科学的に英会話を学ぼう

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799名無しさん@英語勉強中
「岩波書店発行、藤村靖氏著”音声科学原論”には次のように書いてあります。
藤村氏は東大やMITやベル研究所で音声を研究しています。
音声科学とは音声学(調音)とはまったく別の分野です。 」

106P

”従来の音声学では子音も母音もそれぞれ同等の資格を持つ区分であって、
それらが、時間軸に並んで、いわゆる音声の連鎖を成すと考えた。

今その考えから離れて母音はシラブルの連鎖においてのみ各区分(すなわちシラブル)の
中核となり、子音はそのシラブルの周縁一時的な逸脱として乗っているとこの章の始めに
述べた考え方をとると、子音動作一つ一つも、母音の平衡状態から一時的に逸脱して
やがて自然に元の準静的な状態(あるいは変異の状態)に戻ると考えるのが
当然であろう。”

母音の平衡状態と子音の逸脱の連続を音のストリームと呼んでいます。