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Blind Guardianは、'88年デビューのドイツ出身の4人組です。
'88年といえば、Helloweenが守護神伝を発表した辺りかな。
今一般的に使われてる意味でのジャーマンメタルが、旬の頃ですね。

なんか、ジャーマンメタルって二通りの意味があるような気がするんですよね。
一つは、ドイツ出身のバンドを指す場合。で、もう一つはHelloweenに代表される、
ヨーロピアンテイスト漂うメロディックスピードメタル全般を指す場合。
で、現在よく用いられてるのが、後者の意味合いって感じかな、と。

いや、自分で勝手に解釈しただけですから、合ってるかどうか分からないですよ。ヒー
でも、何となくそんな感じかな、と思います。違ってたらツッコミおながいします。
まぁ、Blind Guardianに関しては、両方クリアしてるんで問題無いんですけどね。
ちょっと話がそれましたね。戻しましょう。

Blind Guardianは、Helloweenや、>>81-82でご紹介したHeavens Gate等と共に、
現在のジャーマンメタルの地位を確固たるものにした功労者と言えるでしょう。
メロディアス・パワフル・スピーディの三拍子が揃った彼らは、
支持者の多い日本を中心に、瞬く間に世界中で人気を博するようになりました。
やはり、それだけ素晴らしい音楽であるということでしょう。うん。

で、特にBlind Guardianは、コーラスがオペラ風というか、ごっついというか、
ジャーマン勢の中でも、コーラスが一際ゴージャスなんですよね。
更に、その綺麗なコーラスを活かす、曲のアレンジ能力なんかも長けていて、
息もつかせぬ展開の連続に、圧倒されっぱなしって感じです。

そんなわけで、ゴージャスなハモリかつ、構成の面白い曲が、
ジャーマンならではの物凄いスピードで押し寄せてくるんです。
メタラーなら、心奪われないわけにはいかないでしょう。ね。うん。
しっかし、アルバム揃えるぞリストがまた増えてしまいました。
困ったもんですな。金がいくらあっても足りやしません。ウヒー

そんな話はさて置いて、アルバムの話にまいりましょう。
一曲目の"Imaginations From The Other Side"は、
壮大なスケール感を持ったスローテンポのパートと、
疾走感溢れるスピーディなパートが、入れ替わり立ち替わり聴き手を攻め立てます。
このアルバムへの期待感が、一気に最高潮まで高まる曲です。
7分超の大作ですが、曲の最後まで緊張感が張りつめています。素晴らしいです。

三曲目の"A Past And Future Secret"は、
もんの凄い勢いでヨーロピアンテイスト溢れるバラードです。
目を閉じて聴くと、ネロとパトラッシュがハイジと一緒に遊んでる光景が見えます。
いや、別に電波受信したわけじゃないです。それくらい欧州風味満載なんです。
なんというか、石畳の街並みの風景が、脳内を支配してしまう曲です。
うわぁ、文章では伝えにくいな。なんとなーく察してください。ウヘー

そして、四曲目の"The Script For My Requiem"。
この曲、カッコ良すぎ。もう、言葉があんまり出てこないです。
一言で言うなら、うーん、超ハイスピードオペラ、って感じでしょうか。
まるで映画を見ているかのような錯覚に陥るほどの、ストーリー性を感じる曲構成、
そして、ウィーン少年合唱団でも連れてきたんかい、ってツッコミ入れてしまうほどの、
ブ厚いコーラス。更に、物凄い激しさの中にも哀愁を感じさせるメロディライン。
何というか、もう完璧です。名曲です。ジャーマンファン必聴です。
物凄く激しい曲なのに、涙が出そうなほど感動しました。やられました。ウヒョー

個人的に、ともかくお薦めしたいのはこの三曲ですね。
他の曲も、勿論カッコエエですよ。ただ、この三曲はずば抜けてます。
全体的に、何と申しますか、ファンタジー色の濃い作品ですね。
RPGが好きな方は、このアルバム気に入るんじゃないかな、って感じです。ウヒョヒョ

そんなこんなでお薦めです。
Blind Guardianの「Imaginations From The Other Side」。
機会があったら是非聴いてみてください。

んじゃ、寝ます。では、また後日。