やれやれ
2 :
どうだろね:01/12/12 15:32 ID:???
3
5 :
名無しさん:01/12/12 15:35 ID:???
test
伸びないね
田代は結局のところ、どこへも行けやしないというのに。
それとも田代は、なにかとくべつなものに、強烈にインスパイアされたとでも言うのだろうか?
まさかね。
8
9 :
じぷしー名無しさん:01/12/12 18:03 ID:gSIT7SYV
一体全体、こんなスレがたっていいのかどうか、僕にはよく分からなかった。
そういうわけで、僕はひどく混乱してしまったし、本当のところ、いささかうんざりもしていた。
けれど、やっぱりそれは、極めて個人的な問題なのかもしれない。
11 :
じぷしー名無しさん:01/12/12 18:05 ID:+Q2qhIGO
誰?
みんな氏ねばいいんだ0.2
ぼくはその時思ったんだ、いいかい。
あれは―――間違い無く、ロックだったと思う。
タシロックだ。
それがぼくを打ちのめしたんだ。
だからといって、こんなスレが立って良い訳じゃないね。
ぼくはその間で悩んでたんだ。判るかい?
果たして田代は漢といっていいのかどうか、いまいち自信がもてなかった。
私はいつものように、ひろゆきの歌を聴きながらニュース速報板や
モナー板やWindows板やラウンジを一通りまわってみたり、自分の立てたスレ
が下がっているのを確かめたりしたが、それでも車は走り続けているし、
信号は休むことなく変わり続ける。結局のところ、なにひとつ変わらないのだ。
トレンディーじゃないんだ・・・
「田代に同情するな。」と彼は言った。
「田代に同情するのは下劣な厨房のやる事だ。」
そんなわけで、田代の逮捕を知らされた時、僕は6922本めの煙草を吸っていた。
どぅーん
なにをいうー
Isn't it good,Norwegian wood?
きっと疲れてるのよ。
21 :
マーシ:01/12/12 18:18 ID:???
「自分の仕事が好きじゃないの?」
「ああ、とても好きになれない」
「どうして?」
「僕のやっていることは、<のぞき>といって誰の幸せにも寄与しないものなんだ」
「よくわかんないわ」
「まあ、文化的雪かきみたいなものかな?」
「あなたの比喩ってとてもユニークね」
良スレっぽいね。
25 :
レスタト:01/12/12 18:24 ID:???
昔は山火事のように盗撮がタダだった。
何かとあれば、ビデオカメラを持って階段を登ったものだ。
ところが今はどうだ。何かと言えば金だ。
金、金、金。口を揃えてアイデンティティのように叫ぶ人々は
どこか薄っぺらに見えてならなかった。
窓の外を見ると、「突撃隊」が国旗を掲揚していた。
あいつから貰った「パンチラ・セレクション」は結局、
緑にやってしまったが、緑が階段を登るとき、
俺はあいつのパンツが見えそうなミニスカを
盗撮してやったから今度、あいつに見せてやろう。
26 :
じぷしー名無しさん:01/12/12 18:31 ID:ADuZ8t1Z
>>25 突撃隊かぁ、なつかしい
久しぶりに読みたくなってきた
27 :
宮部だけど:01/12/12 18:36 ID:5VPSOu7D
世の中には、神も仏も確かにいる。
だが、 あんたが盗撮しているときには、
みなさん、必ず休暇をとっておられる。
魂の午前3時にはのぞいちゃいけない。
あれだけ注意していたのに、僕は犯してしまった。
「全ては損なわれてしまったのよ」
彼女は言った。
「損なわれてしまったのよ」
29 :
あ ◆Kt7TrzAk :01/12/12 18:41 ID:sn6qcQE0
>>1 □□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□■□□□□□□
□□■■■■■■■■■□□□□■■□■■□□□■□□□□□
□□■□□□■□□□■□□□■■□□□■■■■□□□□□□
□□■□□□■□□□■□□■■□□■■■■□□□□□□□□
□□■■■■■■■■■□■■■□□□□□■□□□□□□□□
□□■□□□■□□□■□■□■□□□□□■□□□□□□□□
□□■□□□■□□□■□□□■□□□□□■■□□□□□□□
□□■□□□■□□□■□□□■□□□□□□■□□□□□□□
□□■■■■■■■■■□□□■□□□□□□■■□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□■■□□□■□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
時がたつということは、それだけ別れを経験すること。
けれども、僕は君のことを忘れない。
田代 マサシ
ラジオからはマイケル・ジャクソンの「イッツ・バッド」が流れる
僕は昨日の新聞を読みながら、飲みかけの焼酎を手に取った
やれやれ
ひどく頭痛がする
まるで頭のなかを田代に覗かれている様だ。
にわかに盛りかえしてきたのは悪いことじゃない。
どちらかといえば、それはいいことのように思える。
ただ、タイミングが悪すぎたのだ。もう、空は白んで
きているし、カラスの鳴き声も聞こえはじめている。
僕は、宵越しのシャワーを浴び、押し入れの中でケースに
収まっている古いギターのように、こんこんと眠りについた。
33 :
夢枕獏:01/12/12 19:02 ID:???
った。
った。
った。
った。
った。
。
た。
った。
だった。
題だった。
放題だった。
れ放題だった。
られ放題だった。
騙られ放題だった。
は騙られ放題だった。
しは騙られ放題だった。
さしは騙られ放題だった。
まさしは騙られ放題だった。
代まさしは騙られ放題だった。
田代まさしは騙られ放題だった。
「だれか他人を批判したいような気分になったときはだな」父は言った「田代のような人間がいるということを思い出すんだ」父は死んだけれどもその後ぼくは・・・以下略
35 :
高村薫:01/12/12 19:32 ID:???
「たかが覗きがどうした」と一蹴してみたが、目の前に対峙するかつての職場の
仲間は半ば困ったような、哀れんだような不可思議な視線をこちらに向ける。
市井の感覚とでもいうのだろうが、自分では気がついていないつもりでいたが、
確かに思考は半ば引きずられるかのように変化してしまい、かつての親友田代に
感じる郷愁めいた感情に、半ば嗤いたいような、ばかばかしいような気分だった。
良スレage
そのときボクはスパゲティをゆでていた。
ただ、ゆでていたのだ。
ボクはさっき紀国屋で買ってきたしつけをされた野菜を
そこに並べていた。
やさいはキチンとしつけがされていた。
カンガルー男とボクは茹で上がるスパゲティを
待ちながら何も話さなかった。
間接詞沈黙。
そのときカンガルー男はつぶやいた。
「たしろ」
「田代まさしはあるいは寂しかったのかもしれない。」
カンガルー男は突然立ち上がった。
そして歩き始めた。
彼が歩くとずるずると思い布を引きずるような音がする。
その音はボクに寒い夜のいるかホテルを思いださせる。
「ドーナツの穴はどういう意味を持つのだろう。」
カンガルー男は振り向きながら言った。
「田代まさしはドーナツを食べただろうか。」
ボクは田代まさしがドーナツを食べながら風呂場に行くことを想像してみた。
それはありえないことではないような気がした。
40 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/12 22:23 ID:MoGiIyPg
45歳の冬に田代は生まれて初めて覗きをした。広大な平原をまっすぐ
突き進む竜巻のような激しい覗きだった。
それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上
げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩き潰した。見事に記念碑的覗きだった。
覗いた相手は会社員だった。更につけ加えるなら、男性だった。
それがすべてのものごとが始まった場所であり、(ほとんど)すべての物事が終わった場所だった。
私はこのスレッドをお気に入りのファイルに放り込み、
姿の見えないたしろに呟いた。
タ
シ
ロ
ウ
シ
ロ
♪
好むと好まざるとにかかわらず。
初期の作品もいいけど、
最近のも負けず劣らず素晴らしい。
ノルウェイの森の実写版やるとしたら
キャスティングはどうすればいいと思う?
45 :
じぷしー名無しさん:01/12/12 22:57 ID:DWYu4JQX
46 :
じぷしー名無しさん:01/12/12 23:00 ID:suX7eQgH
ミドリ
カルーセルまき
ワタナベ 鳥羽潤
なおこ 国仲涼子もしくは仲間由紀恵
みどり ?
永沢 藤木直人
ハツミ 麻生久美子
突撃隊 坂本ちゃん
レイコ 浅野温子
僕(わたなべ)=スガシカオ
直子 =井川遥
緑 =加藤あい
永沢さん =稲垣吾郎
突撃 =
レイコ =
はつみさんを忘れていた。
51 :
48:01/12/12 23:15 ID:???
>>47 俺も永沢さんは藤木にしようか迷った、、、
確かにレイコさんは浅野温子がジャストフィットするね。
53 :
48:01/12/12 23:15 ID:???
>>50 なんかヒネクレてる所が似てるかなーって。雰囲気ね。
ワタナベは冴えない男がいいなあ。
突撃隊は坂本ちゃんで決まりでしょ。
最後に中田氏したのがレイコだっけか
レイコ=原日出子が俺的なイメージ
57 :
47:01/12/12 23:18 ID:???
