1 :
◆JMpFh/TM :
権六じいさんは、酒を飲むのが何よりの楽しみだ。
今日も工場での辛い仕事を終え、はやく長屋に帰って一杯やろうと
いそいそと帰る途中、運の悪いことに町の官吏に捕まってしまった。
「やい権六、その手にもった瓶はなんだ」
「へ、へい。これは酢でございます」
「酢なわけないだろ、それはきっと酒に違いない。俺によこせ」
「あ、だめでございます」
(ごつん)
「ひえー」
「わはははは、俺に逆らうからいけないのだ。これはありがたく
いただいていくぞ。わははははは」
そう言うと官吏は、権六じいさんの酒をもっていってしまいました。
「くそ、官吏め。今に見ていろよ」
権六じいさんはとても悔しがりました。
(つづく・・・!!!!)
2 :
名無しさん?:02/01/08 23:01 ID:OQkW9Xea
3 :
名無しさん?:02/01/08 23:01 ID:/1KT5/29
ちんげ抜きまくり
/ ̄\ ┌─‐‐─┐
/ ヽ |_____________|
/ | ='========='==
/ \ / |. ||
┌|-(・)-(・)-|┐ ||
└|. 〇 |┘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ___.|||||. __ | / 室内では帽子をかぶらない。
| \______/ | <
| |||||. | \ これ、ネチケットやで。
\_____________
||
とりあえず続き希望……
(つづく・・・!!!!)
↑この!は何を意味するのさ
大爆笑
gon録
9 :
マシ:02/01/08 23:05 ID:???
読んだ
10 :
◆JMpFh/TM :02/01/08 23:07 ID:rhYS6Pfd
官吏に酒を奪われた権六じいさんは、なんとかして官吏に
仕返しをしてやろうと考えた。
権六爺さんが長屋で作戦を練っていると、向かいに住んでる
書生の弥平が入ってきた。
「権六爺さん、これからの時代は社会主義だよ!」
そう言って弥平は何冊もの分厚い本を置いていった。
本の内容は権六じいさんにとってちんぷんかんぷんだったが、
弥平の話では、この本に書いてある事を実行すれば
もう官吏に酒を奪われる事はないという事だ。
権六爺さんはその話を聞くとすぐに立ち上がってこう言った。
「よし!社会主義革命を起こしてやるぞ!」
(つづく・・・!!!)
(つづく・・・!!!)
↑何で!を一つ減らしたのかが謎
(期待してもいいかしら)
>>11 !がなくなったら終わるのでは?
(エロはまだですか?)
14 :
◆JMpFh/TM :02/01/08 23:19 ID:rhYS6Pfd
「でも、社会主義革命を起こすには、一体どうすればいいんだ?」
権六爺さんは、革命の起こし方を知らなかった。
「よし、こういう時は物知りの今井さんにきこう」
今井様は、近所に住んでいる学者だ。
「今井さん、今井さん、革命を起こすにはどうすればいいんだい」
権六爺さんがそう聞くと今井さんはびっくりして飛び上がった。
「権六爺さん、物騒な事を言っちゃあいけないよ。
いつどこで警察が聞いているかわからない」
そういいながらも、人の良い今井さんは革命の仕方を教えてくれた。
「いいかい、権六爺さん。革命というのは暴力によって今ある
政府を倒す事だ。そのためにはまず、秘密結社を作らなければならないよ」
権六爺さんは、今井さんの話をきいてとても感銘を受けた。
秘密結社・・・!!!
なんて格好良い響きなのだろう。権六爺さんは意気揚揚と家
に帰り、次の日から早速、秘密結社の結成にとりかかるのであった。
(つづく・・・!!!!!!!)
