***飼い猫など撃って虐待の疑い 静岡県猟友会長を逮捕***
静岡県警沼津署は10日、同県沼津市下香貫宮脇、会社役員で同県猟友会会長増田昇容疑者(76)を銃刀法違反(発射制限)、動物愛護法違反(保護動物の虐待)などの疑いで逮捕した。
調べでは、増田容疑者は今年4月27日、近所の男性(52)の飼い猫を狩猟などに使う空気銃で撃った疑い。また5月3日、自宅でカラスに向け、空気銃を発射するなどした疑い。増田容疑者は容疑を否認しているという。
猫は弾が当たった右足の骨が折れていたという。飼い主がけがに気づき、獣医師に見せたところ銃で撃たれていることが分かり、同署に相談した。同署が猫にあたった弾と増田容疑者の銃を鑑定したところ、線条痕が一致したという。
増田容疑者は昨年5月から県猟友会の会長をしていて、けがをした鳥獣の救護などをする県の鳥獣保護員もしている。
***野良猫殺し逮捕***
大阪府警大正署は19日、マタタビを使って生け捕りにした野良猫を殴り殺したとして、動物愛護法違反の疑いで住所不定、無職の紀乃信容疑者(46)を逮捕した。
同容疑者は「死んだ猫を1匹千円で買い取ってくれる男に売り渡した。8月上旬から40−50匹の猫を殺して売ったが、使い道は知らない」と供述。
手作りの生け捕り用の木製の箱を19日未明、浪速区と大正区の
路上に設置し、マタタビの粉に誘われて捕まった野良猫2匹を鉄製の棒で殴って殺した疑い。
***めんに殺虫剤、犬死亡に有罪***
大阪市平野区の公園で4月、殺虫剤つきのインスタントめんが置かれ食べた犬が死んだ事件で、器物損壊などの罪に問われた、無職八重垣吉一被告(76)に対し、
大阪地裁の古田浩裁判官は13日、懲役1年4ヶ月、執行猶予3年(求刑懲役1年6ヶ月)を言い渡した。
古田裁判官は「飼い主にマナー違反を注意したが聞き入れられず、生活環境を守ろうという気持ちからの犯行だが、身勝手、悪質だ」と述べた。
判決によると、八重垣被告は飼い主が犬のふんを片づけないことに憤慨し、
4月5日夕方、殺虫剤を付着させたラーメンを公園に置いて飼い主と散歩していた洋犬(10万円相当)を毒殺した。
***「動物愛護法」野良猫にも***
大阪地裁、2匹殺害に「有罪」
野良猫を2匹捕まえて殺したとして、動物愛護法の罪に問われた住所不定、無職の男性被告(47)に対し、
大阪地裁は5日、懲役6ヶ月執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。
裁判では野良猫が同法の対象かどうかが争点になった。松山昇平裁判官は「飼い猫と野良猫を区別する理由はない」と認め、
「男性の行為は動物の生命を軽視したもので非難されるべきだが、反省している」と量刑理由を述べた
***動物愛護法違反 猫を死なせた川崎市職員に有罪判決 東京地裁***
東京都大田区で9月、猫2匹の首を絞めたり粘着テープで巻いて放置したりして死なせたとして
、動物愛護法違反に問われた川崎市職員、上原宏之被告(38)に対し、東京地裁は11日、懲役6月、執行猶予3年(求刑・懲役6月)を言い渡した。
大熊一之裁判長は「残虐かつ陰湿で、職場の憂さを晴らすための虐待行為に酌量の余地はない」と述べた。
市は判決を受け、休職扱いにしていた上原被告を、同日付で懲戒免職処分にした。
上原被告側は起訴事実を認める一方で、禁固以上の刑が確定すると失職することから、職場復帰できるように罰金刑の適用を求めていた。
***猫殺した容疑で、22歳を書類送検−−宇都宮中央署***
宇都宮市内で5月、ひもで首をつられて死んでいる猫が相次いで見つかった事件で、
宇都宮中央署は5日までに、飼い猫を殺した器物損壊の疑いと、野良猫を殺害した動物愛護法違反の疑いで、宇都宮市の無職の男(22)を宇都宮地検に書類送検した。
男は3月にも同様の手口で野良猫2匹を殺害した疑いが持たれており、同署は近く動物愛護法違反の疑いで追送検する。
調べでは、男は5月15日午後6時50分ごろ、宇都宮市塙田5の八幡山公園で、
近くの女性の飼い猫をひもで首を絞めて殺し、公園内の動物管理棟のドアの取っ手につるしたほか、同日午後8時ごろ、同市清住1の釜川沿いの公園で、同様に野良猫を殺し、川沿いのさくにつるした疑い。
**毒物?猫5匹死ぬ 須磨の市住***
神戸市須磨区東落合の市営東落合住宅の敷地内で、猫5匹が死んでいたことが分かった。
胃の内容物などを吐いており、須磨署は毒物を与えられた可能性もあると見て、動物の保護管理法違反容疑で捜査している。
調べでは、いずれも野良猫とみられ、26日午後2時ごろ、団地の中庭や道路わきなどで死んでいるのを住民が見つけた。
いずれも外傷はなかったが、胃の内容物や血液を吐いていた。
県警科学捜査研究所が胃の内容物に毒物が含まれていたかどうかを調べている。
***餌に農薬?4匹死ぬ***
3日午前8時10分頃、高松市朝日町の空き地で「犬が数匹死んでいる」と近所の女性から通報があり、香川県警高松北署員が野良犬4匹の死体を現場で確認した。
同じ場所で2月にも、おう吐し死んでいる野良犬計8匹が見つかっており、2月の1匹の吐しゃ物と今回の4匹の吐しゃ物のうち1匹分から農薬の一種を検出した
。同署は12匹はいずれも何者かが農薬を混入した餌を食べて死んだ可能性が高いとみて、動物愛護法違反の疑いで調べている。
12匹はいずれも空き地内の草むらや水路に倒れ、泡を吹いて死んでいたという。