい!!30万円だよ。 僕こんな大金当てたことないよ」 「これもわら人形君のおかげだね」 わら人形は 「キキキキ、感謝しろよお前ら。次のレースは1-4だぜ」 のび太の顔色は的中した時点から、一気に戻ってきた。 先ほどの死んだような目つきは、銀色に輝いている。 その透き通った瞳は、世の女性すべてを魅了するに満ち足りていた。 「さあ、次のレースだ!」 のび太とドラえもんとわら人形は馬券を買いにと売り場へ向かった
56 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/25 01:58 ID:Pl/k8wvr
今日はここまでっす
58 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/25 23:46 ID:+O/QoAW9
明日はちょっと早いので今日はすんませんが 書けません。 明日で完結させますので
気にすんな 誰も読んでないから
俺は読んでるぞ。時々。
俺も実はお気に入りに入れてたりする。
漏れはホモリクエストのタイミングを計っていたりする が、今日は無理なので、事前リクエスト。 フセインと豚キムチ(ジョンイル君)のホモのからみを入れてくれ。
ヂュミミミ!
64 :
名無しさん? :03/03/27 04:11 ID:hu2ZP26V
ヂュミ来ないな・・・
65 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:20 ID:EV5X/hUt
>>62 おっけい!遅くなってすまんす
今から完結に向かいます
66 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:20 ID:EV5X/hUt
ちょっとカラオケに行ってたのよね
67 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:24 ID:EV5X/hUt
のび太はわら人形の言うとおり1-4の馬券を買った。 わら人形のいうことは絶対ぽかったので、30万すべて つっこんだ。これで1-4がこなければのび太は破滅だ。 しかし、のび太は自信があった。ドラえもんは不安だった。 だがもう後戻りはできない。30万は1枚の馬券へと姿を 変えた後だった。後はレースの終了を待つのみだ。 ちなみに1-4の倍率は200倍。当たれば6千万という大金。 のび太一世一代の大勝負の幕は、ファンファーレと共に あがった
68 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:26 ID:EV5X/hUt
レースはおもしろい展開だった。 なんと1番と4番以外の馬が、レース中に体の不調を訴え 次々と倒れていったのだ。会場はどよめきでいっぱいになった。 その中で唯2人、大はしゃぎするのび太とドラえもんの2人の姿が。 すぐさまのび太は馬券をお金に変えて、ドラえもんのどこでもドアで 家へと帰った。せっかく的中したお金を取られてはたまらないからだ。 のび太の判断は正しかったといえよう
よしここでラーメンだ
70 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:29 ID:EV5X/hUt
「のび太君、君は実によくやった! さあ、お金を返しに行こうよ」 するとのび太は、ドラえもんに言った。 「そうだね。50万ぽっちなんて安いもんだよ」 そしてのび太はすぐさま隣の部屋の短大生とケンゴにお金を返した。 しかし、50万返すのも忍びないので、500万返してあげることにした。 短大生はお礼にと、のび太のイチモツをいじくり回し、それを ケンゴも手伝った。のび太は天に昇るような気持ちだったが、頭の中は 冷静だった。のび太は頭の中では次のことを考えていたのであった
71 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:33 ID:EV5X/hUt
短大生とケンゴは訴えないことを誓ってくれたので、 のび太は彼らを許してやることにした。 ありがとうと彼らはのび太に感謝し、のび太は部屋を出た。 「うーん、いいことすると気持ちいいなあ」 そしてドラえもんを誘ってラーメンを食べにいくことにした。 大金を稼いだといってもやはり庶民派なのび太だった。 ラーメン屋では競馬で6000万当てた男の話題で持ちきりだった。
