発音をよくするスレ18

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97桜井恵三 ◆aRZpjQmYwQ
>>10 :某スレの639:2006/12/02(土) 05:30:33

【音素有り派】
概要:サウンド・スペクトログラムの能力が人間の耳に遠く及ばないだけです。
詳細:

>東京学芸大学の関口貴裕氏の研究によるとサウンド・スペクトログラムで
>英語の発話を分析すると音の切れ目の無しの音のストリームだと言っている。
>「Can I help you? 」を分析すると一つの音の連続であり、あえて切れ目が
>あるとすればCaとn、そしてlとpの間になるそうだ。

この実験結果が示すことは、「サウンド・スペクトログラムで分析すると
一つの音の連続だった。」ということだけです。
また、こうも言えます。「サウンド・スペクトログラムという分析手法は、
母語話者の耳の分析手法とは完全に異なる。」ということです。
実験結果は音素とは関係ありません。

例えを出すと、体の内部する技術として、CTとMRIがあります。
両者はそれぞれ短所・長所があり、CTでは毛細血管の画像を移すことができません。
CTで毛細血管が移らないからと言って、毛細血管は存在しないのでしょうか?
いいえ、CTの技術の特徴、または性能の限界で検出できないだけです。

上の例で言えば、「サウンド・スペクトログラム」という分析手法が
人間の耳と同じ音素聞き分け能力を持っていないだけです。技術が進めば、
人間の耳と同性能の分析手法が開発されるかもしれません。