【参考文献】 『徹底例解 ロイヤル英文法 改訂新版』(青ロイヤル) (文献表記がなくセクション番号「§」だけの見出しは、青ロイヤルを指します) 江川泰一郎『英文法解説 改訂三版』(「江川」と表記) 安藤貞雄『現代英文法講義』(「安藤」と表記) Michael Swan『Practical English Usage (3rd edition)』(『PEU』と表記) 他の文献は書名を表記します。
【書式】 ( ):省略可能。[ ]:前の語句と入れ替え可能。 < >:名詞要素。{ }:形容詞要素。(( )):副詞要素。 S:主語。V:動詞。O:目的語。C:補語。A:付加語、義務的副詞。M2:副詞要素 s v x:文章の形をとる従属節(詳細な文型は説明文中に別記) to v x:to不定詞。for s' to v x:意味上の主語がついているto不定詞。v-ing:動名詞句
なお、instead of と without の区別も重要なのでおさえておきましょう(『PEU』§301-[2])。 「A instead of B」であれば、A と B は二者択一で同時には成立しません。 「A without B」であれば、A と B は同時に成立するけど A だけだ、という状況です。 【例題】雨が降っていたので彼は出かけずに家にいた。 × Because it was raining, he stayed home without going out. ○ Because it was raining, he stayed home instead of going out. (『大矢 英作文講義の実況中継』L.40「withoutの正しい使い方」)
crew などの集合名詞は、個々のメンバーに重点があれば単数形でも複数扱いになります。 また、その場合、「メンバー全員」を表す「all the 集合名詞・単数形」の形もよく使われます。 該当箇所: 「§41 集合名詞、[1] 可算名詞として用いられる集合名詞、(1) 単数・複数両様の扱いをする集合名詞―family タイプ」 「§103 all と both の用法、[1]-(1) all、【2】-[c] 分割できると考えられる可算名詞について,その全体を表す。」
all の使い方の簡単なまとめ(『PEU』§36)。 ○ all of <限定詞 名詞> ○ all <限定詞 名詞> (特定的。all <限定詞 名詞> の方が普通) × all of <名詞> ○ all <名詞> (総称的。まれに特定的。安藤 p.488) ○ all of <代名詞> × all <代名詞>
649.(群前置詞:up to) It / is / ((well)) known / <that s v x>. (文型:S V C)(受動態)(形式主語のit:真主語がthat節)
that節内は、M2((Up to <the middle of the 19th century>)) / S / was / C (文型:S V C)
up to は、「最大/最高で〜まで、〜に至るまで」を表します(例文275参照)。 「up to 具体的数字」なら、形容詞的に「最大/最高○○」になることもあります。 (明確に「〜以下」を示すときには、「up to and including 具体的数字」を使います) また、up と to という基本語の組み合わせなので、さまざまな用法があり、 「be up to 人」で「(人)の責任だ」といった表現もあります。辞書でよく確認しておきましょう。 該当箇所: 「§318 前置詞の種類、(2) 群前置詞」 「§323 群前置詞、(1) 2語から成る群前置詞」
「〜まで」の簡単なまとめ(『PEU』§602-[3]) ・時間:until/till / up to (up until / up till も可) ・距離:as far as / (up) to ・数量:(up) to (ただし、(up) to は前置詞の用法しかありません)
be ((well)) known の well など、受動態における副詞の位置については、例文291、293参照。
651.(群前置詞:in case of) M2((In case of O)), / break / O / and / push / O. (文型:(S) V O and (S) V O)(命令文)
in case of は、(1)「〜の場合には」(通例文頭)、(2)「〜の場合に備えて」(通例文尾)を表します。 「in case s v x」(例文524)と異なり、【英】と【米】の用法に違いはなく、 主に(1)「〜の場合には」の意味で、注意書きなどの書き言葉で使われます(『OALD』参照)。 なお、「in case of の目的語が普通名詞の場合、通常、不定冠詞はつかない」という語法があったりします。 「in case of+名詞」=「if there is a/an+名詞」(『実例英文法』§227B) In case of fire, break glass.(=If there is a fire...)(『PEU』§271-[4]) 該当箇所: 「§323 群前置詞、(2) 3語以上から成る群前置詞」 参考: 「§294 目的・結果の副詞節を導く接続詞、[1] 目的を表す副詞節を導く接続詞、(3) 〈in case〉」 「§295 条件・譲歩の副詞節を導く接続詞、[1] 条件の副詞節を導く接続詞、(2) in case」
652.(群前置詞:in honor of) S / are going to give / O / M2((in honor of O)). (文型:S V O) S / are going to give / <a reception {←in honor of O}>. (文型:S V O)
in honor of の目的語のところは、<Mr. Clark, {←who came ((to Japan)) ((the other day))}> cf. Mr. Clark / came / A((to Japan)) / M2((the other day)). (文型:S V A)
in honor of O / in O's honor は、「〜に対する敬意を表して/を祝して」を表します。
>>35 品詞分解というのは便宜的なものにすぎないので、 in case of に限らず、自分にとって都合の良い方でかまわないと思います。 何度か書いたように、 「熟語」や「成句」を一度解体して理解するのは大事なことですが、 「まとまり」として憶えておかないと、とくに書く/話す上で実践的じゃないだろう、 というのが俺の考え方です。
case の意味をちゃんと確認しましょう、という点は、 もうちょっと強調しておけばよかったかもしれませんね。 「in spite of」の spite も調べておきましょう。
653.(群前置詞:in spite of) M2((In spite of O)), / S / are / ((still)) C. (文型:S V C)
in spite of は、「〜にもかかわらず」を表します。 「譲歩」を表す表現として、「in spite of O」と「though/although s v x」を関連させて理解しておくと良いでしょう。 また、「despite O」も同じ意味を表しますが、フォーマルな書き言葉です。 該当箇所: 「§323 群前置詞、(2) 3語以上から成る群前置詞」 参考: 「§389 複文と単文の転換、[3] 副詞節を含む複文と単文との転換、(4)-【4】 譲歩を表す副詞節⇔副詞句」 「§390 重文と単文の転換、(3) 〈前置詞+名詞・動名詞〉で作る副詞句を用いる」
なお、「in spite of oneself」だと「自分の意思に反して/思わず/知らず知らず」といった意味になります。 該当箇所: 「§92 再帰代名詞、[2]-(1) 再帰用法、【3】 前置詞の目的語になる、[c] その他の慣用表現」
654.(群前置詞:in terms of) It / is / C / <to v x>. (文型:S V C)(形式主語のit:真主語がto不定詞)
真主語の to不定詞のところは、try / to v x (文型:(S) V to do) try に続く to不定詞のところは、judge / O / A((in terms of O)) (文型:(S) V O A)
in terms of は、「〜の観点/側面から、〜の点では」といった意味を表します。 term はなかなかとらえにくい単語ですが、とりあえず「限界/境界」という語源をおさえた上で、 それぞれの意味を理解していくと良いと思います(例文35、140参照)。
657.(群前置詞:at the back of) There / used to be / S / A[C]((at the back of O)). (文型:There V S A[C])(there構文)
at the back of は、「〜の後ろ[裏/奥]に/で」を表します。 in front of の反対語で、「裏」を意味するときは behind とほぼ同義ですが、 「奥」「後列の座席」を表すこともあります(例文205)。文脈に応じて位置関係を把握しましょう。 We could only get seats at the back of the room.(『OALD』backの項) 該当箇所: 「§337 場所を表す前置詞、(10) before,in front of,behind,after、[注]behind と at the back of」
used to do については、例文363、364参照。
658.(群前置詞:for the purpose of) S / went ((over)) / A((to O)) / M2((for the purpose of O)). (文型:S V A)
動名詞のところは、studying / O (文型:(S) V O)
for the purpose of は、「〜という目的のために/の目的で」を表します。 フォーマルな表現で、動名詞を続けることがよくあります。 該当箇所: 「§323 群前置詞、(2) 3語以上から成る群前置詞」 「§389 複文と単文の転換、[3] 副詞節を含む複文と単文との転換、(3) 動名詞を用いる、 【3】 目的を表す副詞節⇔動名詞」
659.(二重前置詞:except+前置詞句) M2((Except in O)), / S / is / allowed / to v o. (文型:S V C to do)(受動態)
「except+前置詞句」の形です。例文640参照。
660.(群前置詞:with a view to) S / have established / O / M2((with a view to O)). (文型:S V O)
動名詞のところは、promoting / <new researches {←concerning O}> (文型:(S) V O)
with a view to は、「〜に向けた意図/見込み/目的で」を表します。 この to は前置詞なので、後ろは原形ではなく動名詞がくる、という点を確認しておきましょう。 「with a view to doing」で憶えておくのも有効だと思います。 該当箇所: 「§323 群前置詞、(2) 3語以上から成る群前置詞」 「§75 不定冠詞の特別用法、[4] 不定冠詞を含む慣用表現」
662.(間接疑問節を含む疑問文:疑問詞+do you think+間接疑問節の残り) What / do / you / think / <s v m2>? (文型:S V O)(疑問文)
think や believe といった「思う」を意味する動詞などの疑問文では、 間接疑問節の疑問詞部分が、主節を飛び越えて文頭に移動します。 「Yes/No」では答えられない場合にこの型になる、というのが実践的な基準でしょう。 また、do you think を挿入的にとらえるのも有効だと思います。
ということで、 分離した what節を戻すと、what / S / must do / M2 で、 We / must do / something / M2((in order to v o)). (文型:S V O) ってな形からの変形。
なお、疑問詞が間接疑問詞節内の主語にあたる場合、that を入れることはできません(安藤 p.176) ○ Who do you think John saw? ○ Who do you think that John saw? ○ Who do you think saw Mary? × Who do you think that saw Mary?
