お疲れ様です。
おやすみなさい。
613 :
ねぇ:02/01/03 02:10 ID:???
その女性客がいなくなったあと
ホテルでは宿泊カードに書かれていた住所と電話番号へ連絡したが
電話番号はある飲食店の番号で 客の名前を告げると
知らないと言われた
住所は実際にはない町名が書かれていた
連絡が取れないその女性客の荷物はホテルが忘れ物として預かっていた
614 :
ねぇ:02/01/03 02:14 ID:???
警察からの要請により その荷物を提出することになった
宿泊カードも同様にした
その後、女性のヘアブラシについていた髪と白骨化した遺体の
髪の両方をDNA鑑定した結果がでた
615 :
ねぇ:02/01/03 02:18 ID:???
結果は同一人物のものとすると出た
遺品からの指紋採取が行われ
捜索願が出ている人物との照合が行われた
家出人を含む行方不明者として登録されている人のリストには
被害者らしき人はいなかった
616 :
ねぇ:02/01/03 02:22 ID:???
被害者はホテルにチェックイン後
なんらかの事件に巻き込まれた可能性もある
捜査はホテルやその周辺 最寄駅などへの聞き込みを始めた
財布がみつかっていないことで 物取りとの見方も検討された
しかし 聞き込みから得られた有力な情報はなかった
617 :
ねぇ:02/01/03 02:25 ID:???
ホテルからの連絡が入ったのは そんな行き詰まりを感じている時だった
被害者へ外部から電話があった記録を見落としていたという内容だった
ただ 相手が誰でどこからだったのかはわからなかった
被害者がチェックイン後にその電話がかかってきて
とりついだ記録だけが残っていた
618 :
ねぇ:02/01/03 02:28 ID:???
警察は顔見知りの人間が関係している可能性もあると判断した
被害者が誰だか分からなければ 旅の目的もわからないし
捜査は進行しない
被害者の身元確認が優先されて行われた
619 :
ねぇ:02/01/03 02:28 ID:???
すいません 今日はここまでにします
おやすみなさい
おやすみなさい。
きょうはつづきはないノカー。
623 :
ねぇ:02/01/06 01:27 ID:???
身元確認ができないままだったので
警察は被害者の服や所持品をマスコミに公開した
特別に特徴があるものはなかった
すべて量産品で 有力な情報は得られなかった
624 :
ねぇ:02/01/06 01:31 ID:???
彼女がどうやってそのホテルまできたのか
遠方から電車に乗ってきたのか それとも
誰かの車で送ってもらったのか
ホテルに入るところを見た者はいなかった
625 :
ねぇ:02/01/06 01:33 ID:???
ただ 彼女はホテルから出て事件に巻き込まれたわけでは
ないらしかった
彼女の失踪後 その部屋のキーは彼女の部屋から見つかって
いたのだった
626 :
ねぇ:02/01/06 01:40 ID:???
ホテル内で事件に巻き込まれた可能性
部屋に誰かが尋ねてきた可能性
その可能性が強くなったが 依然手がかりはなかった
彼女は荼毘にふされた
627 :
ねぇ:02/01/06 01:46 ID:???
遺骨は無縁仏となり 所持品は警察が管理することとなった
なぜ彼女が誰だかわからなかったのか
歯科治療のあとを歯科医に照会して身元が判明したこともある
白骨化した顔に肉付けしたりして複顔し
その姿を公開して身元が判明した事件もある
628 :
ねぇ:02/01/06 01:49 ID:???
だが今回の事件はそれができなかった
それが身元を割り出すことができなかった原因だ
理由 それはあまりにも残酷であった
彼女の頭部は 見つからなかったのだ
無残にも胴体から切断されていたのだ
629 :
ねぇ:02/01/06 01:54 ID:???
遺体からみつかった髪の毛は頭部から得たものではなかった
彼女の爪にひっかかっていたものと
服と遺体との間でみつかったものだった
同一人物の髪の毛が複数本 同じ人からみつかったという理由で
その遺体の髪の毛と判断された
630 :
ねぇ:02/01/06 01:57 ID:???
眠いです すいません おやすみなさい
おつかれ。
なんだばかやろう
ぱんなばかやろう
なんだばかやろう
ぱんなばかやろう
637 :
ねぇ:02/01/10 01:27 ID:???