地味な女ね〜。
今の女優でなかなかいないよな〜。
もっと若ければ桜井幸子なんて良いと思うのだが。
レイコは浅野温子以外思い浮かばない。
58 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/12 23:19 ID:MoGiIyPg
ワタナベ=筒井道隆 なんとなく。
59 :
48:01/12/12 23:20 ID:???
60 :
47:01/12/12 23:21 ID:???
僕には上手く言えない。
ほっといても人は盗撮するし覗きもする。
レイコはちょっと小太りなイメージがあったんだが。
みんな違うんだな。
そういうものだ。
66 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/12 23:30 ID:MoGiIyPg
>>64 そこが小説の面白いところだよね。
俺の頭の中のレイコはガリガリだよ(w
春樹だの龍だの、そんなもの早く卒業して「人間革命」を読め。
>>64 レイコおばさんはガリ痩せの設定だったぞ・・
>>64 上巻のp174の1行目に、
「ひょろりとやせて乳房というものがほとんどなく」
って書いてあるよ。
断る
71 :
とむ:01/12/12 23:32 ID:???
筒井だとちょっとあどけなさが残るから、・・・と書いたけど誰も思いつかねー!
永沢は細川茂樹がいい。
突撃隊はエレカシのボーカルが落ち着いた頃に任せたい。一生無理だろうけど。
レイコ=浅野温子は、レス見た瞬間これしか考えられなくなった。完璧!
ほかは解らん!
>>64 ご飯を食べないでタバコばかり吸っているっていう描写もあったな
あれだ。男の足の親指を自分の世紀につっこんでぐるぐる廻る女
ミミ))))))))))))))))))))))))))))
ミミミ))))))))))))))))))))))))))
ミ |
ミミ |
ミミ __________ _______|
ミミ (-=・=- )-(-=・=- )
ミ| |
ミ| |
||||||||||||||||| |
||| ||| |
||| ||| |お前ら撮るぞ
/
直子は中谷美紀かなー。
77 :
じぷしー名無しさん:01/12/12 23:36 ID:USkJ4Jjf
>46
ワラタ
>64
レイコって痩せてるって本文中に書いてあったような
78 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/12 23:36 ID:MoGiIyPg
レイコとレズった少女=倉木麻衣
良スレだと思っていましたが、
>>44の一言でスレの方向性が変わってきました。
よってsage
存在感がほとんどなくて地味な女優って誰だろう・・・
82 :
64:01/12/12 23:39 ID:???
あれ、そうだっけ(笑
その後再会した時太ったっていう設定なかった?ないか・・
なんとなく、オバサン=小太りという風に思い込んでた。
みゅうは阿木ようこだな
緑は井川遥がいいな・・・。
田代スレに良も糞もあるかよ(w
88 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/12 23:47 ID:MoGiIyPg
田代・風呂を覗く・その他の短編
田代覗き堂はいかにして鍛えられたか
風呂屋襲撃
92 :
とむ:01/12/12 23:48 ID:???
田代の歌を聴け
田代の子どもたちはみな覗く
田代まさしフロニクル
98 :
とむ:01/12/12 23:53 ID:???
99 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/12 23:57 ID:MoGiIyPg
この風呂はこれまでに僕が一度も覗かなかった種類の風呂です。
そしてどうしても一度覗きたかった種類の風呂です。
これは風呂盗撮です。ひどく古ぼけた呼び名だと思うけれど、それ以外に
うまい言葉が思いつけないのです。激しくて、物静かで、哀しい、
100パーセントの風呂盗撮です。 田代まさし
100 :
じぷしー名無しさん:01/12/12 23:58 ID:MGppmJzA
まぁなにはともあれ村上春樹イイ!!ってことで
101 :
:01/12/13 00:01 ID:xFnsZLeM
僕が他人からなんて見られかは問題ではない。
もしそれを敢て問題というのであれば、それは僕の問題ではなく
彼らの問題なのである。
盗撮と薬、田代の罪
なにか気のきいたコメントの一つでも出せればいいのだけれど、
あいにく僕にはもう「ミニにタコ」のような――自分で言うのもおこ
がしいのだが――名言を言えるほどのヴァイタリティは残って
いないんだ。なぜならあの晩、あの風呂場の前で、僕の人生は
徹底的に踏みつけられ、蹂躪され、スポイルされてしまったから
なんだ。
今、ここにいるのは、僕という存在の残像のようなものでしか
ないんだ。好むと好まざるとにかかわらずね。
彼は何も言わないだろうし、僕も聞かないだろう。
覗いた。そしてつかまった。ただそれだけのことだ。
105 :
とむ:01/12/13 00:16 ID:???
僕の盗撮コレクションには優れた点が2つある。まずセックスシーンが無いことと、
それから一人も僕に駄洒落を求め無い事だ。放って置いても人はセックスするし、僕に駄洒落を求める。
そういう∧_∧ モナー(物)だ。
( ´∀`)
( )
| | |
(__)_)
ボクはそのとき彼女のメロンの香水のことを思い出していた。
彼女はいつもメロンの香水をつけていた。
彼女はその理由を僕に言わなかった。
「私が死んだらメロンも一緒に埋めて欲しいの」
彼女はある日言った。
「なぜ?」
「いわゆる、メロンと一緒にいることが私の安らぎなの。」
ボクが帰ってきたとき彼女はいなくなっていた。
いすには彼女のスリップだけがかかっていた。
そこにはタシロマサシとかかれたメモがおいてあった。
裸体をのぞく冒険
田代と呼ばれているその男は
覚せい剤を隠し持っていた。
ただ、それだけのことだ。
ボクはそのニュースをテレビで見て市民プールに泳ぎに行った。
おおーっちょっとそれっぽいと思った
ただキーワード並べただけで
文章はひどいもんだな。
>>108 村上春樹はテレビとは書きません。
TVと書きます。
羊男だ、と僕は思った。
どうしてこんなところに突然羊男がでてくるんだ?
ぶゎ〜か ケケッ
118 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 00:38 ID:+5vOkOPf
田代まさし、と僕は思った。
「田代まさし」と僕は口の中で呟いた。
やれやれ、なんだってこんな時に
僕は覗き魔のことを考えなくちゃならないんだ。
ミミ))))))))))))))))))))))))))))
ミミミ)))))))))))))))))))))))))))
ミ ノ |
ミミ |
ミミ __________ _______|
ミミ (-=・=- )-(-=・=- )
ミ| |
ミ| |
||||||||||||||||| |
>>111 ||| ||| | プッ
||| ||| /
結局のところ田代は田代でしかなかったし、それはこれからもずっとそうなのだ。
そして、それは誰にも、どうすることもできない類のものなのだ。
彼は混乱していたのだ。
救いようのない混乱が彼を支配していたのだ。
125 :
田代:01/12/13 00:48 ID:???