該当箇所: 「§29 疑問文、[3] 疑問文の種類、(4) 間接疑問、【2】-[a]」 「113 注意すべき間接疑問の語順、(1) What do you think …? の型」
否定に対する受け答えでは Yes と No の使い方に注意しましょう(例文630参照)。 Do you play tennis? Don't you play tennis? You play tennis, don't you? You don't play tennis, do you? どの疑問文に対しても、 ・テニスをする場合:Yes, I do. ・テニスをしない場合:No, I don't. (『TOEIC TEST 990点満点英文法』p.65参照) 該当箇所: 「§143 肯定・否定の副詞、[1] Yes と No の用法」
「get 目的語 過去分詞」の S V O C については下記該当箇所を参照(例文80、108-110、161参照)。 cf. This English composition / was / corrected / M2((by somebody)). (文型:S V C)(受動態) 該当箇所: 「§236 〈have [get]+目的語+過去分詞〉」 「§237 〈S+V+O+分詞〉、[2] 〈S+V+O+過去分詞〉、(2) 使役動詞など」
個人的には「this English composition」の composition はいらないと思います。 (English composition は、通常、抽象名詞としての「英作文」を表します) 「この英作文」って日本語も変ですよね。「この英文」で良いと思います。
667.(疑問詞を使った慣用表現:What do/would you say to O?) O<What> / do / you / say / A((to O))? (文型:S V O A)(疑問文)
to の目的語(動名詞)のところは、making / a trip / M2((with O)) / M2((during O)) (文型:(S) V O)
「What do/would you say to O?」は、文字通りには「O という事柄に対して、あなたは何を言いますか?」ということですが、 「〜はいかがですか?」といった感じで提案や勧誘を表します。 「What do/would you say <完全文>?」という形もあります。 What about O? や How about O?(例文673)も同じような表現ですね。 該当箇所: 「§109 疑問代名詞、[5] what の用法、(2) what を含む慣用表現」 「§111 疑問副詞、[2] 疑問副詞の用法、(4) how の用法、【4】 How …? と What …? の使い分け」 「§250 動名詞を用いた慣用構文、(9) その他」
668.(疑問詞を使った慣用表現:What...for?) What / did / you / buy / O / M2((for))? (文型:S V O)(疑問文)
文頭の what は for の目的語です(例文665参照)。 cf. I / bought / it / M2((for some purpose)). (文型:S V O)
「What...for?」は、「何のために?」という意味で、「Why...?」とほぼ同じ内容を表します。 (『英語語法大事典 第1巻』(p.1165)に使い分けの説明があります) なお、『英文法詳解』(p.160)は、「What...for=For what...=Why...」としていますが、 『ジーニアス』や『ウィズダム』は「For what...?」を誤用としています。 一応、「前置詞は基本的に文尾」として理解しておいた方が良いでしょう。 「What for?」だけで使うこともよくあります。 該当箇所: 「§109 疑問代名詞、[5] what の用法、(2) what を含む慣用表現」
669.(疑問形容詞) M2((What time)) / shall / S / arrive / A((at O)) / M2((if s v o))? (文型:S V A)(疑問文) M2((At <what time>)) / shall / S / arrive / A((at O)) / M2((if s v o))? (文型:S V A)(疑問文)
what や which には名詞を伴う用法があります(例文371参照)。「疑問形容詞」と呼ぶこともあります。 この場合、what/which の後ろの名詞は、人でもモノでもOKです(『PEU』§622-[2])。 (ただし、「人」の場合には、不特定でも what ではなく which を使う傾向があります。『実例英文法』§59C) 該当箇所: 「§110 疑問形容詞」 参考: 「§109 疑問代名詞、[3] who の用法、(2) whose の用法」
at がなく「what time」だけの場合は副詞的目的格です(例文149参照)。 該当箇所: 「§66 副詞的目的格」
670.(which of O) O<Which of O> / do / S / like / M2((best))? (文型:S V O)(疑問文)
特定範囲のモノの中から「どれ?」という「選択」を尋ねるとき、which を使います。 「人」を尋ねるときは、「特定範囲からの選択」であっても疑問詞単独であれば who を使うのが普通です。 ただし、この例文のように、「〜の中で/の」を表す「部分のof」がつく場合 (「部分のof」の目的語には限定詞が必要です)、 現在の英語では、who of は使わず、which of を使います(『PEU』§622-[3]。もちろん what of も×)。 (『英文法詳解』(p.160)は「Who of the five men is right?」を挙げていますが、『PEU』は誤用としています) 該当箇所: 「§109 疑問代名詞、[4] which の用法」 参考サイト: 八木克正「"*Which is taller, Jane or Mary?"をめぐって」 ttp://www1.kcn.ne.jp/~kyagi/yagihome/publications.html
671.(疑問副詞の代名詞的用法) Where / does / S / lead / A((to))? (文型:S V A)(疑問文) A((Where)) / does / S / lead? (文型:S V A)(疑問文)
to をつけた場合、文頭の where は to の目的語になります(例文665、668参照)。 cf. This load / leads / A((to some place)). (文型:S V A) cf. This load / leads / A((somewhere)). (文型:S V A)
疑問副詞の where は、前置詞の目的語になることがあります (「どこ」という意味の疑問代名詞と考えることもできます)。 その場合、通常、前置詞は文尾におきます。 また、省略形の「Where to?」の場合は to をつけるのが普通です。 該当箇所: 「§111 疑問副詞、[2] 疑問副詞の用法、(2) where の用法、【2】 where の代名詞用法〈前置詞+where〉」
なお、when も since や until/till などの前置詞の目的語になることがあります。 その場合、since や until/till は文尾におけないので、「前置詞+when」をセットにして文頭に移動します。 該当箇所: 「§111 疑問副詞、[2] 疑問副詞の用法、(1) when の用法、【2】 when の代名詞用法〈前置詞+when〉」
672.(疑問詞を使った慣用表現:How do you find O?) OC{How} / do / you / find / O? (文型:S V O C)(疑問文) Not so bad. (文型:(S) (V) (O) C)
「How do you find O?」は、「〜(の感想)はどうですか?」を表すことがあります(主に【英】の会話表現)。 この場合、文型は「find O C」(O を C だとわかる/思う/感じる)です。 cf. I / find / my washing machine / not so bad. (文型:S V O C) この how は、調子や状態を尋ねるもので形容詞的に扱われます(How are you? などと同じです)。
ただし、この文は、形の上では「手段/方法」を問う疑問文としても解釈できます (「あなたはどのようにして O を見つけますか?」)。 M2((How)) / do / you / find / O? (文型:S V O)(疑問文) cf. I / find / O / M2((by some means)). (文型:S V O) 現在形の場合(How do you find O?)、この解釈は特殊な状況でないと成立しませんが、 過去形の場合(How did you find O?)、とくに【米】ではこちらの解釈が優先されるようです(『ジニ大』findの項)。
感想を尋ねる表現としては次のなんかも有名ですね。 How do you like O? M2((How)) / do / you / like / O? (文型:S V O)(この how は「程度」を尋ねる疑問副詞です) What do you think of [about] O? O<What> / do / you / think / A((of [about] O))? (文型:S V O A) 参考: 「§111 疑問副詞、[2] 疑問副詞の用法、(4) how の用法、【2】-[注]単独で程度を尋ねる how」 「§111 疑問副詞、[2] 疑問副詞の用法、(4) how の用法、【4】 How …? と What …? の使い分け」
>>136 番号間違えてる寝ぼけた発言にレスありがとうございます 3.2.(12)の b でした。 その前の(11)で疑問形容詞 which が出てきていたので、なぜ(12)でも Which one などを使った、 定集合の場合の文ではないのだろうと思ったんです。a と全く違う内容なので・・・ Leech & Svartvikの文献含めもう少し調べてみますノ which面白いです
673.(疑問詞を使った慣用表現:How about O?) How about O? (文型:定型表現)
about の目的語(動名詞)のところは、(1) stopping... // and // (2) doing... の並列構造で、 stopping ((over)) / A((at O)) (文型:(S) V A) doing / <the sights {←of O}> (文型:(S) V O)
「How about O?」は、主に提案や勧誘を表します(例文667も参照)。 (他にも相手の注意を喚起する表現としてさまざまなニュアンスで使われます。辞書などで確認しましょう) 「What about O?」も基本的に同じ意味を表します(『PEU』§252-[4])。 該当箇所: 「§111 疑問副詞、[2] 疑問副詞の用法、(4) how の用法、【3】 how を含む慣用表現」 「§371 その他の転換の要点、(5) その他の慣用表現」 参考: 「§109 疑問代名詞、[5] what の用法、(2) what を含む慣用表現」
なお、do the sights of は古い表現らしく使用例もあまりありませんでした。 現在では see the sights of [in] が普通のようです。
まだ十分に調べていないのですが、とりあえず一つわからない点があります。 江川 p.470/『実例英文法』§316A は、 「主語 say to 人, "文."」は不可で、「"文," 主語 say to 人.」じゃないとダメ、 ってなことを言っています。 どうなんでしょ? 文法書やまっとうなサイトでも用例があるし、『英語「誤」法ノート555』(p.56)でも、 × Kevin said me, "Come tomorrow." ○ Kevin said to me, "Come tomorrow." というように正解例としてこの文型を挙げています。 ひとまず、江川 p.470/『実例英文法』§316A の記述はスルーして進めていきますが、 もし「say to 人, "文"」が誤用だと判明したら、後で該当部分を訂正しようと思います。