(意外と面白そうだな)
16 :
山崎 ◆GLAYIen2 :02/01/08 23:20 ID:Z5gTszva
完
革命で社会主義か… 凄いね
よんだ
20 :
◆JMpFh/TM :02/01/08 23:28 ID:rhYS6Pfd
「エイー、ヤーァ、トーゥ」
翌朝から長屋には、威勢の良い掛け声が響き渡った。
「まあまあ、権六爺さん。なぎなたなんて持ち出して一体全体何が始まろう
っていうんだい?」
そう声をかけてきたのは、近所に住むお船さんだ。
「お船さん、俺はこれから革命を起こすのさ。暴力革命を起こすには体を
鍛える必要があるのだよ」
「まあまあ、あたしにはなんの事かよくわからないけど、権六爺さんはまだまだ
達者でいいわねえ」
続いて、書生の弥平がやってきた。
「ヤァ、権六じいさん、とうとう革命を起こすんだってね。とても感銘を受けたよ。
微力ながら僕にも手伝わせてくれないか」
弥平はそう言うと、上半身裸になって、権六爺さんと一緒になぎなたを振りはじめた。
(つづく・・・・・・・!!!)
よんだ
無茶苦茶続きそうだな…
(つーか長そうだな)
ザッピングシナリオはどこかのう
すごいオナニーだ
長そうだから明日まとめて呼んでもいい?
『強敵』と書いて『とも』と読ませるライバルキボンヌ
あと『漢』と書いて『おとこ』と読ませる親友も
28 :
◆JMpFh/TM :02/01/08 23:36 ID:rhYS6Pfd
「権六の奴が、毎朝なぎなたを振り回して戦の訓練をしているらしい」
何日かたって、長屋にはそんな噂が流れ始めた。
それを聞きつけた近所の若い衆が、体の鍛錬のためにと、
棒切れをもって権六爺さんと一緒に訓練をはじめるようになった。
その人数は次第に増えていき、やがて百人あまりの若者達が
権六爺さんと一緒になぎなたを振るうようになった。
「ヤァヤァ、この国にもまだ、これだけ多くの高い理想をもった
若い者がおるのか。たのもしい限りだ」
権六爺さんは上機嫌だった。
しかし、なぎなたの稽古に参加する若者が増えると、その噂は
やがて町の官吏の耳にも届くようになったのである・・・。
(つづく・・・・・!!!!・!)
(お、盛り上がってきたかな)
なんか不思議と続きが気になってきた。
32 :
◆JMpFh/TM :02/01/08 23:43 ID:rhYS6Pfd
ある朝、官吏が長屋の近所にある河原へ向ってみると、
そこには大勢の若者達が集っていた。
「な、なんだこれは。どうしたことだ」
官吏はとても驚いた。鉢巻を巻いてすっかり革命家気取りの
権六爺さんがやってきた。
「権六、こいつらは一体なんなんだ」
「この若者達は俺と理想を共にした同士だ。
こうして体を鍛え、やがてこの国の政府を転覆し、
世界初の社会主義国家を樹立するのだ。」
「な、なんと。政府を転覆するとな。まことにけしからん。
この爺をひったてい」
官吏は部下を集めると、権六爺さんを取り囲んだ。
(つづく・・・・・・・!!!」
33 :
:02/01/08 23:44 ID:???
面白いぞ。
昔あったファミコンゲームっぽくてイイ。
うんうん。ぱっさりしたストーリー、小学校向きか?
35 :
ラウンジ黒幕:02/01/08 23:48 ID:eVNKakVV
バカボンド越えた
よん
da
38 :
マシ:02/01/08 23:49 ID:???
やがてはこのスレを読んだ人も革命家になるという仕組み
(早く続きを)
40 :
◆JMpFh/TM :02/01/08 23:54 ID:rhYS6Pfd
「はははは、この俺を捕まえられるものなら捕まえてみるがいい」
権六爺さんは、大勢の若者を背景に、自信満々にそう言った。
「ぬうう、小癪なじじいだ。ものども、かかれ!」
官吏の合図と共に官吏の手下が権六爺さんに飛び掛った。
それでもまだ爺さんは余裕綽々の笑みだ。
「同士達よ。ついに決起する時が来たぞ。今こそ横暴な官吏と
戦って、理想の社会を勝ち取るのだ。」
権六爺さんはそう言って、後ろにいる若者達に向って号令した。
しかし、若者達はきょとんとした表情で権六爺さんを見つめ
一向に動こうとしない。
「さあ、どうした。同士達よ。戦うのだ。戦ってあいつらを倒すのだ」
書生の弥平がはっと気づいて、なぎなたを構えた。
しかし、その時にはもう遅い。権六爺さんは官吏達に取り込まれて
袋叩きにあっていた。しかし、弥平の他は誰も戦おうとしない。
「同士達よ、裏切ったか。戦え、戦うのだ」
権六爺さんの叫びも空しく、権六爺さんはしょっ引かれていく
のであった。
(つづく・・・!!)
