餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅餅

秋葉原の朝は早い。
終電を逃した餅が、漫画喫茶で必死になってラウンジをギコって居る頃、
殺助は一人自室で妙な笑いを浮かべていた。

そこから30分後、気が狂った様にF5キーを連打していた餅の肩に
殺助の手が置かれた。
やや上目遣いで血走った目を、手の置かれた左側に移動させながら
「あぁん？」と威嚇の動作を取ろうとした餅だったが、殺助の右手
人差し指が頬に食い込んだ為に、動きを止められる。

5秒ほど空白の時間が有ったのであろうか？
沈黙に耐え切れなくなった餅が「ﾌﾟ」と噴出したと同時に、殺助も
声を立てて笑い始めた。

一頻り笑った後で餅は、殺助を見つめて「ころたん……」と普段心の
中で呼んでいる彼の愛称を呟いた。
殺助もそれに応え「もっちー……」と呼びかけ、その状態で2分ほど
見つめあっていた。

喧嘩が始まるかと思って見ていた周囲の客と店員数名は、突然
笑い出した挙句に見つめ合い始めたホモ2匹の奇怪な行動を
目の当たりにし、呆れる者あり、不快感を催しトイレに駆け込む者あり、
目前で展開されたリアル８０１ワールドに股を濡らすブタ細工あり、
そんな事を全く気にせずに必至にエロサイトを漁り、ブラクラを踏んで
パソコンを使用不能状態に陥れる者ありという、阿鼻叫喚の地獄絵図が
そこには展開されていた。

そのまま唇を重ねるかと思われていた餅と殺助は現実に戻った。
だが、ベルトを緩め、トランクス毎ずり下げられて剥き出しにされた
餅の菊門を拝むに至って、殺助も平常心を保てなくなったらしく、
自宅から持ってきていたダイナマイトを餅の尻穴に宛がい、
掛け声とともに木槌で直腸の中まで押し込んだ挙句、悶えまくる
餅を尻目にゴールデンバットに火を点け、気を落ち着かせるかと
思いきや、ゴールデンバットの先端をダイナマイトの導火線に
近付け、接触した所で思い切り息を吸い込んだ。

大方の予想通りダイナマイトは着火し、約5秒後には本当の意味での
阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されるのであった。

……で、餅大爆死に至ると。

多分さっきまで文章を書いていたのはエクトプラズムです。