682.(間接話法:平叙文の転換) S / parted / A((from O)) / M2((saying <that s v x>)), // (文型:S V A) but // S / have not heard / A((from O)) / M2((since)). (文型:S V A)
that節内は、S / would see / O / M2((the next day)) (文型:S V O)
「直接話法⇒間接話法」のポイント(comment欄参照) 【主文の動詞】 ・say, "文" ⇒ say that節 【発言部分】 ・I ⇒ he(伝達者からみて he) ・will ⇒ would(時制の一致) ・you ⇒ me(伝達者からみて me) ・tomorrow ⇒ the next day(伝達者にとっては「明日」ではなく「その翌日」)
>>162 いや、それはね、 Kevin said to me, "Come tomorrow." が間違いと言っているんじゃなくて、 × "Come tomorrow," said Kevin to me. が間違いと言っているんだよ。 ○ "Come tomorrow," said Kevin. と対比してね。
あれ、確かに「英文法解説」では × Kevin said to me, "Come tomorrow." といった趣旨の説明があるね。 「実例英文法」は最新版を持っていないので分からないんだけど、 俺が持っているのでは>>166で言った通りの説明がある。
第3版 §298 伝達文の後ろに来る say の主語が名詞の場合は、 say と主語の位置を逆にしてもよい。 'I've just heard the news,' said Tom. 「 say to 〜(人)」の形もあるが、この形は必ず伝達文の後ろに来なければならない。前に来ることはできない。 'I'm leaving at once,' Tom said to me. (「ぼくはすぐ出かけるところだ」とトムがぼくに言った) この場合は said Tom to me と、語順を逆にすることはできない。
a) John said / He said, " Her story is true." b) "Her story is true," John said / He said / said John. <said he は不可>
《参考》 第2点 'say to 〜' の形のときは a) の形にしない。 "Her story is true," John said to me. <said John to me は不可>
もし「 'say to 〜' の形のときは a) の形にしない。」に対して筋を通すのなら、 「<John said to me, "Her story is true."は不可>」と補足すべきだろうし、 逆に「<said John to me は不可>」につなげたいのなら、 「'say to 〜' の形のときは a) の形にしない。」
>>166 検討ありがとうございました。まさに俺が悩んだところです。 でも、『実例英文法』のオリジナルである『A Practical English Grammar』の現行版を確認したら、無事に解決しました! 現行版では、Thomson は見解を変えています。
■『実例英文法 第3版』§298A/『実例英文法 第4版』§316A 「say to 〜(人)」の形もあるが、この形は必ず伝達文の後ろに来なければならない。前に来ることはできない。 'I'm leaving at once,' Tom said to me. (「ぼくはすぐ出かけるところだ」とトムがぼくに言った) この場合は said Tom to me と、語順を逆にすることはできない。
■『A Practical English Grammar, 3rd Edition』§298A say + to + person addressed is possible, but this phrase must follow the direct statement; it cannot introduce it: 'I'm leaving at once,' Tom said to me. Inversion is not possible here.
■『A Practical English Grammar, 4th Edition』§316A(1986年発行、2006年印刷版) say + to + person addressed is possible: 'I'm leaving at once,' Tom said to me. Inversion is also possible: 'I'm coming with you,' said Jim to his uncle.
なんと、倒置までOKと言ってますね。ということで以下はすべて「文法的」だと考えます。 ○ Kevin said to me, "Come tomorrow." ○ "Come tomorrow," Kevin said to me. ○ "Come tomorrow," said Kevin to me.(比較的まれ)
Thomson がいつ見解を変えたのかわかりませんが、 江川さんもご存命であったとしたら『英文法解説』の記述を改めていたことでしょう。 なお、「said Kevin to me」の倒置については、『ウィズダム』は「比較的まれ」としながらも「不可」とはしていません (そもそも『ウィズダム』は「say to 人」自体が「比較的まれ」だとしています)。 また、鷹家秀史「直接話法伝達部における倒置表現の要因の考察」にも実例が挙がっています。 ttp://www.kct.ne.jp/~takaie/paper7.htm
あとは、例文693の [直] would ⇒ [間] could が(俺にも)謎です。何か考えがある方いたらよろしくです。
683.(間接話法:平叙文の転換) M2((Last night)) / S / met / O / M2((here)) // (文型:S V O) and // said / <that s v x>. (文型:(S) V O)(並列構造:Mary (1)met... and (2)said...)
that節内は、S / would see / O / M2((here)) / M2((this afternoon)) (文型:S V O)
「直接話法⇒間接話法」のポイント(comment欄参照) 【主文の動詞】 ・say, "文" ⇒ say that節 【発言部分】 ・my brother ⇒ her brother(伝達者からみて her brother) ・will ⇒ would(時制の一致) ・you ⇒ him(伝達者からみて him) ・here ⇒ here(伝達者にとっても「here」なので、そのまま) ・tomorrow afternoon ⇒ this afternoon(伝達者にとっては「明日の午後」ではなく「今日の午後」)
684.(間接話法:平叙文の転換) M2((As s v x)), / S / said / <(that) s v x>. (文型:S V O)
as節内は、S / was taking / leave / A((of O)) (文型:S V O A) あるいは、S / was taking leave of / O (文型:S V O)
that節内は、S / would be / glad / to v o (文型:S V C to do) (「be+形容詞/過去分詞+to do」で、to不定詞が感情の原因・理由を表すパターン。例文61、273、291参照) to不定詞のところは、see / O / M2((again)) / M2((before long)) (文型:(S) V O) (before long については、例文20参照)
shall は、主語が2人称/3人称の場合「未来」を表さないので(例文331参照)、 間接話法へ転換するときに代名詞が変わる場合、注意が必要です。 通常の「未来形」の枠内であれば(will で置き換えても意味が変わらない用法であれば)、 「原則として間接話法では would を使う」と考えておいて良いと思います(江川 p.472。『英文法詳解』p.456)。 ・「1人称+shall」で、元の発言者と伝達者が異なる場合 [直] "I/We shall..." ⇒ [間] that you/he/she/they would...(通常 should は使わない) ・「1人称+shall」で、元の発言者と伝達者が同じ場合 [直] "I/We shall..." ⇒ [間] that I/we should/would...(現在では would の方が普通) ・「2人称/3人称+shall」(話し手の意志)の場合 [直] I said, "You/He/She/They shall..." ⇒ [間] I said that you/he/she/they shall/should... 該当箇所: 「§360 時制の一致・will と shall、(2) will と shall」
ただし、昔の【英】では、単純未来は「1人称+shall」が原則だったので、 comment欄の例文のような場合、will ⇒ should の転換が行われていました。 [直] "2/3人称 will..." ⇒ [間] that I/we should... こういう間接話法の文章を読むときに「〜すべき」とかやると誤読/誤訳になるので注意が必要です。 もちろん、このケースでも現在では would の方が普通だと思います。 [直] "You will be in time." ⇒ [間] that I would be in time
なお、comment欄にある He said me, "..." は、He said to me, "..." の誤記だと思います。 × Kevin said me, "Come tomorrow." ○ Kevin said to me, "Come tomorrow."(『英語「誤」法ノート555』p.56)
「直接話法⇒間接話法」のポイント cf. I said to a college student, "Do you ever think about the meaning of life?" 【主文の動詞】 ・say to 人, "yes/no疑問文" ⇒ ask 人 if/whether節 【発言部分】 ・you ⇒ he(伝達者からみて he) ・Do...think ⇒ thought(時制の一致)
687.(間接話法:wh疑問文の転換) S / was / asked / M2((by O)) / <what s v x>. (文型:S V C+保留目的語)(S V O O の受動態)
cf. My uncle / asked / me / <what I intended to be>. (文型:S V O O)
what節の文型構造は、 I / intended / to be <what> / M2((when s v a)) (文型:S V to do) when節内は、S / graduated / A((from O)) (文型:S V A)
「直接話法⇒間接話法」のポイント cf. My uncle said to me, "What do you intend to be when you graduate from college?" 【主文の動詞】 ・say to 人, "wh疑問文" ⇒ ask 人 wh節 【発言部分】 ・you ⇒ I(伝達者からみて I) ・do...intend ⇒ intended(時制の一致) ・you ⇒ I(伝達者からみて I) ・graduate ⇒ graduated(時制の一致)
688.(間接話法:命令文の転換) S / told / O / not to v x. (文型:S V O to do)
to不定詞のところは、cross / O / M2((against O)) (文型:(S) V O)