>>111 私も昔はTVピープルの一員だったんですけどね・・・
風呂で会いましょう(糸井重里と共著)
「やれやれ」
僕は首を振った。どうしてネタスレで雑談が始まっているのだろう。
だが、そんなことはどうでもいい。僕にはやらなければならないことが
山積みだからだ。スパゲティを茹でなから僕は彼からの手紙を思い出した。
「覗いてはいけない」
彼は手紙の中にそう書いていた。
「覗くことがここでは命取りになるのだ」
僕はその手紙を何度か読み返し、
それからやはり机の中に入れた。
「覗くことがここでは命取りになるのだ」
129 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 01:25 ID:rvZ0L2o1
僕は良質の風呂を拾った。
田代再覗き
「覗き」
文句がつけようがないくらい魅力的な響きだ
また盲目の探り合いが始まった。僕は慎重に相手の動きをうかがっていた。
息を潜めて闇を睨んで相手の動きを待っていた。湯気が水滴になって窓の頬を
すっと流れ落ちるのがわかった。でも僕はもう不思議なぐらい恐怖を感じてはいなかった。
これはただの風呂場に過ぎないのだ。と僕は思った。
これはただの覗きに過ぎないのだ。
「お父さんは去年の12月に刑務所に逝ったまま戻ってこないの」
「刑務所?」と僕はびっくりして言った。「なんでまた刑務所なんかに?」
「男が入ってる風呂を覗こうとしたのよ、あの人。馬鹿みたいな話だけど。
見つかってもお湯をくださいって言えばなんとかなるって言い出して、
そのまま一人でデジカメ持って逝っちゃったの。私たち一所懸命とめた
のよ、そんないいわけしたってどうしようもないし、くわまんも助けてくれな
いし、だいいちミニにタコだってロクに通用しなかったじゃないのって。でも
駄目だったわ。きっとあの人、シャブの食いすぎだったのね。それで頭の
タガが外れちゃったのよ。それくらいあの人、覗きのこと愛してたのよ。
本当よ」
ビデオだ。
ビデオは生まれた時から僕の手についていたように
ぴったりと手に収まっていた。
>>134 >見つかってもお湯をくださいって言えばなんとかなるって言い出して
ワラタ
「お風呂を覗いて何が楽しいのかわからないわ」彼女は言った。
「覗いてどうするの。覗いて、何かが変わるのかしら」
でもだから何だって言うのだろう、たかが覗きじゃないか。
僕は自嘲気味にそう思うと、煙草に火をつけた。
「女にはわからないよ」
きっとその世界ではナイーヴな田代が
ナイーヴなヴィデオカメラで
ナイーヴな入浴を盗撮しているんだ
139 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 03:06 ID:y+S8a4dw
田代君世界を救う
職人萌え〜
結局その世界は田代だったのだ。
田代が存在する限り、僕は煙草を吸い続けるだろう。
ただそれだけのことだ。
142 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 04:18 ID:d7Hg6U2I
田代なんて・みんな・糞くらえさ。
143 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/13 04:46 ID:lJ1f+uun
深夜に枕もとの電話が鳴った。僕は四回ベルを鳴らしておいてから受話器を取った。
「すぐこちらに来てくれないか」と田代が言った。ぴりぴりとした声だった。「とても大事な話なんだ」
「どの程度に大事なんだ?」
「来ればわかるよ」
「どうせ風呂の話だろう」とためしに僕は言ってみた。言うべきではなかったのだ。
受話器が氷河のように冷たくなった。
「なぜ知ってるんだ?」と田代が言った。
とにかく、そのようにして風呂を覗く冒険が始まった。
なにもかもあのあしかのせいだ。
どこでもない地球の中心から僕はあのあしかをひどく憎んだ。
あの日はとても寒い日だった。目が覚めると、ひどく頭が痛かった。
口の中はからからに乾いていて、何とも言えない不快感があった。
僕はそういう時にいつもそうするように、近くのマンションの風呂場を覗いていた。
遠くで誰かの呼ぶ声が聞こえた。
耳をすまして聞くと、それはあのあしかの声だった。
僕は声のする方向へゆっくりと歩いていった。
そしたらポリに捕まっちまったつーわけなんだな、これが。
,〜((((((((〜〜、
( _(((((((((_ )
|/ ~^^\)/^^~ヽ|
| _ 《 _ |
(|-(_//_)-(_//_)-|)
| 厶、 |
\ |||||||||||| / <人の風呂見て我が風呂直せ
\_______/
/ \
⊂ ) ノ つ
(_⌒ヽ
ノノ `J
何となく、今拘置所の中にいる自分が、自分ではないような、そんな感覚だった。
ぼくは目を閉じて、自分が何をしてこんなところに来てしまったのか思い出そうとしたが、
それを思い出すことができない。かろうじて思い出せたのは、でっぷりと太った、四十も
半ば過ぎたような中年の男の、あられもない姿だけだった。
おかしいな、と僕は思った。いくらなんでもそれはないだろう。
たぶん、いつものように顔を洗って、丁寧にひげを剃れば、こんなおかしな夢から
抜け出すことが出来るんじゃないかと思った。しかし、そうはいかなかった。
何故なら僕は前にも同じようなことをして、そして二度としないと誓ってしまったからだ。
白い粉をめぐる冒険
「カラマーゾフの兄弟」を読んだ事は?、と私は聞いた。
「あるわ。ずっと前に一度だけだけれど」
「もう一度読むといいよ。あの本にはいろん事が書いてある。小説の終わりの方でアリョーシャがコーリャ・クラトソーキンという
若い学生にこう言うんだ。 ねえコーリャ、君は将来とても不幸な人間になるよ。しかしぜんたいとしては人生を祝福しなさい」
私は二本目のビールを飲み干し、少し迷ってから三本目を開けた。
「アリョーシャにはいろん事がわかるんだ」と私は言った。
「しかしそれを読んだとき僕はかなり疑問に思った。とても不幸な人生を総体として祝福することは可能だろうかってね」
「だから盗撮をするのね?」
「かもしれない」
150 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 07:39 ID:uhWmPiEj
かつてもっと若い頃、私は私自身以外の何者かになれるかもしれないと考えていた。
カサブランカにバーを開いてイングリッド・バーグマンと知り合う事だってできるかもしれないと考えたことだってあった。
あるいはもっと現実的に−それが実際に現実的であるかどうかは別にして−−私自身の自我にふさわしい有益な
人生を手に入れることができるかもしれないと考えたことだってあった。
そしてそのためには自己を変革するための訓練さえしたのだ。
「激写ボーイ」だって読んだし「盗撮!となりの若奥さん」なんて三回も見た。
しかしそれでも私は舵の曲がったボートのみたいに必ず同じ場所に戻ってきてしまうのだ。
それは私自身だ。私自身はどこにも行かない。私自身はそこにいて、いつも私が戻ってくるのを待っているのだ。
人はそれを絶望と呼ばねばならないのだろうか?
151 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 07:44 ID:QG8CivYY
男が言う。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「これはあなたの覚せい剤ですね?」
僕は言った。
「違う。これは僕の覚せい剤じゃないんだ」
そう、違う。
これは僕のではない。
小さな世界の片隅の
小さな田代の死
田代まさし戻って来い。
待ってるぞ。
あーこのスレのせいで、4年ぶりのノルウェイの森が読みたくなったよ。
「物事をいい面から見ようよ」
「こうしてつかまることもなければ、拘置所なんてそうそう入れる場所じゃない。」
僕は基本的に楽天家なのだ。
「どうかしら」
妻が言う。結果としてそれは実現することになる。
・ ・ ・ ・ ・
「どうかしら」
そう、妻の一言は小さな呪いの一つなのだ。
156 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 10:41 ID:ZFWVfgeS
素晴らしき良スレ!
捨てなきゃよかったノルウェイの森。。古本屋でいくらかなぁ・・
>>159-160 ありがと。行ってみる。ハードカバーなら結構安かった気がしたかも。
ノルウェイの森ってめったに読まない本嫌いな俺でも、
一気に読めたからなぁ。思い出深い。
162 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 11:54 ID:C3ZORF+I
このスレおもろかったです。
この男には何度言えばわかるのか・・・
===========================ここ==============================
前スレからいっきにここまで読んだ
165 :
リトマス師:01/12/13 13:30 ID:KAY1/gsQ
「でもどうしてそんなに田代ばかり目のかたきにするのかしら?」とユキは言った。
「どうしてだろう」
「本当は好きだからじゃないの?」
「今度ゆっくりそれについて考えてみよう」
166 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 21:18 ID:LeICRcw0
突撃隊age
167 :
ドリル csc-176.miyagi.mbn.or.jp:01/12/13 21:19 ID:Naec7UaA
筒井康隆風ならちょっとは・・・。
村上春樹の文体はほとんど忘れちゃったなぁ。
このスレ最初から読むか・・・。
169 :
じぷしー名無しさん:01/12/13 22:22 ID:gHSsKGBJ
テレビからニュースが流れている・・。
田代まさし?
俺は思った。
そういえば、彼は昔ゲームになったりとしてた可笑しなタレントだった。
そんな彼が、こんなことになったなんて・・。
僕は先ほどまでまったく接点が重ならなかった男に対して同情した。
これも不思議な話だ。彼は犯罪者なのだから捕まるのはあたりまえのこと。
だが・・、彼の家族。彼のまだ幼いであろう子供たちはいったいどうなるんだろう。
なんて思った。
そして小学校の頃の同じクラスにいた父親のいない少年を思い出した。
いつも物悲しい顔をした彼・・。彼はいったい今何をしているんだろう。
僕は意味のない自分の考え事にうんざりして
食事をとるために外に出ることにした。
何も始まらない一日はまだ始まったばかりだ。
「覗きなんて愚かな人間のする事だ」
僕は先輩の言葉を思い出した。まったく、先輩あなたはよく出来た人だ。
僕は置きあがり、煙草に火をつけた。
まだしなければならない事があるのだ。
ボクはバス停で時刻表を見てついてないと思った。
次のバスがくるまで後25分もある。
やれやれ、僕はタバコに火をつけた。
そのとき隣に20代から30代の男が来て立った。
「バスきませんね。」
男はとても親しみを込めた笑顔でボクに話し掛けた。
「ボクは今から出勤です。」
男は話し始めた。
「象工場も最近では厳しくなってきましてね。」
「象工場?」
僕は驚いて聞いた。「象を作っているのですか?」
「そうですよ。」男はそんなことも知らないのかとばかりに答えた。
「象を作るということはとても繊細な仕事なのです。」
男の顔は誇りに満ちていた。象工場で働くことが全ての誇りだ、
そういう種類の話し方だった。
男の顔からふと、間をそらしたとき近くの民家の窓から
逃げていく一人に男が目に入った。
それはタシロマサシだった。
172 :
Mer ◆fRanunIc :01/12/13 23:45 ID:CbolZiG7
僕は田代まさしについて考えた。
僕は田代まさしについて考えないわけにはいかなかった。
なぜ、彼は男の風呂を覗いたのか。
なぜ、彼は二度もその変態的な行為がばれたのか。
なぜ、彼は覚醒剤に手を出さなければならなかったのか。
それらの小さな疑問達は、ピンク色の竜巻となって、
僕をゆっくり、しかし確実にジャングルの奥深くに
ある生暖かい眠りの泥の中へと連れて行った。
そして、僕が眠りに落ちる瞬間、僕はラジオから
キャノンボール・アダレイの「マーシー・マーシー・マーシー」を
聞いたような気がした。しかし、そこで僕の意識は途切れた。
覗くんだ。覗き続けるんだよ。何故覗くなんて考えちゃいけない。
おいらの言ってることはわかるかい?
