【NHKラジオ講座】徹底トレーニング英会話 Part15
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庄賀浩二 ◆SnNCnJUryA :
天皇制については、3つの要素があると考える。
(1)1400年あるいは2000年の日本の国のかたちそのものに関するもの、
(2)明治維新以降、近代化日本の形成に欠かすことのできない存在だったこと、
(3)戦後日本の象徴天皇としての現実的な存在価値と機能。
この三つをもう少し吟味する必要がある。
今の日本人が、一番大事に思っているのは、この三つのうちどれであろうか?
日本人は天皇がおおむね好きである。
その好きの原点は、存在を肯定する原点はどこにあるのだろうか?
私の個人的な意見としては(1)の歴史に根ざした理由で、天皇制を積極的に支持している人は
少ないのではないかと思う。そんな難しいことは分からないし、そこまで個人的には
考えたことはないが、みんなが言っているし、そして伝統は大事だとは思うから、
というくらいではないだろうか。
私が、現代の人々の間で、天皇制支持の根拠となっているのは、
(2)の近代化以降、日本国が、天皇家、天皇制とともに歩いてきたという事実、
親近感であると考えている。
もちろん、比重の問題ではあるが、一番の比重は(2)にあると思う。
ネットに流される情報として、今の天皇家、明治天皇以降は、
本来の天皇家ではなく、明治天皇=大室寅之助という長州人というものがある。
孝明天皇と本来皇位を継ぐはずだったその子は、岩倉具視らに殺されたというものだ。
これは、朝鮮人人脈が、日本破壊のために盛んに流していると思われるが、
それにもかかわらず、私は真実ではないかと思っている。
つまりは、明治天皇以下、現天皇もすでにある意味、古来の天皇ではないということだ。
よくて600年前に権力を追われた、南朝の末裔というものだ。
(2)が中心というのは、血統が変わってしまった明治天皇以降への親近感ともいえる。
戦後、日本の権力側についた朝鮮人は、そういう日本の裏事情を、
普通の日本人より知る立場にあった。
そのことから、今度は、自分たちが新たな天皇を製造してやろうと、
動き出しているのである。