【NHKラジオ講座】徹底トレーニング英会話 Part15

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752ショウガ ◆SnNCnJUryA
859 :ショウガ ◆SnNCnJUryA :2006/09/14(木) 11:28:23
もちろん状況によって、全然違う音を同じ音のように錯覚させるテクニックや、
違う発音方法で似たような音を出すこともできるだろうが、
同じような口の動きをしたら、同じような音(何が同じかなど厳密なことは抜きに)が出るのは事実であり、
そのようにしてすべての人間による言語が成り立っている事実が存在するのだろうから、
どのように聞こえるかに重点を置く見方は必要ですが、発音方法とそれをかなり正確に記せる記号を
設定するのは、有益であり、どう聞こえるかだけで、全てを割り切るのは、どうかと思います。

それでは、個々人の言語習得に逆に遠回りになるでしょう。
堅苦しいひとつの発音の仕方とその聞こえ方を教え込むのは現実離れでしょうが。

同じ言語でも、それぞれ微妙に発音の仕方が違うこともあるようです。
聞こえ方も違いますよね。
ハミングバードでは、"c"の発音を、舌先を下の前歯の裏側につける形で発音する、
と教えているようです。"th"は上の前歯の表側を舐めるようにして発音すると指導しています?
こういうのを知ることは非常に有益だと思います。
同じ音を出すのに、違った舌の位置や発音方法が存在するのです。

それは、とりもなおさずに、発音方法に唯一の正解など、存在しないということを
意味しているといえるでしょう。
いろんな発音方法を自分で試してみて見るのも現実的です。

また歯を食いしばってしゃべったり、無声音でしゃべったり、訓練しておくのも
現実の聞き取り、自分の発話に対処する方策になると思いますし、
ガチガチのこれが正しい方法というのに囚われて、自由に流暢にしゃべれなくなる、
ということもなくなるでしょう。

学術的に、音とは何か、その認識や意味の付加がどのように成されるかを
突き詰めるのはいいでしょうが、そしてそれを教育の実践にフィードバックするのも
有益でしょうが、自然な習得を妨げるようなことがあるのではむしろマイナスです。