>>479 幸いにもヒエの話が出たので言及するが、何も河川流域のみで農業が発展したわけではない。
ヒエは、農業の出現以前に登場した遊牧生活を送る者たちが見出した物だ。
多分1万数千年以上前、中央アジアで羊やヤギの遊牧を主とする民族が登場し、彼らが、
「家畜たちが草を食べつくした跡」に撒き、再び戻ってくる頃に収穫するという風な、
「半農半放任」で作っていた作物が起源なのだ。
遊牧民よりも農民は後に生まれたのだ。なぜならば農業は「交換」の為に出来たのだ。
よく、「農業によって余剰が生まれ生活が豊かになって文明が生まれた」とか、「土地が豊か
であるから農業が生まれた」とか言う人がいるが、これは全くの間違いだ。
農業は、「どうしても自給できない」物品がある地域に発展した。自分たちの地域では生産できないが、
どうしても欲しい物があるとき、それを、作ることの出来る作物と「交換する」、これが農業の始まりだ。
自給できる土地(豊かな土地)ならば、農業などしない。そこでは狩猟採取の生活をすれば良いのだ。
要するに農業が始まった地域は、そんなに豊かな土地ではない。
そして、農業を行なうものたちが望むものが「黄金」とか「権力」とかになってくると、より多く交換するために
土壌が疲弊し、その文明は滅ぶ。栄華を誇った文明は必ず滅んでいるじゃないか。
ヒエは、多分「冷え」が語源である。日本全国に、山ろくの水口に近い所には「冷え田」(稗田)の地名がある。
古事記を暗誦した稗田さんが昔居たそうだが、彼女の一族は相当古い。要するに昔から冷たくて寒い田畑でも、
丈夫に育つから「ひえ」なのだ。かつてのご先祖様たちは、土地に合う作物を選び、決して無理な栽培はしなかった。
だから日本は滅亡しなかったのだ。
一時の栄華がなんになるのか?日本も4大文明のように滅亡する道を進むのか?それがいやならどうすればいいのか?
おいらは、いまや雑草となってしまったヒエたちがその答えを知っていると思う。
>>481 慣行農法と「同じ面積で、同じ数」を作付けすると、それはもう土壌にとって負担なのですよ。
だから、その地域で行なわれている慣行農法の「半分くらい」の作付けを行なってください。
という訳で、「慣行農法」と「自然農」を、同じ条件で比較する事は、「不可能」です。
おいらの感覚で言うと、自然農は5〜8割くらいの収穫です。でも、それが目的なんです。
不足分は、他の作物を作り回すことで補えばよろしい。なんせ、耕耘や施肥をしないので、
「空きがあれば植える」ことが可能だから。これは、本人の機転やら経験やら工夫が大事ということ。
ここのスレの多くの住人がデータ重視なのだが、一体いつから農にデータがいる事になったのか。
大事なのは機転や経験や工夫なのではなかろうか。 ・・・まあ、データもいるかなあ。どうしよう。
>>486 > ここのスレの多くの住人がデータ重視なのだが、一体いつから農にデータがいる事になったのか。
> 大事なのは機転や経験や工夫なのではなかろうか。 ・・・まあ、データもいるかなあ。どうしよう。
データを示せない逃げとしてはイマイチですねw
家庭菜園レベルならそんなの要らないよ。
でもあんた、自然農は慣行農法以上の収量を得られると
呆け老人のように主張を繰り返してきたじゃん。
自分で収量の話をしておきながら
データも示してなかったの?www