遺体の首が切断され 頭部がみつからないという話を聞いたホテルの人は
奇妙な失踪のことで ふと思い出したことがあった
被害者は所持品を部屋に残したままいなくなっていたが
その所持品の中になければならないものがなかったのだ
638 :
ねぇ:02/01/10 01:32 ID:???
それは 旅行用バッグだった
着替えなどが入っていたであろうボストンバッグがそこにはなかった
他の所持品はベッドの上に放り出されたような状態でみつかったが
それらが入っていたバッグだけがそこになかった
639 :
ねぇ:02/01/10 01:35 ID:???
消えた被害者とバッグ
被害者の頭部は消えている
それもホテルの部屋から
すべてを考えると忌まわしい事件の背景が浮かんでくる
640 :
ねぇ:02/01/10 01:37 ID:???
おやすみなさい
641 :
1:02/01/10 02:14 ID:???
こんなくだらねぇ書き込み用に立てたわけじゃねぇんだよボケ!
楽しく読んでるよ。
ロ、スピ、バ〜カ
646 :
ねぇ:02/01/12 00:48 ID:???
ホテルの部屋で「帰れ」と聞こえてきた声
部屋からマンションを見たときの気持ち
バスルームで感じた首の痛み
ホテルフロン係りの彼女の話で すべてがはっきりした
647 :
ねぇ:02/01/12 00:50 ID:???
被害者はあの部屋で殺されたはずだ
そして 首を切り落とされたのはあの部屋のバスルームでだ
首は彼女のボストンバッグの中に入れられて持ち去られたに
違いない
648 :
ねぇ:02/01/12 00:51 ID:???
「帰れ」という声は
その部屋で危害を加えられた被害者の霊が
わたしに警告してくれたのかもしれない
「この部屋は危険だ いますぐこの部屋から出たほうがいい
そうしないと わたしのようになってしまう」と
649 :
ねぇ:02/01/12 00:53 ID:???
彼女の霊は 首のない胴体が埋められていたマンションを見るたびに
悲しくなるのかもしれない
そして あの部屋のバスルームへ入るたびに 首を切断されたときの
ことを思い出すのかもしれない
650 :
ねぇ:02/01/12 00:55 ID:???
後輩は フロント係りの彼女の話を聞き
その真剣な表情から全てが真実だと信じた
後輩はもうあの部屋に泊まりたいとは言わなかった
その夜 自分の泊まった部屋から見えるはずの
新築マンションを見ないように気をつけた
651 :
ねぇ:02/01/12 00:58 ID:???
後輩は出張から帰ってきて
このようにあの部屋にまつわる話をおしえてくれた
そして 先輩はあの部屋に泊まってなにもなかったのかと言った
夜景が綺麗だと感じただけだったのかと聞かれた
652 :
ねぇ:02/01/12 00:59 ID:???
わたしはちょっと考えてから
何もなかったと言った
被害者の哀しい霊は あの部屋の中だけにそっとしておいてあげよう
こうやって違うところで話すべきことじゃないと思った
653 :
ねぇ:02/01/12 01:01 ID:???
ただ フロント係りの彼女が話してくれなかったことで
どうしても知りたいことがあった
警察はあの部屋で殺害が行われた可能性を考えたか
首の切り落としについても同様にあの部屋で行われた可能性を考えたか
そして そのための捜査をしたのか
654 :
ねぇ:02/01/12 01:03 ID:???
浴室を調べれば 血液反応が出るはずだし
なにか見つかるかもしれない
もう過ぎたことだけれど きちんとした捜査が行われたのかが
とても気になった
656 :
ねぇ:02/01/12 01:05 ID:???
被害者の霊は 今もあの部屋にいつづけている
そして 女性の宿泊客には何かのアプローチをしてくる
無縁仏となった彼女が浮かばれる日はくるのだろうか
わたしは彼女のことが可哀相に思えてならない
657 :
ねぇ:02/01/12 01:09 ID:???
産休が終わったわたしは 職場に復帰した
前ほどではないが 相変わらず日本全国へ出張している
いつかあの地へ再び行く日が来るだろう
そして あいかわらず総務部の人はあのホテルを予約しているので
再びあのホテルに泊まることだろう
次回はフロント係りのミスなく他の部屋に泊まりたい気もするし
もう一度だけなら あの部屋に泊まってみたい気もしている
いずれにせよ その時はまた何かお話できることがあるかもしれない
ではまた
おわり
658 :
ねぇ:02/01/12 01:10 ID:???
おやすみなさい
お疲れ様でした。おやすみなさい。