72 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:35 ID:EV5X/hUt
「おい!聞いたかよ。競馬で6000万とか当てた奴がいるらしいぞ!」 「すげえよなあ、俺も競馬しようかな」 「何かめがねかけた男で、隣にはロボットを連れてたらしい。 きっと大金もちの男だよ」 そんな話題が繰り広げられている中、のび太とドラえもんはねぎラーメンを 注文した。店の店主は、 「あいよっ!」 といい、奥にラーメンを作りに行った。 そこで初めて緊張の糸が切れた2人であった。
73 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:40 ID:EV5X/hUt
「のび太君、今日はおつかれさま」 「ドラえもんのおかげだよ。あと、喪黒さんとかいう人も・・・」 「そうだね。本当彼の渡してくれたこのわら人形はすごいよね」 そこでのび太の悪知恵が始まった。 「ドラえもん、僕考えたんだけど、このわら人形を使って もっとお金を稼ごうよ。」 驚くドラえもん。しかしのび太は話を続ける。 「ねっ、こいつがいればどんなギャンブルでもどんとこいさ! 競馬は倍率とかの問題があるから他のギャンブルでさ」 「でものび太君、僕は喪黒さんに借金を返すために貸してと 頼んだんだ。それを自分のお金を稼ぐために使うだなんて・・・」 「ばれやしないよ。ねっ、いいでしょ?」
反応速度が素晴らしいね
75 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:41 ID:EV5X/hUt
困り果てるドラえもん。しかしのび太の頼みはどうも断れない。 「分かったよ。で、何のギャンブルだい?」 のび太は目をキラキラさせながら言った。 「ギャンブルと言ったらもちろんラスベガスさ!!」 「分かった。じゃあ行こう」 ドラえもんはどこでもドアを取り出してラスベガスに付いた。 英語は翻訳こんにゃくがあるので平気だ。 のび太はすぐさまルーレットに座った
76 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:45 ID:EV5X/hUt
>>74 ありがとう
「よし、わら人形、予想してくれ!」
のび太がそう言うと、わら人形は予想を始めた。
わら人形は次々と数字を当てていく。ルーレットを回している男も
客達もみんなのび太の強さに驚き圧倒されていた。
まさにラスベガスはのび太の一人勝ち状態。
気が付くとのび太の総資産は3000億円を超えていた。
のび太はその資金を使ってのび太王国を建設することを心に決めた。
世界一の国家、のび太王国ではのび太の絶対君主で成り立つのだ。
77 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:48 ID:EV5X/hUt
3ヵ月後、のび太王国は完成した。 のび太王国では、ミュータントの育成も行っており、 バケラッタと叫び姿を消す怪人や、パンでできている自分の顔を食べさせる 怪人なども作り上げた。 のび太王国のうわさはあっという間に広がり、いまやG8の中に含まれる ほどの強国へとなっていった。 そんな折、各国からの訪問者が、ここのび太王国に続出してきた
78 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:53 ID:EV5X/hUt
それはフセイン大統領とキムジョンイルの2人だった。 「これはこれは、のび太王。お初にお目にかかります、フセインでございます」 「私はキムジョンイルです。コンニチワ!」 のび太は椅子に座りながら顎で2人に指図した。 「お前らホモショーをして私を楽しませろ!」 あまりの突拍子もない願いに2人は戸惑ったが、早速プレイが始まった。 のび太は特にSMが大好きで、鞭とローソクを使ってホモプレイをしている 2人をなぶった。宮殿中にのび太の大笑いと2人のあえぎ声が木霊する。 2人はあざだらけになって自分の国に帰っていった。 のび太は2人が帰る際に、500億ずつ渡していた。 のび太の総資産はこの時点で天文学的数字に達していた。 もはや世界の王となったのび太。怖いものなど何一つとてない。
すげー展開w
80 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 04:56 ID:EV5X/hUt
