【洋書】ペーパーバック読んでる人のスレッドPart 4

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98名無しさん@英語勉強中
一般書籍板の「洋書を・・・」スレにリンクしてあったんで来てみました。
本は好きだけど、英語や語学そのものに興味がないので(というか苦手なんで)
こちらは難しいですね。みなさま厳密に読むというか・・・
自分はおもしろいところだけ適当に読んでるんで、いろいろ間違えてるんだろうな。


先週読んだのは

Fat Land: How Americans Became the Fattest People in the World by Greg Crister
ですね。
(続き)
99名無しさん@英語勉強中:03/08/11 17:32
(続き)
健康専門ではあっても、新聞・一般誌に寄稿するコラムニスト
(それもUSATODAyとか)の本で、
構文は軽く短く、ぽんぽんhanging clause?がでてくる勢いのあるもの。
文句なしに読みやすいですが、ふだんあまりつかわないような洒落た
面倒は、抽象表現(名詞・形容詞)がたまーに出て来るのと、
一定のところで、糖尿だの栄養だの内臓器官だの単語を一度確認しなくちゃ
ならないぐらいですかね。専門語はミニマムですが。

内容は、陰謀理論っぽくもありますが、アメリカの70年代の食糧増産・反インフレ
政策による安い大量の食糧が市場に流れ込み、ファストフード産業の子供を狙った広告
や一人前の量を多くしてリピーターをつくる戦略とあいまって、アメリカ人をデブ
にし、成人病を増やした、ってな話ですね。
病的肥満の蔓延の最大の犠牲者は貧困層であり肥満は階級問題。学校での体育のありよう
から食事のガイドラインまで中産階級上以上を基準にしている政府政策はバイアスあ
りすぎ。ついでに1980年代の自己肯定的な文化もダメダメ。
キモは、肥満になる最大の原因は、目の前に食糧を差し出されたからだ、
ということですかね。
雑学っぽい統計数字とエピソードが多くて、話題性があるんでそういう
のが好きな人はいいかな。ジャーナリストの文章は嫌というひと
はこういうのダメかもですが。
>肥満になる最大の原因は、目の前に食糧を差し出されたからだ、
犬型狩猟民族。
デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか
がその訳本。
タバコの次は食品業界か。。。