1 :
名無しさん?:
寝よ・・・
2 :
ホール ◆hole.tik:02/04/23 17:56 ID:BHNfJ.KY
おやすみ
おやすみ
2
おやすみ
永眠しろ
7 :
オーシャンズ11 ◆vOaNGIN2:02/04/23 17:57 ID:/AyChBfY
おやすみみるく
おやすみ
/ ノノヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ||´∀`)]< 終了ですよ上田さん!
|し Η |ノ \_______
(__)_)
漏やすみ
永遠に…。
おやすみ
おやすみ
キ、キタァァァァッッッーー
15 :
まさたか:02/04/23 17:58 ID:???
マー君思ったけど、あんまり寝過ぎるとダルクなるよ。ほんと。
寝すぎると頭痛くなる
17 :
名無しさん?:02/04/24 00:05 ID:0f3K4pLM
今起きた
なんか良く分からんから読み物スレにしておこう。
──すきとおった青空も、肌にしみる寒風も、まるで寂しさを助長する添えもののようだ──
高い煙突の先から流れる、細く黒い煙をぼんやりと眺めて、簸川樹里はそんな事を考えていた。
ああして灰になって、母は天に昇っていくのだろうか……と、兄にでも聞かれたら目を丸くされそうな、感傷的な考えが胸をつく。
実際には、たなびく煙は遺体そのものを燃して出たものではないのだが、彼女にはそんな風に思えるのだった。
この焼き場は古いので、母が骨になるまで、あと2〜3時間かかる。朝早くに火をつけてから、まる半日作業だ。
となり合った寺の待合室には、もう身内の者しか残っていない。樹里は葬儀で寝不足の頭を目覚めさせようと散歩に出て、
境内の裏手、墓場に通じる石畳の上をとぼとぼと歩いていた。
(……家族と、親戚だけ……まあ、当然か)
灰になるまでつき合おうという酔狂な他人が、母の知り合いにいるとは思えない。
というより、あの母に知り合いと呼べる人間がいたのかどうかさえ、樹里は知らなかった。
通夜からこっちの弔問客も、みんな簸川の家の不幸を見舞いに来ただけで、母──
簸川朱音の死を心から悼んでいたわけじゃない。薄情とは思わなかった。他人の存在を拒絶したのは母の方だ。
あげくが狂い死に──人がそのように噂しているのはすぐ伝わってきた──となれば、
関わり合いたくないと考えるのは仕方なしというものだ。
ただ、彼女の葬式が寂しいものだったのは確かである。故人を偲ぶ会話も、懐かしむ昔話もなく、
どこか腫れ物にさわるような雰囲気だけがあった。樹里はそんな有り様をしょうがない、と冷めた目で見つめていたが、
父も兄も居心地の悪さを感じていたのではないだろうか。
(これから納骨、そして初七日、四十九日、それから……しばらく忙しいんだろうな)
弔いといえば、都会では近ごろ簡便にすませる風潮があるが、とうかんもりのような田舎町では土地のやり方が根強く守られている。
少なくとも一周忌を迎えるまで、身内の者はなにかとかり出されることだろう。
(そろそろ戻るか……兄さんたちを、いつまでも放っておくわけにいかないし)
先のことを考えてげんなりしながら、樹里はその場で振り返った。
その視界の隅に、チラッと誰かの影が映ったような気がする。
(……あれ?)