そんなある日のことだった。 ドラえもん大臣からとある情報が入った。 あの喪黒福造が、のび太王国へとやってきたというのだ。 のび太はすぐさま追い返せといったのだが、何でも喪黒の不思議な 力によって、門番兵が次々とやられていっているらしいのだ。 のび太は直感であのわら人形を取りかえしにきたのだと気づき、 脱出用自家宇宙船で地球をひとまず出ることにした。もちろん わら人形とドラえもんも一緒に。 目的の物が無い以上、喪黒もすぐさま帰るだろうと思ったのだ。
81 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 05:00 ID:EV5X/hUt
のび太はすぐさま宇宙船に乗り込み、発射した。 わずか30分でのび太とドラえもん、わら人形は宇宙へとやってきた。 「さあ、宇宙で1週間くらい過ごしてから帰るかな」 のび太がそう呟くと、わら人形がしゃべりだした。 「ヘイっ!のび太。お前もつくづく運のない男だな。 喪黒はこの宇宙船に乗っているぞ。俺を取り返しにな!」 それを聞いてのび太は絶句した。一体どうやって!? ドラえもんはのび太に言った。 「のび太君、もう返そうよ。やっぱりこういうことは良くないよ・・」 しかしのび太は逆切れを起こす、 「ドラえもん!僕は昔の生活に戻るのはもう嫌だ!! わら人形は絶対に返してやるもんか!!」 すると、部屋の電気が消えて、すぐ傍に赤い唇が闇に浮かびあがっていた。 不気味なくらいでかい唇。そしてゆっくりと近づいてきたその男はまさに あの男、喪黒福造であった
強引手法キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
83 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 05:06 ID:EV5X/hUt
「私のお貸ししたわら人形を返してもらえませんですかねぇ〜。 次にお貸ししようとしている人が困っているんですー」 しかしのび太は反論する。 「うるさい!!これは僕んだ!奪えるものなら奪ってみろ!!」 そう言ってのび太はマシンガンを取り出し喪黒に向けた。 だが喪黒は焦ることもなく、淡々と話し出した。 「おやおやおや、、私がそのわら人形をお貸ししたのはあなたがたが どうしても50万円のお金が必要だったからでございますよぉー。 今となっては必要ありませんじゃないですかねぇー?」 のび太は怒鳴り散らした。もはや思考回路が壊れているのかもしれない。 「うるさいうるさいうるさい!!!!」 「あなたに貸した道具を返してもらいますよぉー。 そしてあなたにはふさわしい道を選んでもらいましょうかねぇ〜。 ドーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!」 喪黒は右手のひとさし指をのび太に向けそう叫んだ
これ原作にして藤子Aが漫画書いてくれんかなー
85 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 05:14 ID:EV5X/hUt
「いまだ!ヒラリマント!!!」 ドラえもんがとっさに道具を出して喪黒の指先から出る 衝撃波を喪黒自身に返した。 宇宙船中に聞こえるくらいの大きな断末魔の叫び。 喪黒は廃人同様になり、もはやサラリーマンとして再起不能となってしまった。 「危ないところだった、、ありがとうドラえもん・・・」 「いいってことだぜ!のび太くん」 2人は宇宙船から地球を見た。この青い星の中で、今も戦争が繰り広げられて いるのだと思うと、複雑な気持ちになった。 元はといえば、のび太が暴力で相手を屈っさせようとしたのが今回の始まりだ。 それを反省し、十分に謝罪の意味をこめた気持ちを相手に示して分かってもらえた。
喪黒悲惨・・・ 悪く無いのに
87 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 05:18 ID:EV5X/hUt
戦争はなぜ起こるのか? 人はなぜ争うのか? のび太とドラえもんは青い星に問い掛けた。 だが、返事はない。ただ、わら人形がその問いかけに答えた。 「俺の予想では、未来は捨てたもんじゃないぜ!」 その言葉で2人は救われた気持ちでいっぱいだった。 今は戦争を繰り返し、罪もない人々が虐げられて、希望も何もないような 時代だ。しかし、ここまでのび太を導いてくれたわら人形。 彼の予想は100%なのだ。 のび太はわら人形にどうしてそう思うのかを聞いてみた。 しかし、わら人形は何も語らず、動かない。 のび太はそっとわら人形にキスをして、宇宙へと葬った。 そして2人は地球へと戻った。