(なるほど)
(どうなる権六爺)
漏れなら戦う!!
44 :
名無しさん?:02/01/08 23:58 ID:+VpiKEwI
負けるな権六爺!
よんだ
46 :
◆JMpFh/TM :02/01/09 00:04 ID:jF5ku9R+
「社会主義の理想を・・・」
権六爺さんは、牢屋の中でうわごとのようにそうつぶやいた。
ボコボコに殴られたせいで、体中が痛む。
「大変無念です・・・、権六同士」
一緒に捕まった弥平がさぞ無念そうにそう言う。
「我々の理想は人民には受け入れられなかった・・・我々は
啓蒙活動を怠っていたのかもしれません」
かくして権六爺さんの革命は失敗に終った。
やがて権六爺さんと弥平は釈放される。
しかしそんな二人に対して世間は冷たかった。
「おい、あれを見ろ。き*がいの権六だぞ」
「なんでも若い者を扇動して一揆を起こそうとしたそうじゃないか。
ふてえ奴だ」
書生の弥平は世間の目に耐えられず、長屋を引き払い、郷里へかえっていった。
しかし、権六爺さんは耐えた。
どんなに世間から罵られても必死に耐えて耐えて耐え抜いた。
なぜなら権六爺さんにはまだ希望があるからだ。
かつて今井さんに革命のやり方を教えてもらった時、
どうしても国家権力に適わなかった時の最後の手段が・・・!!!!
(つづく・・・!)
(おぅおぅ)
48 :
◆JMpFh/TM :02/01/09 00:17 ID:jF5ku9R+
冷たい夜風が頬をさす。
ここは県内一の遊郭。
遊女達が甘い声で客を誘っている。
しかし、権六爺はそんな華やいだ雰囲気の中で一人殺気を
放っていた。
「あらお客さん、下駄をお脱ぎになって」
権六爺さんは、一人の遊女にとがめられたが構わずに
一軒の宿屋に入っていった。
そしてひたすら奥の座敷を目指して進む。
そう、そこには憎き官吏が町で一番の大富豪と一緒にいるからだ。
「む、おまえは権六。どうしてここにいる」
官吏は着物のはだけた遊女を横にはべらせながら、そう言った。
「我が正義の鉄槌をうけよ!」
権六爺さんはそういって、隠し持っていた短刀を取り出した。
「むむ、権六。さてはこの間の裁きが不服とみて俺を刺すつもりか。
受けて断つぞ」
そして切り結ぶ事十数合。武術の訓練を受けた官吏だけになかなか
手ごわい。
やがて、歳をとった権六が先に力尽きた。
「むむ、もはやこれまでか」
権六はそう言うと、官吏やその手下の刀を受けて倒れた。
「しかし、俺が死んでも正義は死なぬ」
そういって権六は、着ていた白装束を脱ぎ捨てた。
なんと権六の干からびた体には、無数の爆弾が巻きつけてあったのだ。
「むむ、これはいかん」
官吏が爆弾に気づいて逃げようとした刹那、爆弾が火を噴いた。
「正義の勝利だ!」
権六の叫びと共に爆弾が炸裂し、宿を吹き飛ばした。
その炎は隣の軒に引火し、やがて遊郭全体を焼け焦がした。
かくして、権六の命をかけた革命は終った。
この事件は後々にまで語り継がれる事となるのであった。
=====権六よ、永遠なれ======
=おわり=
(微妙)
sageだなぁ・・・
意外にさきが短かった・・・
話がすすむほど終わりが見える。
特に若者については体の訓練のためだけに訓練に付き合っていただけであり
権六はただの勘違いドキュソ逝ってよし
とかいってみるテスト
ちょっと紋切り型すぎたなさげ
↓その時!竹原がdでもないことを!
