英語鼻を語るスレ

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118某スレの639 ◆SIwz0dg6q6
>>116
励みになるレスをありがとうございます。

>鼻腔共鳴は初期の頃から知っていたのですが、ベルカント等の声楽理論では軟口蓋を
>高く持ち上げるとあり、それに妄信していた為、無理やり軟口蓋を高く上げていました

これは日本人なら誰しもがはまってしまう落とし穴だと思います。
声楽理論が誰の手によって造られたか、そして自分がその者と条件が同じかどうかを考慮しないと
落ちてしまう落とし穴です。大抵の記述は絶対値ではなく、相対値で記述されています。

普通の日本人の軟口蓋の高さは、発声時は、ほぼ100です。ほぼ完全に閉じています。
英語ネイティブの軟口蓋の高さは、80ぐらいでしょうか。鼻音発声時は50ぐらいでしょうか。

声楽の本では、軟口蓋を上げることが書かれています。それは、60とか70だと鼻にかかりすぎて
発音が不明瞭になるからです。


つまり、60や70じゃダメだから、80にしなさいと と書いてあるのに、
100である日本人は更に軟口蓋をあげるのだと勘違いしてしまうのです。

物事は相対的に書かれてある場合、自分が著者と同じ側に立っているかどうか、必ず確認する必要があるのです。
英語の発音について、この種の勘違いが本当に多いため、日本人にとって、英語の発音は、10個以上の暗号で
強固に秘伝が隠されているのですw
119某スレの639 ◆SIwz0dg6q6 :2011/09/24(土) 23:48:05.57
>>116

日本人は軟口蓋と喉を別々に弛緩・緊張の制御を行うことができません。
セットでしか制御できません。
だから、日本人が鼻声をだそうとすると、軟口蓋を緊張させて下げ、同時に喉を更に閉じてしまいます。

ですから、英語鼻では、軟口蓋と喉をセットで最大限にリラックスできるようになった後で
はじめて
軟口蓋を微調整して上に挙げるという手法をとっています。


ですから、

完成形(=英語鼻第三段階最終ステップ)と比較して

第一段階、第二段階では、声が低すぎ、人によっては鼻にかかりすぎて発音が曇った感じになる場合がある。
この段階での声の響きの中心は、下咽頭。


第三段階では、喉をリラックスさせたまま、軟口蓋を適度に緊張させ、上に挙げます。
この段階での声の響きの中心は、中咽頭。

日本人は最初は、軟口蓋と喉を別々に弛緩・リラックスできないということに
気がつかないまま、欧州で開発された声楽のアドバイスをそのまんま、日本人にやらせようとする
本が多すぎます。著者達は、ほんとうに自分が実践できているのか?と私は疑問に思ってしまいます。
最初は、軟口蓋と喉をセットで究極的に弛緩できるようにする。その後、軟口蓋だけを適度に緊張させるという
順番でしか、日本人にネイティブのような発声をさせるのは、不可能だと私は確信しています。
そういった意味で、声楽のテキストの各項目の習得順番と習得条件を明確にして著者達が本を書かないと、、
本で発声方法を身につけることは殆不可能です。