88 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 05:24 ID:EV5X/hUt
のび太は、のび太王国の資金をすべて世界平和のために 使うことを全世界に約束した。そして今日ものび太は ドラえもんと共に世界平和に向けての活動をしている。 のび太の財力+ドラえもんの道具を使えば、それを 可能にするだけの力がのび太たちにはあるのだ。 「きっと未来は明るいはず、いや、僕が明るくするんだ」 それを隣で見ていたドラえもんはにっこりと微笑む。 「ああ、すぐそこの未来が見えるわら人形が言ってたんだもんなあ。 さあ、がんばっていこう」 今日も世界のどこかでのび太とドラえもんはがんばっていることでしょう Fin ¶
89 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 05:24 ID:EV5X/hUt
終わりです
90 :
名無しさん? :03/03/27 05:29 ID:+97Lb60J
♪スプラピ>(・∀・)入(・∀・)<スプラパ♪スプラピ(゚д゚)ぷぅぅぅ〜
ヂュミ乙 中々綺麗な終わり方で良かったよ 世界を統一したのはのび太で、秘密道具を作ったのはできすぎだったと。 同じ世界観でジャイアンとスネオにもスポットを当てたら面白いかも
ヂュミ乙〜。 しかし、最後にタイムリーな話題を絡めてくるとは、思いもよらなかったよ!
93 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 05:37 ID:EV5X/hUt
何か書いてたら宇宙に行ってて、戦争の話題があったんで 絡めてみました。最初は結局お金を作れずに短大生とケンゴを スモールライトで小さくしてのび太が踏み潰して適当にまとめる っていう予定だったんだけど、ブッシュの依頼があって、どうせなら 超金持ちにしてみたらいいかもと思って書いてみました。
94 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/27 05:38 ID:EV5X/hUt
けっこう早足で書いたので、いろんなところを細かく書かなかったので 分かりづらいところもあったとおもうけど、ご勘弁を。 早く展開を進めようと思ってしまったのでね
モグロが・・・ 今回も意表付かれまくりで面白かった 藁人形の最後の台詞が存在自体このオチの為の 伏線だったのかと思わすほどはまってるわ
オカルト頼む
ほす
98 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/28 08:05 ID:UqyMRm/q
昨日はいつのまにか寝てしまった 昨日は友達と約束があって待ってたんだけど 19:00から21:00まで待ちました。 しかし連絡もなくこなかったので帰りました。 今日の朝7:00に電話があって起こされて理由を聞いたら 気を失ってたそうな。待ってる間に江川達也のONE ZERO NINE 読んだんだけど、何かおもしろかった。後半はやっつけ仕事みたいな 感もあったけどラストがおもしろかったので良い
1か0かじゃナインだってやつか
100 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/28 09:37 ID:UqyMRm/q
>>99 それそれ!
立ち読みだったけど、笑いそうになったよ。
で、その次のページでみんな立ちつくしてたのがおもしろかった
101 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/29 00:37 ID:VrTjCZHT
では今宵、世にも恐ろしく奇妙で不可解な オカルトの話をしましょう
102 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/29 00:39 ID:VrTjCZHT
タイトルは 「真珠庵に纏わる花の話」 です。 そ れ で は ご ゆ る り と ・・・
103 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/29 00:46 ID:VrTjCZHT