影は墓石の向こうに隠れてしまったようで、もう見えなかった。
しばらく立ち止まってみたが、誰かが動く気配はない。
「見間違いかな」
疲れてるんだろう、と自分をかえりみて、樹里は境内に戻っていった。
自分の背中を見つめる、何者かの視線には気がつかずに……。
やがて、簸川朱音の火葬と納骨はとどこおりなく済んだ。
しかし波紋を生む小石は、まったく別の場所で投じられていた。
──「簸川朱音の死は殺人だ」というタレ込み電話が警察にはいったのは、その日の夜のことだった。
「へええ、都会のゴミゴミしさがなくて、いい場所じゃないの」
ローカル線を乗りついで、とうかんもり駅に降り立った那霧清香の第一声は、
まるでハネをのばしに来た観光客そのものだった。
刑事になって3年。こちらの県警に異動してから半年。
まだまだ新人の域を出ない彼女が、こうして一人で行動することは、本来ならあまりあることではない。
もっともスタンドプレーの多い彼女の場合、なれたものだったが。
初雪もちらついたあととあって、肌を刺す風は実につめたいが、暖房のききすぎで火照った肌には、それも心地よい。
閑散としたホームに、他に人はない。迎えが来るとも聞いていないので、駐在のいる派出所まで自分で歩かなくてはいけないだろう。
「事前に地図のひとつもくれればいいのに、課長ったら追い出すみたいにせかすんだから」
捜査課の他の連中は、つい先日起きたコンビニ強盗の事件にみんなかりだされている。
清香ひとりが別件の捜査を命じられ、とうかんもりまで出張になったのだ。
捜査は、地元の駐在と協力する手はずになっていた。
きっかけは、情報提供人さえ不明な、わずか一本のタレ込み電話である。
「そりゃあ、本当に殺人事件だったとしたら、地元の駐在だけじゃ手に余る事件だろうけど……
あんなタレ込みひとつで、軽々しく動いていいもんなのかしら?」
それともあのタレ込みに、課長は何かピンとくるものがあったのだろうか。
清香は、「かつてキレ者だった」と噂される定年間近の刑事の顔を思い浮かべた。
そういえば、彼女が捜査課に赴任して来てからのわずか半年で、なんだかずいぶん髪の毛が薄くなってきている。
今度、郷里の父が愛用している中国産の育毛剤でもプレゼントするといいかもしれない。
そんなことを考えながら改札を抜けた清香の前に、いきなりぬうっと大きな人影が立った。
「あの、もしかして、那霧清香巡査ですか?」
「──えっ? あっ、はい、そうですけど……あなたは?」
清香より頭ひとつ分以上高い場所で、逆光にかげった金髪の顔がにこりと微笑む。
「稲荷杜派出所のリカルドです。すいません、急な連絡で、お名前しか伺っていなかったものですから……
こんなにお若い方とは思っていませんでした」
明らかに異国の風貌から、物静かで流ちょうな日本語が流れだした。
なるほど、目の前の男は確かに警察官の制服に身を包んでいる。
もっとも、プロレスラーかと疑いたくなる骨太な巨体のせいで、特に肩のあたりははち切れそうになっていたが。
なんとも“ばかでかい”男だ。
「あらあ、出迎えに? わざわざありがとう、リカルドさん……ん、外人さん……?」
「どうかしましたか?」
「いえ……学生時代に読んでた法律書のどっかの条項が、脳のこの辺にピキーンと……」
清香はううむ……と首をかしげていたが、すぐに深く考えるのをやめた。
「ま、いいか。思い出せないようなら大して重要なことじゃない……って、父さんもよく言ってたし」
「それじゃあ、とりあえず派出所の方へご案内しますね」
リカルドは自分の乗ってきたであろう原付バイクのスタンドをあげて押しながら、
ノシノシと巨体を清香のとなりにならべた。
「ええ、よろしく」
駅のまわりは閑散としていて、静かなものだった。
大きな観光案内図が見える他は、これといって目を引くものもない。
「なにもないところでしょう?」
苦笑ぎみにリカルドがたずねた。
「夏から秋ぐらいまでは、観光目的に来る人もいるんですけどね……
このぐらい寒くなると、外から来る人は少なくて」
「あたしみたいなのは、珍しいのね」
今度は清香が苦笑いする。
