この本で一番印象に残った記述。
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スティープ ・ジョブズは、 自分が養子だと小さいころから知っていた。
「そのことについて、 両親はとてもオープンだった」
とスティープは言う。
6歳か7歳のころ、 向かいの女の子と芝生の庭で話していたときもそうだった。
「『じゃぁ、 本当のお父さんやお母さんは、 あなたをいらない っ て思ったの?』 と聞かれ、
頭に電撃をくらったように感じた。 あ〜〜っ! って感じで。 泣きながら家に駆け込んだのを覚えている。
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アメリカ人は養子縁組が盛んで、そのことをあまり隠さないそうだけど、やっぱり子供にとっては 養子になるって相当厳しいことなんだね。
ジョブズの実の親が、養子縁組の相手に「大卒の家庭」という条件をつけたのを愛情あふれる行為みたいに 書かれたりしてるけど、子供より自分たちのキャリアのほうが大事という価値判断をしたのは事実だし。
> あ〜〜っ! って感じで。< 個人的には、この訳文がショックだったな。 くだけた口調にしたかったんだろうが、オッサンの口調ではないだろ。