【NHKラジオ講座】徹底トレーニング英会話 Part15

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159921=ショウガ ◆SnNCnJUryA
英語句動詞文例辞典―前置詞・副詞別分類 (単行本)
クリストファ バーナード
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4767430062/

この本の実物を見たことはないが、このような切り口の中にこそ、
英語らしい表現、英語らしい発想の理解が存在していると考える。
動詞を替えても、意味が変わらなかったり、同じような意味になったり、
具体的な細部が変化する、ということがよくある。
動詞の入れ替えで、使い回しができる表現は多い。
こういうのが、語彙・表現力を増やすのに、役立つし、
英語感覚の養成にも、大きな力となるだろう。
そういうおいしい汁を利用せずして、型どおりのありきたりの分類に
依拠し続ける、英語教育界の重鎮や、英語教育実践講師たちは、
英語力が欠如して、そのようなことが見えていないとしか言いようがない。

たとえば、〜〜 one's way (through) ...
のような表現は、動詞を替えるだけで、本当にたくさんの表現があるだろう。

上の"zip me in"も類似的語彙としては、"wrap"のようなものが考えられる。
私は、<単語には、品詞など存在しない>という仮説を表明したが、
この場合"zip(per)"という存在を核に、その意味の広がりが図られ、
zipの結果、wrapされるという現実から、wrapと類似の表現形態が
援用されたことは、想像に難くない。
このように、表現の型を型を中心に学ぶことは、非常に合理的であり、
効率的であり、英語表現の呼吸を学ぶのにも重要な方法になる。

既得の型にとらわれず、多角的視野を持って、有機的に対象(言語)を捉えれば、
物事が思ったより全然簡単に理解できるものである。

発想の転換ができない英語教育界は、クソまみれのガラクタだということだ