日本人に一番難しいのは、やはり冠詞だろう。
日本人も、ある物事に関して語る時、それが、形がある物か無い物か、形があるなら
一つなのか、いっぱいあるのか、特定できるものなのか否か、と言うことは無意識に、
知っている。でも、それを敢えていちいち伝える努力をしないのだ。
聞き手は、文脈に応じて的確にそれらの情報を補って、イメージを組み立てていく。
「友達」といったらそれが一人か大勢かは文脈から瞬時に判断する。
ところが、そういう特技を持っているために、日本人は、英語に接する時も、文章
にちりばめられているそういった情報を無視しがちで、ネイティブがどうやって、
そういう情報を組み立てるか、なかなか学ばない。自分の経験に即して言うと、
ぼけっとしていると、冠詞があったかどうかも気が付かないなんて事も多い。
それでも、意識して見ていると、段々冠詞の使い方が分かるようになるものだ。
でも正直言って、なかなか分からない冠詞の使い方もある。
冠詞のトレーニング方法。
英語の文章をワープロソフトに取り込む。
編集機能を使って冠詞や複数形を取り除いて、全て裸の名詞にする。
some,any, his, theirなどのdeterminersも出来たら取り除き、
現在形の動詞は原形か何かに統一しておく。
こういった物を毎日1、2ページづつ作っておく。
数日して、自分が編集した内容を忘れた頃、内容から判断して、ちゃんとした英文
になるように、添削していく。完璧に出来たと思ったら、手を付けていない原文と
比べて、どこを間違えたかよくみる。間違えた個所はなぜ、そうなるのか考えてみる。
考えても分からない時は、ノートにでも書き出しておこう。
これは、時間はかかるが、冠詞を意識するのにいいトレーニング方法だと思う。
注意−日本の英字新聞の無記名の記事は避ける。何となく不自然な英語が見受けられる
し、冠詞の使い方が変な事がある。日本人が書いているのだろう。
301 :
名無しさん@3周年:03/04/22 04:54
↑わけわからん。
>日本人に一番難しいのは、やはり冠詞だろう。
こういうのがやる気を削ぐ上級者?の典型。
まるで英語になっていなくて、何が言いたいのかわからん、
なにも喋れないのが最大の問題であって、
冠詞がどうのと気を配るのは優先順位が低いよ。
300の勉強法も一見もっともらしいが、間違い無く挫折率は高いし、
「冠詞を意識する」だけなら効率も悪いし、
結局「難しいな」と分かるだけで、何の成果も上がらないだろう。
>>303 そうですか。それは、悪い事をした。最近勉強法等の話題がなかったから何か
書いてみようと思っただけです。最近自分が興味を持っていた事だったのでついつい。
ノイズとして飛ばして下さい。
305 :
名無しさん@3周年:03/04/22 09:50
つーか、>>300のやり方を実例をもってご教授願いたいのだが。
日本人の英語を読んだばかりなら、
冠詞や数が気になっても仕方ないと思われ。
>>305 例えば
The Pentagon has no interest in keeping U.S. military forces in Iraq
longer than it takes to stabilize the country, Defense Secretary
Donald H. Rumsfeld said Monday.
という文章があったら、これを
Pentagon has no interest in keeping U.S. military force in Iraq
longer than it takes to stabilize country, Defense Secretary
Donald H. Rumsfeld said Monday.
のようにしてとっておく。これを、忘れた頃、原文を見ずに、自分で抜けている冠詞などを補ってみる。
同じ要領で、前置詞を()に置き換えておいて、後で、自分で入れてみるという事もできる。
自分で練習問題を作って解くようなものです。
>307
提案型のアドバイスおおいに感謝。
この文例では、Pentagonにはtheがついているが、
U.S. military in Iraqには付いていないことが、
このOB氏提唱のユニークな学習法によってリマインドさせてくれる。
(the countryは当然イラクを指すが、こちらは初歩的知識があれば理解できるだろう)
最近この英語板ではコテハンが減る流れが止まらないので、
OBさんのような方は貴重です。
今後もご指導よろしく。
309 :
名無しさん@3周年:03/04/22 16:27
>>300 これは結構目から鱗!
