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名無しさん@英語勉強中:
数年前、安月給の社内翻訳に嫌気がさして独立したのですが感想をひとつ。
何を目的に独立するかにもよりますが、独立はおすすめできません。価格競争に陥りやすく、
食べていくのが精一杯で、体力気力尽きて廃業となってしまいがちです。私のまわりでも年収は300〜400万円、
将来の保証も無く、仕事にも恵まれず、煩わしい税務・営業活動に追われ、結局疲れ果ててしまい、廃業して
会社に就職というパターンが多いです。
専門誌で取り上げられるような良い仕事をし、それが評価につながり、仕事が仕事を呼び、受注価格も上昇して・・・
という良いスパイラルに入るためには、どうしても個の力では難しい状況であると思います。
また個人で受注しようと思えば、大手クライアントからの直接受注には期待できないため、孫請け・ひ孫請け、
もしくは零細企業・個人からのお仕事が中心となり、受注価格も悲惨になってしまいがちです。その価格では
しっかりと時間をかけて翻訳できないため、前述の良いスパイラルとは対照的な悪いスパイラルに陥ってしまいがちです。
いろんなサイトに出ている見積もり依頼を見ていると、かなり厳しい価格にもかかわらず数十件の見積りが
提出されています。これは供給過剰で価格破壊という現象ではないかと思います。
また翻訳会社が数百社、個人も数千人という状況を考えると、よほど飛びぬけたスキルがないと、
成功することは難しいのではないでしょうか。
ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、現実はかなり厳しいことを認識していただきたいですし、
安易に独立することは本人だけではなく、安売りを加速させ業界にとってもマイナスなので書込みしました。
つまんない愚痴書いてすみません。