雑談しようよ!!!!!!!!part5

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468他スレの269氏へ
現代文:教育環境の良い家庭、教育環境の良い学校、
本好き(漫画でも効果はある)、理屈っぽい性向、
これらのうちの1つの要素があればできるようになる可能性が高い。
古典:古文は努力を要する。最も外国語に近い科目と言える。
暗記力とコツコツさが要求される。漢文は覚える内容が少ないため、
授業で全部覚えられる可能性も高いし、最悪、予備校に通えば、
語り口のうまい予備校講師の笑い話を聞きながら覚えられるレベル。
社会科全般:高校の場合、得意な分野が1つできればいいわけで、
日本史なら日本史、倫理なら倫理ができればいい。
どれか1つぐらい興味があるのが進学校生の普通の姿であるし、
仮に興味がなくても進学校に受かるなら中学で習った公民分野は
ある程度できる。それだったら政治・経済は得点の半分は未習でも取れるし、
社会科に興味がない上に政治・経済ができないなら、倫理を3日づけで覚えれば良い。
数学:女子や空間能力の弱い男子には努力ではどうにもならない科目なので、
ダメだと思ったら諦める。極端にできるかできないかが分れる科目につき、
できる人間は自然と勉強する。
理科全般:数学が出来れば物理はまずできる。化学は少々の数学力と暗記力、
生物・地学は文系レベルなら、予習復習なしで予備校の授業を聞けば覚えられるレベル。
英語:英語は例外を除いて日本に生まれながらにしてできるものではないので、
1からやらなければならない。努力を必須とする。逆に努力さえできれば、
点数が最も計算しやすい科目である。努力の苦手な人間である限り、
予備校のカリスマ講師や画期的な参考書を用いても意味がない。
講師や参考書の役割は「いかに努力ができる人間にさせられるか」と言える(笑)。
469他スレの269氏へ:02/06/08 09:17
相対的に英語ができない人間であっても、
高校のカリキュラムで科目間比較すると決してそうではない事象が浮き彫りになる。

○○検定、というのは何も英語だけではない。
主要5科目に関して言えば、英語検定、数学検定、
漢字検定、理科検定、歴史検定などがある。
非常に面白いのは種別の違う検定試験の各級の目安が学年一致していることだ。
わかりやすく言えば、ここに挙げた5つの検定は、すべて、
2級が高校卒業程度、準2級が高校1〜2年程度、3級が中学卒業程度。
高校生の英検2級は腐るほどいる。しかし、漢検2級はかなり優秀でないと
取得できないし、数検2級に至っては理系の一部しか取れないであろう。
なぜ、こんなことが起こるのか。それは学校、受験先、保護者、生徒本人の
いずれもが英語にウェイトを置くからである。
だから、英検は2級を悠々取れるのに、漢検や数検は3級にも落ちるといった、
バランスの悪い生徒が続出する。特に都内有名進学校の女子校はこの現象が顕著である。

中高一貫ならば、中学に入学してから数学はほとんどやらず、中3からは文理別に分け、
私立文系を選択しようものなら、数学・理科は以後一切目にもしなくなる。
週33時間の授業時間割には名目上は数学や生物や体育が入っているが、
数学や生物は実質0、体育と音楽が週に1時間程度あるぐらいであり、
あとは3科目の勉強にまわす。英語13時間、国語9時間、社会9時間、体育・音楽1時間ずつ、
こんなカリキュラムである程度優秀な子が4年間もやれば、
当然ながら早稲田・慶応・上智ぐらいは余裕で受かる。
しかし、こんなやり方で人間の素養育成になるのか、はなはだ疑問である。
私個人の意見では、英語もできて、他の分野にも長けている人は尊敬するが、
英語だけできるなんて人間は尊敬しないし、その人の環境や付和雷同気質を疑う。

仮に主要科目すべてが検定の準2級レベルなら、センター試験でいう全科目平均点ぐらい。
全科目平均点では国公立大学にはどこにも受からない。
私立大学入試は2科目ないし3科目が無駄となり、受験該当科目の力も半端なので、
偏差値的には大東亜帝国にしか受からないという計算になる。
英検2級で残りの分野は白痴でも関西学院や青山学院などの
ミッション系の名のある大学には受かる。もう1ランク上ならば慶応にも受かる。
しかし、すべての科目が満遍なく準2級だと大東亜帝国。
いかに、日本の入試に問題があるか自明の理である。
偏差値教育撤廃だの学力低下対策だの言う前にこれらのことをどうにかせよと言いたい。

ゆえに、真のバランス型人間は英語ができなく見えるおそれがある。
しかし、それは世の中のせいであり、個人レベルでは決してそうではない可能性がある。