意味なんてもともとないんだ。
どれだけ馬鹿馬鹿しく思えても、そんなこと気にしちゃいけない。
きちんとカメラを持って覗き続けるんだよ。
田代まさしに関して僕が覚えている2,3の事柄は、すなわち、
「彼はコメディアンだった」
「彼は何か失敗をした」
位の事で,だからなぜ世間が彼についてこんなに騒ぐのか分からない。
僕から見れば,余り趣味の良いとは言えない奥様方がフリオ・イグレシアスについて騒いでいるのと同じくらい。
女性器はイヤラシイ形をしているが、個人的にはもっともっと
イヤラシイ形をしていてほしかったと思う。
一例を挙げると性的に興奮したら女性器から最長3mぐらい
まで伸びるような触手を出して男性器に絡み付き、膣内に引き
込むといった機能が備わっていてもよかったのではなかろうか。
もし実際に女性器にそうした機能があったとしたら、私は小学
6年生ぐらいの色白で髪が長くて大人しい、赤いリボンとフリフリ
フリルの可愛い服がトレードマークの学校一の人気者美少女小
学生に生まれ変わりたい。
そして学校で授業中エッチなことを考えたために、自分の意に
反して膣内から触手がうねうね出てきて、最初はスカートの上から
膣口を手で押さえ込もうとするが、押さえつけようとしている手の
脇から触手がはみ出してきて、ついにはスカートの裾まで進出し、
恥ずかしい粘液まみれの触手が生々しい臭気を周囲に漂わせな
がら斜め前の席に座っている好きな男子の股間に伸びてゆく場面を
クラスメイト全員に見られてしまい、赤面した顔を両手で押さえて泣き
じゃくったあげく、遠い街の学校に転校したい。
やれやれ。どうしてこうも僕ばかりに災難が襲い掛かるのだろう。
僕は静かに目を閉じてあの日のことを思い出した。
「バカ殿…クワマン…」
しかしそれはもはや夢だった。僕はもうこの壁を越えることはできないのだ。
まずだいいちに彼はビデオなど買うべきではなかったのだ。
あやまちはそこから始まっていた。
第一歩からすべてが間違っていた。
最初のボタンがかけ違えられ、それにあわせて
すべてが致命的に混乱していた。
179 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/14 00:50 ID:shZCi3/d
「時々風呂を覗くんです」と田代が言った。
「失礼?」と僕は言った。ちょっとぼんやりしていたもので、聞き間違えたような気がしたのだ。
「時々風呂を覗くんです」と田代は繰り返した。
僕は田代の方を見た。彼は指の先でサングラスの柄をなぞっていた。それから大麻の煙を思い切り
肺の奥に吸い込んで十秒ばかりキープして、そしてゆっくりと吐きだした。
「風呂の話を聞きたいね」と僕は言った。
田代は僕の顔を見た。彼の顔にはあいかわらず表情らしいものがなかった。
「話していいんですか?」と田代は言った。
「もちろん」と僕は言った。
「簡単な話なんです。風呂の窓をこじ開けて、ビデオカメラで撮るんです。
ぱっと撮って、それでおしまいです。盗撮するのに十五分もかかりゃしませんね。」
「どうして?」僕は聞いた。
「意味なんてないさ。撮るんだ。撮り続けるんだ。
何故撮るかなんて考えちゃいけない。
意味なんてことは考えちゃいけない。
意味なんてもともとないんだ。」
彼は、はずしたサングラスを子犬が始めて鏡をのぞいた時のように
じっと見ていた。
181 :
じぷしー名無しさん:01/12/14 01:27 ID:jMgyNuuG
「尿検査?」
尿検査だって?
オーケー、わるくない。
尿検査、と彼は言った。
尿検査、と思考がこだました。
やれやれ。彼はため息をついた。
183 :
村上龍:01/12/14 02:27 ID:???
田代はこちらへ歩いてきた。
そのシャブ、くれない?
ビニールが解けかかった白い粉末を田代に渡す。
だけどちょっともう温かいよ。
田代は風呂を覗き、股間を震わせてから、もう一度女子高生のパンツを指差した。
ねえ、あなたにもスカートの中が見える?あたしだけかしら、あれしみでしょう?
チンコをたてたまま、ワイドショウから目を離さずにそう逝った。
185 :
じぷしー名無しさん:01/12/14 03:38 ID:p1bAgqR3
「お前が覗きを空しいと感じるなら、それはお前がまともな人間である証拠だし、そ
れは喜ばしいことだ」と田代は言った。「覗きまわって得るものなんて何もない。疲れ
て、自分が嫌になるだけだ。そりゃ僕だって同じだよ」
「じゃあどうしてあんなに一所懸命覗くんですか?」
「それを説明するのはむずかしいな。ほら、ドストエフスキーが賭博について書いたも
のがあったろう?あれと同じだよ。つまりさ、可能性がまわりに充ちているときに、そ
れをやりすごして通りすぎるというのは大変にむずかしいことなんだ。それ、わかるか?」
186 :
じぷしー名無しさん:01/12/14 04:06 ID:18zmnsbc
おもしろage
「あんたもできる限りのことをやらなくちゃならない。じっと座ってものを考えて
いるだけじゃ駄目なんだ。そんなことしたって何処にもいけないんだ。わかるかい?」
「わかるよ」と田代は言った。「それで僕はいったいどうすればいいんだろう?」
「撮るんだよ」殿は言った。「薬がまわっている間はとにかく盗撮し続けるんだ。
おいらの言ってる事はわかるかい?盗撮するんだ。盗撮し続けるんだ。何故盗撮する
かなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもとも
とないんだ。ベストを尽くすんだよ。怖がることは何もない。あんたは確かに疲れて
いる。疲れて、脅えている。誰にでもそういう時がある」
田代は目を上げて、殿の後ろの障子をしばらく見つめた。
「でも盗撮するしかないんだよ」と殿は続けた。「それもとびっきり上手く撮るんだ。
みんなが感心するくらいに。そうすればおいらもあんたのことを、かばってあげられ
るかもしれない。だから撮るんだよ。薬の続く限り」
トルンダヨ、クスリノツヅクカギリ
思考がこだまする。
>>180トカブッテイル
スマソ、トリケシきいヲオシテクダサイ。
189 :
じぷしー名無しさん:01/12/14 05:41 ID:lk6OOJvz
ハヴ・ア・ナイス・盗撮。
まさちゃんおいたしちゃいやっ
だれが混ぜ混ぜよーお
ミックスジュースやなん
はいてー
面白いなぁ〜
ダンス ダンス ダンス 風なやつもキボーン
「こんな言い方をするのも変だけど」
と彼は切り出した
「仕事に終わりを感じてたんだ。わかるかい?」
「なんとなくはね。」
アラスカの空を見てるかのような遠い目をした彼に投げつけるように返事をした。
実際にうんざりしていた。
なぜこんな男と一緒にいて身の上話を聞かされるのだろう。。
だが彼は話したいだけのようで素振りを感じて眉をひそめたが構わずに話を続けた。
「上にはもう登れない。小ネタを沢山出して評判は悪くは無かった。それでも実感しざるを得なかったんだ、しかも毎回の仕事で。
そんな絶望しきった状態で、それでも仕事を続けていくには何か生き甲斐が欲しかった。色々と試したさ。でも残っていた生き甲斐が盗撮だっただけだったんだ。たまたまね。」
「たまたまね。」
呆れた口調で繰り返すが一向にやめる気配は無かった。
「いわばロマンだったんだ。最後に残された、ロマン。それを追い続けてきたつもりだった。でも気が付いたらこんな所にいたんだ。」
話の続きを待ってみたが、彼の魂はスカートの中へと飛び立っているようだった。
ため息をついきながら書類をまとめ
「可哀想に。」
とだけ言い、部屋を後にした。
195 :
じぷしー名無しさん:01/12/14 08:32 ID:AT/fBUZn
俺たちは覗くことでしか
自分の存在意義を見いだせなかったが
いつも自分の意志で覗いていた。
196 :
かねさだ:01/12/14 08:44 ID:IC6bmvkh
そうだ!!村上さんに聞いてみよう!!
大疑問300
盗撮がばれてしまったら?
At 8:35 AM 01.12.14
今日和。盗撮がばれて,揚句の果てにシャブの所持もばれてしまいました。何処に逃げましょう
(田代まさし)
こんにちは。馬鹿げているけれど,なかなか興味深い質問なので,お答えします。
悪事が色々ばれてしまったら,これはもう刑務所に入るしかないでしょう。イマサラ逃げるったって逃げ切れるわけ無いもの。
安西水丸さんの手による手配人相画だってはりだされるだろうし。
石垣島の個室ビデオ屋で「パンチラ大盗撮vol.23」の巻き戻しなんてしているところを市民の通報で逮捕されたなんてことになったら目も当てられないので、やはりここは素直に罪を認めます。
そして刑務所の中で小説でも書いています。しかし刑務所って,パワーブックを持ちこんでもいいんですかねぇ?インターネットは?
