>>969 ヤマモミジは樹の栄養バランスによって1本の中でも大きい種もあれば小さい種もあるから
大きさでは区別できないよ。実の多寡は関係なし。
オオモミジの生育分布にヤマモミジは少ないけれどこれも絶対じゃない。
他には
・ヤマモミジの葉の先端を結ぶと真円に近くなる。(イロハモミジの個体の中でもこういうのがある)
・イロハモミジの葉は五裂が多くてヤマモミジは7裂以上が比較的多い。
・ヤマモミジとオオモミジは1本の樹で大きな葉と小さな葉が混在することがある。
(春先剪定すると、そのあと展葉する先端部分の葉が大きくなる)
・ヤマモミジは秋に橙や黄色に色付く個体が多い。
自分の知っている範囲で区別する方法はこんなところです。
生育分布と併せて区別すると大体見当がつくと思います。
あと葉だけ見るとヒナウチワカエデとヤマモミジを区別するのに苦労するときがある。
おかげさまで、だいぶ種類の分別がついてきました。
オオモミジ紅葉と黄葉タイプは七裂で鋸歯が細かいのでほぼ確実です。
ヤマモミジらしいのは知人宅の植栽で良い葉のものを三種類入手できました。
黄葉で七裂のタイプ、黄葉で九裂するタイプと
七裂の葉で、実のハネが小さく枝も細かく分れるやつです。これはまだ紅葉していなくて?な種です。
最後のは素性が良さそうで盆栽にも良さそうだね。
>ヤマモミジの葉の先端を結ぶと真円に近くなる。
これって某店の人の話でしょ?
某店の人の話しだけどカエデ識別ハンドブックのイロハモミジのページにも
書いてあるよ。
家にイロハモミジとヤマモミジ両方植栽されているので2つを見比べた個人的な感想だけど、
種、樹高、紅葉に関して差が大きいような気がする。
イロハモミジは真ん中の裂片が他より長くて先端を結ぶと楕円に近く、
ヤマモミジは各裂片に大きな差異はなく先端を結ぶと円になりやすい。
イロハモミジの種はいつの間にか落ちて減って目立たないけど、
ヤマモミジの種はいつまで経ってもついてることが多く(いまも大量に付いてる)、
垂れ下がって付いているので見栄えがいまいち。
イロハモミジは高木を見るけどヤマモミジの高木は見かけないし自生高木も見たことない。
樹高に関してはヤブツバキ(高木もある)とユキツバキ(高木はほぼない)の違いに似ている。
ヤマモミジの紅葉は黄葉主体で時期もイロハモミジより早い。
他にもヤマモミジはイロハモミジより株立ちになりやすいってのがあるね。