53 :
竹原:02/01/09 00:30 ID:???
うんこ漏れた
ラウンジの中ではましなスレかもしらん。
良くも悪くもただのスレだがな。
とかいってみる
55 :
国分:02/01/09 00:31 ID:???
・・・
56 :
URD970:02/01/09 00:31 ID:z+kxLMY0
遊女はどうなった?オレのものか?そうか。
57 :
URD970:02/01/09 00:32 ID:z+kxLMY0
>>52-53!!!!!!
さすけは神!!!!!!!
宝!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!
をををおをw!!!スゲー!!!マジデ!!スゲー!!
(´゜ξ゜`)ここまでよんだ
U ∪
| |
∪ 〜∪
いや、ちょっとでもワクワクしたら読み物としてはいいモン。
誰か他の書いてくれ。
61 :
山崎 ◆GLAYIen2 :02/01/09 00:43 ID:L7YsXJfl
お前らもうちょっとやる気感じるような
レスしろよヴォケ
よんだ
63 :
マシ:02/01/09 17:17 ID:???
詠んだ
乗っ取り予定地
彼は別に誰でもないが権六という名前だけを知っていた。
それが如何なる理由で与えられたものかは彼には判らないが、
彼がこれから何をするかは彼自身の考えによっては為しえない事は知っていた。
権六は何か行動を起さねば彼自身の存在意義を定義する事ができない事も知っていたので、
とりあえず辺りを見まわしてみた。
するとそこには彼が「知っている」街並みがあり、人々が居るが、
これらの人や街はただあるだけで権六の存在を
何らかの物に定義付けてくれるには余りに希薄な存在であり
ゆえに権六は彼らに話しかける事はするべきではないと考えた。
そこで権六は彼自身の事を思い返すことにしてみる。
彼が工場で働いている工夫であると知ったがさてこれからどうすれば良いかは判らない。
そこで彼が手元を見るとそこに酒の瓶があるのが見えた。
この瓶の中身を果たしてどの様な為に使うのか彼には判らなかったが、
彼は自分がこれをうちに持ち帰る事を楽しみにしていたのだろうと考えた時、
目の前に声をかける存在が現れたが、彼を権六は知らない。
「はあ、貴方はどちら様でございますか?」
「今更誰という事は無いでしょう。私は貴方と同じくして舞台に上がった存在です。
私はただ貴方の行動に際して目的も関連も無く登場したというには
余りにも具体的過ぎる存在であるだろう事は、
私がわざわざ街の官吏であると描写される事から明らかです。
ほら、今私は番役の恰好をし、十手を右に提灯を左に持って居ます」
「しかし私はただの工場で働く老人です。
"官吏"と"工夫"の職業を持つという他になんらの定義も持たない我々が
今ここで突然相対する必要性とは何なのでしょうか。私は何か罪を犯したのでしょうか」
「それですから今私も困っているのです。
何故なら私は本来罪も無い無辜の民に敢えて就業中に声を掛ける理由は何もありません。
それですので私は今貴方という存在を位置付ける数少ない定義である、
酒の瓶に目を付けなくてはなりません。
そうでなくてはまるで私はこのスレッドに登場した意義を為さないからです」
「しかし私もこの酒以外の情報を何ら持たない存在です。
これを奪われるというならば私はこの後一切の存在理由を失うだけとなります」
「ですが私が登場したという以上、私は何らかの行動を取らねばなりません。
しかしここでの主体は残念ながら貴方なのです。私が何かしらの新たな理由を附記する訳にはゆきません。
それですから私は元来官吏と定義される存在がすべからく持っているだろう公権力を持って、
貴方の酒の瓶を奪うのが妥当な行動であると考えるのです」
「それですと私はきっと貴方に対する憎悪と社会に対する疑念を、僅かながらでも覚えるでしょう」
「それはそれで良いのでしょう。
何故なら私はその新たな感情を貴方に与える為に存在しているのかもしれないのです。
ですからこの酒の瓶は敢えて私が貰ってゆく事にします」
67 :
マシ:02/01/10 23:23 ID:???