もともとの発言が命令文の場合には、tell/ask 人 to do などの形に転換します (命令文の内容にあわせて適切な伝達動詞を選びます)。 否定命令文(Don't+命令文)の場合、to不定詞の前に not をつけて「not to do」にします。 なお、直接話法で「to 人」が明示されていなくても、 間接話法が「S V O to do」の形になる場合、必ず目的語の「人」が必要です(『英文法詳解』p.458)。 該当箇所: 「§365 命令文の転換」
「直接話法⇒間接話法」のポイント(comment欄参照) 【主文の動詞】 ・say to 人, "否定命令文" ⇒ tell 人 not to do
689.(間接話法:命令文の転換) S / asked / O / to v x. (文型:S V O to do)
to不定詞のところは、come and see / O / M2((again)) / M2((the next day)). (文型:(S) V O) (「come and do」=「come to do」=「come do」については、例文375、647参照)
「直接話法⇒間接話法」のポイント(comment欄参照) 【主文の動詞】 ・say to 人, "Please+命令文" ⇒ ask 人 to do 【発言部分】 ・my son ⇒ her son(伝達者からみて her son) ・tomorrow ⇒ the next day(伝達者にとっては「明日」ではなく「その翌日」)
690.(間接話法:had better の転換) S / advised / O / to v x. (文型:S V O to do)
to不定詞のところは、give ((up)) / O (文型:(S) V O)
もともとの発言で「had better」が使われている場合には、 平叙文としてそのまま that節で転換することもできますが、 advise 人 to do などの形に転換することもできます(『実例英文法』§310B)。 cf. The doctor told me that I had better give up smoking. 該当箇所: 「§371 その他の転換の要点、(4) had better 〜」
「直接話法⇒間接話法」のポイント(comment欄参照) 【主文の動詞】 ・say to 人, "had better" ⇒ advise 人 to do
「直接話法⇒間接話法」のポイント(comment欄参照) 【主文の動詞】 ・say to 人, "Let's+命令文" ⇒ suggest to 人 that節 【発言部分】 ・next Sunday ⇒ the following Sunday(伝達者にとっては「来週の日曜」ではなく「その翌週の日曜」)
例文692のように直接話法で平叙文が続く場合、「伝達動詞 that節 and that節」といった形になります。 and の後に that がないと、従属節(元の発言部分)なのか独立した文なのか、わかりにくくなるので、 原則として「and/but の後に that をつける」と意識しておきましょう。ただし、 ・that がなくても誤解がないときは省略されることがあります。 ・前の that節と共通主語で and/but の後に主語がない場合は、that をつけてはいけません(『英文法詳解』p.453)。 該当箇所: 「§369 重文の転換、[注]重文の場合の that の省略」 参考サイト: ttp://blog.livedoor.jp/eg_daw_jaw/archives/23511622.html
「直接話法⇒間接話法」のポイント cf. He said, "The matter is urgent. There is not a moment to lose." 【主文の動詞】 ・say, "文" ⇒ say that節 ・say, "文" ⇒ say that節 【発言部分】 ・is ⇒ was(時制の一致) ・is ⇒ was(時制の一致)
693.(間接話法:平叙文+疑問文の転換) S / said / <that s v x> // (文型:S V O) and // asked / O1 / O2<if s v x>. (文型:S V O O)(並列構造:He (1)said... and (2)asked...)
that節内は、S / had left / O / A((at O)) (文型:S V O A) if節内は、S / could lend / O1 / O2 (文型:S V O O)
前半は平叙文なので「say that節」、後半は yes/no疑問文なので「ask 人 if節」(例文685)になっています。 なお、Could/Would you...? などの疑問文は、依頼表現として ask 人 to do などの形に転換することもできます。 参考: 「§370 種類の異なる2つ(以上)の文の転換、(1) 〈疑問文+平叙文〉」 参考: 「§371 その他の転換の要点、(2) Will you 〜?, Could you 〜? など」
「直接話法⇒間接話法」のポイント(comment欄参照) 【主文の動詞】 ・say, "文" ⇒ say that節 ・say to 人, "yes/no疑問文" ⇒ ask 人 if/whether節 【発言部分】 I ⇒ he(伝達者からみて he) have left ⇒ had left(時制の一致) my wallet ⇒ his wallet(伝達者からみて his wallet) could ⇒ could(過去を表さない「過去形」の助動詞は変化しない) you ⇒ I(伝達者からみて I) me ⇒ him(伝達者からみて him)
comment欄の例では、後半の疑問文の部分を「Would you...?」にしていますが、 「Could you...?」でかまわないと思います(なぜわざわざ would を使っているのか不明です)。
694.(間接話法:疑問文+平叙文の転換) S / asked / O1 / O2<if s v x>, / M2((adding <that s v x>)). (文型:S V O O)
if節内は、S / was / C (文型:S V C) that節内は、S / was waiting / A((for O)) / M2((at O)) (文型:S V A)
「直接話法⇒間接話法」のポイント cf. The teacher said to me, "Are you ready? Everybody is waiting for you at the school gate." 【主文の動詞】 ・say to 人, "yes/no疑問文" ⇒ ask 人 if/whether節 ・say, "文" ⇒ add that節 【発言部分】 you ⇒ I(伝達者からみて I) are ⇒ was(時制の一致+主語との一致) is waiting ⇒ was waiting(時制の一致) you ⇒ me(伝達者からみて me)
695.(数量表現:「倍数詞 as...as」) S / would / cost / ((twice)) ((as)) much ((as s[o])). (文型:S V O)
この would は「過去」ではなく「たとえ話」を表しています(例文307参照)。 該当箇所: 「§205 would の用法、(5) 現在の弱い推量/(8) 仮定法の帰結節で」 「§264 if節の代用、(4) 主語の名詞」
「倍数詞+as...as」については、例文312、537、538参照。
696.(数量表現:「every other 単数名詞」) S / go / to v x. (文型:S V to do)(自動詞+to不定詞の副詞的用法)
to不定詞のところは、see / O / M2((in O)) / M2((every other day)) (文型:(S) V O) 「go and do」=「go to do」=「go do」については、例文375、647参照。
「〜ごとに」「〜おきに」という表現は、every を使います(例文678参照)。 「1日おき」=「2日ごと」という日本語の関係もおさえておきましょう。 該当箇所: 「§104 each と every の用法、[2] every の用法、(3) 「〜ごとに」「〜おきに」を表す場合」 「§104 each と every の用法、[3]-[Q&A 47] 「4年ごとに」と「4年おきに」はどう訳し分けるか?」 「§99 other と another の用法、[2]-(2) 成句・慣用表現、【7】 その他の慣用表現」
いつもありがとうございます 693の Would について 文法書などの裏付けが出来ないでいるのでためらいがあるのですが 時期があるので書き込ませてください。 間接/直接話法の書き換えをする際に、学習者に照応する助動詞について注意を促すために could/Would になっているのではないかと思いました (...and asked me if I would lend him ... とすると意味が違ってくるので) 文法得意ではないのでアフォな意見だったら無視してください・・・
確かにそういう面もあるかもね。それならasked me if I would lendをcfで載せた方がわかりよいと思うが。 問題は I asked him if I could lend him some money. I said to him "Could you lend me some money".となるかどうかだと思う。
手持ちの辞書には She asked me if she could use my dictionary.=She said to me ,"Can you use my dictionary?" となってる。 canだけじゃなくwouldも来ますよという意図の執筆であれば若干思慮が足りてないような。
例文682番について質問なのですが、 He parted from me の後に saying that he would see me the next day と続いていますが、 saying 以下は分詞構文と考えてよいのでしょうか?
He parted from me, when he said that he would see me the next day. ↓ コンマ(,)を消す。接続詞を消す。主語を消す。said ⇒ saying に変換。 ↓ He parted from me saying that he would see me the next day.
>>219、>>220 うぅ、「...and asked me if I would lend him ... とすると意味が違ってくる」という点がわからん... そうなんでしょうか? なんとも判断しがたいところですが、やはり、あえて助動詞を入れ替える積極的な理由はないように思います。 個人的には、前提として、 ・依頼の Could/Would you...? は、if節ではなく ask 人 to do などに転換する方が普通 ・間接話法にした時点で、文脈なしでは細かいニュアンスは伝えようもない(下記参照) と思っています。 で、「ask 人 if節」に転換するなら以下の組み合わせが原則だと考えます。
[直] He said to me, "Can you lend me some money?" ⇒ [間] He asked me if I could lend him some money. [直] He said to me, "Could you lend me some money?" ⇒ [間] He asked me if I could lend him some money. [直] He said to me, "Will you lend me some money?" ⇒ [間] He asked me if I would lend him some money. [直] He said to me, "Would you lend me some money?" ⇒ [間] He asked me if I would lend him some money.