この過疎地の村から、一体何人の若者が都会へと旅立って 行ったであろうか? 「獣兵衛」は今年で72歳になる老人だが、この村の安否を心から 心配していた。この偏狭の村で彼は育ち、この村に一生を捧げてきた。 しかし、次々とこの村で生まれた若者達は、次々と都会へと進出していったのであった。 彼には息子がいたが、それもまた都会へと旅立ち、もう帰ってくる気もないようだ。 孫が生まれたというときだけ帰ってきたが、その後はよく知らない。 彼の妻も何年か前に他界してもういない。 獣兵衛は夜更けの家の中でよく考える。この村はもう駄目だ・・と。
104 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/29 00:53 ID:VrTjCZHT
自分の命が消えるのは仕方のないことだ。 それは獣兵衛もよく承知しているのだが、心配なのはこの村のことだ。 彼が生まれた当時、この村は栄えてもなかったが、ある程度の 活気のある村だった。しかし、彼の子供の世代の人間は、だんだんと 都会へ行くため減っていき、そしてまた獣兵衛と同世代の人間も次々と 他界して消えていった。 やがてこの村は日本国からも村として認められなくなり、地図にも載らなくなった。 残っている若者といえば、獣兵衛の友達「清すく」の孫娘「ゆかり」と、 村長の孫息子「たかひろ」くらいだ。2人は近々結婚するのではという 噂まで流れているほどのカップルだ。しかし、彼らだけが子供を生んでも 仕方ない。村に若者を呼んでこなければ、この村の命は終わってしまうのだ。 人一倍村愛心が強い獣兵衛には、それは耐えがたいことであった。
105 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/29 01:01 ID:VrTjCZHT
そこで、獣兵衛は、村長に若者を村に呼んで来るように言ってみた。 しかし、村長は言う。 「おいおい、獣兵衛さん。こんな田舎には誰も来ないべ。 ここには何もないじゃないかなぁー、おい。第一、こんな辺鄙な村に若者なんて 集まりっこないべ。」 村長の嘘訛りにむかつきながらも、獣兵衛は反論した。 「おいおい、村長さん。俺はあんたに連れてこいといったんじゃない。 あんたの孫と清すくさんとこの孫を早く結婚させて都会へ出して 友達をこの村へと連れてきて欲しいって言ってるんだ。」 「だからさ、おめさんそう言うこと言ってもだな、今の若者さ こんな何もない村さには来んべ。それより、何か最近おもしれごと ねえだか?」 あまりに村長の訛りが気に食わなかったので、獣兵衛は村長の 顔面にグーパンチをお見舞いしてやった。村長は後ろに倒れ、頭を打って気絶した。 しかし、ここには電話線すら通っていないので救急車を呼ぶことも できないのだ。仕方なく獣兵衛は気絶して倒れた村長を村医者のところへ 連れて行ってあげることにした。
106 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/29 01:10 ID:VrTjCZHT
村医者は、大都会東京から来た医者だった。 医療の腕は確かで、初めてこの村に来たのが2年前。 今では村の人気者だ。年は35歳で性別は男。顔立ちもなかなか良く、 好感の持てる男だった。名は宝田といった。 獣兵衛は、この村で一番彼を気に入っている男かもしれない。 獣兵衛は医者の家のドアを開けて言った。 「宝田さん、ちょっと急患が出ちまったから見てくれねえか?」 すると家の奥から宝田さんが出てきた。 「はいはい、獣兵衛さんですね。あっ、急患は村長さんですか。 どれどれ?見てましょう。」 村長に近寄り、宝田は手を村長の口に当ててみた。 「あっ、息をしていない!脈を計って見ましょう。 あっ、脈も・・・ない・・。 獣兵衛さん、村長さんは死んでいます!! 発見時の詳しい状況を教えてください!!」 まさか死んでいるとは思っていなかった獣兵衛は、とっさに思いつくままの 言い訳をした。
107 :
1ヂュミ ◆N/GLYlkin2 :03/03/29 01:12 ID:VrTjCZHT
「いやあ、俺が行った時はすでに家の中に倒れていたんだ。 まさか、死んでるとか思わなかったからあわててつれてきたんだが・・」 「これは殺人事件ですよ。村の皆さんを集めてください。 私もすぐに行きます」 これはまずいことになったと獣兵衛は後悔した。 しかし、時はすでに遅し。村長は死んでしまいもしも自分が犯人と 知られたならば、自分はこの村を出て行かざるを得なくなる。 生まれて死ぬのは同じ土地と信じて疑わぬ人生が否定されるのは 獣兵衛にとって恐怖であった。 何とか自分が村長を殺した犯人とばれない方法・・・。 獣兵衛はそれを考えることにした。
ちょっと休憩 一応、オカルトはこの後に出てくると思いますので