文章レベルが10段階くらい上がった感じ、
折れには読めん
保守
「しかし貴方は何故突然この様な?」
権六はそれを問うた者が弥平という青年である事を知っている事になっていたので
敢えてお前は誰で更に俺は誰だと聴き返す様な真似はするつもりはないし、
それをするのであればラウンジでスレッドを立てた意義も全く存在しないのであり
既に知っている事になっていなければこの物語は進行しないのを権六は知っているがその考えは表層には出ない。
しかし権六は考える、彼が仮に「弥平」でなく「弥市」であり
自分が「権六」でなく「殺助」という名前であれば如何にあるだろうと。
それであれば彼はこの目の前の青年に対して何らかの感情を既に有している事になるだろうが
しかしそれを彼は知らない、というより知る術を彼は現時点で持って居ない事を彼は知っているし
殺助と弥市が何時から殺助と弥市でありまたそうではなくなった或いはそうなくなるのかは
彼らが彼ら自身で持つ性格であり境界であり、それについて権六がここで思考し解き明かすには
余りに自己の境界を蔑ろにする行為である事を権六は知っている。
何故なら権六は殺助ではなくこのスレッドもまた殺助ではなく権六が存在する所であるからだ。
自分が殺助でなく権六であり彼が弥市でなく弥平であるからには
それでない事に何かしらの意味を有する必要があるのかも知れないものの彼はまだそれを知らないので
その切欠を得る為にまず権六は目の前の弥平に対して権六が権六である事の意義を
目の前の弥市に対して表明しなくてはならないと考えそして権六は答える。
「私は今酒を奪われた官吏に対し著しい憎悪と
失われた酒及びそれがもたらしたであろう安穏に対する残念の綯い混じった感情を覚えています。
その感情は私を、官吏に対して復讐が可能であったならば
さぞかし満足が得られるだろうという思考に導いている様です。
それはひいては官吏に向かう破壊観念に捕らわれかねない程の狂想とも言えます」
「それであれば私は何故書物を嗜む学生としてここに居るのかの答えは容易に出るかもしれません。
書生とは中には例外もありますいや寧ろ例外だらけでどうしようもないという者もありますが
何故その感情を抱く貴方の元に私が来たのかを考えると
恐らく少なくとも私は貴方のその感情に対しての何らかの一助が出来る存在だと判断します」
そう彼が言った時彼は今手に社会主義思想について書かれた書物を持っていて
彼はそれを権六の傍に置いていて権六はそれを手に取る。
「何故私がこれを選択肢の一の内より掬い上げたかは貴方の深層に含まれるものであり
客体である私はこれを貴方に渡す為だけに存在するのが本来の務めなのでしょう。
しかし私にも私なりの境界は持っている事にご興味は?」
「それぞれがそれぞれの意思を持つのは当たり前ですが
何故私が今この感情を有した状態で貴方の手渡すこの書物を得るのかの考察こそが今大切であり
貴方の境界はやはりその前では劣る存在であると認識しなくてはなりません
今貴方が客体の存在から主体になろうとするのは基本的に不可能です。
しかし私の感情と貴方の書籍とが今この場で敢えて出会う偶然性を説得する存在として継続するならば
限りなく主体に近くまた境界を侵されるという感覚を得ることなく私は権六に貴方は弥平となります」
「しかしそれであると私は境界を共有する代わりに私自身の境界を変格しなくてはならない可能性もあるのです」
「そうです。もしそれを嫌うのであれば私が客体に貴方が主体へと変わるだけの意義を持つか
或いは私を貴方の境界へと導くかまたはお互いの境界を侵さずに存在するという必要が貴方にはあります」
「それでは私が今この本を置いて貴方に社会主義革命を起す事での利点を説く事にした事で
貴方は私の境界の中に入りこんだと言えます」
「それですので私は今から社会主義革命を起す為の行動を命題にする事になりますが
まだこのスレッドの主体はあくまで私であり私の行動である為私を私とし行動する事になります」
そういうと権六は立ちあがり「よし!社会主義革命を起こしてやるぞ!」と言い物語が続く。
72 :
マシ:02/01/11 16:56 ID:???