■『英文法詳解』p.455 [5] She said, "He might be back." → She said that he might be back. [研究 2.] [5]のような場合には、間接話法を直接話法に直すのに、"He might〜"とすべきか、"He may〜"とすべきか判断しにくいことも起こる。 同様に、間接話法中の would、should、could を訳すには、 それらが直接話法でも過去形≪つまり仮定法≫ではないかどうかを考えなくてはならない。
1.((英))で直接話法で一人称とともに平常文で用いたshallは過去時制の間接話法で主語が2人称3人称に変わると wouldに変わることが 多い You said that you would get wet if the rain didn't stop. =You said, "I shall get wet if the rain doesn't stop" Mary said she would be a college student the next year. =Mary said, "I shall be a college student next year"
2.直接話法で一人称とともに疑問文を用いたshallllは過去時制の間接話法ではwouldに変わるが、 ただし((英))ではshouldとなる こともある 。 people asked their leader if they would die of hunger. =The people said to their leader, "Shall we die of hunger? "
3,((英))で直接話法でニ人称とともに疑問文を用いたshallllは過去時制の間接話法で主語が一人称または3人称に変われば would となる 。ただし1人称ではshouldとなる こともある 。 He asked me if I would( ((英))ではまたは should) mind if he smoked. =He said to me, "Shall you mind if I smake?"
>>229、>>230 >700選は× Would you → if I would ○ Would you → if I could としているように見える。 そうとれますよね。なので、俺的には「誤植」としてスルーしておきます。 Would you...? と Could you...? では実質的な差はない、という話ともとれますが、 それにしても不親切だと思います(だったら、「Would [Could] you..?」とかにした方が良いでしょう)。 イギリス英語での will/would ⇔ shall/should の転換については、辞書や文法書に載ってますが(例文684)、 結局、would ⇔ could の転換についての記述は見つけられませんでした。
699.(数量表現:分数表現) S / is / C<((about)) three-fourths of O>. (文型:S V C)
分数を表す表現には「分数 of」や「分数 as...as」(例文538)があります。 分子には基数詞(普通の数字)、分母には序数詞を使います。 分子が2以上のときは分母が複数形になります(one-fourth、three-fourths)。 なお、分数表記のハイフンについて、『The Chicago Manual of Style』(§9.15)では、 その分数を「ひとまとまり」と考えるときにはハイフンをつけて、 「4分の1が3つ」というように、個々を数えるときにはハイフンをつけない、としています。 (「普通はハイフンつける」くらいに考えておいて良いと思います) She has read three-quarters of the book. We cut the cake into four quarters; John took three quarters, and Susan one. 該当箇所: 「§131 倍数詞、[1] 倍数詞の形、(2) 部分を表す数詞」 「§132 数字・数式の読み方、[1] 数字の読み方、(2) 分数の読み方」
「that of Japan」の that は「the population」の繰り返しを避ける代名詞です。 名詞の繰り返しを避ける「that of...」については、例文176、544も参照。 該当箇所: 「§94 that の注意すべき用法、[1] 名詞の繰り返しを避ける that」
53.(熟語的な句動詞:自動詞+副詞+前置詞) S / will make ((up)) / A((for O)) / M2((by O)). (文型:S V A) あるいは、 S / will make up for / O / M2((by O)). (文型:S V O)
by の目的語のところは、working / ((as)) M2 ((as s can)) (文型:(S) V) (「as...as S can」については、例文493、540参照)
「make up for <マイナスな事柄>」は、「〜の埋め合わせをする/〜を補う」を表します。 マイナスな事柄でへこんだ部分を up させる=埋め合わせをする、といった感じでしょうか。 誰かに対して埋め合わせをする/弁償をする、という場合には、 「make up to 人 (for <マイナスな事柄>)」という形になります。 該当箇所: 「付録1 類例リスト、34. 《おもな〈動詞+副詞[名詞]+前置詞〉の句》」
たぶん上の方の考え方でいいと思います。 They say that Choose such friends 〜のThey sayが名詞節の内部に入り込んだり 後ろにまわったりしたと考えて読むというようなことが解釈教室に書いてあった記憶があります。 もう今からは寝るのでまた起きたらその部分の抜粋をできたらしてみますよ。
>243 記憶違いみたいだった。 主節のthey say が「めり込んだ」形というような表現 が使われていた気がしていたのに見つからなかった。
また抜粋しても246のいうように文法的根拠には乏しいけど 解釈教室の挿入の章のを一部抜粋してみる。
以下p307 15 pre3より 抜粋〜〜〜
They knew that the approching exam would be quite easy.という文では、 They knewが主節、that以下が従属節であるが、 逆にThe approching exam, they knew, would be quite easy.のように The ・・・exam以下を主節にし、they knewの前後にコンマを切って、 これを主節の中に挿入したり文末に追加したりすることもできる。
ダッシュやカッコを用いて挿入の印とすることもある。They knew that・・・のように S + 他動詞 + that節でなくても、We are told [sure] that・・・; It seems that・・・ などS+Vのあとに接続詞のthatがくる形であれば、このようなやり方で、主節に相当する 部分を挿入部に変えることが可能である。
54.(be+過去分詞+主格補語) M2((From O)), / S / cannot be / called / SC. (文型:S V C+主格補語)(S V O C の受動態) あるいは、 M2((From O)), / S / cannot be called / SC. (文型:S V C)(S V O C の受動態)
cf. They / cannot call / history / a science. (文型:S V O C)
S V O C の受動態の場合、C(もともとは目的格補語)がそのまま残るので、 「主語+be動詞+過去分詞+補語」という形になります。 該当箇所: 「§274 第4文型・第5文型の受動態、[2] 第5文型の受動態、(1) 補語が名詞・形容詞の場合」
55.(be+過去分詞+主格補語) It / is / ((generally)) / believed / <that s v x>. (文型:S V C)(受動態)(形式主語のit:真主語がthat節) あるいは、 It / is ((generally)) believed / <that s v x>. (文型:S V)(受動態)(形式主語のit:真主語がthat節)
cf. They / believe / <that s v x>. (文型:S V O)
that節内は、S / will be / made / SC{possible} / M2((during O)) (文型:S V C+主格補語)(S V O C の受動態) あるいは、S / will be made / SC{possible} / M2((during O)) (文型:S V C)(S V O C の受動態) cf. They / will make / a trip to Mars / possible. (文型:S V O C)
>>260-261 ●文を構成する主要素はS・V・O・Cですが、 第一文型(SV)と第三文型(SVO)の一部の述語動詞には 「どこに」「いつ」という副詞要素が後に必ず続きます。 副詞要素ですが必須要素なので付加語( Adjunct )として扱います。 つまり、第一文型はSVとSVAに、第三文型はSVOとSVOAに区別しているのです。 Mother is out. (SVAの例) She put the book on the desk. (SVOAの例) 三省堂の新グローバル英和辞典など一部の英和辞典には付加語の表示があります。
57.(be said to do) S / is / said / to v x. (文型:S V C to do) to不定詞のところは、have been / C / M2 (文型:(S) V C) あるいは、 S / is said to have been / C / M2((about twenty years ago)). (文型:S V C)
be said to do は、「be+過去分詞+to do」という構造ですが、 「× say O to do」という能動態が現代英語にはないので、文型的にはちょっとやっかいな形です。 便宜的ですが、「be said to」を助動詞的に考える、 または、said を likely などの形容詞のように考える、 といった感じが理解しやすいと思います(例文114、189参照)。 また、comment欄にあるように、that節を使った文との関係もおさえておく必要があります。 They say <that she was an actress M2>. ↓受動態 It is said <that she was an actress M2>. ↓主語の繰り上げ (that節内が主文の時制よりも前の出来事なので、完了不定詞を使う) She is said to have been an actress M2. 該当箇所: 「§221 〈seem to 〜〉 と 〈be to 〜〉、[1] 〈seem to 〜〉、(3)-[注] 〈be said to 〜〉」 「§279 従節の主語を文の主語にした受動態、(1) 動詞が say,think,consider, suppose などの場合」 「§394 Itを主語にした変換、(3) It is said that … の形になるもの」
cf. They / expect / the buildings / to v x. (文型:S V O to do)
that節を使った文との関係もおさえておきましょう(『英文法詳解』p.272 参照)。 They expect <that the buildings will be completed>. ↓受動態 It is expected <that the buildings will be completed>. ↓主語の繰り上げ The buildings are expected to be completed. 参考: 「§279 従節の主語を文の主語にした受動態、(1) 動詞が say,think,consider, suppose などの場合」
59.(be+過去分詞+to do) S / is / thought / to v x. (文型:S V C to do)(S V O to do の受動態)
to 不定詞のところは、be / a matter of course / M2((in O)) (文型:(S) V C)
cf. They / think / punctuality / to v x. (文型:S V O to do) (ただし、この形はあまり用いられないようです。下記参照) cf. They / think / punctuality / a matter of course. (文型:S V O C)
think/feel/believe/know などの動詞は、 能動態では、「S V O to do」は「フォーマル」あるいは「まれ」で、 普通は、that節を使うか、to be のない「S V O C」を使います(例文385、457参照)。 しかし、受動態では、「be+過去分詞+to do」の形がよく使われます(『PEU』§418-[2]。江川 p.332)。 該当箇所: 「§223 〈S+V+O+to不定詞〉、[2] 〈S+V+O+to be〉」
that節を使った文との関係もおさえておきましょう。 They think <that punctuality is a matter of course>. ↓受動態 It is thought <that punctuality is a matter of course>. ↓主語の繰り上げ Punctuality is thought to be a matter of course. 参考: 「§279 従節の主語を文の主語にした受動態、(1) 動詞が say,think,consider, suppose などの場合」
61.(be+過去分詞+to do:感情の原因/理由を表すto不定詞) M2((Last year)) / S / returned / A((home)) // (文型:S V A) and // was / surprised / to v x. (文型:S V C to do)(受動態) (並列構造:I (1)returned... and (2)was...)
