雨の音が聞こえ出した昼下がり
めくりかけた本のページ折り曲げて
こんな日ならこともなげにさよならが
口に出せる気がするから怖いんだ
背中に近づいた足音で
君の気持ち測れる
いつのまにかきみはこの胸に忍び込み
すみついている影法師
葡萄の房ひとつとって頬に当て
きみの瞳雨のむこう見つめてる
ぼくも側でその行方をたどるけど
低い雲が窓の中を埋めるだけ
気を回しちゃだめとわらうのさ
やけにさめた横顔
2人を今包む退屈は
ときめきを通り越した愛のせい
松任谷由実作詞「ゆううつ」1979
俺は曇ってる方がうきうきするんだが