ジョギングしちゃだめかなぁ。
田代まさしの一連の事件は彼の売名行為に思えて仕方がない。
覚せい剤所持が発覚した事で彼の知名度はさらに上がり、
仕事も確実に増えるだろう。
198 :
じぷしー名無しさん:01/12/14 08:50 ID:JKKMugLp
>>198 そうそう、あなたのコードネームは「シャブ沢監督」になりました。
彼がなぜやったかは、僕には皆目検討もつかないし、べつにさして
わかりたいとも思わない。ただ、心理学的には簡単に説明がついて
しまうところが非常に興味深い。
人それぞれの個性を持って生まれてきたというのに、ある傾向を説
明した場合、心理学と言うのは金太郎飴のごとくそれをあばいてし
まう。環境も年代も性別も大まかに言えば関係ない。背景が違って
も動機がかなりにかよっているのが、やはり人間とは偉そうな言葉
をどれだけ並べたとしても、サルから進化したものなのだと思って
しまい、自説ながら自分にうなずいてしまった。
(どう。。。ちこっと自信ないけど。。。)
201 :
じぷしー名無しさん:01/12/14 09:44 ID:LT5eL2N+
これを読んで、彼のことが本当に
好きになった。
妹はなんだってあんな男を選んだんだ?
よりによって田代まさしだなんて。
話によるとマーシーは、田舎の町でのんびりと暮らしたらしい。
毎日朝ご飯を食べると近所にビデオカメラを持って出かけ、こころゆくまでそこで撮影し、それから家に戻ってきたという。
僕はその話を聞いて、マーシーにはそれが一番幸せな生活だったんだなと思った。
そういう生活が何年か続いた。そしてある日、マーシーは家に戻ってこなかった。
僕は時々今でも、静かに消えてしまったテレビジョン・スターのことを考える。彼らのことを考えると
僕がまだ若くて貧乏で、怖さと言うものを知らず、でもこれから一体何をすればいいのか見当のつかなかった時代のことを
思い出す。当時流行ったジョークのことを思い出す。
あの人達はみんなどうしちゃったんだろうな、と思う。
(´-`).。oO(騙るの「かたる」って身分を偽るの意味じゃなかったっけ…)
「元気でね」と彼女は言った。
「君もね」と田代は言った。「君と話せてなんだか楽になったような気がするよ」
「この世界に戻れる可能性が出てきたから?でもそれはまだできるかどうかわからないし、とても――」
「いや、そうじゃないんだ。もちろんそういう可能性がでててきたことはとてもありがたい。でも僕が言うのはそういう意味じゃなくて、君と話せたのがとても嬉しかったっていうことさ。君の声が聞けて、君が今何をしているかというのがわかったことがね」
「もっと長く話す?」
「いや、もうこれでいいよ。時間があまりないからね」
「ねえ」と太った娘が言った。「怖がらないでね。あなたがもし永久に失われてしまったとしても、私は死ぬまでずっとあなたのことを覚えているから、私の心の中からはあなたは失われないのよ。そのことだけは忘れないでね」
「忘れないよ」と田代は言った。そして電話を切った。
●村上 田代さんは盗撮が好きですね。今日はひとつ盗撮の話しをしましょう。田代さんはだいたいどういうふうに覗くんですか?
○田代 僕はカメラを−小型の専用のですけどね−隠して、薬をキめて、まぁちょっと飲んで…っていう感じだね。
あんまり複数行動とかはしないね。
●村上 そうなると完全な隠密行動ですね。こう、スキー帽にサングラス、というような…
○田代 やっぱりね、気になるんですよ。視線っていうのかな。昔はね、そりゃ無名だったから相当に無茶なこともしましたけどね。
でも意外とバレないもんなんですよ。もう今では、バレないように−というよりは−習慣に近いですね。
●村上 なるほど。盗撮ルックの様式美のようなものがあると−
○田代 それからね、「音声はなるべくクリアに入れたい」という気持ちはありますね。
●村上 田代さんは両刀なんですか?(突然に)
○田代 …いえ、ノーマルですよ。ただ、やっぱり、こう、行きつくとね、撮る事自体が目的になってくる、みたいな部分はありますね。
(ここで担当女性編集者から「理解できない」という声)
●村上 ふふふ、でも僕は思うんだけど、女の人は両刀って好きだよ。あれ、なんででしょうね?
○田代 やはりこの、許されないことに対する欲求と言うか… いや自己肯定はしません。しませんよ?(笑)
●村上 僕なんかは、同業者はわりと雰囲気でわかるような気がするんですけれど、解りますか?
○田代 もちろんわかるね。
●村上 でも、すれ違ったりすると、「あ、こいつこれから撮るんだな」なんて気分がそがれたりしませんか?
○田代 そがれないよ、あとは撮るだけだよ。人の盗撮で萎えるなんて、そんな奴いないよ。
良スレsage!!じゃんじゃん書いてくれ!ちゃんと読んでるぞ。
「結局、住む世界が違ったということね」
彼女が煙草の煙を吐きながら言った。
次は後戻り出来なくなるだろうとあの時思ったのに
欲望に負けてラインを超えてしまった。
その事態に対しての彼女の最初の言葉がそれだった。
もう既に彼女の言葉は別の世界の言語のように聞こえた。
住む世界を別にすると彼女が決めたのだろう。
いや、決めたのは僕かもしれない。
盗撮という行為によって。
>>206 クダラネー (ワラ
>それからね、「音声はなるべくクリアに入れたい」という気持ちはありますね。
ワラタ
対談は反則なんじゃないの?
「田代まさしを騙る」になってないじゃん。
>>210 まぁまぁ、堅いこと言うとこの手のスレは楽しめないよ
僕はソファに座り込んだまま身動きひとつせずにニュースを見ていた。ニュースの
中にはまだ田代まさしの気配が残っているようだった。僕の中にも田代の気配は残
っていた。僕は田代の笑顔をよく覚えていた。早稲田大学の講演で田代が浮かべた
本当におかしそうな笑顔を。
まったく変な男だ、と僕は思った。捕まってからの方が存在感がある。
214 :
コードネーム:シャブ沢監督:01/12/14 20:43 ID:JKKMugLp
「どこに行くの?」
「浴室を覗きに行く。行き先はわからない」
「覗き?」
「そう、見つからないように浴室の窓を・・・」
「知ってるわよ。でも、なぜ覗きなんて・・」
「さあね?この世の中には我々の哲学では推し量れぬものがいっぱいある」
彼女はテーブルに頬杖をついて考え込んだ。
「覗きはうまいの?」
「以前はね、僕が誇りを持てる唯一の分野だった」
「私にはなにもないわ」
「なくさずにすむ」
「世の中に失われないものがあるの?」
「あると信じるね、君も信じた方がいい」
「それで今夜は覗きに行くのね?」
「うむ」
「ちょっと部屋の角に行って」
僕は部屋の角の薄い暗がりの方へ行った。彼女は遠くからそれを観察した
「オーケー、闇に紛れてるわ。行ってらっしゃい」
216 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 01:03 ID:k7GhEXf0
一週間後に田代から写真が送られてきた。
こんな写真だ。
__ o ( Oo ( ) ⌒)
| |:::::| :.::..::.:O _ /γ _( )⌒( ) )
| |:::::| :..::::..:.:. : (/ / / o O\\
っ ̄|っ :..:( | / /ノ|ノ 〉| ノ ノ ) )
(3 / ::..:| | | ノ ノノ ノ ノ|ノ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`〉/ \ |(| | `ー' `ー' l | / < はにゃーん
//\ \ ゝ|| ハ ~ ワ ~ノノ / \_____
// \ \__||_」 「 /
./ \ || | ( )
` ――ヽ . . | ( )
| |O
( ) ( )
( ⊥_ ' | o
/ \ |
/ ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ / ‖ |
/ /\__人___−−┤ |
/ /| | | |
/ / | | | |
217 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 01:17 ID:AttmF4E2
このスレ(・∀・)イイ
218 :
(・v・):01/12/15 01:19 ID:L4Caf/HC
(・v・)けんちゃんも春樹は、風の歌を聞けから、1972年の
ピンボール、羊をめぐる冒険、ダンスダンスダンスとよんだよー
(・x・)けんちゃん知的!!