こんなやり方があるなんて気づかなかった。感謝感謝。
なんか批判的な人もいるけど、少なくとも俺はこういう提案大歓迎です。
310 :
名無しさん@3周年:03/04/22 16:59
日本語をある程度知っているちゃんとしたネイティヴの意見を聞くと、
文を読んでネイティヴの英語ではないな、と容易にわかるのが
冠詞の違和感だそうだ(自分が知っているネイティヴもそういうし、
本なんかを読んでもそういうことが書かれていたりする)。
冠詞の用法は、日本語の「てにをは」が自然かどうかに似て、
本当に難しいものだと思う。一生かかってもマスターはできない
だろうけど、「冠詞なんてどうでもいい」という奴は、所詮その程度の
英語しかできない、と気にせずに精進しようと思ふ。
>>298 レスどうも。中国語とか朝鮮語とか、視聴率の低そうなチャンネルですね。
>>300 面白い練習法だと思いますが、かなりの上級者向きですね。自分の場合、その練習の
時間を少し冠詞に気を配りながら英文を読む時間に当てたいです。
>>311 織田稔の「英語冠詞の世界―英語の『もの』の見方と示し方」は非常に良い本でした。
多分彼自身の研究成果なのでしょう。なるほどと思わせてくれます。特に、
四季、方角、左右などを表す単語になぜ定冠詞が付くのかの説明は圧巻です。
欲を言えば、その説明に現れる英文を少し変更したいのと、
あと、thisとthatに関する考察は違っていると思われる部分がある。
あと、石田秀雄の「わかりやすい英語冠詞講義」もよく整理されていて役に立つかと
おもいます。ただこちらは、too much boy in the bathtubなんて、実際に
有り得ない例文があるので要注意。この例は、可算名詞が不可算になる場合もある
という事の説明に使われている。論点は分かるのだが、例が悪すぎる。
>>312 >その練習の時間を少し冠詞に気を配りながら英文を読む時間に当てたいです。
それが、できるならそれが良いでしょう。自分の場合、小説とか読んでいても、
意識していないと、話の筋の方に100%注意が行ってしまい、あまり、冠詞の
勉強にはならないから、時々意識して考えてみるのだけど。
いろいろな「趣味」の人がいるんですねえ。
2ch英語板めーリングリストで「冠詞研究会」でも作られたらいかが?
3人さんほどシンパがいるようだし。
違う人の視点があなたの研究を深くするでしょう。
>>315 まあ、冠詞にこだわるつもりは無いんだけど、冠詞を間違えると、自然な英語には
ならないからね。
冠詞の次ぎに難しいのは、やはり、時制かね。その次に前置詞。でも前置詞は、
多読多聴で、自然と身につくものです。時制は、仮定法が絡んだりして来ると、
なかなかニュアンスをつかむのが難しい。
江川泰一郎の英文法解説の冠詞の章の章末問題がまさに
「文中に冠詞を補え、不用なら×で示せ」という問題だ
318 :
名無しさん@3周年:03/04/24 05:40
なんだかんだいっても結局は、お勉強とか練習になっちゃうんだ。
普段使わない香具師ならともかく、毎日英語で仕事していてもそうなのが、すごいね。
ここもレベル低いな。
個人的には、あまり、御勉強とか練習は、しないんだけど、冠詞に関しては
ちょっと、「研究」した方が良さそうだと思う。あと、時制とか、
特定の言い回しも、いろんな物を読んでいてあれっと思った文章は、
書き出しておく。そうするとあとで、こういうニュアンスの時にこういう
時制やこういう言い方ができる、という実例が集まるからね。