「慰安婦決議案は愚か」 米シンクタンク所長
【ワシントン=古森義久】
米国の議会の活動を研究する民間機関の代表が、下院に提出されたいわゆる従軍慰安婦問題で
日本政府に謝罪を求める決議案に対し、米国の傲慢(ごうまん)さを示すばかげた試みであり、
そもそも米国側に日本政府を断罪する管轄権はないとして、同決議案の趣旨と提案者の議員を
批判する論文をこのほど発表した。
1977年に設立されて以来、草の根の保守主義運動と結びついて連邦議会の動向を研究している
シンクタンクの「自由議会財団」のマリオン・ハリソン所長は20日、同財団のウェブサイトに「愚かさは
議会の責務か」と題する論文を発表し、議会下院にカリフォルニア州選出のマイク・ホンダ議員が
中心となって提出した「日本軍が第二次大戦中、若い女性を性的奴隷へと強制したことに対し現在の
日本政府がそれを認め、謝り、歴史的な責任を受け入れることを求める」とする決議案を「宣伝を狙った
米国の傲慢さの無意味な示威だ」と批判した。
(後略)
産経新聞
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070225/usa070225000.htm