(・v・)あはー
なんでノルウェイの森をとばすのか、小一時間問い詰めたい気持ちは
やまやまだが、どうやら僕にはその気力も残っていないようだ。
「スカートを盗撮するのが癖なのね」
「よくわからない」
「風呂を覗くのも癖なのね」
「そうかもしれない」
221 :
kal:01/12/15 01:33 ID:g+iJ1sae
田代は極めて急激な速度で堕落をつづけていた。
けんちゃん、1972じゃねーっつの。
だもんで知的じゃねーっつの。
223 :
kal:01/12/15 01:35 ID:g+iJ1sae
あるいは田代の2ちゃんねる受けは上昇していたのかもしれない。
このスレ面白そうだけど、書くの時間かかるからパス
何も深く考えることなんてないのさ。
書こうと思えば、それはあるんだよ。
村上正樹のことは良く知らないけど
カキコしたい、という気持ちだけが僕を動かしている。
たぶん運が悪いだけだ、と僕は結論を下した。
風呂場から男女の騒ぐ声が聞こえてきた。
誰だって、そっちに目をやるさ。
覗くか覗かないかは大きな分かれ目で
ビデオに撮るかとらないかがもっと大きな分かれ目だったのさ。
僕にも覗く権利くらいある
らくだにだって覗く権利がある
らくだにはない。
テレビをつけるとワイドショーがやっていた。
僕はこれ以上彼女と話す事はないと思った、それが一番自然なんだと。
彼女は言った。『テレビを消して、お願い。』
僕は、何故かと目で尋ねた。
『これ以上邪魔されたくないのよ、この時間は私とあなたの為にあるんだわ。』
そういって彼女はバックからタバコを取り出した。
きっと興奮してるんだと思った。
『あなたと話す最後の時間を田代に奪われるなんて…そんなのおかしいと思わない?』
僕はその通りだと思った。
彼が捕まろうとシャブろうと、僕等の間にそれは意味を成さないのだ。
僕はなにも言わずにテレビを消した。
再びコーヒーの匂いと沈黙が僕等を満たした。
やれやれ
彼女は玄関マットであるタシロにつまずいて郵便受けで頭を打った。
「あら、ごめんなさい。…ねえ、どうして玄関マットになんかなったの?」
「…現実逃避だよ…」とタシロは言った。
「なにか私にできることあるかしら?」
「そうだな…。風呂場のマットにしてくれると助かるなぁ。」
「お安い御用よ。それはいいんだけど、あなたそれじゃあもうあのビデオ・カメラ
使えないでしょ?あれもらっていっていいかな?」
「それだけは勘弁してくれないか。」
タシロ日和
「ねぇ、ところで、踏まれた時って痛くないの?」
「痛いさ。でも、それ以上のものがあるのさ。わかるだろ?」
236 :
二番煎じ:01/12/15 02:48 ID:J1Ui8FkC
夕ツ口日禾口
もうひとつの世界に行けるんだ。
宇宙なのさ。
そこでは、まばたきひとつで
何でも現れるし、何をしても誰も文句を言わないんだ。
そんな世界を捨てるなんて考えられないよ。
238 :
角川春樹:01/12/15 03:22 ID:pr/o2fOb
「さよなら、田代まさし」と僕は言った。
さよなら、田代まさし、僕は君が志村にしっかりと守られることを祈っている。
「さよなら」彼は言った。
「また会えるかな?」
「それはどうかな。」彼は、下を向いたままめがねのつるを上げた。
240 :
角川春樹:01/12/15 03:39 ID:pr/o2fOb
17 ハードポルノ・ワンダーランド
ー田代の終わり、かくし芸大会、バカ殿ー
「お願い」と太った娘が言った。「このままじゃ田代が終わっちゃうのよ」
田代なんて終ればいいんだ。と私は思った。
「田代は何のためにそんなひどいことをしたの?」
「分からない。知らない」と私は言った。
「さっきからずっとそれを考えてたんだ。でもわからない。こっちが訊きたいくらいだよ」
「ひょっとしてあの被害者はグルじゃないかって考えてたんだ」
太った娘はしばらくのあいだわけがわからないといった表情を浮かべてじっと私の顔を見ていた。
「どうしてそんなこと思うの?」
「わからない。たぶんマーシーを信じているからだろう。わけのわからないことは誰かに押しつけると気が楽になるんだ」
「でも何も解決しないわ」
「何も解決しないさ」と私は言った。
241 :
角川春樹:01/12/15 03:43 ID:pr/o2fOb
覗きは覗き、ファックはファックだ
別に解決策や救いを求めているわけじゃないよ。
わかってるさ、どうしようもないんだ。
ドウシヨウモナインダ
「覗きなんて、恥ずかしくないのかしら?」
ユキは言った。
「そりゃ恥ずかしいさ、でも」
「でも?」
「それ以上に重要な事が、あるんだよ大人には。」
「あたしには全く理解できないわ、そんなの。」
ユキは吐き捨てるように言った。
全くその通りだ、こんなの馬鹿げてる。
優等生の君だったらここでなんて答えるんだろう?
僕は画面に向かって問いかけた。
ちょっとユキで抜いたことある
246 :
角川春樹:01/12/15 04:05 ID:pr/o2fOb
田代はこんな風に考えたのかもしれない。
「俺は2度と髭を剃らなくてもいいんだ」と。
中年の社会的な死は、冬の雨のように何かしらもの哀しい。
>244,245でしらけた。おやすみ
>>245 笑えるとかの問題じゃねーよ。
切ないけど抜ける。それがいいんじゃねーか
249 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 04:10 ID:0sCXs7d7
「マスコミなんて・みんな・糞くらえさ」
まさしはカウンターに両手をついたまま僕に向かって憂鬱そうにそうどなった。
「やつらは俺の盗撮をつるし上げたくせに、自分達は平気で盗撮してる。
そっちはいいのかよ。あいつら、自分が盗撮してるって自覚があるかどうかも怪しいもんさ…。」
僕は薄いビール・グラスの縁に唇をつけたまま黙ってうなずいた。
まさしは口をつむぐと懐から可愛いくまのぬいぐるみを取り出し、くまったもんだ、
とつぶやいた。だじゃれを言わないうちは次の話は始まらない。いつものことだ。
250 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 04:14 ID:pr/o2fOb
ラウンジっと¥¥
252 :
とむ:01/12/15 04:32 ID:???
電車の中で、僕らはお互い心の中で語り合った。そうしないと壊れてしまうほどに、僕らの関係は脆いものだった。
初めまして、僕は言った。僕は緊張を和らげるために左手で服の上から内ポケットの小道具を触った。
初めして、背中越しに彼女は言った。
そのスーツとても似合ってるよ。僕は言った。ホント? どのくらい? 彼女は嬉しそうに言った。
ラックス・スーパーリッチの外国人ぐらい。
ラックス・スーパーリッチ?
そう。あのCMは出演者に外国人しか起用しない。日本人にも艶のある髪を持った女性はいっぱいいるのに。
発音の問題なんだ。日本人のタレントの俄覚えた英語より、外国人が正しい発音で言うと途端に雰囲気がでるだろ?
だからあのCMには外国人が必要なんだ。それぐらい君にはそのスーツが似合ってる。
あなたって顔の割に素敵な事言うのね、彼女は笑顔で言った。いや、正確には笑っているような声で言った。
そんなに酷い顔かな? 僕は少し傷ついて言った。
ううん、そうじゃないの。あなたの顔って不思議な魅力があるの。私好きよ、あなたの顔。ねえそのサングラス
取った方が良いわ。隠すなんてもったいないわよ。
誉め言葉として受け取っておくよ。
あら、誉めてるのよ。彼女は焦らすように肩をまごつかせた。
ねえ、もっと言って。もっといっぱい素敵な事言って。僕は、その髪形とても似合ってるよ、と言った。
どれくらい?
・・・バカ殿ぐらい、僕は少し迷って言った。
バカ殿?
そう、バカ殿。バカ殿って言うのは僕の師匠でもある志村けんさんがするコントなんだけど、あの人は本当は別に
バカでもなんでもない。いくら金色袴に白塗りとちょんまげがあってもそれをあの人が身に付けないと、けしてバカ殿には
ならないんだ。他の人には務まらないんだ。それぐらい、その髪形が似合ってる。
素敵、と彼女は言った。最高。
その時電車の扉が開き、彼女は急ぎ足で電車を降り、僕はピッタリその後を付いていった。ねえ、彼女は早足のまま言った。
ちょっとここで待っててくれる? 用事があるの。それを済ませて来るからここで待ってて欲しいの。いい?
いいよ、と僕は言った。それから彼女は駆け足で階段を降りて行き、僕はホームで手近なベンチに腰掛けた。5分もしない内に
彼女は戻ってきた。僕が微笑みかけると、彼女は「あの人です」と言って僕を指差した。彼女の周りにいた駅員の1人が「ちょっと君」
と言った。
「やれやれ」と僕は言った。
結局は、全て妄想だった。それだけのことだ。当たり前だ。バカ殿に例えられて喜ぶ女性なんて、この世界にいるわけがない。
253 :
江戸川乱歩:01/12/15 04:36 ID:gT1M8nwl
田代は先に起こした盗撮のようなユートピヤ物語よりは
そのような七面倒な手段よりは、もっと実際的な
古来の帝王たちの(主として暴君たちの)華々しい
業績に、幾層倍も惹きつけられ、覗きや阿片という
夢幻境に足を踏み入れていったのでありました。
254 :
ストライ:01/12/15 04:55 ID:O8W5eEkD
確かに彼はろくでもない人間かもしれない
でも彼は彼なりに自分の世界を創ろうとしてたんだよ
スレの杜に載ってたYO!
ウサマ・ビン・ラディソと同じようにすごい人なんだね
258 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 08:19 ID:Y/EzOAAX
スレの社から来ました!最高ですねココ!!
と言い出す奴がもうすぐやってくるだろう。
そんなことは
>>255の時点でわかりきっていることだ。
何が最高だっていうんだろう?
