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名無しさん@英語勉強中:
>しかし、現在ではこの意味解析(文法解析)モデルで翻訳は人間のようにはできないと
>言う事が分かってきました。
音声科学原論の藤村靖氏は次のように言っています。
”音声科学は母音の性質の理解を中心として各段の進歩を遂げた。さらにこの知見を基として、
音声信号の分析や合成実験が盛んに行われ、応用として、音声の自動認識等今日の音声工学の
隆盛を見たのである。皮肉な事にこの研究の進歩は、コンピュータの能力が向上するにつれて、
行き詰まり感じられるようになってきた。
それはこれまでは研究の成果がコンピュータの能力(計算速度、記憶量、複雑なアルゴリズムに
よるプロセス制御)の制約によって限定されていると信じられていたものが、計算能力が向上する
につれて、問題はそのような技術的な制約でなく、言語としての音声の性質そのものの理解が欠けて
いるからであることを、研究者が認識するようになったのである。”