もっとも、彼女がとうかんもりに来た理由は、あくまで仕事だ。
それを思い出させるように、リカルドが話を振ってきた。
「ところで、那霧巡査がここにいらした理由なんですけれど……」
「ええ。話は聞いた?」
「簡単な説明だけは……しかし、県警では本当に信じているんですか?」
リカルドは、すれ違う人さえいない場所であるにもかかわらず、声のトーンを落とした。
「簸川夫人が、家族に殺された……なんて話を」
湖を一望する旅館、銘庭園の露天風呂。清香は湯のゆらめきに身をまかせ、旅行気分を満喫していた。
夕食も豪華とはいいがたいが美味かったし、宿泊客が少ないせいで館内は静かだ。いまもここは、彼女の貸し切り状態だった。
「はぁ……極楽。みんなには悪いけど、出張だし少しはいいわよね」
いまごろ聞き込み捜査に靴をすり減らしているだろう同僚に悪いと思わないわけではないが、田舎の夜は早い。
午後7時をまわると、店はバタバタと閉まっていく。8時過ぎまで開いている商店や飲食店は、数えるほどしかない。
結局、本格的な捜査は明日からということにして、リカルドにこの宿を紹介してもらったのだった。
「……といっても、どこから手をつけたもんかしらねぇ」
──簸川朱音は家族に殺された。
そんな不確かなタレ込み電話一本で、簸川家の人間を容疑者扱いもできない。
そんなもの、イタズラ電話である可能性の方がずっと高いのだし、清香がわざわざここまで来たのだって、
むしろそれを確かめるためのようなものだ。
簸川朱音の死は事故死ということになっている。自宅の風呂場で足をすべらせ、頭部を打ちつけて気絶したまま、
湯船で溺死したらしい。
『──そりゃあ、ちょっとできすぎな死に方だと言われたら、そうかもしれませんけれど』
昼間のリカルドとの会話が思い出される。
『簸川朱音は、長いこと精神を病んでいました。日常生活でも家族の介護が必要なほどだったのは、
多くの人が知っています』
ちょっとしたミスから、そうした事故が起こる可能性は否定できない。
『第一発見者は、夫の簸川健昭。三十分ほど買い物に出て、帰宅したときにはもう──ということです。
救急車を呼んで、病院に運ばれた時には、心停止状態でした』
朱音の家族構成は、彼女をいれて4人。夫の健昭と、長男の五樹、長女の樹里。
『連絡を受けて、学校に行っていた子供たちもすぐに病院に駆けつけていますが、
到着を待たずに医師の死亡宣告が出ています』
とうかんもりには、簸川健昭の兄とその家族が住んでいる。簸川家としては、そちらの方が本家筋にあたるのだそうだ。
ただ、タレ込みの電話は“家族”と言った。
なら対象は朱音の夫と子供たちの3人ということか。
別々に住んでいる親戚を、家族とは呼ばないだろう。
「ま、なんにしたって明日からよ、明日から」
あまりにも情報が少なすぎて、いまは悩むのもバカらしい。
なにしろ清香は、朱音を含めて簸川家の誰の顔さえ知らないのだ。
容疑者でもないし、リカルドだって写真一枚持っていなかった。
「とりあえず会ってみれば何かわかるでしょ。怪しいとか怪しくないとか」
気楽につぶやいて、清香はふと考え込む。そういえばこの捜査、どこまでやったら帰っていいんだろう。
家族の誰かが犯人なら、それを立証して、そいつを捕まえれば終わりだ。
でもそうじゃなかったら、朱音の死は事故死だったという確たる証拠をつかむまで捜査を続けるんだろうか。
「課長ったら、ちゃんと解決するまで帰ってくるなって念を押してたけど……
“ちゃんと”って、どこまでの“ちゃんと”なのよ?」
自分が厄介払いされたのでは──という思考は、このお気楽刑事の頭には、まったく思い浮かばないようだった。
「いーかげんよねー、課長も……ん?」
誰もいないのをいいことに、岩風呂の中でばしゃばしゃと水しぶきをあげていた清香は、
ふと自分の背後にある壁を見た。
木の板を打ち立てて、ヨシズをたてかけただけの簡単な造りで、その向こうは男湯のはずだ。
「……気がつかなかったけど、ずいぶん低い壁ねえ」
あのリカルドあたりなら、背伸びするだけでこちらを覗けるんじゃないだろうか。
