日本人の英語力がいまいち低いわけは U?

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314サーウィッ41歳 ◆.l3Q3ORut2
ちょっと、自己批判をば。
私はNHKを批判しているが、私自身も時間がありすぎて、
早く上達したくて、英語に触れている時間を長くしたくて、
NHK講座は、基礎からビジネスまで、そしてひとつの放送を何回も聞いていたりする。
その上、ラジオがないときは、インターネットで英語を流しっぱなし、ということになる。

そのため復習的なことはしないで、すべてが聞き流し的な感覚である。
つまり、教え方うんぬん抜きにも、私自身が、時間の割には非常に
歩留まりの悪い学習をしているといえる。
番組全部が金太郎アメだと批判するのも、全部聞いているからいえることで、
普通の人は、ひとつか二つを自分のレベルに合わせて集中的に聞いていることと思う。
もし、その内容を完璧に身につければ、次の勉強へのステップアップの力を
かなりつけられると思う。NHKは、英語産業へのいざない、にすぎないと書いたが
NHKにすべてを期待するほうが間違っているのは事実だ。
また、レベル別の番組以外に、技能別、教え方別、素材別のようなわけ方もあるだろうが、
時間は限られており、至れり尽せりというわけにはいかないだろう。
よって、あまりに無秩序に、講座を設定すれば、統一性がなくなり、
リスナーが混乱し、かえって悪影響になることも十分考えられる。

私の感覚では、後期は前期のように講座ごとのレベルの差に疑問符、ということも
今のところは少ないと感じる。
よって講師の好き嫌いのような基準ではなく、難易度で番組を選びやすくなっているのではないかと思う。

いくら、たくさん聞いても、覚えていなければ役に立たず、少ない講座でも
しっかり覚えて、応用力もつけておけば、実践へとつながる。
英語が使えるようになった人というのは、そういうことをしっかりしたできた人で、
意欲と集中力と工夫で、NHK講座を大きなステップにした人は多いだろう。
身内にそういう人間が複数いるからそれは間違いない。

しかし、全体としては、歩留まりがあまりに悪い。もちろんNHK講座の問題だけでなく、
日本の英語教育全体のバランスの問題があるのだが、
NHKには、もっと「学習の工夫」の分野に踏み込んだ内容にしていってもらいたいのだ。