>>990 言語は人間の発達過程において大事なものなので言語完成期以前に多言語状態におくのはリスクがあると考えられるから。
この分野はまだ研究が進んでいないので絶対リスクがあるとも絶対無いともいえません。
私はリスクが少ない方がいいと考えるので子供の英語学習には反対です。
1.言語完成期は12歳頃、10歳頃までは母語の取替えが可能。
2.思考は言語によってなされる。
同じ語族の言語と違い、日本語と英語はかけ離れた言語同士なので思考順序も違ってくる。
3.言語完成期までに年齢相応の抽象思考が出来る言語をひとつ身に着けるのが望ましい(セミリンガルになる危険性)
4.役に立つ程の英語を身に着けるには母語の発達を危険にさらして学習する必要がある。(インター、海外生活等)
5.母語が発達していない状態では週に数時間程度の英語学習では役に立つレベルまで達しない。 (外国語学習は母語を基礎として成立つため)
6.母語による思考、語彙力を充実させた方が12歳以降の外国語学習には役立つ。
以上から母語が完成した12歳以降に外国語学習した方がリスクは少なく、効率的だと考えられる。
母語を身につけるには臨界期があるので失敗しても後戻りがききません。
どうしてもお子さんに英語を習わせたい場合はセミリンガル、言語喪失、言語発達と完成期については知識を持って当たってください。
ただしセミリンガルの人は苦労はしても大人として立派やっていけることは付け加えておきます。