to不定詞のところは、find / O / ((completely)) changed (文型:(S) V O C)
この例文の changed は、内容的に「自動詞の完了形」を表す過去分詞と考えるのが良いように思います。 (形の上では「他動詞の受動態」を表すと考えることも可能です) cf. Both the village and the people had/were completely changed.(自動詞の完了形) cf. Both the village and the people were completely changed (by somebody/something).(他動詞の受動態) 該当箇所: 「§186 現在完了、(6)〈be+過去分詞〉の完了形」参照) 「§233 分詞の動詞的用法、[1] 進行形と完了形を作る、(3) 〈be+自動詞の過去分詞」
cf. They / kept / her / standing. (文型:S V O C) (「§237 〈S+V+O+分詞〉、[1] 〈S+V+O+現在分詞〉、(2) 使役動詞など」参照) (「keep O C」については、例文45、107、111参照) cf. She / was standing. (文型:S V)
S V O C[=分詞] の受動態の場合、分詞がそのまま残るので、 「主語+be動詞+過去分詞+分詞」という形になります。 該当箇所: 「§274 第4文型・第5文型の受動態、[2] 第5文型の受動態、(2) 補語が不定詞・分詞の場合」
64.(be+過去分詞+過去分詞) S / was / made / SC. (文型:S V C+主格補語)(S V O C の受動態)
分詞のところは、known / M2((to O)) (文型:(S) (V) C)(受動態)
cf. They / made / his death / known to the public. (文型:S V O C) (「They made known his death to the public.」という語順になることもあります。例文210参照) cf. His death / was / known to the public. (文型:S V C)(受動態) (例文4参照) 参考: 「§280 by 以外の前置詞を用いる受動態、(2) その他の場合、[注]be known to / by」
We used to let anger , jealousy and loneliness make a bad situation even worse . みたいな意味で、 We let anger , jealousy and loneliness make a bad situation even worse . 我々は、怒り、嫉妬、孤独によって事態が更に悪化するのをただ指を咥えて見ているだけだった。
>We used to let anger , jealousy and loneliness make a bad situation even worse . wouldだろうね。それだと今はそんなことがないように捉えてしまう。 でもこういうことって得てして誰にでも起こりうることだろ?
過去形も同じ。過去の事柄として主観を交えず断定してしまうことに違和感がある。 俺なら現在で語るだろう。 過去でとるなら抽象的なa bad situationとしていても 話し手がかなり狙って、特定した"ある"出来事を暗に示しているようにも見える。 つまりa bad situationと表現していても実際はthe(this/that) bad situation a bad situationっていっても、そんな出来事はオマイラあの事しか思い浮かばんだろ?わかってるよな? みたいに聞こえる。
>勝手さん >"made a bad situation * worse" といった表現ならたくさんありますよね "made a bad situation * worse" の検索結果 約 938 件 "made a bad situation * worse" -"have made a bad situation * worse" -"has made a bad situation * worse" の検索結果 約 292 件 ほとんど完了形だけどね。完了なら現在の話なのでわかる。 でさらに条件を絞った検索結果を眺めてもhave only made a bad situation * worseみたいなものがまだ残ってるし、 主語がresultなどのそこから副次的に不特定の状況を生み出すものが多かった。(それなら過去でもわかる) が、人が主語でというとどうだろう?中には物語の話の展開の説明のような意味あいで使ってるものもあったが。 The unidentified robber made a bad situation slightly worse when he decided to hide under a bed in the store Pope made a bad situation even worse by offending the sensibilities of his own men, who were... 先にとにかく悪い状況なんだということを話題に挙げとくときにはいいのかな? その状況の詳しい説明は後の長たらしい修飾説明に譲るって書き方として。
>>313 検討ありがとうございます。 "made a bad situation * worse" という例が良くなかったのかもしれませんが、 とりあえず「>>288の文だけなら、どっちともとれる」という考えは否定できないように思います。 まぁ、単文で冠詞を考察しても限界がありますね。
68.(be+過去分詞+by以外の前置詞) S / is / ((very much)) interested / A((in O)). (文型:S V C A)(受動態) S / are / surprised / A((at O)). (文型:S V C A)(受動態)
分詞の程度を強調するときは、基本的に以下のように very と much を使い分けます。 ・現在分詞には very、過去分詞には much ・過去分詞でも受動の意味が弱く形容詞的な場合には very 過去分詞で very か much で迷ったら、very much を使うのが良さそうです(江川 p.143) 該当箇所: 「§142 程度・強調の副詞、[1] very と much の用法、(3) 分詞との修飾関係」 「§119 分詞形容詞、[2] 過去分詞からの形容詞、(2)-[参考]very+過去分詞」 「§280 by 以外の前置詞を用いる受動態、(1) 感情の表現」
69.(be+過去分詞+by以外の前置詞) S / was / passed / M2((by a majority)), / M2((though s v x)). (文型:S V C)(受動態)
though節内は、S / were / ((strongly)) / opposed / A((to O)) (文型:S V C A)(受動態)
「be opposed to O」は「〜に反対である/〜に反対している」という状態を表します。 一応「oppose A to B」の受動態に由来しますが、opposed を形容詞的に考えた方がわかりやすいでしょう。 以下の4つは、内容的にはそれほど差はありませんが、形はしっかり区別して憶える必要があります。 ・be opposed to O(状態) ・oppose O(動作)(oppose は他動詞) ・object to O(動作)(object は自動詞) ・be against O(状態)
70.(be+過去分詞+by以外の前置詞) S / was / robbed / A((of O)) / M2((on O)). (文型:S V C A)(S V O A の受動態)
of の目的語のところは、<an envelope {←containing O}> cf. An envelope contains 100,000 yen. (文型:S V O) on の目的語のところは、<her way {← ((back)) from O}> (「on the/one's way back from...」で成句として憶えるのが良いと思います)
「be robbed of」は能動態から考えた方がわかりやすそうですね(例文117参照)。 cf. Someone / robbed / the secretary / of an envelope. (文型:S V O A) 該当箇所: 「§332 of、(1) from と似た用法、【1】 距離・分離・除去」 「§326 動詞・形容詞と前置詞との結合、[1]-(2) 〈他動詞+目的語+前置詞〉、【3】 rob A of B 型の動詞」 「§168 日本語とニュアンスの違う動詞、(4) rob と steal」
ある地方について観光客がとても美しいと思うものを、地元民は恥ずかしく、進歩的でないと思うことがある、ということを考えたことがありますか。 って感じかな。 目的語が節の頭に来る場合に、倒置が起こらないというあたりの知識がないと、 a country (which) the local resident often thinks shameful and unprogressive のように考えてしまって、構文が成り立たないぞって感じになりがちな文だよね。
72.(be+過去分詞+by以外の前置詞、get+過去分詞) S / ((soon)) / got / accustomed [used] / A((to O)) // (文型:S V C A)(受動態) and // made / O. (文型:S V O)(並列構造:He (1)got... and (2)made...)
「get+過去分詞」は「動作」の受動態を表します。 (ただし、形容詞化していない過去分詞の場合には制限があります。江川 p.283。安藤 p.351) 「主語+動詞+過去分詞」で「S V C」(第2文型)と考えるとわかりやすいと思います。 ・be accustomed to O:〜に慣れている(状態) ・get accustomed to O:〜に慣れる/慣れてくる(動作) (「be+過去分詞」でも、非状態動詞の場合は副詞要素や文脈によっては動作を表すこともあります) 該当箇所: 「§281 動作の受動態と状態の受動態」 「§10 第2文型 〈S+V+C〉、[1] 第2文型をとる動詞」
「be accustomed to O / be used to O」の to は前置詞なので、後ろには名詞/動名詞がきます。 『PEU』(§299-[11])は、「be accustomed to do」も「be accustomed to doing」とほぼ同じ意味で使うとしていますが、 誤用とする辞書や文法書も多いので、やはり「be accustomed to do」は避けた方が良さそうです(安藤 p.266)。 該当箇所: 「§250 動名詞を用いた慣用構文、(9) その他、【2】 be accustomed to 〜ing/【3】 be used to 〜ing」
73.(be+形容詞+to do:判断の根拠) S / was / ((very)) kind / to v x. (文型:S V C to do)
to不定詞のところは、invite / O / A((to O)) (文型:(S) V O A)
to不定詞のところが形容詞に関する「判断の根拠」を表しています。 このタイプの「be+形容詞+to do」は、「It is 形 of 人 to do」としても、 ほぼ同じ内容を伝えることができます(例文163参照)。 cf. It was kind of him to invite me to the party. 判断の根拠を表す to不定詞については、例文386、680も参照。 該当箇所: 「§122 形容詞と to不定詞構文、(1) 「〜するとは親切だ」型」 「§227 It is〜for [of] A to… 構文と that節、[2] 〈It is 〜 of A to …〉」 「§219 to不定詞の副詞用法、[1] 動詞を修飾する用法、(4) 判断の根拠を表す」
75.(be+形容詞+to do:形容詞を補う) S / are / apt [liable] / to v o / M2((when s v x)). (文型:S V C to do)
主語のところは、<those {←who are in O}> <those {←形容詞要素}> は「〜な人々」を表します(例文176、186、334、439参照)。 cf. They / are / in delicate health. (文型:S V A[C]) 該当箇所: 「§94 that の注意すべき用法、[2] that which と those who」
when節内は、the cold season / sets / A((in)) (文型:S V A)
今回 anxious の語源を調べてみて、個人的には「のど」と「感情」の関係が面白く、 a lump in one's/the throat を思い出しました。 日本語だと「胸が締め付けられる」とか「胸がいっぱい」とか言うところが、英語だと「のど」になるんですよね。 なので、俺は、anxious を「胸が締め付けられるような思い」って感じでイメージすることにします。 日本語でも「不安」と「切望」は「胸が締め付けられる感じ」が共通してそうな気がします。
ちなみに、a lump in one's/the throat は、『天使と悪魔』の次の箇所で出会いました。 日本語なら「胸」じゃないかな、と思ったりします。
【文脈】殺された父のことを、共同研究者で娘の Vittoria が回想するシーン(『天使と悪魔(上)』角川文庫、p.112) >発表する瞬間については、まったく別の想像をしていた。 >思い描いていたのは、父がセルンの科学者たちを研究室に招いて自分の発見を知らせ、 >一同の驚愕する顔を見守る姿だった。そして...(中略)...自分の飛躍にとって、 >娘の存在がいかに重要であったかを語るのだ。喉に熱いものがこみあげてきた。 >この瞬間を二人でわかち合うはずだったのに、自分ひとりで迎えることになってしまった。 (喉に熱いものがこみあげてきた。= Vittoria felt a lump in her throat.)