読んだ
>72
正直何が書きたいか判るか、これ?
74 :
マシ:02/01/11 19:50 ID:???
保守る
権六は革命を知らない。本当は知っているのかもしれないが
知らない事となっている事を知っているので知らない。
知っていると思われる存在を権六が探すと今井という学者がそこで思い当たり彼は今井をあたる。
今井は本来権六ではなくまた権六とは違う主体であると権六は理解しているが
少なくとも形而上からなにがしかが見れば権六は今井であり今井は権六であり
即ち今井の「知っている」事は権六も「知っている」事になるはずであるのだが
形而下においては今井と権六はあくまで別々の存在であると考えられている。
形而上において今井と権六を操る人間は一人であるが
形而下にある存在である権六であれ今井であれそれを「知らない」事になっているし
権六を知る人間も今井を知る人間も或いはどちらをも知る人間であっても
彼の形而上が権六は権六であり今井であり今井が今井であり権六であるという事は知り得ず
今井と権六は別の存在であると考える以上の判断は持ち得ない。
ゆえに権六は今井に教えを請う事を殊更に違和感は覚えないし第三者も同じである。
「しかし私は貴方の事も革命の事も知っていますが
貴方が革命と結び付けられるとは知りませんでした。
私の境界へ敢えて貴方が踏み込んで来られる意味は存在するのでしょうか」
「敢えて私が貴方を選んだのは、私が貴方を選ぶべきだと考えた以上の理由は持ち得ません。
私は本来長屋で酒に興じるべきであった所を
ある官吏の手によって主題を他の方向に動かさざるを得なくなりました。
ある意味彼が強制力を持って主体となったのであり私は既に客体であるのかもしれませんが
このスレッドが本来私の意思を主題とした以上私は私の意思を持って動くほかなく
その上で私は貴方の境界を利用し質問する事が妥当と判断しただけです」
「しかし私にも私の主題が本来存在しております。それを侵行している事は?」
「ですから私は私の必要とする境界の中に存在し得るだろう人物を考慮し
それに沿った者として貴方を選んでいるのです」
「それであるなら別段私も反発する事無く貴方を受け入れるでしょうが
しかし私はこの先貴方を受け容れ続ける事は出来るかもしれないし出来ないかもしれません」
「それですので私はこの件においてのみ貴方の境界に踏み込む事としています。
これは貴方にとって義務かもしれませんし片手間であるかもしれません
貴方は境界を侵される事への恐怖は感じていても境界を共有する事は気にしていないのでは」
「そうともいえますので私は貴方に貴方の欲しい知識を与える事にしますが
それ以上はお互いの境界を尊重するべきに止めたいと考えます」
そして革命についての話を得て権六は目の前が明るくなる。
84 :
マシ:02/01/14 10:52 ID:???
よんだ
150逝く前に誰かが解りやすくまとめてくれるであろう。
94 :
山崎 ◆GLAYIen2 :02/01/18 05:52 ID:mV0tYhwS
おわり
終わらせる前に要約しろ
┌─‐‐─┐
|_____________|
='========='==
/ \ / |.
┌|-(・)-(・)-|┐
└|. 〇 |┘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ___.|||||. __ | / 室内では帽子をかぶらない。
| \______/ | <
| |||||. | \ これ、ネチケットやで。
\_____________
今読んでみたんだが
要するに遊女に罪はあったのかどうかってことだ。
俺の予想でいくと
権六爺さんを招き入れた遊女というのが
爺さんと生き別れになった娘で
その娘が爺さんの犠牲をもってしても
結局なにも変わることのなかった政府に
爺さんの志をついで復習していく物語が続くんだと思うね。
訂正
遊女→巻き添えになった遊女
と
補足
招き入れた遊女は通りに立ちんぼ行ってて生き延びた