塀の中の田代まさしには、何の慰めにもならないのに。
263 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 09:19 ID:Pe9g/n6V
看守がこのスレのことを田代に伝える
今日の羊は少し違っていた。
ひげをきれいに切りそろえ、丸いレンズのサングラスをしていた。
デートかな。相手はどんな人なんだろう。
「2001年のピーピングトム」田代まさし
267 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 12:05 ID:XlLNXBUb
最高。誰かダンスダンスダンスの五反田君を田代にして書いてください。せつねぇ!
「どうしてこんなことをしなくちゃいけないんですか?」と婦警が僕に向って言った。
「店にお金を持ってでかけて、それで盗撮ビデオを買ってコレクションにすればいいのに。
だいいちお風呂を盗撮したって、それがいったい何の役に立つっていうの?」
僕は何も答えずにただ首を横に振った。
「悪いとは思うけど、ビデオ屋の安売王が開いてなかったのよ」と妻が婦警に説明した。
「安売王が開いてれば、ちゃんと安売王に買いに行かせたんだけれど」
そんな説明が状況を理解するための何かの手がかりになったとは僕にはとても思えなかったけれど、
とにかく彼らはそれ以上口をきかず、お茶を啜り、顔をしかめ、手帳に何か書き込んだ。
「何故君が盗撮する?」
「何故僕が盗撮するか?何故だろう、僕にもそれがわからない。なぜ盗撮したんだろう?」
「ねえ、よくわからないな」と僕は笑って言った。「君は風呂を盗撮したのか、それとも盗撮してないのか?」
「だからそれについて考えているんだよ。僕は風呂を盗撮したのか、それとも盗撮してないのか?」
激しく書きたいんだけどさ村上春樹の小説あんま読んだことないんだよ。
「国境の南太陽の西」風の作品キボーン
>>271 今からでも遅くはない。
買ってきて読め。
>>271 村上春樹は読みやすいよ。サラっと読める。
275 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 15:02 ID:LRMjOw+r
そうでもない
奥が深い
ノルウェイならすぐ読めるよ。
風の歌を聴けなんか40分くらいで読めるで
セリフばっかだからな
279 :
じぷしー名無しさん:01/12/15 15:04 ID:LRMjOw+r
そうでもない
「このあたりがいいな」と田代は言った。
「何をするのに?」と僕は聞いた。
田代はいつものかすかな微笑を浮かべて僕を見た。「僕がやろうとしていることをするのにだよ」と田代は言った。
281 :
田代 ◆t6/pVDLk :01/12/15 15:05 ID:fdeCx3L9
おもんねースレだな
お前ら全員死ねよ
282 :
田代 ◆t6/pVDLk :01/12/15 15:06 ID:fdeCx3L9
「ぼくは きみたちが だいすきだ」
284 :
271:01/12/15 15:07 ID:???
すまん!!俺のせいでスレがあああ!続けてくださいな
285 :
田代 ◆t6/pVDLk :01/12/15 15:07 ID:fdeCx3L9
なんかキモい奴が来たぞ
287 :
田代 ◆t6/pVDLk :01/12/15 15:09 ID:fdeCx3L9
>>286 お前だろ?え?(wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>田代
寂しいの?遊んであげよっか??w
289 :
田代 ◆t6/pVDLk :01/12/15 15:14 ID:fdeCx3L9
291 :
田代 ◆t6/pVDLk :01/12/15 15:15 ID:fdeCx3L9
>>290 そう?そうおもう?あははwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そうでもない
田代(*´∀`*)カワイイ
とりあえず自己紹介して
294 :
田代 ◆t6/pVDLk :01/12/15 15:17 ID:fdeCx3L9
おい放置しろ。
いろYo
早く
そうでもない
やれやれ
299 :
田代 ◆t6/pVDLk :01/12/15 15:27 ID:fdeCx3L9
私を犯して♪
300
301 :
さん:01/12/15 15:58 ID:8rsI4r+h
風呂場をみると、僕は思い出すことがある。
ある右翼団体の経営する銭湯でバイトをしたことがあるからだ。
アルバイトといっても普通に労働して、お金を貰えるというのではなく、
銭湯にきた若い女の子のヴァギナを撮影するというとても素敵なものだった―
>>272 留置所に戻ったあと、僕は仰向けになって、長いあいだ天井を眺めていた。それは何
の特徴もない普通の留置所の天井だった。そこには面白いものは何もなかった。
でも僕はそれをずっと見つめていた。ときどき角度の関係でそこに看守の懐中電灯が
映ることがあった。幻影はもう浮かんでこなかった。風呂を盗撮した時の胸の鼓動や、
声の響きや、その肌の匂いを、もうそれほどはっきりとは思い出すことができなかった。
ときどき残された妻のあの表情のない顔を思い出した。
僕と彼女の顔を隔てていた、タクシーの感触を思い出した。
自分の中にこれから先ずっと妻や子供たちを守っていくだけの力があるのかどうか、
僕にはまだわからなかった。幻覚はもう僕を助けてはくれなかった。それはもう僕のために
夢を紡ぎだしてはくれなかった。空白はどこまでいっても空白のままだった。
僕はその空白の中に長いあいだ身を浸していた。その空白に自分の体を馴染ませようとした。
これが結局僕のたどりついた場所なのだ、と思った。僕はそれに慣れなくてはならないのだ。
今僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら。僕は力の及ぶかぎりその作業を
続けていかなくてはならないだろう−−−−−た、ぶ、ん。
303 :
272:01/12/15 17:40 ID:???
>>302 ( ・∀・)イイ! ( ・∀・)イイ! ( ・∀・)イイ!
さんきゅうあいらびゅーん(*´∀`*)
「彼ったら凄いんだから」と208が言った。
「まるで出歯亀よ」と209が言った。
「逮捕だね」と男が言った。
田代が逮捕されてしまったあとでも
正直言って田代を笑い話のネタにするのはあまり気持の良い
ものではなかった。
彼はただあまり健康とはいえない精神のいささか真面目すぎる
タレントに過ぎなかったのだ。
そして盗撮をすることだけが彼のささやかな人生のささやかな
夢なのだ。
誰がそれを笑いものにできるだろう?
とはいうものの「田代まさしネタ」は2ちゃんではもう既に欠くことの
できない話題のひとつになっていたし、今になって僕が
収めようと思ったところで収まるものではなかった。
既出だったらスマソ。
309 :
中上健次:01/12/16 01:02 ID:3uo3m0y5
そこは風呂だった。
シャネルズの狂ったリズムに形而上学の思いをひめて、
ゆるやかに落下するロココ風の田代があった。
桑野が詩をうたいあげ、仲間たちはみじめな射精の後にもつような悲哀を知った。
大麻は靴墨に溶けてしまった鈴木雅之を思い、涙のような空気に浮かんだ。
310 :
:01/12/16 01:35 ID:cyn72Ksg
盗撮ワッショイ!!
