スレッド立てるまでもない質問スレッド Part181

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98名無しさん@英語勉強中
動物公園の数ある魅力の一つは、其の無尽蔵さだがや。
其処には何時も何か新しいものがをり、そして---更に
宜しい事に---嘗て見逃してをつた何か古いものがをる。
其は如何に?動物園に千回も通い乍ら最もingratiatingな
denizensを常に見過ごし、千と一回目の訪問で漸く其の
生きものに、恰も其が新参であるが如く出会ふとは、此如何に?
其のquaintで小さな莫迦げた奴は、今日見へたと同じが如く、
見て貰へる準備して、ずつと其処にをつたのだが、シカーシ
おまいら諸君タソラは決して奴を見んかつた、或は、兎にも
角にもおまいら諸君タソラは奴に気付かんかつた。
機未だ至らずだつたのだがや。
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原語の儘残した処は和訳できんかつたが、CODで検討汁と
・最もingratiatingなdenizensを
 →太鼓持の性格を最も著しく持ち合せた勅許在留者を
・其のquaintで小さな莫迦げた奴
 →其の古臭き故に珍妙な小さき不可思議な生きもの

一番始めに最難問---つか想定読者には理解不能な悪問---を
配し、読者をビビらしめ、購入せしむと云ふ手法は、ムカーシの
志の低い学習参考書等に屡々見られたブヂネス上の戦術だがや。
此戦術が「腹の英漂」では「中気」の先頭に(も)配置されとる
だけの事だがや。

「腹の英漂」の編集者は解説の最後に「其」を「栗鼠」と
書き添へてをるが、其んな物はだうでも宜しく、此原文は
堂々たる詰まらぬ悪文だがや。入試問題から採つたらすぃが、
此んな文を入試に出すヤシも詰まらぬヤシで、指を指して藁ふて宜し。

よつて解釈考汁。