そんなことを考えているうちに、彼女の悪い癖がムクムク頭をもたげてくる。
「……うふ」
清香は湯船からあがって、スキップするように壁に近づいた。
手近な岩に飛びのって、ためらうことなく向こう側をのぞきこむ。
「ちぇっ……やっぱり誰もいないか」
男湯は閑散としていた。もともと人の気配はなかったし、そうであろうと思っていたが、清香の顔に落胆の色がうかんだ。
「つまんないなあ……」
他に面白いものは……と見回すと、男湯の仕切りとは反対側に扉がある。おそらく従業員用のものだろう。
こちらは近づいて開けてみると、鍵もかかっていない。大胆に押し開けて進むと、ボイラー室の前を横切り、そのまま宿の裏口へつながっていた。
これまた、覗き屋でもいれば簡単に忍び込めるようないいかげんな造りである。
「裏口から、そのまま表の通りに出られるのね」
清香はふむ、とうなずいた。
「そういえば、寒くなってから夜の散歩もご無沙汰だったし……行ってみようかな」
脳天気そのものだった笑顔を、瞬時に妖艶な笑みにかえ、清香は裸のまま、タオル1枚もたずに表通りへ身をおどらせた。
これが彼女の困った癖だった。
簡単に言ってしまえば露出趣味である。裸で散歩、下着をつけない、スカートが短い……などというのは序の口。
人前ですぐ脱ぎたがるわ見せたがるわ、聞き込み捜査で悩殺攻撃、取調室でお色気攻撃などなど、
とにかく時と場所を選ばずにやりすぎて、現在では警察当局第一級危険刑事としてあちこちで勇名を馳せている。
そんな彼女が免職されない理由は、まあ警察もいろいろ大変なんだよ……ということで、ここで多くは語らない。
とにかく普段は真面目で正義感も強い彼女だが、何かの拍子にスイッチが入ると、そこにいるのはただの──
否、かなりヤバめな、痴女となってしまうのだ。
いまも、浴場から外へ出られる道がある──と知った瞬間、そのスイッチが入ってしまった。
こうなるともう、彼女は止まらないのだった。
上奥湖に沿った通りは観光道路でもあり、街灯もところどころに設置されてはいるが、
それでも薄暗いことにかわりはない。
全裸の女がそんな道を跳ねるように歩いていたら、どちらかといえば欲情するより恐怖する人間の方が多いだろう。
どう考えたって普通じゃないからだ。
そんなわけで、簸川五樹は暗闇の中をスキップする肌色の影を見たとき、
なにより恐怖で歩みが止まってしまった。
「──どうしたの、兄さん?」
半歩遅れて歩いていた樹里が、訝しげな声をかける。
「……あ? え、なに……?」
「なによ、へんな声だして」
さっきからずっと生返事だったこともあって、樹里はむくれた。
「わたしのしゃべってたこと、ぜんぜん聞いてなかったんでしょ」
「う、あ……うん……」
「やっぱり!」
樹里はことさら怒ってみせたが、ここでようやく、兄の視線が一点で固まっていることに気がついた。
それにならって目をうつし、今度は樹里も絶句する。
なにひとつ衣服を身につけていない全裸の女性が、この暗いなか、堂々と道の真ん中を、大手を振って歩いている。
向こうもこちらに気がついたようで、妖しげな笑みを浮かべて近づいてくるではないか。
五樹と樹里は、そろって1歩身を引いた。
「な……なにアレ、兄さん?」
「ゆ、雪女……かな?」
「……雪女って、メガネかけてるかしら?」
最初の衝撃が過ぎ去って、いち早く冷静さを取り戻したのは樹里の方だった。
兄はといえば、同性の樹里から見ても見応えバッチリのスタイルに圧倒されてか、いまだ放心状態である。
その様子にますますむっとして、樹里は全裸の相手が目の前にやってきた途端、大声で怒鳴りつけた。
「──ちょっとあなたっ、なんなのよっ!」
「お、おい、……樹里?」
強気にでる妹の怒声に、ようやく五樹も我に返った。釘付けだった視線を裸身から離す。
「やばいって、関わらない方がいいよ、こういうのとは」
「無視して通り過ぎて、後でもつけられたらどうすんのよ!」
ひそひそと、それでもハッキリ聞こえる会話をする兄妹を前に、じつは清香の方もようやく自分を取り戻していた。
学生風のカップルをからかってやろうと近づいたところで怒鳴りつけられて、目が醒めた。
あからさまに不審の眼差しを向けられているのに気がついて、めずらしく焦る。
「あ……あー、えっと……ごめん、あやしい者じゃないのよ?」
「あやしいです」
なんとか言いつくろおうとした第一声を、樹里に否定されてしまう。
「あーうー、そのー、実は銘庭園に泊まってるんだけど、
露天風呂からちょっと外を覗いてるうちに、戻りかたがわからなくなっちゃって」
「銘庭園?」
五樹が目を丸くした。
「ここからだと、歩いて20分はかかりますよ。
そんなところから、ずっと……あの、その格好で?」
指さして、あらためて相手が裸であることを確認し、五樹は所在なげに視線をさまよわせた。
清香の方がまるっきり隠そうとも恥ずかしがろうともしないので、顔をそむけるのも何となくためらわれる。
「あ、そんなに歩いたんだ?」
清香は照れ笑いを浮かべた。
そういえば裸で道に出てから、どこかの街灯の下で興にのって自分を慰めて、それからさらに歩きまわって……気がつけば、手も足も氷のように冷たい。
町なかであればコンビニにでも飛び込んで暖をとることができるが、こんな何もない道をこのまま歩いていたら凍死してもおかしくない。
してみると、樹里は命の恩人ともいうべき存在だった。
「──寒ぅっ!」
頭が理解したとたん、芯まで冷えがきた。
「そりゃ……寒いですよ、もちろん」
「はやく宿に戻らないと、風邪ひくぐらいじゃすまないわよ」
「そ、そうね……宿、どっち?」
「来た方向を逆に戻れば……この道を引き返して、まっすぐですよ」
五樹が清香の背後を指さした。
「あああ、ありがと。ぶるるっ……じゃあ、戻るわ」
「……あっ、ちょっと待って」
身をひるがえした清香を呼び止めて、五樹は自分の上着を脱いだ。樹里が袖を引っぱる。
「兄さん!?」
「だって、このままじゃいくらなんでも……靴だってはいてないし」
「だからって……」
樹里はあくまで抗議の声をあげていたが、五樹はかまわずジャケットを清香に差し出した。
「どうぞ。銘庭園のフロントに預けておいてくれればいいですから」
「え、でも……」
「気にしないでください、もう、家も近いですから」
樹里がまた何か口をはさみかけたが、五樹は手でさえぎる。
「そう……じゃあ、お言葉に甘えて」
清香は、彼のぬくもりがまだ残るジャケットを羽織った。冷えきった身体に心地よい。
「きちんとクリーニングして返すから……あの、名前とか、教えてもらえる?」
「いいですよ、そんなの」
「……クリーニングぐらいしてもらいなさいよ」
むくれた顔で樹里が言う。五樹は苦笑した。
「それじゃあ、クリーニングの受け取り先を銘庭園にしておいてくれればいいですから。
簸川に預かったと言付けておいてくれれば……」
「……簸川?」
思いがけない場所で自分が訪ねるべき相手の名前を聞いて、清香がハッとする。
(そういえばさっき、この男の子、彼女を樹里って呼んでたわね……すると……)
清香が動転しているあいだに、兄妹は彼女から離れていた。
「じゃあ、僕らはこっちの道ですから」
「………………」
五樹が軽くあたまをさげ、片割れはきつい目つきで睨む。
清香に背を向けたところで、樹里は自分のコートを脱ぐや五樹の肩にかけ、
自分もそれにくるまるように彼の前にまわった。
「お、おい?」
「ダメ、このままじゃ兄さんが風邪ひくわ」
ぴしゃりと断言する。
「母さんの葬儀からこっち、あまり寝てないでしょ」
「……わかったよ」
ぴったり寄り添う兄妹を見送り、清香の方は困った顔で立ちすくんだ。
明日にでも訪ねるつもりだった相手と、こんな形でコンタクトを取ってしまうとは……。
「これじゃあ会いに行っても、刑事としての威厳も面目もないわねぇ……」
そんなものはじめっから無かったというのに、彼女は心底困ったようにつぶやいたのだった。
つづく
38 :
タイガージョー ◆TIGER93I:02/04/24 22:18 ID:P4q8Bd5I
はいどっこいしょー。
1は100回死んで見ろ
長げーーー
41 :
タイガージョー ◆TIGER93I:02/04/24 22:20 ID:P4q8Bd5I
ホントに長げーーー!!
ギャグか!?
タイガージョー先生の同人的小説が読めるのはラウンジだけ!
46 :
タイガージョー ◆TIGER93I:02/04/24 22:25 ID:P4q8Bd5I
よし、次いくか。
宮城の冬は冷える。
特に二月には大雪になる事も珍しくはない。
足首が埋もってしまうほどの、雪、雪、雪。
こんな日は外に出ないで家にいるのが一番良い。
そう、あの子にとっても、それが一番良かったのだ・・・。
本線塩釜駅前近くにある為、多くの客が出入りするファミレス、ミルキーウェイ。
今日は雨宿りならぬ雪宿りの為に入っていくお客が多い。
雪は止んだのだが、いかんせん積もっている雪の多さが人々をそこに
止まらせている。
いつもよりも多いお客の中に、おばあちゃんと食事をしに来た女の子が居た。
名前は・・・、そう、仮に【由美】ちゃんとしておこう。
由美ちゃんは小学校の帰りにおばあちゃんと一緒に仙台へ買い物に行き、
帰りに、お昼を食べる為にミルキーウェイに入った。
大好きなお子様ランチを食べ終え、まだ食べている最中のおばあちゃんを見ていた。
(ひまだなぁ・・・)
由美ちゃんが何気なく外を見ると、あれほど積もっていた雪は嘘のように
溶けていて、店から出ていくお客も増えてきた。
「おばあちゃん。雪止んだから、外で遊んでてもいい?」
由美ちゃんはおばあちゃんにそう聞くと、
「いいけど、駐車場から出ちゃだめだよ。それから、車にも気を付けてね」
と、おばあちゃんは答えた。
「わかったー!」
由美ちゃんは出入り口に向かってトコトコと走っていった。
雪が溶けた、とはいえ日陰にはまだまだ雪が積もっていた。
由美ちゃんは日陰にある雪をかき集めると雪だるまを作りはじめた。
スカートでそのまま雪の上にお尻を付いて、ペタペタと雪玉を固めはじめた。
そのまま五分が経過しようとしていた。
(おしっこ、したくなっちゃった)
由美ちゃんはあまりの寒さから、雪だるまをそのままにしてお店の中に入り、
トイレへと向かった。
途中、おばあちゃんが座っている席を見ると、まだおばあちゃんはご飯を
食べていた。
(早くおしっこして、早く雪だるま作ろうっと)
由美ちゃんは女子トイレに入るとそのまま鍵もかけずに用を足し始めた。
しゃあぁぁぁぁぁぁぁ・・・。
小さな個室に、由美ちゃんのおしっこの音だけが響く。
「ふぅ・・・」
すっきりした由美ちゃんはトイレットペーパーであそこを拭くと、パンティを
上げておしっこを流そうとした。
瞬間。
がちゃ。
急にドアが開いたかと思うと男が由美ちゃんの個室に入ってきた。
「だ、だれ?」
由美ちゃんの声に答える変わりに男は由美ちゃんにキスをした。
「んーーー! むぅーーー!」
必死に抵抗する由美ちゃん。
しかし、小学二年生の力では到底かなうはずもなかった。
「静かにしてくれよう。じゃないと殺しちゃうよー?」
男は由美ちゃんにそう言った。
由美ちゃんは恐くなってその男のなすがままになってしまった。
男はどこからか包丁を取り出すと、由美ちゃんの着ていたお気に入りのコートと
ワンピースをゆっくり切り裂きはじめた。
由美ちゃんはブルブル震えながら、怖さと悔しさから涙を流した。
男は露になった由美ちゃんの小さなオッパイを眺めると、指先で転がし始めた。
由美ちゃんはあまりの気持ち悪さから目を閉じてしまった。
「どうしたのお? 気持ちいいよねー?」
男は由美ちゃんのオッパイを舐め回し始めた。
「やめて、やめてよぉ・・・」
必死に哀願する由美ちゃんの願いもむなしく、男は由美ちゃんのパンティを
脱がせはじめた。
さすがに由美ちゃんもこれには声を上げた。
「いやぁ!! やめてぇ!!」
男は憎しみの目で由美ちゃんを睨むと、さっきまで由美ちゃんが穿いていた
パンティを由美ちゃんの口に押し込んだ。
「んーーー!!」
「うるさいなー。黙ってくれなきゃ気持ち良いセックスにはならないよー?」
男はそう言うと乱暴に由美ちゃんを床に寝転がし、由美ちゃんの足を持って
何も穿いていない股を開いた。
「クンクン、おしっこの匂いがするよー。臭いからお兄ちゃんが舐めてあげようー」
男は由美ちゃんのあそこを指で広げるとベロベロ舐め回した。
「ううっ! うううーーー!!」
由美ちゃんは足をジタバタさせたが、男は一向に舐め続けた。
由美ちゃんのあそこが男の唾液でぐちゃぐちゃになると、男は
「それじゃあ、そろそろいいかな」
と言ってそそり立つ肉棒を由美ちゃんのあそこに入れた。
「・・・!!!!!」
あまりの痛さに由美ちゃんは気を失ってしまった。
男はそんなことはお構い無しに由美ちゃんの中を貪り食っていた。
「ああー、気持ち良いよー。君のオマンコはよく閉まるねー」
男はオッパイを揉んだり、キスをしたりと、一通りの事をすると、
「妊娠したらまずいから、ちゃんと外で出してあげるよー」
と言った。
無論由美ちゃんは気を失っているので返事はない。
「ああ、あああ、イク、イク! 精液出ちゃうよ、いい? いい!?」
男は一人でそういうと、由美ちゃんの体に精液をぶちまけた。
「ふぅ、気持ちよかったー。君はどうだった?」
由美ちゃんからは返事が無い。
「・・・なんだよ、お前も気持ち良くないのかよ!? 何とか言えよ!!」
男は由美ちゃんのの頬を何回も叩いた。
しかし、一向に由美ちゃんは気を失っている。
「くっそー、お前、お前のマンコなんか、俺も全然気持ちよくねーよ!!
こんなマンコ、こうしてやるぅ!!!」
男は置いていた包丁を手に取ると、由美ちゃんのあそこに突き刺した。
「あああ!!! ああああああ!!!!」
男は半狂乱になって突き刺し続けた。
そして我に帰ったとき、そこには子宮を破られている無残な由美ちゃんがあった。
「う、うわ・・・」
男は冷静に、手を洗うと何食わぬ顔で女子トイレから出ていった。
入れ替わるようにして由美ちゃんのおばあちゃんが、トイレに入った。
そこには血の匂いと、変わり果てた孫の姿があった。
おばあちゃんは混乱し、泣きながら、天井から紐を吊るすと、
首を吊って、死んだ。
三日後、臨時休業をしていたミルキーウェイはいつも通りの営業をしていた。
ただ一つ、女子トイレが改装されていた事以外には・・・。
完
53 :
タイガージョー ◆TIGER93I:02/04/24 22:34 ID:P4q8Bd5I
はいどっこいしょー。
乙
55 :
タイガージョー ◆TIGER93I:02/04/24 22:36 ID:P4q8Bd5I
グロイ、悪性壁にも程がある。
57 :
タイガージョー ◆TIGER93I:02/04/24 22:37 ID:P4q8Bd5I
外出ししても妊娠はしますよ
59 :
タイガージョー ◆TIGER93I:02/04/24 22:39 ID:P4q8Bd5I
・・・ネタが無い。
たまに考えないと腐ってしまう。
>>48-52はコンピュータールームの全PCに保存して
スタートアップに登録して開くようにしたら次の日全部消されてました。
すばらしい!感動した!!
読んでないけど。
63 :
1:02/04/25 00:50 ID:bYAP9wnA
1だが長ーよ
眠くなった。
64 :
タイガージョー ◆TIGER93I:
意味もなく保守