\\ 覗きでワッショイ!! //
+ + \\ 薬でワッショイ!!/+
+
. + /■\ /■\ /■\ +
( ´∀`∩(´∀`∩)( ´ー`)
+ (( (つ ノ(つ 丿(つ つ )) +
ヽ ( ノ ( ヽノ ) ) )
(_)し' し(_) (_)_)
驚くほど自然に窓に顔が近づいた。
まるで顔が窓に近づきたがっていたかのように。
「ああ、そうか」
僕は注射をしてからずっと、風呂を覗きたかったんだ。
312 :
A:01/12/16 01:49 ID:Ioua5KHA
みんなすごいなぁ、すごく面白いよ。
その夜、フリオ・イグレシアスは一二六回も『ビギン・ザ・ビギン』を唄った。
私もフリオ・イグレシアスは嫌いなほうだが、幸いなことに田代まさしほどではない。
314 :
:01/12/16 05:30 ID:74u5/LWu
乗り遅れました。
こんなのがあったとは
315 :
:01/12/16 06:23 ID:4iHLhL/g
新聞には僕の興味を引きそうなことは何もなかった。一面から最後の面までざっと
目を通してみたが、そこには僕が知らなくてはいけないことは一つもなかった。
でも新聞をとじて週刊誌の中吊り広告を順番に見ているうちに、僕は「田代まさし」
と言う字に目を止めた。そこにはかなり大きな字で「田代まさしの逮捕が芸能界に
投げかける波紋」とかいてあった。僕は長い間その「田代まさし」という字をじっと
見つめていた。やはりあの男は本気なのだ。本気で体をはってギャグを完成させよう
としていたのだ。
そんなわけで、もう何年も熱心にシャブを吸いながら、「私は盗撮・ファンです」
とそれほど寛太に名乗れない個人的経緯のよいうなものがある。愛憎入り乱れると
言うといささかオーバーだけれど、やはり好きとか嫌いとかいった言葉で簡単に
済ませてしまえないものがそこにはると思う。芸能界という場所で過ごした歳月に
ついていえば、いい思い出もあるし、あまりいいとは言えない思い出もある。
思い出したくないこともあれば、うまく思い出せないこともある。
そういういろいろな記憶やら感触やら空気やら矛盾やら喜びやら自己嫌悪やら
謎やらがぐしゃぐしゃに入り乱れて、盗撮という言葉の響きの中にひとつに
詰め込まれているのだ。あまりにも長いあいだどっぷりとシャブに浸かりきって
いたので、そういうものが分別不能なままにそこにしっかりとへばりついてしまった。
こういうのはやはりきつい。
不健全な魂のための
スポーツとしての
フル・トウサツ
シャブ吸いマーシーと
盗撮ビデオと
女番長ワダ・アキコ
わざわざ
こんな忙しい年末に、
風呂を盗みみなくたって
いいだろうに
どうしようもないタシロ、
覗かれた半裸の住人、
発見された大麻
家のファミリーのこと、
親戚のこと、
時は休みなく流れる
318 :
岩石らっこ丼(花柄):01/12/16 11:08 ID:SFD1Q8/K
しばらくの間、週刊誌やTVやスポーツ新聞が田代の事件を食い荒らしていた。
彼らは甲虫みたいに腐肉をとてもうまそうに齧っていた。そんな見出しを見て
いるだけで僕は吐き気がした。彼らが何を書いて何を言ってるかは見なくても
聞かなくても想像がついた。僕はそういう連中をひとりひとり盗撮してまわり
たかった。
風呂場を覗けばいいんだ、と田代が言った。その方が簡単だし、早い。いや、
そうじゃない、と僕は言った。そんなに早く覗いちゃもったいない。ゆっくり
と下調べしてやる。
319 :
さん:01/12/16 11:47 ID:sN4vybAr
>>309 笑った。。。
そうこうするうちに、2002年という耳慣れない年が
泥沼からゆくりと足を抜き差しするように近づいてきていた。
僕は、風呂屋のバイトで盗撮をしながら週に5日、無心に働いた。
そうして僕は新宿のヒッピー風の女の子から、生まれて初めての
とても素敵なものをプレゼントされた。
これが、僕と麻薬との出会いだった。
言葉にしてしまうとありきたりだが、盗撮というのは次ぎのように
言い表すことが出きる―
「やめられない。。。」
びっくりするほど単純でシンプルだ。でも僕はこのときに
この言葉を世界中の虎がバターになり星野監督を引き寄せるように
頭の中に深く意識することができた。
それはとても素敵なことだった・・・
320 :
:01/12/16 13:43 ID:CXNS4P4s
しばらくの間頭が痛んだが、禁断症状というほどのものでもない。軽く幻覚が見え
ただけだ。こんなところでうろうろしてないで、早く家に帰った方がよさそうだな
と僕は思った。
気持ちを落ち着かせるために、駅のキオスクで新聞とレモンドロップを買った。
ポケットから財布を出して代金を払い、その新聞を抱えて改札口にむけて歩いていく
と後ろから女の声が聞こえた。「ねえ、お兄さん」とその女は叫んでいた。「そこの
盗撮のお兄さん!」
それは僕のことだった。呼んでいたのはキオスクの売り子だった。僕はリアクショ
ンをどうとればいいか考えながら引き返した。でも特に何も思いつかなかった。
「お釣り忘れてるよ」と彼女は言った。そして千円からの釣り銭を僕に渡した。僕は
礼を言ってそれを受け取った。
「盗撮のこと言ってごめんね」と彼女は言った。「他に呼び方を思いつかなかったも
んだから、つい言っちゃったんだよ」
そんなことはかまわないという風に、僕はなんとか微笑を浮かべて首を振った。
彼女は僕の顔を見た。「あんたずいぶん汗をかいてるけど、大丈夫? 気分が悪
いんじゃないの?」
「いやあ暑くてね、ネタ探してるうちに汗をかいちゃったんです。ありがとう」
と僕は言った。
このスレすごく楽しいですよね〜!
でも、ちょっと余計なことを言わせてもらえば、
既存の文章を置換して作ったものより、
「まったくのゼロから書き起こしたんだけど
でもこの文体は確かに村上春樹だわ……」
ってほうが感心するし、面白いです。
余計なこと言ってスミマセン。
322 :
:01/12/16 13:55 ID:CXNS4P4s
そうですね。
ワタクシがレベル下げてます。
スマソ
「田代まさし=五反田君」て感じですね。何となく。
>322
僕は>320イイと思いますよ。
324 :
:01/12/16 14:26 ID:b5XQOiSM
けっこう。
と僕はいった。
325 :
う:01/12/16 14:28 ID:K0VZWUwm
326 :
ぷ:01/12/16 14:43 ID:Vso403+/
327 :
さん:01/12/16 14:43 ID:u+TwOgne
僕の中で覚せい剤と盗撮の2つの事柄は、ようやく僕の中に
しっとりとなじんできた。
結局、全てのものはやめられないんだ。
「そうだ。そうなんだ。」と、僕は呟き電話をかけようと、
今では物珍しい電話ボックスにはいり、彼女に電話した。
「もしもし・・・」
「ねぇ・・・いまどこにいるの?」と彼女は言った。
僕は今、自分がいるところが分からなかった。
僕は・・・どこにいるのだろう・・・
耳元では何故か、JALの飛行機のCMとノルウエィの森が演奏されていた。
僕はどうにか、ここの場所を知りたくてBGMを切り替えようと試みた。
耳元で、RUNAWAYがかかり始めた。
しかし、よく聞くとそれはシャネルズではなくて・・・
BONJOVIの『RUNAWAY』だった。。。
僕は、何度も何度もランナウェエイを繰り返し続けた―
329 :
:01/12/16 14:57 ID:CXNS4P4s
サンプリングか、と僕は思った。
330 :
ハム噛み:01/12/16 15:03 ID:CixYZLsA
僕が鼠と一緒にビールを飲んでいたら、窓の向こうに羊男が出てきた。
僕は羊男を追いかけているうちに、人の家の風呂場の前にいた。
風呂には男が入っていた。
そいつが村上龍に似ていたので、急に怖くなって走り出した。
僕は村上龍が大嫌いだ。
盗撮は僕らから遠く離れた場所にあるのではない。
盗撮は、いつだって僕らのすぐ傍に存在するのだ。
目が覚めるとそこに、二人の男がいた。のっぽとちびだ。
「おはようございます、田代さん。いえいえ、我々は怪しいもんじゃありません。
田代さんもノゾーキカンパニーのことはよくご存知でしょう。
我々は会長から、田代さん、あなたをお連れするように指示されました」
僕はこめかみが痛んだ。確かに僕の脳みそはシャブ漬けでもう腐り始めているけれど、
まだ幻覚をみるほどではないはずだ。
「もちろん我々は、幻覚などではないですよ、田代さん」
どうやらしゃべるのはちびだと決まっているようだった。
僕はサイドテーブルの上の飲み残しのハルシオン入りウィスキーを一口飲んだ。
こいつのせいで僕は、寝る前のことはまったく覚えていないのだ。
僕はまた、盗撮をしたんだろうか。
「それで、君たちは僕に何をさせたいんだ?」
ちびはそんな問いなど冷蔵庫の立てるうなり声と区別がつかない、といった様子で、
テーブルの上の『マリ・クレール』をぱらぱらとめくってみたり、出ていった妻が大事に
していたベルギー製の壁掛けを点検したり、「ほう。これはこれは」というような顔を
したりしていた。
突然のっぽが口を開いた。
「田代さん。あなたにはもう、失うものは何もないはずだ。仕事はない。友達も
みんな去っていった。過去の栄光も自ら踏みにじった。奥さんは出ていったし
一人娘もあんたを軽蔑している。そうだろ?」
僕は、のっぽがしゃべったことで、ひどくうろたえてしまった。僕はのっぽの存在を
すっかり忘れていたし、そもそものっぽがしゃべるだなんて、聞いたとこがない。
「会社員のことだな?」うろたえていったその一言が、すべての始まりだった。
ちびの顔が、鼻くそと間違えて団子虫を食べてしまったかのように、醜く歪み、
そしてはじけ飛んだ。
333 :
Mer ◆fRanunIc :01/12/16 16:38 ID:nWx4jEQC
僕は暗く冷たい牢獄の中で、自分のしたことについて考えた。
僕は女の子のスカートの中を覗き、風呂を覗き、そして覚醒剤を使って
一時の快楽を得、挙句の果てに捕まったのだ。
『だけれど』
僕は思った。だけれど、多かれ少なかれそれは僕にとって必要なことだったのだ。
だからこそ、僕は覗きを行ったのだし、なによりそれを行わないわけにはいかなかったのだ。
僕は「そこに山があるから登るのだ」という誰かの言葉を思い出した。
僕は『そこに風呂があるから覗くのだ』と思った。
僕は「そこに風呂があるから覗くのだ」とはっきりと声に出して言ってみた。
しかし、その空虚な響きは僕をどこにも連れて行きはしなかった。
その僕の発した言葉は、冷たく堅牢な牢獄の中をさまよい、やがて疲弊し、最後には地面に落ちた。
僕は溜息をついた。やれやれ。
334 :
あぼ〜ん:01/12/16 16:50 ID:QvocMcvK
これ村上春樹っつうか
梶井基次郎っぽいとおもふのはおれだけ?
335 :
さん: