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>>1 カレードゾー
そろそろ勝ったか?
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我が社の朝は挽きたてのコーヒーの香りに包まれた、爽やかな「おはようございます」の
挨拶と共に始まる。僕は庶務のアケミがデスクに置いてくれた英字新聞を読みながら、
毎日の日課であるコーヒーを飲む。僕のコーヒーはミルクを入れない。その代わり砂糖を
1・5さじ入れたものである。まだ完全に目覚めたと言えない怠惰な脳みそを、糖分で
優しく包みながらカフェインで覚醒を促すのが目的なのである。それにしても、アケミの奴、
こんなメモまでいれてきてやがる。「Love You Tsukasa。最近残業頑張ってるみたいね。
たまには一緒に帰りましょう。おいしいイタリアンのお店、見つけたんだ。パスタの味が
グーなんだって。」 新聞に降り注がれた彼女の甘い香水を感じながら、僕は新着メール
確認をするため、おもむろにメールソフトを開くことにした。
それにしても最近の我が社の業績には我が事ながら目を見張るものがある。不況の影響で資金面が
シビアになってはいたが、大規模なリストラなどいう処置も執らず優秀な人材の投入と営業面を中心とした
業務改善が功を奏したのか、業績悪化を烈火のごとく中傷した某雑誌が慌てて特集を組むほどであった。
いやいや、ボスのお達しも十分に効果が出ているだろう、今期優秀な成績をあげた者には俺の腹踊りを
マンツーマンで見せてやるってね・・・。僕は社長の言う「腹踊り」の意味を知っていたので苦笑してしまったが、
ずいぶんと本気になった社員も居たようだ。まあそれが目的なのだろうけれど。PCから目を離し、ふと顔を
上げるとネクタイの結び方がまだぎこちない新入社員・斉藤があくびをしているのが分かった。すると、視線を
感じたのか斉藤もこちらを見て照れ笑いか愛想笑いかよく分からない笑顔をした。僕はニヤリと笑い返しておいた。
新着メールが届いている。「今日のコーヒーはどうでしたか?砂糖はフランスに行った友人からおみやげで貰った
BEGHIN−SAYのものを使ってみました。私のお気に入りです。司係長のお気に入りにもなるといいな。サオリ」
メールを確認していることに気づいたのか、サオリが僕の方を見てにこりと微笑みかけてきた。今日はピンクの
シャツを着ている、サオリが以前好きな色だと話していたっけ。「明日は走るか」 僕は少々冷めたコーヒーを
飲み干し、おもむろに席を立ち上がり会議に出席する準備を始めることにした。
55 :
:02/05/24 07:10 ID:???
ほ
.
57 :
名無しさん?:02/05/24 17:00 ID:L2DlTTTM
あげてみる
( ̄ー ̄)ニヤリッ
59 :
:02/05/25 11:25 ID:???
ほ
60 :
:02/05/26 02:08 ID:???
どうすんだ?このスレ
( ̄ー ̄)ニヤリッ
「司係長、お疲れ様です。そろそろ表門の方、閉めさせていただきますので、、」
「ああ、見回りご苦労様。もう少しかかりそうだ、今日の作業は。」
警備員の和田さんが本日最後の見回りに来たようだ。時計は23時を指している。
机の周りに積まれた未処理の資料の山から少し目を離し、ネクタイを緩めながら一息ついた。
第三営業部室内は静まりかえっている。照明は既に消灯しており僕のデスクの電気だけ
ぽつんとついている状況である。終わりのない作業に気が狂いそうなくらい魂の消耗を
感じた。「最近ラウンジも走ってねーな・・・ どうしているんだろう・・・ 俺の
革ジャン、虫食ってねーだろうなあ・・?」僕は赤いスカーフを渇望している。ラウンジを
走り回る、特攻野郎Aチームリーダー・赤いスカーフのつかさとしてのidentityを求めている。
ラウンジの、イカれたスレッド・基地外じみたレスの波におぼれたい。ラウンジ海岸通りの
イカしたあのコが住むスレッドでハァハァしたい。考えるのはラウンジのことかよ・・・
僕はちょっと苦笑した。
カタッ・・ドアが開いた。
「誰だ!?」 「司・・・」 「アケミか・・どうしたんだよ、こんな時間まで。」「私も残業よ(w、
人事の関係で今一番忙しいんだから。帰ろうかと思ってたら灯りついてるのが見えたから、
一緒に帰ろうかと思って。」「ああ、、パスタの店行こうとか言ってたよな。でもまだ帰れないし、
店もやってないだろうし」「いい、もうちょっと待ってる。今日はお店の方じゃなくて、私が
作るパスタをごちそうするわ。最近レシピ覚えたのよ」ちょっと照れたように笑うアケミを
見ながら、彼女の物好きさを感じて僕もちょっと笑った。(今日は赤いスカーフじゃなくて
黒いキャミソールだな)付け直したのであろう、彼女の新鮮な香りを鼻腔で味わいながら
僕は早々に仕事を片づけることにした。
71 :
名無しさん?:02/06/03 13:10 ID:DE2wO3Bg
今、一番下にあったスレ
勿論趣味ですよ。