なお、be ready to do は、tough構文のタイプ(例文81)ではないけど、 「文の主語」=「to不定詞の意味上の目的語」の形をとることができます。 The letters are ready to sign.(『PEU』§284-[4])
77.(be+形容詞+to do:感情の原因) S / am / sorry / to v x. (文型:S V C to do)
to不定詞のところは、hear / <(that) s v x> (文型:(S) V O) that節内は、S / called / A((at O)) / M2((yesterday)) / M2((while s v x)) (文型:S V A) while節内は、S / was / A[C]((out)) (文型:S V A[C])
worth は、元形容詞の前置詞(あるいは前置詞的な形容詞)で、 「主文の主語」=「動名詞節の意味上の目的語」という特殊な形をとります(例文231、433参照)。 cf. It is not worth teaching him/her (something). cf. It is worth reading the book. (comment欄参照) 該当箇所: 「§120 形容詞の名詞用法・副詞用法その他、[3] 目的語をとる形容詞―前置詞用法」 「§250 動名詞を用いた慣用構文、(7) worth 〜ing」
79.(be+形容詞+to do:話し手の判断) S / says / <that s v x>. (文型:S V O) 【直訳風】「今日の天気予報は、明日は晴れになる可能性がけっこうある、と言っている」 (無生物主語による伝達表現については、例文250参照)
that節内は、it / is / likely / to v x (文型:S V C to do)(非人称のit:天候) to不定詞のところは、be / C / M2((tomorrow)) (文型:(S) V C)
be likely to do / be certain to do / be sure to do などは、話し手の判断/確信度を表します(主語の判断ではありません)。 それぞれ、以下のような書き換えが可能です。 ・S is likely to do ⇔ It is likely that S will do ・S is certain to do ⇔ It is certain that S will do ・S is certain to do ⇔ I am certain that S will do ・S is sure to do ⇔ I am sure that S will do (「× It is sure that...」はダメだと思っておいた方が良いでしょう。実例については、安藤 p.794) comment欄の例文の場合、次のようになります。 It is likely that he will succeed. ↓主語の繰り上げ He is likely to succeed. (× It is likely for him to succeed.) 該当箇所: 「§122 形容詞と to不定詞構文、(6) 「きっと〜する」型」 「§123 be+形容詞+to do と of doing、(2) sure / certain」 「§227 It is〜for [of] A to… 構文と that節、[3] 〈It is 〜 that …〉構文だけで不定詞構文のないもの」 「§389 複文と単文の転換、[1]-(1) to 不定詞を用いる、【5】〈It seems that …〉⇔〈… seem to 〜〉」
80.(Be sure to do) Be / sure / to v x. (文型:(S) V C to do)(命令文)
to不定詞のところは、get / O / OC{finished} / M2((by the time s v a)) (文型:(S) V O C) by the time節内は、S / come / A((back)) (文型:S V A)
「Be sure to do」は、「確実に〜しなさい」という命令文の定型表現です。 (相手に「I'm sure to do」を要求している感じの命令文です。例文79参照) 会話などでは「Be sure and do」の形になることがあります(『PEU』§53-[1])。 他に似た表現として、Make sure (that) you v x があります。 Don't fail to do(例文603参照)は堅い表現であまり使われないようです。 参考: 「§289 等位接続詞、[1] 連結を示す等位接続詞、(1) and、【6】 不定詞の代用」
81.(be+形容詞+to do:tough構文) It / is / ((often)) / said / <that s v x>. (文型:S V C)(受動態)(形式主語のit:真主語がthat節)
that節内は、 S / are / difficult / to v, // (文型:S V C to do) but // easy / to v x (文型:S V C to do)(並列構造:S are (1)difficult... but (2)easy...)
that節内の「S V C to do」は、「文の主語」=「to不定詞の意味上の目的語」となる特殊な形で、 「tough構文」と呼ばれたりします(例文433、621参照)。基本的に「It is 形 to do 元の主語」の形に書き換えが可能です。 cf. It is difficult to enter Japanese universities. cf. It is easy to graduate from Japanese universities. cf. It is hard to deal with him. (comment欄参照) 該当箇所: 「§122 形容詞と to不定詞構文、(2) 「〜するのが難しい」型」 「§219 to不定詞の副詞用法、[2] 形容詞・副詞を修飾する用法、(1) 形容詞を補う、【2】 easy,difficult などを限定するもの」
84.(be+形容詞+前置詞句) S / should ((always)) be / careful / A((of O)). (文型:S V C A)
of の目的語のところは、<what {←we do}> cf. We / do / something. (文型:S V O)
85.(be+形容詞+前置詞句) M2((In the country)) / S / is / ((entirely)) different / A((from O)). (文型:S V C A)
from の目的語のところは、<that {←seen in the city}> that=the color of the sky (名詞の繰り返しを避ける that については、例文176、186、544、699参照) cf. The color of the sky / is / seen / M2((in the city)). (文型:S V C)(受動態) cf. They / see / the color of the sky / M2((in the city)). (文型:S V O)
different に呼応するのは通常は from ですが、to(主に【英】)や than(主に【米】)がくることもあります。 次のような擬似関係節の場合は、【英】でも different than を使います(than の擬似関係節については、例文475参照)。 The job's different than I expected. (『PEU』§155-[2]) 該当箇所: 「§326 動詞・形容詞と前置詞との結合、[2]-[Q&A 95] different に続く from, to, than に使い方の差があるのか?」 「§330 from、(3) 分離を表す、【3】 相違・区別」 参考: 「§142 程度・強調の副詞、[1] very と much の用法、(2)-[参考]different の強調」
なお、comment欄にある「which are seen」は、「which is seen」の誤植と思われます。 旧版では複数形だったらしく、それを修正せずに引きずったようです。
87.(be+形容詞+前置詞句) S / is / ((internationally) famous / A((for O)). (文型:S V C A)
該当箇所: 「§326 動詞・形容詞と前置詞との結合、[2] 形容詞と前置詞との連結、【3】 for と結びつく形容詞」 参考: 「§227 It is〜for [of] A to… 構文と that節、[3] 〈It is 〜 that …〉構文だけ...、[注]well-known / famous」
88.(be+形容詞+前置詞句) S / is / C, // (文型:S V C) but // S / is / ((in no way)) / inferior / A((to O)). (文型:S V C A)
inferior や superior などラテン語由来の比較級の場合、to で呼応します(例文590参照)。 該当箇所: 「§153 ラテン語からきた形容詞の比較級構文」
「in no way / not...in any way」は、「どの点においても〜ない」といった感じで強い否定を表します。 not...at all(例文352、520、523、591)、not in the least(例文592)、by no means(例文492)などと同種の表現です。 該当箇所: 「§372 強い否定と弱い否定、[2] 強い否定、(6) 否定を強める慣用表現」
■『ロイヤル』 「§207 should の用法、(4) 主観的判断や感情の強調の表現、【2】 why, who, how などで始まる疑問文で:感情を強調する」 Why should I be questioned by the police?〔反語〕 (なぜ私が警察の尋問を受けなければならないのだ) * There is no reason why I should be questioned by the police. と同じ意味。
■『英文法詳解』p.338 (7) 疑問詞といっしょに用いて、驚き・反語などの意味を表す。 Why should you help such a fellow?〔驚き・反語〕 (どうしてあんな男を援助しなければならないのか)
■『PEU』 §482-[2] Why/How should...? "Why should...?" can be used aggressively to reject suggestions, requests and instructions. "How should/would I know?" is an aggressive reply to a question.
