萌えて覚える英単語「もえたん」Part2

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361名無しさん@英語勉強中
もえたん2脳内保管 ネタばれの恐れがあるため本スレじゃなくてこっちに書いてみる。

Chapter 16 Touya

優仁の身体に俺の涙がこぼれ落ちると、突然優仁は目を開いた。俺は心臓が止まるかと思う
ほど驚いた。医師の懸命の治療のおかげで、優仁はなんとか一命を取り留めることができた。
さらに不思議な事に謎の病はすっかり消え、完全では無いが記憶を取り戻していた。事故で
頭を打ったのが原因なのだろうか?俺は優仁と抱き合い泣いた。とにかく、うれしかった。

それから優仁は交通事故の身体の傷と、失った記憶を取り戻すためのリハビリ生活に入った。
俺は毎日のようにお見舞いに行く。ほんの少しずつだが、着実に優仁の記憶は回復している。
ある日優仁は例のノートを俺に見せ、「透弥は千歳と付き合う」と書かれた一文を指差した。
俺は笑って冗談だと答えたが優仁は納得しない。優仁はとても不安そうな表情をしている。
どうすればいいんだ?・・・俺はベッドの上で優仁を抱きしめ、お互いの愛を確かめ合った。

3年後、長いリハビリ生活を終えた優仁は高校3年からやり直すことになった。俺は毎日のように
優仁の家に行き勉強を教えた。大丈夫、優仁は必ず志望する大学、つまり俺の通う大学に受かる。
しかし俺は今年で大学卒業だ。俺は優仁との約束を守るため、大学院を受験することを決めた。

― 大学入試、そして大学院入試の日 ―
「・・・弥・・・透弥、起きて・・・起きなさいってば!!早くしないと遅れちゃうよ。はい、これ受験票」
俺は優仁にたたき起こされ、一緒にバスに乗り大学へと向かう。

「透弥は向こう。また、あとでね」
「なあ、優仁」
「なーに?」
「俺を置いてったりしないよな?」
「何言ってるの?約束したじゃない?高校も一緒のトコ行こう、大学も一緒のトコ行こう、
それからずっと、一緒に暮らそうって。」

俺たちはしばらく笑い合ってから、逆の教室へと歩き出した。