コテハン付けたから、無視したいなら無視してくれ。
この話題は最後にするよ。
上でTOEICの点数のことがでていたけど、TOEICは受けたことはない。
ただ、TOEFLはPBTで630だった。アメリカに留学する前でね。
それでアメリカの大学院に学位留学したけど、それでも最初の半年ほどは英語で苦労した。
2年目ぐらいからは、頭の中でも日本語を一切介さず、英語を英語で考えて処理でき
るようになったけどね。
帰国したいまは、仕事で日常的に英語を使っている。ただし、会社員ではない。中学
や高校の英語教師でもない。
日常的に英語で議論したり、メモやメールのやりとりをしたり、英文レポートを書い
ているときに、いちいち日本語で文法事項を思い出して英文を組み立てていたら間に
合わない。
その時に役に立つのは、「文法事項と一緒に覚えた英語の例文」なんだよ。
留学当初しばらく英語で苦労した理由のひとつ(すべてではない)は、例文集で覚え
たはずの例文(中には『700選』も入っている)と、日本語で覚えた文法知識とが
有機的に結びついていなかったこと。ある状況にふさわしい英文を作る(しゃべるに
しても書くにしても)のに、似た状況の例文を思い出し、そこから文法事項に一度戻
って吟味してから、また英文を組み立てるというプロセスを頭の中でやっていた。だ
から、せっかく覚えた例文集だったのに、応用が利きにくかった。
「文法は例文とともに覚えてこそ役に立つ」また逆に「例文は文法事項とともに覚え
てこそ役に立つ」。そして「例文が日常的に役に立つ」ためには、ひとつの例文の中
に二つも三つも重要な文法事項が入ってない、単純な方がよい。
以上は、わたしの身にしみての経験であり、反省点です。
上の方で「文法知識は自転車練習の補助輪」という書き込みがあったけど、その通り
で、そのうち文法事項まで立ち返らなくても、自然に英文ができるようになったけど
ね。文法事項を日本語で思い出すことがなくなっても、やっぱり役に立っているのは、
文法事項の裏打ちのある短くて単純な例文だよ。