He twisted the cork off the bottle. を品詞に分解すればどうなるでしょうか? 構造が分からないんですが・・・。
それと、 Madge will twist her head to one side and decide it's time for one of her two or three daily walks. Madgi(犬の名前) この文の和訳をお願いできないでしょうか。品詞分解してくだされば幸いです。。。
>>447 主観/客観の前に、「must / have to」グループと「should / ought to」グループを分けた方がわかりやすいと思います。 ・must / have to:「強制」とか「必然」のニュアンスが強く、「命令」にもなる。 (主語の在り方を決める「力」がかかってる感じ) ・should / ought to:「当然」とか「適切さ/望ましさ」といったニュアンスで、「指示」「提案」くらい。 「常識」や「良心」の問題という感じが強い(『実例英文法』§141)。 (主語がレールに乗っかってる感じ) (用法の区別は、『英文法詳解』pp.363-367 なども参照) 単純に程度の強弱で区別するのも有効だと思います(『PEU』§520-[2])。 ■『PEU』§360-[7] That carpet must be cleaned.(=It is absolutely necessary.) That carpet should be cleaned.(=It would be a good idea.) ■『ロイヤル』「§202 ought to の用法、(1) 義務」 We ought not to live beyond our means.〔must not より弱い〕(我々は収入不相応の暮らしをすべきではない)
「主観/客観」の区別は、だいたい次のような感じだと言われます。 ・must は「話し手」自身(地位や立場など)が強制力の源泉で、have to は話し手とは無関係の「事情」が強制力の源泉 [注] ただし、have to は主観的な場合にも使われます(『PEU』§361-[1])。 ・should は「話し手」の個人的意見、ought to は「規則/法律」などに基づく意見 [注] ただし、ought to はそれほど使われず、should と ought to はほぼ同じと考えて良いでしょう。
for its close resemblance to our earth its:Mars's its resemblance to our earth:the thing that Mars resembles to our earth its close resemblance to our earth :the thing that Mars resembles closely to our earth
どう"近い"のかわかるだろ。
手持ちの辞書には・似通った、よく似た、忠実なという項目で分類されてるね。
Lusy bears a close resemblance to her mother. His translation is close to the original.
I am a dangerous man for a woman to be alone with .
僕は、to be を不定詞形容詞用法と考えて、 woman を修飾させて、for a woman を 副詞句にし dangerous にかけたのですが、 解説では for a woman が to be の意味上の主語(S´)で to be が dangerousにかかって いました。 なんで僕の解答では駄目なんでしょうか? よろしくお願いします!
a dangerous manが、 誰に対してのa dangerous manなのかまずforを付けて対象を示し どういうa dangerous manなのかto不定詞で補足説明する。 結果としてfor A to doにネクサス関係が出来上がるだけ。It is adjective for A to doだけじゃないよ。
記述の対格(accusative of description)について質問があります。 まずこの奇妙な用語の意味を自分なりに調べてみました。 記述:広辞苑では→対象や過程の特質をありのままに秩序正しく記載すること。 文法書では→発見できませんでした。 対格:ロイアルでは→直接目的語の格 それで、 記述の対格の例として 安藤に The earth is the shape of an orange . とあったんですが、
疑問1 対格というのは直接目的語の格というのは分かったんですが、直接目的語というのは 第三文型の目的語と第四文型の後の方の目的語のことでいいんでしょうか? I made a poem . の poem は直接目的語 I give him the book . の bookは直接目的語 また、間接目的語はここの himなのは分かるんですが、 SVOCの5文型のときのOは何目的語なんですか? 疑問2 The earth is the shape of an orange .は第二文型だと思うんですが どこで対格なんか出てくるんですか? ここのthe shape of an orangeは僕はHis new car is a beauty . の時 のbeautyと同じように主格っていってほしいのですが・・・ we are the same age . のようにofを伴えたりするような時の形容詞的な働きを 名詞がする場合目的格というので一応納得しましたがここも よくわからないです。 書いていてなんかよく分からなくなってきたんですが・・よろしくお願いいたします!
The earth is (of) the shape of an orange. we are (of) the same age
shape も age もS=Cという関係ではない(地球という「もの」≠「形」、「人」≠「年齢」)以上、 第2文型の補語として本来適格とは言えない。 ただ、of を挟むことによって of beauty = beautiful のような感じで、第2文型の補語に相当するものになっている。 この場合、of は前置詞なので、shape, age は目的語であり、その意味で「対格」である。 そしてこの of は省略でき、内容的にはより妥当に見える have ではなく、be を動詞として残す。
○The earth is [×has] the shape of an orange. ○we are [×have] the same age
このような性質を持つ shape や age などの名詞を「記述名詞(noun of description)」と呼ぶ。 cf. It is no use crying over spilt milk.
>>566 {as s[o]} は、まとまりとして形容詞要素で、as の後ろの語句は「主語/主格」とも「目的語/目的格」とも考えられる、 ということを表しています。 例文543の {the same} age {as my sister} の場合、 same と as が呼応して age を修飾しているので {as my sister} は形容詞要素(の一部)と考えられます。 で、my sister は I の比較対象なので主格と考えることができますが(例文474参照)、 前置詞 as の目的語とみなすこともできます(代名詞だったら目的格がきてるでしょう)。 比較の as や than の後ろはこんなのが多いと思います(例文550の「than me」「than I」参照)。
>>619 「脱受験英語本」とかが言うよりも will を使うことは多く、 「間違い」とは言えないと思います。 ただ「電車の時刻」に関しては、実際の用例は少ないようですね。
『PEU』「§215 future (5): simple present、[1] timetableetc: The summer term starts...」 We can sometimes use the simple present to talk about the future. This is common when we are talking about events which are part of a timetable, a regular schedule or something similar. "Will" is also usually possible in these cases.
>>680 52. short of, a. less than; inferior to. b. inadequately supplied with (money, food, etc.). c. without going to the length of; failing of; excluding: Short of murder, there is nothing he wouldn't have tried to get what he wanted.
例えば、No.480 Literature reflects human activity as carried on by the best minds. について、 新バージョンでは「文学は、最良の精神をもった者たちが行うような人間の営みを映し出す。」となってるが、 意味わかる? 旧バージョンでは「文学は、もっともすぐれた精神の持ち主による人間活動の反映である。」 スッキリ明快。 伊藤師と現在の駿台の講師陣とでは月とすっぽん。
ノート1ページに1文づつ書いて解説を貼り付けるか写す。 で、ここから重要。 今までやった教科書参考書問題集やこれからやる予備校テキスト・他の例文集までも引っ張りだし、 そこから700選のその一文に含まれる文法項目・熟語などに該当する例文を抜き出して書き加えていく。 自分が行きたい学校の過去問難かが1番いいかもね。 ページが一杯になったら、例えば 397.His story was too ridiculous for anyone to believe.その2 みたいに新しいページを作る。
能動態にするなら、 We / will hold / the meeting / M2 M2. (文型:S V O) となりますが、 受動態の文型については、元の能動態の文型で考えるか、受動態自体の形式で考えるか、という観点から、 以下のような考え方があると思います。
(1) The meeting / will be held / M2 M2. (S V O の受動態) (受動態自体の形式的な文型は扱わない。生成文法的) (2) The meeting / will be held / M2 M2. (文型:S V)(ただし S V O の受動態) (be+過去分詞を、1つのまとまりと考える) (3) The meeting / will be / held / M2 M2. (文型:S V C)(だたし、S V O の受動態) (過去分詞を、形容詞などと同様に考える)
この辺は出口さんが当時薬袋先生にハマっていたことから それに類似した表記を採用したと思われる。 詳しく説明すると準動詞とはなんぞや?から入ったほうがいいんだろうけど 長々しくなるのでそれは省くが端的に言うとto beが文の中でしている 二つの働きを表してる。 to be は前のthinkに対して補語的な働きをしながら同時に後のa matter〜を補語にとる 2文型の動詞の機能を持っているという意味だと思う。59の文を仮に能動態に戻すと They think punctuality to be a matter 〜.だろ?
おそらくは薬袋式に細かく区切ると文型はまちがいなく5文型で 主語 They 動詞(5文型) think 目的語 punctuality 補語 to be to be の補語 a matter 〜
700選13の Both musicians understood oneanother perfectly ,and had a mutual respect for each oter. mutualとfor each oterの両方必要ですか?形容詞と代名詞の違いがありますが、 意味的には同じで、相互のとか、お互いになどで、ひつこいように感じるのですが・・・。 どちらかがなくても、「お互いを尊重していた。」となりませんか?
>>879 I'm afraid that might be a week explanation at the point (of pointing out) that those questions are difficult.
お里が知れましたねを連発するイタイ輩を以前見たことがあるのだが お里が知れましたねでは、あなたのお里が知れてしまいますよw I saw someone saying it revealed your origin or stuff. Your redneck speech may have already revealed YOUR origin lol
If parents fail to teach the traditions of the community to their offspring, then the resulting adult might become a less cooperative citizen than some would like, and will become more like a fish out of water―a person with an outlook different and possibly incompatible to the shared worldview on which society, for better or worse, bases itself.